2005/08/08 - 2007/04/04
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trat baldさん
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例によって滞在期間はいい加減です、数年間の記録を織り交ぜてUPしています。
第二部では海辺の村の漁船を特集しました、いま気が付きましたが相当大量の写真が紛失していました、船の構造を写したものが有りません!少ない資料での説明になりますが写真と記事の相違は許してください。
今から出発ですが多分早朝に沖合いに設置した延縄の引き上げでしょう。
この大きさの船ではパナイ湾内での漁に限られるでしょう。
この暮らし方は10年程前です、決して観光客に見せるデモンストレーションではなくて生きる術です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- フィリピン航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
これは満潮時(たぶん大潮)の写真で漁船の近くまで波が押し寄せています、使わない時は更に上に上げてヤシの木の下まで運びます、人力で、、、、
-
これが格納時の写真です、便宜上は満潮時が船の出し入れに適しますが早朝が出航ですからご覧の干潮時は10人がかりです。
-
干潮時です、概ね沖合い100m位までは背が立ちます、それを超えると砂地は無くなり小石が済み重なったサンゴの海です。
二段の遠浅になっていますから今しばらく待機です。 -
潮が満ちてきたので出発です、この漁師は二回戦を行うために船を陸に上げませんでした。
たぶん延縄漁法をしていると思います。 -
漁法は多彩です、網を引く者や一本釣り又は延縄だったりしますが何れも小規模です。
時折に数tonレベルの船が登場しますがドックの無いこの村では10年もすればエンジンか船体の消耗でお陀仏です、ジャパゆきさんになった娘の送金で挑戦しますが、、、、 -
年間を通じて大なり小なり北風(海風)を受けるこの浜は帰りに楽が出来ます、ヤシの木がしなっているのが分かりますか?
しかも島の南西に位置している上にパナイ湾を北に望むので台風や船の漂流を心配しません。 -
潮が満ちてきたので出航準備です、表題写真に使った4人乗りのふねです。
赤道直下のオキシデンタルの海は昼間の漁を辛くさせますが妻と娘のためにエーンヤコラ! -
人間と船の大きさを比較して見て下さい、どこに魚を保管するの?レベルの漁です。
どうあっても豊かになる話は無理です、しかも漁具やガソリンの消耗が有りますから、、、、 -
一人乗りのヨットも有ります、行きはオールも使って沖に出ます。
まさに一本釣りで一匹釣れたら帰ってきます、上手に帆を使って航行をします。 -
蟹籠です、乱獲とは思えないけど今は夢です。
せめてスールー海まで出ないといけませんがそのためには海流に負けないエンジンと言うか船の大きさが無いと帰ってこられません。 -
彼も漁師です、船を持てない者は陸から勝負です。
トビウオとは違いますが潮が満ちて来るとエサを求めて20cm位の魚が波間を飛びます。
抜群の視力と瞬発力、運動センスと勘がモノを云います、ジャンプする魚を空中で掬います。 -
お魚君ゲットです、風が強く吹いて白波が立つ事が条件になりますが2時間で20〜30匹を掬う技は神の領域です。
消耗経費ゼロですから全部利益です。 -
大きさを比較するものが無いから分かりにくいけど高さ1mx長さ30mほどの網を二人で沖から岸に引いて魚を獲るのは風の吹かない日です、潮が上がるに附いて魚は岸によります。
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風の吹く日と云うのはつまるところ台風シーズンです。
運良く地理的に直撃は有りません、フィリピン海で発生するのでスールー海それも島に囲まれた村は安全です。
しかし写真のとおりです。 -
大体風速15m/sでしょうかね?前述の通り陸から海には吹きません吹いたとしてもヤシに囲まれているので問題無しです。
巻き上がった砂で全身が痛いです、カメラを守らないとブチ壊れます。 -
8割近くが壁の無い家ですからここで暮らすには気合と根性が必要です。
海岸沿いにヤシが植林されるのはこんな理由からです。
日本の皆さん贅沢や我侭を言ってはいけません(^o^) -
波の立ちようで海の状況は解ると思いますがオッサンがたは遊んでいるのではありません。
海底の砂が引き波と押し風で巻き上がり魚が浮いてくるんです、食べずに餓死しても溺れて死んでも大差ありません、女房と子供のためです。 -
実は船に乗っていたんです、幅60cmx全長6mの手漕ぎカヌーに、、、、
逆にエンジン付だと海水で壊れるから今日はヤメです。
水深1mで上の写真と高さのギャップを考えて下さい、しかも3人で乗ってます荒れた海は貧弱な漁具で魚が獲れるチャンスです。 -
ここからは漁船の説明になります、写真と記事の相違はありますが絵だけを見てくだされば結構です。
人間一人の幅で6m程の全長を持つカヌーは同等の長さを持つ竹を前後に配してフロートを付けて転覆を防ぎます。
全て木製でこの村には鉄の船は有りません、これはエンジン無しの手漕ぎです。 -
長期休む時は裏返し、と言うよりもエンジンが壊れて出漁出来ない。
手前に舵とスクリューが見えます、拡大するとわかりますが20cmx20cmの舵は船尾に穴を開けて挿して有ります、スクリューシャフトのパイプにゴムパッキンは有りません、木切れを詰めてグリスで防水です。 -
写真の左側が船尾です、拡大でどうぞ!日本のヤンマーや小松の汎用小型エンジンは空冷4サイクルの50cc程度です、プーリー側に電気溶接でシャフトを付けます。
取り外しや整備は出来ません、寿命は概ね3〜5年です、以前にイスズの2000ccディーゼル搭載の大型?漁船がデビューしましたが2年でアウトでした、2ton近く有ってスールー海でイカ釣りが出来たけど、、、、 -
正面からの写真で船の幅が解ります、これに4人程が乗り組みます。
当然に横に渡した竹が身を置く場所になります、8時間の間を船に乗っているだけで相当な重労働になりますがエンジンが無いので帆を操り時にはオールで漕がないと漁は出来ません。 -
日本で云うと養生シートがマストから船の前に張ったロープに巻き付けてあるのが見えますか?
それでもこの家は後ろにもう二隻カヌーを持っているので裕福な方です。
家族が多ければ働き手も多い訳です。 -
スールー海に面するシパライ近くまで行くと内湾ではありませんから遠洋に出る船はそれなりになります。
自動車用のエンジンを舷側の這わしたパイプ内の水の循環で冷やします、無線機も必要です。
所詮木造船ですが整備を重ねて10年位は持たすようです、船内に泊まり2〜3日を漁します。 -
エンジン付で網を使って漁をするのは外洋に面している漁村ならではです、夜間照明?も有って狙いはデカイ!
ココまで来ると海は南に面してますからカワヤンとは逆になります。
水深も有ってかなりの大きさの船が海岸近くの沖に係留されているのを見かけますが漁港と云うものは有りません、砂浜が基地です。 -
自家製集魚灯です写真はたぶん'07年だと思います、サンミゲルの底を切って蝋を詰めて灯を点します。
中身のビールが無くなっても仕事は有ります、次のビールを買うために魚?イカ?を集めます。 -
基本的に作り方は同じです、木で作った枠の四隅に発泡スチロールの浮をつけて海に浮かべます。
シパライの電化が何時か知りませんが僕の滞在したカワヤンに電気が来たのは'00'〜03頃でした。 -
イカ釣り用のエギングも手製ですが真っ暗な海でこの明かりを頼りにする漁は大変です、そして母港に帰るためには特別な視力と勘が必要です。
-
スールー海で漁をするにはエンジンが必需品です、風が海に向いて吹きますから。
その見返りで付加価値の高い漁が望めます、 -
中央のマストは帆を張るためではありません、外海の波に負けないように竹で作ったフロートを補強するためです。
たった50Kmですが内湾と外洋の違いです。 -
舳先に蓋がされているのが分かりますか?甲板と呼んでいいですか(^o^)外海の波は荒い、浸水=沈没!
夜、しかも外海に何の設備も無しに50ccのエンジンと2Lのガソリンだけで行くのです。
まっ遭難すればカリマンタン島に漂着するでしょう、2日後に、、、、運が良けりゃあパラワン島です、こちらなら国内だし。 -
写真に関係の無い思い出を一つ!
ミンダナオを諦めてネグロスを訪れただした'00年頃です、まだ電灯はありませんでした。
夜に砂浜に出て空を見上げると星が顔に当たるような錯覚をしました、手で星が掴めそうな感じです。
沖で点滅する灯はまるで幻想でした。 -
こいつはデカイ!気合と根性で昼間の漁をします、北緯9度の海で日中の数時間を過ごす事は灼熱の地獄です。
当然船長が見張り台に座り魚を探すでしょう、向かって左の支柱には滑車が付いています。
転覆予防のフロートもWで補強です。 -
積まれた網もハンパなく長い、やっと採算に乗るレベルの漁業でしょう、、、、
残念ながら船の大きさから云って陸に揚げるのが難しい、大潮の満潮に座礁させて潮が引くのを待つのが関の山、。
バラして本体だけにしないと本格的な整備は出来ない、乾かせない船の寿命は短いです。 -
60枚の写真で構成する事を基本にした僕の旅行記は帳尻あわせで支離滅裂になります。
船特集を終えて陸側の紹介です、新品の送電塔が眩しい!でも電線が付いて送電できるのは何時?
これが出来る頃は10〜15時の停電は回避できるの? -
なんせ雨季には山裾までが雲?かすみに覆われてしまいます、そのお陰で真水が稲作を助けてくれますが、、、、
1000m位の標高は有るのかしら?僅かな平野部で米を作ります。 -
乾季にはこの通り!山の稜線までは3〜4Kmかな、この島の農作物のメインはサトウキビです。
バコロドから40Km南に街なり全部が砂糖工場と云うメチャデカが有ります、オキシデンタルの郡部に電気が回らないのはそのせいだと村民が言ってました?? -
年間を通じて米を作りたいなら山間の棚田です、水が確保できますから。
当然、農機具とくに機械化は望めません技術的にも幼稚です、籾を手で撒き自然に育つ(四ヶ月)のを待ちます。
精一杯のところが牛のウンチぐらいが肥料かな、収穫の一部が籾だねですから次第に痩せていきます。 -
水が豊富な時期に稲作を行い乾季にサトウキビを植えるのが一般的ですが人力には限りが有ります、手伝ってくれるのはカラバウだけです。
トラクターや耕運機を見た事が有りません、収穫期は一人数十ペソで人海戦術です。
勿論トラックに積み込むのも人力です。 -
前提は勤勉ですが広大な農地が有れば立派な家が建ちます、画面中央のバナナの木に囲まれたボロ家は耕作地の差でしょうか?
すぐ手前にサトウキビと稲作の同時進行が色の違いで分かりますか?水を手に入れた奴が勝ちです。 -
木に囲まれた家が見えますか?風から守る事が目的でしょうが風が吹かなくても2〜3年すれば家としての寿命が尽きるでしょう。
なんせ極端に現金の乏しい地域ですから時折に物々交換すら行われます。 -
収穫した米は日干しをします日本と同じ光景です、と言うかこれが収穫量です!
右寄りに3人の人が立っています、その脇が海側に入っていく村内道路です、スレ替わりは至難の業ですが大半は歩きですから、、、、 -
村の前を走るネグロス・サウスロードに目を向けます、西に向かっての写真です。
後で車特集を画策していますから今は風景だけです。
この辺り(東・役場&郵便局〜西・イシオ)は海沿いに約10Kmの間が一直線道路の中間部分です。 -
昔は結構大きな食堂だったそうですが敢え無く倒産です、人口も少ないけど現金はもっと少ない(^o^)
たぶん世界の現金は日本に60年をかけて集められてしまったんでしょう、話がデカ過ぎたかな(^o^) -
経済社会は弱肉強食です、必ず勝者と敗者が出来る競争社会です、ここにセレスライナー(島の独占バス会社)のターミナルが出来ます。
google mapによりますと現在この位置に存在します、8年の月日は変化をもたらします。 -
お金持ちですね〜、この家の主は数台のジープニーを所有しています。
モーターシコロも2台見えます、マニラ?に向けたテレビのアンテナは10m以上の高さです。
おおむね道路沿いに住む人は豊かで海岸沿いの漁師は貧乏です?? -
もうちょと西に海に向かって入る道が有ります、第一部で紹介した鉄筋コンクリートで建設中の家への入り口です。
途中から私有地になり牛の放牧地やヤシの植林地が有ります、お客が年間10人?のリゾート掘っ立て小屋の隣です(^o^) -
欧米人とくにアメリカ人は日本の住宅をウサギ小屋と称しますが、じゃあコレは何なの?ネズミ小屋かい?
屋根が耐久財で出来ていてベニヤの壁が着いて国道沿いに建っている、十分にマヤマンです、、、この地域では、、、、 -
詳細な写真は有りますがプライバシーの保護でコンクリートの壁だけです。
自家発電装置、金属製の給水塔、エアコンの整備された豪邸は日本人が建てたそうです。
完成時に一度来たそうですが二度と訪れた事は無いそうです、彼について行った彼女の家族がひたすら留守番です。 -
村の入り口前の広場に出来た面白いと言うかフィッリピンらしいものを最後にお見せします。
この写真は'03年頃だったようですが定かでは有りません、下の写真の様に変化しました。
google mapを見ると現在も有るので健在です、日本人が建てた家の隣です、位置情報は敢えてナシ! -
日付を見ると'07年の2月9&10日になっています、つまり'06年の完成だったと思います。
ギャラーレというヒノバアンのプロモーターが20万ペソを供託する宣伝です、ジャッキー・ビルボア君吹かし過ぎじゃない?
もっとも公営ギャンブルで20万なら不足かな?マニラの闘鶏なら桁が違うから。 -
大枚をかけてリンクが作られました、投資に見合う利益が有るかな?
その日の食べ物にも困る村でこんなの作っても大丈夫かい?もっとも地理的にはカバンカランから南西にシパライ、カンドニ辺りからも集まりやすいし田舎だから博打場としてはベターかな? -
全体像はこんな感じ、トイレまで設備されています浄化槽の必要な地面ですから金がかかっています。
ギャランティの20万ペソはあながち吹かしでは無いかもしれない、試合の日の警備も金がかかるし、、、、 -
ギャラリーはここで応援です、金を賭けているので興奮して入り込まない様に一段高くリンクは出来ています。
村民は賭ける金を持つ人は少数ですから外からの来客を待ちます、ファイター(鶏)供給が仕事です。 -
競技者(鶏)の待機場所も金網で囲われて観客と別の入り口になっています、当日は銃身を短く切った散弾銃を持った警備員が10人程展開です。
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これ何〜ンだ?昔懐かしい焼玉エンジン=今の言い方なら単気筒ディーゼルエンジンです。
白っぽい部分は塩気の強い冷却水でカルシュームが凝固してる(^o^)本当は赤色だよ、燃料タンクと同じで、、、、 -
発電機が着いていま〜す、停電が当たり前のこの村で非常電源無しで博打は出来ません。
振動で動かないように古タイヤが敷いて有ります、この発電機そのものを盗まれない様に警戒しなきゃあ! -
ビニールが被っているのは強烈なスコール対策でしょう、所詮この程度の発電機ですから電球2〜3個レベルですが230Vのお陰で何とか使えます。
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命がけの闘いの主役を紹介しましょう、試合の際は足にナイフを縛り付けて武器とします、皆さんはご存知ですね。
相手の頭上に高く飛び掛るポテンシャルが生死を分けます、負けたら食べられちゃいますからネ(^0^) -
飼育中にケンカしないように足を紐で縛ってお互いを引き離しています。
訓練と言うよりも鶏が高い所に上がりたがる習性を利用して棒の上に掴まる仕組みです。 -
小屋と云うほど立派では有りませんが夜露は凌げます、第一この土地は闘鶏業者の所有かどうかも怪しい。
エサもろくすっぽ貰えずに強い鶏が出来るのかしら?勝って生き残った奴が子孫を残せるので血統的には良いかも。 -
この村の住民は闘鶏の飼育に熱心なので闘鶏場が出来たかもしれません、まっ他にする事も有りませんから、、、、
写真枚数のかげんも丁度良いので第二部を終わります、第三部では人物や車をUPしようかなと思います。
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