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愛宕山の北西麓に位置する京都市右京区の宕陰(とういん)地区は、樒原(しきみがはら)と越畑(こしはた)と云う、平安時代以来の歴史ある二つの集落で構成され、日本の原風景を今にとどめる里山には、茅葺屋根の民家が点在する集落や美しい棚田が広がり、四季折々に美しい自然景観を見せています。<br /><br />嵐山に程近い嵯峨鳥居本から府道50号線を愛宕山中に入り、保津峡やユズの里と呼ばれる水尾を越えて車で30分ほど山道を走ると宕陰地区に辿りつきます。<br /><br />先ず訪れた樒原は狭い山肌に民家が密集した集落で、北側には、遠くから見ると武士の鎧のように見えることから、「樒原の鎧田」と呼ばれている美しい棚田が広がっています。<br /><br />また、修験道の行場だった愛宕山に鎮座する愛宕神社の裏参道が樒原へ通じており、集落に面して一の鳥居が立っています。<br /><br />この愛宕神社は、全国に約900社ある愛宕神社の総本社で、江戸時代には、亀岡方面からの参詣客がこの裏参道を登って参詣していたようです。<br /><br />ちなみに、愛宕山の山陰にあると云う意味で、「宕陰」と呼ばれているんですね。

2015 宕陰散歩 1/2 樒原

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2015/05/25 - 2015/05/25

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nao

naoさん

愛宕山の北西麓に位置する京都市右京区の宕陰(とういん)地区は、樒原(しきみがはら)と越畑(こしはた)と云う、平安時代以来の歴史ある二つの集落で構成され、日本の原風景を今にとどめる里山には、茅葺屋根の民家が点在する集落や美しい棚田が広がり、四季折々に美しい自然景観を見せています。

嵐山に程近い嵯峨鳥居本から府道50号線を愛宕山中に入り、保津峡やユズの里と呼ばれる水尾を越えて車で30分ほど山道を走ると宕陰地区に辿りつきます。

先ず訪れた樒原は狭い山肌に民家が密集した集落で、北側には、遠くから見ると武士の鎧のように見えることから、「樒原の鎧田」と呼ばれている美しい棚田が広がっています。

また、修験道の行場だった愛宕山に鎮座する愛宕神社の裏参道が樒原へ通じており、集落に面して一の鳥居が立っています。

この愛宕神社は、全国に約900社ある愛宕神社の総本社で、江戸時代には、亀岡方面からの参詣客がこの裏参道を登って参詣していたようです。

ちなみに、愛宕山の山陰にあると云う意味で、「宕陰」と呼ばれているんですね。

同行者
一人旅
交通手段
自家用車 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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  • 樒原(しきみがはら)に到着しました。<br /><br />集落の中には車を置く場所がないので、京都市右京区役所の宕陰出張所の前の空き地に車を停めさせてもらって散歩を始めます。

    樒原(しきみがはら)に到着しました。

    集落の中には車を置く場所がないので、京都市右京区役所の宕陰出張所の前の空き地に車を停めさせてもらって散歩を始めます。

  • 先ずは宕陰出張所のすぐ近くにある、樒原の鎮守の神様である四所神社へ参拝です。

    先ずは宕陰出張所のすぐ近くにある、樒原の鎮守の神様である四所神社へ参拝です。

  • ちなみに、四所神社は一部の地図では「原神社」と記されています。

    ちなみに、四所神社は一部の地図では「原神社」と記されています。

  • 小さなお社の前に鎮座する阿形の狛犬と・・・

    小さなお社の前に鎮座する阿形の狛犬と・・・

  • 吽形の狛犬。

    吽形の狛犬。

  • 境内からは棚田が望めます。<br /><br />では、棚田へ向かいましょう。

    境内からは棚田が望めます。

    では、棚田へ向かいましょう。

  • 棚田の入口に立てられた石標です。<br /><br />「こしはた」、「かみよし」、「せぎすじ」の文字が見えますが、確かに、この道標に従って北へ向かうと、越畑、神吉、世木の地名があります。

    棚田の入口に立てられた石標です。

    「こしはた」、「かみよし」、「せぎすじ」の文字が見えますが、確かに、この道標に従って北へ向かうと、越畑、神吉、世木の地名があります。

  • ここの棚田は、約800枚の田圃で構成されているそうです。

    ここの棚田は、約800枚の田圃で構成されているそうです。

  • 棚田最大の魅力である、曲線の畦道が続いています。

    棚田最大の魅力である、曲線の畦道が続いています。

  • 悠然と空を舞う鳥。

    悠然と空を舞う鳥。

  • 棚田の向こうに、樒原の集落が見えています。

    棚田の向こうに、樒原の集落が見えています。

  • カキツバタもそろそろ見頃です。

    カキツバタもそろそろ見頃です。

  • ここの棚田は比較的大きな田圃が多いので、法面にこんな大きな木が植えられています。

    ここの棚田は比較的大きな田圃が多いので、法面にこんな大きな木が植えられています。

  • 最下段の棚田の様子です。

    最下段の棚田の様子です。

  • 棚田の一角に、農作業の道具を納めた作業小屋が建っています。

    棚田の一角に、農作業の道具を納めた作業小屋が建っています。

  • 棚田の中にポツンと佇む鄙びた作業小屋が・・・

    棚田の中にポツンと佇む鄙びた作業小屋が・・・

  • 牧歌的な雰囲気を盛り上げています。

    牧歌的な雰囲気を盛り上げています。

  • 四所神社境内のモミジを透かせて見た棚田。

    四所神社境内のモミジを透かせて見た棚田。

  • 境内には、注連縄が巻かれたイチョウもあります。<br /><br />では、樒原の集落へ向かいます。

    境内には、注連縄が巻かれたイチョウもあります。

    では、樒原の集落へ向かいます。

  • 棚田の少し南側にある、樒原の集落へやって来ました。

    棚田の少し南側にある、樒原の集落へやって来ました。

  • 修験道の行場だった愛宕山に鎮座する愛宕神社の裏参道が樒原へ通じているので、府道50号線に面して一の鳥居が立っています。

    修験道の行場だった愛宕山に鎮座する愛宕神社の裏参道が樒原へ通じているので、府道50号線に面して一の鳥居が立っています。

  • 府道50号線から見た樒原の集落の光景です。<br /><br />集落の屋根越しに棚田が望めます。

    府道50号線から見た樒原の集落の光景です。

    集落の屋根越しに棚田が望めます。

  • 樒原の集落は、かつて茅葺屋根だった民家で残っているのは数少ないんですが、ほとんどが鉄板で覆われています。

    樒原の集落は、かつて茅葺屋根だった民家で残っているのは数少ないんですが、ほとんどが鉄板で覆われています。

  • 強いて云えば妻入りの民家ですね。

    強いて云えば妻入りの民家ですね。

  • 小高い場所から屋波みを見下ろしました。

    小高い場所から屋波みを見下ろしました。

  • 妻面に鶴の鏝絵をあしらった土蔵です。

    妻面に鶴の鏝絵をあしらった土蔵です。

  • 狭い山肌を埋め尽くすように民家が張り付いています。

    狭い山肌を埋め尽くすように民家が張り付いています。

  • こちらの土蔵には窓が開けられています。

    こちらの土蔵には窓が開けられています。

  • 壁下地があらわになった荒壁が風情を感じさせてくれます。

    壁下地があらわになった荒壁が風情を感じさせてくれます。

  • 杉板貼りの民家には、モダンなジャロジー窓が付けられています。

    杉板貼りの民家には、モダンなジャロジー窓が付けられています。

  • 敷地の奥まった所のかつて茅葺屋根だった民家の屋根で・・・

    敷地の奥まった所のかつて茅葺屋根だった民家の屋根で・・・

  • 厄除けの鍾馗さまが睨みを利かせています。

    厄除けの鍾馗さまが睨みを利かせています。

  • 低い野面積みの石垣を積んだ民家。<br /><br />屋根の換気口は家紋をアレンジされているんでしょうか・・・。

    低い野面積みの石垣を積んだ民家。

    屋根の換気口は家紋をアレンジされているんでしょうか・・・。

  • こちらは野面積みの石垣を高〜く積んだ民家。

    こちらは野面積みの石垣を高〜く積んだ民家。

  • この煙突は現役で働いているようです・・・。

    この煙突は現役で働いているようです・・・。

  • さりげなく道端に立っている石標には、「あたご」の文字が見てとれます。

    さりげなく道端に立っている石標には、「あたご」の文字が見てとれます。

  • 格子が特徴的な民家です。

    格子が特徴的な民家です。

  • このアングルで見ると、急傾斜の山肌に張り付いているのがよく判ります。<br /><br />樒原の集落の皆さんは、この急坂を毎日昇り降りしておられるのかと思うと、頭が下がります。<br /><br />私なんか、すぐ根をあげてしまいそうです。

    このアングルで見ると、急傾斜の山肌に張り付いているのがよく判ります。

    樒原の集落の皆さんは、この急坂を毎日昇り降りしておられるのかと思うと、頭が下がります。

    私なんか、すぐ根をあげてしまいそうです。

  • 鮮やかなブルーの屋根が、ひと際自己主張しています。<br /><br />では、そろそろ越畑へ向かいます。

    鮮やかなブルーの屋根が、ひと際自己主張しています。

    では、そろそろ越畑へ向かいます。

  • 越畑へ向かう途中の棚田です。

    越畑へ向かう途中の棚田です。

  • 一部には田植えが済んでいない田圃もあります。

    一部には田植えが済んでいない田圃もあります。

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