初夏の大台ケ原

2015/05/27 - 2015/05/28

近畿の屋根と言われる大台ケ原山にシャクナゲとシロヤシオを期待して出かけた。大台ヶ原山の標高は1695.1m、近畿では３座ある「日本百名山」の一座で日本の秘境100選にも選ばれている。山全体が特別天然記念物に指定されているそうである。
　快晴の５月末週、国道１６９号線を辿り大台ケ原ドライブウェーから山上駐車についた。初日は、山上の「大台荘　心・湯治館」に宿を取り、翌朝、日の出ヶ岳から正木ヶ原、牛石ケ原、大蛇、シオカラ谷吊橋を巡って大台駐車場へと戻る東大台の周回コースを５時間かけてゆっくりと巡った。
　期待したシャクナゲやシロヤシオは残念ながら当たり年ではなかった。

エリア 大台ヶ原・上北山(奈良)

• 旅行の満足度: 4.5
• ホテル: 3.5

• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車

大台ケ原を象徴する正木ヶ原の立ち枯れトウヒ。伊勢湾台風の被害に始まるが、様々な要因で年々立ち枯れがが広がっている。

これも有名な東大台の大蛇?。大台ケ原は大きな頂上大地のような山群だが、その周囲は絶壁が取り囲む険しい山である。その絶壁を「?」と呼ぶが、この大蛇?は大蛇の背に乗っているような様子から「大蛇?」と言われる。先端は数百メートルの絶壁となっている。

大蛇?から見える隣の?。セイロ?

大台ケ原の最高峰「日の出ヶ岳」への登山道。気持ちの良い散策道である。

日の出ヶ岳の頂上。展望デッキが築かれている。

日の出ヶ岳より大峰山。山上が岳、大普賢岳、弥山、など大峰の峰々が一望できる。反対側、東には晴れていれば伊勢湾が、さらい条件が合えば富士山が望める。

シロヤシオのトンネル。残念ながら今年は不作

シロヤシオ。ゴヨウツツジと言われる。

葉が先端に５個の輪生状につくことから「ゴヨウツツジ」

正木ヶ原のトウヒの立ち枯れ

正木ヶ原は、植生保護のために長大な階段状の木道が整備されている。まるで空中回廊。

つづく空中回廊

正木ヶ原。トウヒの立ち枯れ。

トウヒの立ち枯れ

正木ヶ原から正木峠。様々な要因で年々立ち枯れの面積が広がっているとのこと。

牛石ケ原のシロヤシオの森

大蛇の付け根

大蛇?。前方に霞むのが大峰の峰々。

シャクナゲの群落。残念ながら今年は花が少ないようだ。