2015/05/26 - 2015/05/26
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minaMicazeさん
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大隅俊平邸でサツキ祭が行われるとのことで出かけてきました。
サツキ祭は、5月26日(火)から6月5日(金)まで開催されます。今月は暖かい(暑い)日が続いているので、早い方が良かろうと思い、初日に行きました。
大隅俊平(おおすみ としひら)氏は、平成9年に人間国宝に認定された刀匠です。昭和7年、太田市に生まれ、長野県坂城町の宮入昭平氏(刀匠・人間国宝)に師事して作刀を学びました。昭和33年に太田市に戻って独立し、以後太田市で昨刀一筋の道を歩みました。平成21年に77歳で亡くなった後、太田市に寄贈された自宅を「大隅俊平美術館」として作品を常設展示しています。(大隅俊平美術館パンフレットより)
尚、7月12日まで、第6回企画展「師から弟子へ」として、大隅刀匠の作品に加え、師匠である宮入刀匠および3人の弟子の作品が展示されています。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車
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群馬県太田市由良町の県道275号です。
「宝町」交差点から200mほど南に「左折、大隅俊平美術館」の案内板があります。 -
案内に従って東へ曲がると、田んぼの向こうに人家が見えます。
この道は、途中に未舗装部分があります。 -
未舗装部分を過ぎて、さらに東へ進むと集落に入ります。
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集落に入ってすぐ右に、美術館の駐車場があります。
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美術館は、駐車場の北側にあります。
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大隅俊平美術館の入り口です。
開館時間は、9時半〜17時(入館は16時半まで)
休刊日は、毎週月曜日(月曜日が休日の場合は翌日)
入場料は、300円(中学生以下は無料) -
門から中を見ると、正面には刀匠の仕事場(だった建物)が見えます。
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門を入ってみると、サツキは少ししか咲いていません。
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上の写真の右側に、舗装した歩道があります。
こちらのサツキは、だいぶ咲いています。 -
舗装歩道を建物の方に歩くと、咲き始めたサツキがあります。
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舗装の歩道は、作業場の前を経て美術館に続いています。
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飛び石の歩道は、直接、美術館(旧・刀匠の実家)に続いています。
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大隅俊平美術館(旧・大隅刀匠の実家)です。
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玄関を入って右は、学習室です。
写真の中央奥、棚に置かれたテレビでは、大隅刀匠の作刀工程のビデオ(約28分)を流しています。これを見てから展示を見ると、より分かり易いと思います。
写真手前、テーブルの上は、大隅刀匠直筆の「鐡の華」の文字をプリントした手ぬぐいです。 -
美術館内の学習室から見た庭です。
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同じく、学習室から見た庭です。上の写真の右側を見ています。
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玄関の奥に、展示室1があります。
写真は、展示室1に掲げられている「大隅刀匠直筆の詩」です。
いくさやぶれし二十年
十四の時に心にきめて
思ひを秘めた九年の間
稲の取り入れ麦刈りと
百姓仕事に精を出す
思ひし事は刀鍛冶
夢みし事は刀鍛冶
二十九年夏盛り
雷名とどろく上州を
あとに信州坂城町
宮入昭平弟子となる
朝に夕べに星をみて
炭焼炭切り向槌
修行の日々を過したり
三十五年に獨り立ち
信州あとにふるさとの
太田に帰り居を構え
天下泰平五穀豊穣
名刀なれと念じて
精魂込めて槌ふるう
宗近正宗夢にみて -
展示室1の床の間に展示されている「玉鋼」です。
展示室1には、大隅刀匠の経歴や関連書籍が展示されています。 -
同じく、展示室1の床の間に展示されている「姫路城の城門の金具」です。
1967年(昭和42年)の昭和の大改修の際に、刀剣制作の材料として全国の刀鍛冶に下賜されたものの一部です。(展示品の説明文) -
展示室2に展示されている「刀鍛冶の道具」です。
展示室2には、作刀の道具、製作工程が展示されています。 -
展示室2に展示されている「日本刀の制作工程ごとの品」です。
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展示室2に展示されている「ふいご」です。
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展示室3は、この先です。作品(刀剣)が展示されています。
7月12日まで、大隅刀匠の師匠と、大隅刀匠の3人の弟子の作品も展示されています。
展示室3は撮影禁止なので、内部の写真はありません。 -
玄関の左には「講座室」があります。
ここから、庭を眺められます。 -
上の写真の左側です。
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講座室から見た庭です。
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講座室から見た庭、上の写真の碑だr側です。
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同じく、庭の手前側です。
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同じく、もっと手前側です。
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さつき祭の期間中は、講座室で、お茶とお菓子をいただけます。
11時、13時、15時、の1日3回です。 -
ただし、各回先着5名です。
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この日のお菓子は、このような干菓子です。
お茶と同様に、とても上品な味を楽しみました。 -
庭のサツキは咲き始めです。
中央奥に「笠松」が見えます。 -
サツキは未だ少ししか咲いていません。来るのが少し早かったようです。
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手入れが行き届いていて、気持ちの良い庭です。
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樹によって咲き方が違うのは、種類の違いなのか、環境の差なのか、あるいは両方なのか、なかなか、一斉にという訳にはいかないんですね。
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樹々の間の除草が行き届いているのは、スタッフの方々がサツキ祭に向けて努力したからなのでしょうね。
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このあたりも満開になると綺麗なのでしょう。
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せめてこのくらい咲いていれば、と期待していたのですが、一部だけでした。
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これで7分咲きでしょうか。
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こちらは1〜2分咲きですね。
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1本の樹にいろいろな花が咲くのも綺麗ですね。
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このくらい咲けば満開と言えますね。
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もう少しだったのですが、
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サツキの間は土だけというよりは、背の低い植物や石があるほうが良さそうな気がします。
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とは言っても、大隅刀匠がお住まいになっていた当時の状態をなるべく崩さずに残そうとしたのが今の状態なのですね。
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この状態を保つ事が、ここを美術館にした意義ですね。
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パンフレットによれば、笠松には「刀匠が愛した」との説明があります。
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これは、刀匠が愛したお酒?
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サツキに寄ってきたチョウです。花には蝶が似合いますね。
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来年は、ここのサツキも開花情報(太田市のHP)に載せていただけると助かりますね。
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きれいな状態を維持するのはとても大変だと思いますが、
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来年は、もっと咲き揃った時に来たいと思うので、スタッフの皆さんよろしくお願いします。
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美術館(旧・自宅)の東隣に「作業場」があります。
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正面から見た「作業場」です。
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「作業場」の前にある「説明板」です。
作業場の中は、大隅刀匠が使っていた時のまま保存されているようです。
機械ハンマーを使っていた事は、意外でした。
通常は施錠されていて、中には入れません。
ガラス窓から覗けますが、中より外が明るくて外の光が反射するので良くは見えません。 -
作業場の前、庭側の軒下に「鉧(けら)」が置いてあります。
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その横には「錨」があります。
古い錨は、古い鉄材として刀剣の材料になる(なった)のかもしれません。 -
美術館の東側の軒下にも、
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講座室の庭側の軒下にも、
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二つの錨が置いてあります。
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