2015GWスロベニア・クロアチア　～その９ドゥブロヴニク

2015/05/07 - 2015/05/09

ＧＷに巡ったスロベニアとクロアチア。その９は、ドゥブロヴニク。その昔、ラグーザ共和国として栄えた街です。城壁に囲まれた旧市街は、ユーゴ内戦時に大きな被害を受けましたが、市民の献身によって見事に蘇りました。夏を思わせる暑い日差しの中、約２Kmの城壁の上を一周したのはとても印象深い経験になりました。

・スプリットからドゥブロヴニクに向かう
・一瞬、ボスニア・ヘルツェゴビナに入る
・海沿いのリゾートホテル、ドゥブロヴニク・パレスに宿泊
・旧市街の遠望
・ピレ門から旧市街へ
・フランシスコ会修道院、薬局と回廊
・プラツァ通り、ヴラホ教会など旧市街の散策
・スルジ山からの眺め
・青空市場のレストランで昼食
・城壁巡り
・ドミニコ会修道院
・総督邸
・旧市街で夕食
・空港へ、そしてヘルシンキへ

表紙写真は、ドゥブロヴニク旧市街と帆船、ロクルム島の遠望。

エリア ドブロブニク(クロアチア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 徒歩
• 航空会社: フィンランド航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: JTB

スプリットを出てアドリア海に沿って南東へ。

次々と沖合に島が現れます。これは大理石で有名なプラチュ島。

オミシュという街の近くには川が流れ込んでいます。このあたりはアウトドアスポーツが盛んらしい。

石灰岩の岩肌が続きます。

その先、湿地帯になりました。

車窓の風景が刻々と変化して、見飽きません。

遠くに、ボスニア・ヘルツェゴビナとの国境が見えてきました。

ほんの９Kmだけ、ボスニア・ヘルツェゴビナもアドリア海に面しているのです。

ネウムの街並み。国境を越えて…といってもスタンプも何も押されませんが。

ネウム 散歩・街歩き

サービスエリアにはレストランとお土産物屋さん。かつてはクロアチアより物価がやすかったそうですが、今はあまり変わらない感じ。

フレッシュなオレンジジュースは2.6ユーロ。もちろんクロアチアのクーナも使えます。

早速いっぱい。生きかえるよう！

さらにドゥブロヴニクに向けて。

湾の中では牡蠣の養殖が行われています。

その先、古い城壁が山肌につづいているところがありました。ミニ万里の長城という感じ。

トレスタノというところには、樹齢600年のプラタナス。

帆船が見えてきました。

新しく出来た橋のおかげで、ドゥブロヴニクにアクセスしやすくなったそう。

今日はまっすぐホテルに入ります。

灯台の立つ島の向こうに太陽が傾きます。

ホテルの夕食はビュッフェ。

新鮮な野菜と海の幸。

ホテル ドゥブロヴニク パレス ホテル

温かい主菜も。仔牛肉おいしい。

ワインは、今回の旅で知ってお気に入りになったPosip。

お食事を楽しんでいる間に、太陽が沈みかけています。

窓の外に夕日を見ながら、デザート。

さて、翌朝。海が荒れていますね。

ホテルのプール。その向こうにアドリア海。

今回は泳がなかったけど、気持ちよさそうなプールです。

ホテルを出て、まずは旧市街を一望にできる場所へ。

左がロクルム島、その右側の赤茶けたところがドゥブロヴニク旧市街です。

引き返して旧市街へ。

西側のピレ門から入ります。

ピレ門 史跡・遺跡

ピレ門にはいったところ。城壁の分厚さが分かります。

入ってすぐ左手に見えるのがフランシスコ会修道院。

目抜き通りはプラツァ通りです。

城壁とフランシスコ会修道院の間に立つ教会。夜はコンサートをやっているようです。

その脇の小道が、フランシスコ会修道院の薬局、そして回廊に続く道。

フランシスコ会修道院 寺院・教会

これが薬局の入り口。

普通に薬も売っていますが、石鹸やローションなども並んでいました。おみやげにピッタリ。

さらに進むと、14世紀の回廊。

静寂に包まれます。

回廊の中庭には南国風の植物。薔薇もとても背が高い。

その向こうにフランシスコ教会の鐘楼が見えます。

柱頭の彫刻が面白い。これは犬かな。

この修道院も内戦時には多くの砲弾を浴びたとのこと。回廊の途中にある美術館の中には、その跡が残っていました。

回廊の出口では壁画の修復中。聖フランシスコの生涯を表した絵ですね。

外に出て。ああ、影が短くなっています。すごく暑い。

横丁の路地は日陰で過ごしやすそう。そういうところにレストランやカフェが出ているのですね。

プラツァ通りをまっすぐ進むと、時計塔のある広場に突き当たります。

左手がスポンザ宮殿。

スポンザ宮殿 城・宮殿

反対側は聖ヴラホ教会です。

その前に立つのは、オルランドの柱。

聖ヴラホ教会 寺院・教会

右に折れて、ヴラホ教会の脇、向こうに見えるのが聖母被昇天大聖堂です。

左手には、オノフリオの小噴水。

オノフリオの小噴水 モニュメント・記念碑

さらに進んでから振り返ってみたところ。正面がスポンザ宮殿と時計塔です。

大聖堂に向かって左側には総督邸。かつてのラグーザ共和国の総督が住んでいたところ。

ここには後から戻ってきます。

総督邸 史跡・遺跡

その先を左に折れると、ポンテ門から旧港に出ます。

正面右側に見えるのは聖イヴァン要塞。今は海洋博物館として使われています。

一旦城壁の中に戻って。要塞のようながっしりした建物はドミニコ会修道院。ここにも後ほど戻ってきます。

プロチェ門から外へ。ここも昔は跳ね橋だったとのこと。

プロチェ門 史跡・遺跡

坂道をのぼると、城壁と旧港がよく見えました。

スルジ山に向かうロープウェイ。

ロープウェイ乗り場にいた猫。暑さでぐったり。

上ります。

さらに上ります。

ロープウェイを下りて、建物の上の階から外にでると、一段高い場所が。そこに立つ十字架の足元から、旧市街がよく見渡せました。

スルジ山 山・渓谷

帰りは階段で旧市街へ。

青空市場。

グンドゥリッチ スクエア 広場・公園

ラベンダーとか、手作りのお人形などが売られています。

底の面したカメニツェというレストランへ。

ここは牡蠣が名物なのです。

カメニツェ シーフード

もっと飲みたいけど、午後の観光に備えて小さなボトルのワインを。

牡蠣♪　１ダースをぺろっと食べちゃいました。

そしてスカンピ。

しっかり堪能しました。

食後は城壁巡りです。

ピレ門のすぐ脇から上ります。ドゥブロヴニクカードを買うと割安ですよ。

城壁の上は反時計回り、一方通行です。

西側から南に向かいます。このあたりは建物が崩れていますね。

ロヴリイェナツ要塞が見えます。海の色が幻想的！

旧市街の南側は青い海が広がります。ああ、日陰がない！

ドブロブニク城壁 史跡・遺跡

グルっと回って、聖イヴァン要塞のところまで来ました。

今は海洋博物館になっています。トイレ休憩を兼ねて入ります。

海洋博物館から見た旧港。

海洋博物館 博物館・美術館・ギャラリー

ドミニコ会の鐘楼。

城壁の北側部分に回ってきました。

路地の向こう、ヴラホ教会のブルーのドーム、その向こうには聖母被昇天教会のドーム、左側には時計塔が見えます。

北西の角にあるのはミンチェタ要塞。城壁の中で一番高い部分です。

ミンチェタ要塞 史跡・遺跡

ここからの眺めはさすがに素晴らしい。

城壁の石の間から見た旧市街。

眼下に見えるのはフランシスコ会修道院です。

この家も崩れたまま。

さて一周。オノフリオの大噴水のところに降りてきました。

オノフリオの大噴水 広場・公園

ピレ門の近くには、ユーゴ内戦時に砲撃を受けた場所を表す地図も。かなりの被害だったことがわかります。

それにより危機遺産リストにも載りましたが、ひとつひとつ崩れた石を積み、なくなったところは同じところの石を取り寄せて修復したのだとか。

旧市街をさらにさまよいます。

ここはユダヤ街。シナゴーグがありました。小さいけど見応え充分。中は写真NGです。

ユダヤ教博物館 博物館・美術館・ギャラリー

さっき、上から見えていたドミニコ会修道院。１５世紀の建物が残っています。

ドミニコ会修道院 寺院・教会

回廊。奥にシスターが座ってらっしゃいます。

その脇には美術館。小さいけどこちらも見応えたっぷり。

天井の天使。

修道院の教会はモダンな感じ。

外に出て、総督邸へ。１５世紀の建物にその後の修復が加わって、さまざまな様式が見られます。

総督邸 史跡・遺跡

こちらも内部の展示は撮影禁止。中庭はOKでした。

階段の手すりは壁からつきだした手が握っています。

総督邸の２階からみた大聖堂。

時間を読み違えて、中にあるティチアーノの祭壇画を見ることは出来ませんでした。

そろそろ夕食の時間です。

ピレ門そばのクラリサへ。

タコの前菜。メインはお魚をいただきました。

夕暮れの旧市街。

昼間とはまたちがった風情できれいですね。

ホテルに戻りましょう。

ピレ門 史跡・遺跡

翌朝、空港に向かうバスの中から。

ドゥブロヴニクの見納めです。

ドゥブロヴニク空港からヘルシンキ経由、関空経由、羽田です。