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滋賀県甲賀市土山町は、「坂は照る照る 鈴鹿は曇る あいの土山 雨が降る」の馬子唄で知られる東海道屈指の難所、鈴鹿峠を境に三重県と接する町で、江戸時代には、江戸日本橋から数えて49番目の土山宿があった所です。<br /><br />「あいの土山」と呼ばれる理由は、「①鈴鹿峠を挟んだ坂下宿と相対していたこと」や、「②本宿になる前は間宿(あいのしゅく)だったこと」など、諸説あるようですが、明確には分かっていないようです。<br /><br />ちなみに、歌川広重が描いた「東海道五十三次 土山」は、副題が「春之雨」となっていて、雨の中を進む大名行列が描かれています。<br /><br />天保14年(1843年)当時の土山宿は、東西22町55間(約2.5km)もの距離があり、本陣は土山家本陣と大黒屋本陣の2軒で脇本陣は無く、問屋場や大小合わせて44軒の旅籠屋があったと云われています。<br /><br />土山宿の倍程度の規模があった水口宿より旅籠屋の数では勝っていたようですが、これは、鈴鹿越えを控えた旅人が多かったことに起因しているようです。<br /><br />「へ」の字に折れ曲がった街道に沿って続く町並みには、切妻屋根の平入りで、漆喰塗り込めの虫籠窓、格子、出格子などを備えた、江戸時代の面影が残る町家が軒を連ねています。<br /><br />町並みを歩いていると、町家に掲げられた屋号の看板や、旅籠屋跡などに立てられた石碑があちこちで目についたんですが、これらは「土山の町並みを愛する会」が立てたものだそうで、この町並みを誇りに思う地元の皆さんが、これからも大切にしていこうとする意識が表れていて、非常に好ましく思いました。<br /><br />そんな石碑の中に、「二階屋脇本陣跡」の石碑が立っている町家があったんですが、これをみると、時代が下るに従って参勤交代などの大名の往来が多くなり、必要に迫られて脇本陣が作られたであろうことが窺われます。

2015 近江の国の宿場町 東海道 土山宿

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2015/05/08 - 2015/05/08

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nao

naoさん

滋賀県甲賀市土山町は、「坂は照る照る 鈴鹿は曇る あいの土山 雨が降る」の馬子唄で知られる東海道屈指の難所、鈴鹿峠を境に三重県と接する町で、江戸時代には、江戸日本橋から数えて49番目の土山宿があった所です。

「あいの土山」と呼ばれる理由は、「①鈴鹿峠を挟んだ坂下宿と相対していたこと」や、「②本宿になる前は間宿(あいのしゅく)だったこと」など、諸説あるようですが、明確には分かっていないようです。

ちなみに、歌川広重が描いた「東海道五十三次 土山」は、副題が「春之雨」となっていて、雨の中を進む大名行列が描かれています。

天保14年(1843年)当時の土山宿は、東西22町55間(約2.5km)もの距離があり、本陣は土山家本陣と大黒屋本陣の2軒で脇本陣は無く、問屋場や大小合わせて44軒の旅籠屋があったと云われています。

土山宿の倍程度の規模があった水口宿より旅籠屋の数では勝っていたようですが、これは、鈴鹿越えを控えた旅人が多かったことに起因しているようです。

「へ」の字に折れ曲がった街道に沿って続く町並みには、切妻屋根の平入りで、漆喰塗り込めの虫籠窓、格子、出格子などを備えた、江戸時代の面影が残る町家が軒を連ねています。

町並みを歩いていると、町家に掲げられた屋号の看板や、旅籠屋跡などに立てられた石碑があちこちで目についたんですが、これらは「土山の町並みを愛する会」が立てたものだそうで、この町並みを誇りに思う地元の皆さんが、これからも大切にしていこうとする意識が表れていて、非常に好ましく思いました。

そんな石碑の中に、「二階屋脇本陣跡」の石碑が立っている町家があったんですが、これをみると、時代が下るに従って参勤交代などの大名の往来が多くなり、必要に迫られて脇本陣が作られたであろうことが窺われます。

同行者
一人旅
交通手段
自家用車 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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  • 東海道土山宿の西端へやって来ました。<br /><br />旧東海道は、国道1号の南土山交差点から、東方に向かって斜めに分岐しています。<br /><br />また、この少し西側には、お伊勢参りや多賀神社参りとして使われた御代参街道との追分があります。

    東海道土山宿の西端へやって来ました。

    旧東海道は、国道1号の南土山交差点から、東方に向かって斜めに分岐しています。

    また、この少し西側には、お伊勢参りや多賀神社参りとして使われた御代参街道との追分があります。

  • 旧甲賀郡土山町の汚水桝の蓋。<br /><br />町のシンボル、「茶」、「スギ」、「キジ」がモチーフになっています。

    旧甲賀郡土山町の汚水桝の蓋。

    町のシンボル、「茶」、「スギ」、「キジ」がモチーフになっています。

  • 土山宿の町家には、「土山の町並みを愛する会」の方々の手で屋号を書いた看板が掲げられています。

    土山宿の町家には、「土山の町並みを愛する会」の方々の手で屋号を書いた看板が掲げられています。

  • 東へ延びる町並みを歩いて行くに従って・・・

    東へ延びる町並みを歩いて行くに従って・・・

  • いよいよ風情のある町家が現れはじめました。

    いよいよ風情のある町家が現れはじめました。

  • 町家に植えられたモミジの向こうに、吉川に架かる大黒橋が見えてきました。

    町家に植えられたモミジの向こうに、吉川に架かる大黒橋が見えてきました。

  • 大黒橋は元々土橋だったものが、江戸時代末期に現在の形に架け替えられたそうです。<br /><br />現在、欄干には東海道の風景画がはめ込まれています。

    大黒橋は元々土橋だったものが、江戸時代末期に現在の形に架け替えられたそうです。

    現在、欄干には東海道の風景画がはめ込まれています。

  • 幕府直轄領だった土山宿には陣屋が置かれていましたが、その陣屋跡が大黒橋東詰に残っています。<br /><br />天和3年(1683年)に建てられた陣屋は、寛政12年(1800年)の大火で焼失するまで使われていたそうです。

    幕府直轄領だった土山宿には陣屋が置かれていましたが、その陣屋跡が大黒橋東詰に残っています。

    天和3年(1683年)に建てられた陣屋は、寛政12年(1800年)の大火で焼失するまで使われていたそうです。

  • 町並みを歩いていると、屋号の看板だけでなく、旅籠屋跡に立てられた石碑があちこちで目に付きます。<br /><br />これらは「土山の町並みを愛する会」が立てたものだそうで、この町並みを誇りに思う地元の皆さんが、これからも大切にしていこうとする気持ちの表れだと云えます。

    町並みを歩いていると、屋号の看板だけでなく、旅籠屋跡に立てられた石碑があちこちで目に付きます。

    これらは「土山の町並みを愛する会」が立てたものだそうで、この町並みを誇りに思う地元の皆さんが、これからも大切にしていこうとする気持ちの表れだと云えます。

  • 大黒橋の辺りの町並みを振り返ったところです。

    大黒橋の辺りの町並みを振り返ったところです。

  • こちらは大黒屋本陣跡です。<br /><br />建物の遺構は残っておらず石碑のみが立てられています。<br /><br />なお、大黒屋は江戸時代中期に2軒目の本陣に指定されたもので、控本陣と呼ばれていたようです。

    こちらは大黒屋本陣跡です。

    建物の遺構は残っておらず石碑のみが立てられています。

    なお、大黒屋は江戸時代中期に2軒目の本陣に指定されたもので、控本陣と呼ばれていたようです。

    旧土山宿の大黒屋本陣跡 名所・史跡

  • 大黒屋本陣と隣接するように、問屋場や高札場が置かれていたようで、跡地を示す石碑が立てられています。

    大黒屋本陣と隣接するように、問屋場や高札場が置かれていたようで、跡地を示す石碑が立てられています。

  • こちらはお茶屋さん。

    こちらはお茶屋さん。

  • お茶屋さんの店先には・・・

    お茶屋さんの店先には・・・

  • 「東海道土山宿」と書かれた看板が置いてあります。

    「東海道土山宿」と書かれた看板が置いてあります。

  • こちらの板塀の軒瓦には・・・

    こちらの板塀の軒瓦には・・・

  • 一枚一枚異なった種類の彫刻が施されています。<br /><br />代表的なものとしては、縁起物の鶴亀があります。

    一枚一枚異なった種類の彫刻が施されています。

    代表的なものとしては、縁起物の鶴亀があります。

  • その板塀を巡らせた大きな町家は飛脚屋を営んでおられました。

    その板塀を巡らせた大きな町家は飛脚屋を営んでおられました。

  • 全国に名を馳せた近江日野商人の飛脚取次所として、東国への金や荷物の運搬を一手に請負っていたそうです。

    全国に名を馳せた近江日野商人の飛脚取次所として、東国への金や荷物の運搬を一手に請負っていたそうです。

  • こちらは旅籠屋さん。

    こちらは旅籠屋さん。

  • 白漆喰塗籠めの虫籠窓や格子を備えた・・・

    白漆喰塗籠めの虫籠窓や格子を備えた・・・

  • 趣のある町家が集まる所へやって来ました。

    趣のある町家が集まる所へやって来ました。

  • こちらも旅籠屋さんで、それを示す石碑が立っています。

    こちらも旅籠屋さんで、それを示す石碑が立っています。

  • こちらが土山家本陣跡です。

    こちらが土山家本陣跡です。

    土山宿本陣跡 名所・史跡

  • この本陣は、寛永11年(1634年)に三代将軍家光が上洛の際に設けられたもので、江戸時代を通して代々土山家が本陣職を務められました。

    この本陣は、寛永11年(1634年)に三代将軍家光が上洛の際に設けられたもので、江戸時代を通して代々土山家が本陣職を務められました。

  • いかにも本陣と云いた、風格のある佇まいを誇っています。

    いかにも本陣と云いた、風格のある佇まいを誇っています。

  • 本陣と路地を挟んだ隣には・・・

    本陣と路地を挟んだ隣には・・・

  • 土山宿の問屋場跡があります。

    土山宿の問屋場跡があります。

  • 「油屋佐平治」の屋号を持つ松山家が代々問屋職を務めましたが・・・

    「油屋佐平治」の屋号を持つ松山家が代々問屋職を務めましたが・・・

  • 本陣に負けず劣らず、こちらの建物も風格のある佇まいは見事です。

    本陣に負けず劣らず、こちらの建物も風格のある佇まいは見事です。

  • 問屋場跡の裏手には、江戸時代の伝馬制度を検証する、東海道伝馬館があります。<br /><br />ちなみに、伝馬制度は慶長6年(1601年)以降、徳川家康によって本格的に整備されたもので、江戸幕府の公用の書状や荷物を、宿場ごとに人馬を交替して運ぶ制度をいいます。

    問屋場跡の裏手には、江戸時代の伝馬制度を検証する、東海道伝馬館があります。

    ちなみに、伝馬制度は慶長6年(1601年)以降、徳川家康によって本格的に整備されたもので、江戸幕府の公用の書状や荷物を、宿場ごとに人馬を交替して運ぶ制度をいいます。

  • この施設は、今後の土山の発展に寄与させるべく・・・

    この施設は、今後の土山の発展に寄与させるべく・・・

  • 江戸後期に建てられた町家を改装して、平成13年にオープンされました。

    江戸後期に建てられた町家を改装して、平成13年にオープンされました。

  • 2階の展示室には、東海道五十三次を描いた切り絵作品や・・・

    2階の展示室には、東海道五十三次を描いた切り絵作品や・・・

  • 歌川広重の風景画が展示されています。

    歌川広重の風景画が展示されています。

  • 別棟の土蔵では、100体の京人形で再現した・・・

    別棟の土蔵では、100体の京人形で再現した・・・

  • 大名行列が展示されています。

    大名行列が展示されています。

  • 現実の大名行列も、こんなに大勢の家来を引き連れていたんでしょうね・・・。

    現実の大名行列も、こんなに大勢の家来を引き連れていたんでしょうね・・・。

  • 東海道伝馬館への入口にある町屋です。<br /><br />この屋根の大きな曲線も「むくり」と呼ぶべきなんでしょうか・・・。

    東海道伝馬館への入口にある町屋です。

    この屋根の大きな曲線も「むくり」と呼ぶべきなんでしょうか・・・。

  • 大きな「むくり」のある町家の、正面側の外観です。

    大きな「むくり」のある町家の、正面側の外観です。

  • こちらは「二階屋脇本陣跡」の石碑が立っている町家です。<br /><br />参勤交代などの大名の往来が多くなったんで、必要に迫られて脇本陣にしたんでしょうね。

    こちらは「二階屋脇本陣跡」の石碑が立っている町家です。

    参勤交代などの大名の往来が多くなったんで、必要に迫られて脇本陣にしたんでしょうね。

  • こちらは古い町家を使ったカフェです。

    こちらは古い町家を使ったカフェです。

  • こちらは、明治33年(1900年)に森鴎外が祖父の墓参に土山を訪れた際に宿泊した旅籠屋さんです。

    こちらは、明治33年(1900年)に森鴎外が祖父の墓参に土山を訪れた際に宿泊した旅籠屋さんです。

  • この辺りには旅籠屋さんが集中していたようです。

    この辺りには旅籠屋さんが集中していたようです。

  • こちらは土山茶を作っているお店です。<br /><br />土山茶は、南北朝時代の文和5年(1356年)に常明寺の僧が京都の大徳寺から茶の実を持ち帰って栽培したのが起源と伝えられています。

    こちらは土山茶を作っているお店です。

    土山茶は、南北朝時代の文和5年(1356年)に常明寺の僧が京都の大徳寺から茶の実を持ち帰って栽培したのが起源と伝えられています。

  • お茶の栽培に適した土壌と気候風土の土山町は、今も近江茶の一大産地になっています。

    お茶の栽培に適した土壌と気候風土の土山町は、今も近江茶の一大産地になっています。

  • 西の方の町並みを見た光景です。

    西の方の町並みを見た光景です。

  • 今度は、東の方の町並みです。

    今度は、東の方の町並みです。

  • この町並みでも、時代を反映してアルミサッシに変えておられる町家がたくさんあります。<br /><br />生活するうえでの利便性を考えると仕方がないことです。

    この町並みでも、時代を反映してアルミサッシに変えておられる町家がたくさんあります。

    生活するうえでの利便性を考えると仕方がないことです。

  • 町並みに面する建物が撤去されたため、直接土蔵が見えるようになったんでしょうね・・・。

    町並みに面する建物が撤去されたため、直接土蔵が見えるようになったんでしょうね・・・。

  • 大きな町家なので、旅籠屋さんかと思ってしまいますが、石碑が立っていないので違うようです。

    大きな町家なので、旅籠屋さんかと思ってしまいますが、石碑が立っていないので違うようです。

  • その町家の横には、白川神社の参道があります。

    その町家の横には、白川神社の参道があります。

  • 白川神社の参道です。

    白川神社の参道です。

  • 町並みに面して鳥居が立っていますが、社殿そのものは少し奥まった所にあります。

    町並みに面して鳥居が立っていますが、社殿そのものは少し奥まった所にあります。

  • この辺りの町並みは、緩やかに湾曲しています。

    この辺りの町並みは、緩やかに湾曲しています。

  • 板塀の中の見越しの松が存在感を主張しています。

    板塀の中の見越しの松が存在感を主張しています。

  • こちらの、欄干に東海道の風景画がはめ込まれた橋は、来見橋です。   背後の樹木の、何と雄大なこと・・・。

    こちらの、欄干に東海道の風景画がはめ込まれた橋は、来見橋です。   背後の樹木の、何と雄大なこと・・・。

  • 来見橋を渡った先の町並みです。

    来見橋を渡った先の町並みです。

  • 細長い敷地の奥まで建物が続いているこの町家です。

    細長い敷地の奥まで建物が続いているこの町家です。

  • これが街道筋に面している正面の姿です。

    これが街道筋に面している正面の姿です。

  • 妻面を大胆に見せる、大屋根の架かった町家です。

    妻面を大胆に見せる、大屋根の架かった町家です。

  • 屋号が書かれた看板が掲げられているので、恐らく商家だったんでしょうが、中々味のある町家です。

    屋号が書かれた看板が掲げられているので、恐らく商家だったんでしょうが、中々味のある町家です。

  • 2階の格子の内側に板戸が入れられていますが、開閉できるんでしょうか・・・。

    2階の格子の内側に板戸が入れられていますが、開閉できるんでしょうか・・・。

  • こちらの町家の2階の壁はグレーに塗られています。

    こちらの町家の2階の壁はグレーに塗られています。

  • 玄関の格子戸の意匠に工夫が凝らされています。

    玄関の格子戸の意匠に工夫が凝らされています。

  • この町家は、片側の格子戸は、戸袋の中に仕舞い込めるようになっています。

    この町家は、片側の格子戸は、戸袋の中に仕舞い込めるようになっています。

  • 振り返って見た、西側の町並みの光景です。

    振り返って見た、西側の町並みの光景です。

  • 木部にベンガラが塗られた町家です。

    木部にベンガラが塗られた町家です。

  • こちらの町家は、角地の利点を活かして、沢山の窓を採っておられます。

    こちらの町家は、角地の利点を活かして、沢山の窓を採っておられます。

  • こちらは扇屋伝承文化館です。<br /><br />江戸時代、扇や櫛を商っていた「扇屋」の建物を改修し、土山文化の伝承や旧東海道筋の憩いの場として再生されました。<br /><br />また、日曜日には十割蕎麦を出すお蕎麦屋さんが営業しています。

    こちらは扇屋伝承文化館です。

    江戸時代、扇や櫛を商っていた「扇屋」の建物を改修し、土山文化の伝承や旧東海道筋の憩いの場として再生されました。

    また、日曜日には十割蕎麦を出すお蕎麦屋さんが営業しています。

  • この町並みには珍しい、入母屋屋根の小じんまりとした町家です。

    この町並みには珍しい、入母屋屋根の小じんまりとした町家です。

  • お六櫛商の看板が掲げられた町家です。<br /><br />「お六櫛」は木曽地方で作られた木櫛で、かつてこの辺りに十数軒のお店が軒を連ね、土産物とし旅人に販売していたそうです。

    お六櫛商の看板が掲げられた町家です。

    「お六櫛」は木曽地方で作られた木櫛で、かつてこの辺りに十数軒のお店が軒を連ね、土産物とし旅人に販売していたそうです。

  • 生里野地蔵の前に立てられた道標です。<br /><br />「従是(ここより)江戸へ百十里」と書かれているので、現在のメートル法に換算すれば、江戸まで約440kmと云うことになります。

    生里野地蔵の前に立てられた道標です。

    「従是(ここより)江戸へ百十里」と書かれているので、現在のメートル法に換算すれば、江戸まで約440kmと云うことになります。

  • 「たば古屋」と書かれた看板が掲げてあるんですが・・・

    「たば古屋」と書かれた看板が掲げてあるんですが・・・

  • やっぱり煙草屋さんですよね・・・。

    やっぱり煙草屋さんですよね・・・。

  • 田植えの終わった田圃が水鏡になって、町家の姿を映しています。

    田植えの終わった田圃が水鏡になって、町家の姿を映しています。

  • こちらは旅籠屋さんです。

    こちらは旅籠屋さんです。

  • 土山宿の東の入口に置かれた石標。

    土山宿の東の入口に置かれた石標。

  • 土山宿の東の入口から少し北側にある田村神社です。<br /><br />歌川広重の東海道五十三次 土山宿 『春の雨』の絵は、ここを描いたものです。<br /><br />では、この辺りで引き返します。

    土山宿の東の入口から少し北側にある田村神社です。

    歌川広重の東海道五十三次 土山宿 『春の雨』の絵は、ここを描いたものです。

    では、この辺りで引き返します。

    田村神社 寺・神社・教会

  • 旅籠屋の看板の上では・・・

    旅籠屋の看板の上では・・・

  • 鯉が滝を上っています。

    鯉が滝を上っています。

  • 先ほどの煙草屋さん。

    先ほどの煙草屋さん。

  • ベンガラ塗の名残がわずかに残る町家。<br /><br />小さいながらも、中々風情があります。

    ベンガラ塗の名残がわずかに残る町家。

    小さいながらも、中々風情があります。

  • 白漆喰塗り籠めの虫籠窓があるのは扇屋伝承文化館です。

    白漆喰塗り籠めの虫籠窓があるのは扇屋伝承文化館です。

  • 旅籠屋跡の石碑が立っていないので、旅籠屋さんではなさそうですが、とても大きな町家です。

    旅籠屋跡の石碑が立っていないので、旅籠屋さんではなさそうですが、とても大きな町家です。

  • 今気付いたんですが、町並みにはこんな街灯が付けられていたんですね。

    今気付いたんですが、町並みにはこんな街灯が付けられていたんですね。

  • 街灯とともに、こんな案内板も・・・。

    街灯とともに、こんな案内板も・・・。

  • そろそろ西日に照らされる時間になったようです。

    そろそろ西日に照らされる時間になったようです。

  • 白漆喰塗り籠めの虫籠窓や格子が見事な町家です。

    白漆喰塗り籠めの虫籠窓や格子が見事な町家です。

  • 屋号の看板には油屋の文字があるので、何を商っていたのか判りやすいですね。

    屋号の看板には油屋の文字があるので、何を商っていたのか判りやすいですね。

  • この町家の2階の窓には、木製建具が入っています。

    この町家の2階の窓には、木製建具が入っています。

  • 冠木門と板塀を巡らせた町家。

    冠木門と板塀を巡らせた町家。

  • 来見橋まで戻って来ました。<br /><br />町並みが西日に照らされて輝いています。

    来見橋まで戻って来ました。

    町並みが西日に照らされて輝いています。

  • こちらの町家の2階の窓は、漆喰塗り籠めの格子窓になっています。

    こちらの町家の2階の窓は、漆喰塗り籠めの格子窓になっています。

  • さて、いい時間になったので、そろそろ家路につきます。<br /><br />土山宿の町並みは距離があり、風情ある建物も沢山残っているので、とても見応えのある町でした。<br /><br />これで、再訪したい町がまた一つ増えました。

    さて、いい時間になったので、そろそろ家路につきます。

    土山宿の町並みは距離があり、風情ある建物も沢山残っているので、とても見応えのある町でした。

    これで、再訪したい町がまた一つ増えました。

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