夏木立の涼しさを感じる小石川植物園（東京）

2015/05/28 - 2015/05/28

最近、夏日が続いており、樹木の下を歩くと暑さがしのげます。

今日は夏木立の涼しさを求めて都心にある小石川植物園を訪れます。

エリア 大塚・巣鴨・駒込(東京)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

東京メトロの遊び心

銀座線1000系に乗ると、隣の車両との間のガラス扉に素晴らしいデザインがあります。

銀座のガス燈、旧新橋駅名板、外苑前の銀杏、渋谷のハチ公など、銀座沿線の名所が紹介されています。

右端には2013年に鉄道友の会から受賞したブルーリボン賞、その下に東京メトロのマークがあります。

茗荷谷駅（みょうがだにえき）

赤坂見附で銀座線から丸ノ内線に乗り換え、茗荷谷駅で降ります。

春日通り

駅前の春日通りは、池袋と上野方面に通じています。

小石川植物園へ行くには

小石川台地にある茗荷谷から、台地の下にある植物園まで1.1kmの距離です。

では、歩いて行きます。

ややっ、屋上にサッカーボール

小日向安田ビルの屋上にサッカーボール！
誰が蹴ってのっけたの？

昭和の初めにサッカーシューズを専門に作っていた安田靴店と関係があるようです。

播磨坂（はりまざか）

桜並木の播磨坂を下ります。

昼休みの時間だったので、木陰で休んでいる人が多かったです。

仲良しの鳩夫婦

どうみても、後ろから指図しているのが奥さん鳩ですね（笑）

せせらぎの道もあります

播磨坂の下

千川通りに出ました。

ここから植物園まで200mです。

共同印刷

この近くに共同印刷の工場があります。

小石川は昔から印刷、製本の会社が多いところです。

小石川植物園

東京大学付属の植物園で、入園料は400円です。

正門を飾る白い花

フシノハアワブキです。

フシノハアワブキ

あまりにも見事な花盛りなので、通りがかりの人が足を止めて眺めています。

植物園の案内図

園内には長い歴史を物語る数多くの由緒ある植物や遺構があります。

面積 161,588?（48,880坪）の広大な敷地にあり、半日いても楽しめるところです。

正門からの道

では、園内を歩き、植物や遺構を紹介します。

サラサウツギ

南国の雰囲気 ソテツ

ヒルガオ

船のような形の本館

昭和14年に完成した鉄筋コンクリート造２階建ての建物です。

内部は植物分類学などの研究室があります。

チャボトウジュロ

地中海沿岸が原産です。

巨大なヒマラヤスギ

ヒマラヤスギの葉

素晴らしい眺めです。

ソメイヨシノ林

若いお母さんと小さな子供が遊んでいます。

お弁当を食べるなら、この桜の木立の下が最適です。

気象観測の設備

フユサンゴ

ガクアジサイ

アジサイの季節ですね。

ガクアジサイ

柴田記念館

東京大学植物学の柴田教授の研究業績に授与された賞金をもとに、大正8年に建設されました。
植物園に残っているもっとも古い建物です。

館内では柴田博士や植物園の歴史が紹介されています。

今日は木曜なので休館です。

ソメイヨシノの実

サクランボのように大きくなりません。

モチツツジ

いろいろな種類があるツツジ園は、花が終わりかけています。

サツキ

カルミア

北アメリカ東部のもので、小さな花です。

ハンノウツツジ

埼玉県飯能市の天覧山付近に見られる固有種です。

クスノキ

トトロが住んでそうですね。

イロハモミジ

新緑が美しいです。

精子発見のイチョウ

明治29年にこの雌の木から採取した若い種子において精子を発見しました。

それまで種子植物はすべて花粉管が伸長し造卵器に達して受精すると思われていたので、世界の学界に大きな反響を起こしました。

カエデ並木

秋の紅葉の時期にも訪れたいです。

セッコウガキの花

黄色のつぼ形の花に口紅をつけているようで、可愛らしい花です。

モミジバスズカケノキ

別名がスズカケノキやプラタナスです。

公園や街路樹でよく見かけますね。

モミジバスズカケノキの葉

大きな葉で、不揃いの大鋸歯があります。

シナノキの大木

ヤナギの実

アテツマンサクの実

岡山県の阿哲地方に分布し、牧野富太郎博士が大正2年に岡山県新見市で発見しています。

ナツボダイジュの花

ヒメシャラ

樹皮に独特の模様があります。

ヒメシャラの花

ユリノキ

背の高い木です。

ユリノキの葉

大きな葉で、相撲の行司が持つ軍配に似ています。

夏木立の下を歩いていると、涼しさが十分感じられました。

広大な敷地にある小石川植物園なので、次の旅行記でも紹介します。