2015/05/07 - 2015/05/08
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はなまりんさん
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翌7日、金門を後にして再び立榮航空で、台南に飛びました。
台南空港に近づくと、眼下にたくさんの魚の養殖場が見えました。一見田んぼですが、それぞれの噴水口から水が噴き出しています。その白い輝きの続く台南平野。とても珍しい光景でした。
市内を走る車は10台のうち6~7台がトヨタ。次にベンツ、BMWなどのドイツ車、あと、ホンダ、スズキ、三菱、たまにフォードなど。圧倒的に日本車が多数でした。
半日を使って、古都と言われる台南市内の観光名所を回りました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- タクシー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
午前、金門尚義空港から台南へ。
再び立榮航空のプロペラ機です。
11:05金門発 12:00台南着 -
定刻に台南に到着。
台南空港の敷地内で、こんなものを見かけました。
滑走路から少し離れた場所にいくつもあります。
軍の施設かな?なんだろう。格納庫?シェルター? -
午後からの半日で台南市内駆け足観光。タクシーをチャーターして回りました。ドライバーさんは大の日本贔屓で、カラオケで日本語を勉強中だそう。日本の歌謡曲をたくさんかけてくれました。
曲は「昔の名前で出ています」「アンコ椿は恋の花」「長崎は今日も雨だった」などなど♪♪
車内は英語と博多バージョン英語と時々日本語で会話が盛り上がりました。効率よく回って頂いてとても助かりました。
台湾のタクシーは安くていいのですが、運転がカーチェイス気味のことが多く、ヒヤヒヤします。なので、こんな穏やかなドライバーさんで本当にホッとしました。 -
何はさておき、まずはランチ♪
弥次郎兵衛の機嫌が悪くならないうちに、食べ物のお店へ直行です。
人気店「度小月」で坦仔麺。お客さんが並んでいましたが、予約していた我々はすんなり中へ。度小月擔仔麵 (台南老店) 地元の料理
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小ぶりな器です。噂どおりのおいしさ。
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海に近い方から見学。安平古堡。
オランダの築いた砦、ゼーランジャ城の遺跡と博物館があります。安平古堡 史跡・遺跡
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こんな砦だったのですね。
オランダは、東アジア貿易の拠点にするため、台湾への進出を目論みましたが、鄭成功に敗れ、台湾から撤退しました。
(博物館展示) -
当時の船。帆船です。
(博物館展示) -
ゼーランジャ城のなごり。壁だけが残っています。
戸外はとても暑く、喜多はバテバテ。博物館内の冷房がありがたかった!! -
鄭成功の像。海を向いて立っています。
オランダを追い払い、北方民族の清王朝にも対抗した鄭成功は、台湾でも大陸でも英雄なのです。 -
市の中心部に戻ってきました。
赤崁楼の二階部分。赤崁楼 (赤嵌楼/紅毛城) 史跡・遺跡
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二階の天井。
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鄭成功の絵姿。
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赤崁楼の近くに、日本統治時代の台南州庁舎があります。
現在は国立台湾文学館。
言語と文学の関係についての特集をやっていました。部族がそれぞれの言葉を持っ
ていて互いの意思疎通も困難だった時代から、日本語という共通語を得た時代、そ
して中国語の時代へと激変の歴史を持つ台湾は、日本語オンリーで生きてこられた
我々には想像もつかない深刻な内面を抱えているのでしょう。国立台湾文学館 博物館・美術館・ギャラリー
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文学館は、台南州庁舎時代の面影を残しながら、美麗で格調高い施設になっていました。
日本時代の建物は、味があっていいですね。
日本統治時代、日本語が共通語とされたことによって、思想・技術・文物といった近代文明そのものが、台湾に一気にもたらされました。台湾は大きく生まれ変わりました。反面、人々のアイデンティティーの混乱も招いたかもしれません。文学はそれを大きく反映しているに違いありません。
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文学館の内部。本の展示。
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文学館の隣にこんな建物発見!
あ〜っ、嘉南農田水利会だ!
明日行く烏山頭ダムの管理事務所です。1920年頃からあるはずです。
ホントにそんなに古いのかな? -
「台湾省嘉南農田水利会」と、堂々と。
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中に入ってみると、一階の壁にはこんな掲示がありました。八田與一の功績を讃えるもののようです。
正面には日の丸も飾ってありました。タクシーのドライバーさんは、八田與一は僕のヒーローです、と言ってくれました。八田與一のおかげで華南の者は水を飲むことが出来、食べ物を得ることができるのですから、と。
日本人としてとても嬉しくて、胸が熱くなりました。 -
さて、買い物も少し。
ドライバーさんに、創業150年というお茶のお店に連れて行ってもらいました。百年老茶という額が壁に掛かっていました。
お店の方はとても笑顔の素敵な女性でした。写真掲載OKを頂いていたら写真を載せられたのに、残念です。 -
台湾烏龍茶を2種類購入。白い方が茶葉のぎゅっと巻いたもの、緑の方が少し葉の開いたやわらかいお茶です。どちらも、それなりのお値段。
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市内にはこんな木があちこちにありました。名前は忘れましたが南国ムードいっぱいです。
濃いオレンジの花がとても綺麗。鳳凰木と言ったっけ? -
日も暮れて、台湾で3回目の晩ごはん。有名店「阿霞飯店」。
予約必須です。満席でした。阿霞飯店 地元の料理
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8人とか10人とか、大勢で来ているお客さんがほとんどです。一族や仲間同士でしょうか。
賑やかなテーブルもありました。大陸からの観光客かな?
紙パックのウーロン茶やジュースをテーブルに置いているグループもあります。持ち込み? -
アシャファンディエンと読むそうです。
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お目当ての、台南名物カニおこわ。そりゃー美味しかったです!
台湾の料理には、台湾ビールがまたよく合うこと! -
台南でのホテルはシャングリラ・ファー・イースタン。台鉄台南駅の東側、すぐそばです。
2泊しました。
隣接のデパートの壁に、綾瀬はるかの大きな広告が見えます。化粧品の広告かな?シャングリラ ファー イースタン プラザ 台南 ホテル
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夜はこんな感じ。
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中央は吹き抜け。下に見えるのはロビー。
豪華ホテルですが、意外と安く泊まれます。台南は物価も安いのでしょう。 -
33階からの眺め。東南の方角。
とうとう、北回帰線を越えて南国に来てしまったんだなぁ…
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この旅行記へのコメント (2)
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- ねんきん老人さん 2016/11/09 09:57:26
- やっぱりはなまりんさんだ!
- はなまりんさん、おはようございます。
台南旅行記、感嘆しながら拝読しました。
いつもはなまりんさんの旅行記は、意欲的にご自分で探索される様子が綴られていて、羨望と感嘆でいっぱいになるのですが、今回も期待どおりの展開でした。
ナントカ旅行社のツアーバスで土産物店巡りをする旅と違って、はなまりんさんはご自分で下調べをして、ちょっと面倒そうな場所へも積極的に出向いてしまうフットワークをお持ちですから、読んでいる私にしてみれば、まず羨ましさが先に立ちます。
今回の旅行記に出てくる漢字が難しかったのは、それだけはなまりんさんがきちんと勉強されながらの旅だったことを物語っており、私のように薄っぺらな見物だけしている者から見ると、劣等感さえ感じてしまいます。
台南には行ったことがありませんので、もし行く機会があったら、はなまりんさんを真似てちょっと冒険してみようかなという気になりました。
刺激的な旅行記をありがとうございました。
ねんきん老人
- はなまりんさん からの返信 2016/11/10 22:35:43
- ありがとうございます!
- ねんきん老人さん
旅行記を読んで下さった上、温かいエールまで送って下さって、ありがとうございます。
実は、私の旅行記は少々理屈っぽいと受け取られる向きがあり、4トラのサイトにはなじまないのではないかと、少し気にしておりました。なので、ねんきん老人さんに褒めて頂いて、本当に嬉しいです。分かって下さる方がいるんだな〜と…
ちょっぴり自信が回復できたかも!
私の旅は、仰るように、計画段階にエネルギーの半分以上を注ぎます。好奇心のままにあれこれ漁る中から、立体図のように旅の姿が立ち上がってくると、それだけでワクワクしてしまうのです。
そうして訪れる国々で、旅は、こちらの眼差しに応えた風景を見せてくれるような気がします。想像の通りであったとしてもなかったとしても。
うわ、また旅に出たくなってきました。そして、旅行記を書かなくっちゃ!
この次は、ねんきん老人さんのようなオシャレなタイトルを考えますね!
(^_-)-☆
これからもどうぞよろしくお願いします。
はなまりん
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