高野山開創１２００年で秘仏の公開、その１　慈尊院と昼食の山荘山の里

2015/05/13 - 2015/05/13

今年２０１５年は、弘法大師空海が高野山に真言密教の道場を開かれてから、１２００年目になります。

４月２日から５月２１日までの間、大法会が行われます。

この期間、高野山に行くべしと思っていましたが、道路規制などで、車ではきっと行きにくくなるのではないかと思い、バスツアーを利用することにしました。

ふもとの慈尊院の国宝の秘仏弥勒菩薩坐像も久しぶりに公開されているので、是非ここに立ち寄るツアーでと思っていたのですが、そこを含むバスツアーはなかなか見つかりませんでした。

やっとみつけたのが、阪急友の会によるクラブツーリズムのバスツアー、春の高野山　史上初！３つの秘仏一斉公開　４つの世界遺産と天然記念物「大石楠花」です。

【写真は、慈尊院の弥勒堂の屋根です。】

エリア 高野山周辺(和歌山)

• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: クラブツーリズム

バスツアーのバスは阪急バス。

出発場所は新大阪。
座席に座って撮りました。

出発すると、すぐ新御堂に。
地下鉄、御堂筋線と並走します。
前日は、季節外れの台風６号。
ちょっとやきもきしましたが、台風一過、すばらいい青空になりました。

最初の休憩場所は、阪和自動車道の岸和田ＳＡ。
サービスエリアには、岸和田城が。

慈尊院に到着。
バスアーなので、バスツアーの同乗者がどっと山門のほうに。

山門をくぐって、右には大師堂。
お遍路さんが集まって来ています。
かつて高野山は女人禁制、大師の母公がこの地でお暮しになっていました。
そんなことから女人高野と呼ばれています。

秘宝弥勒菩薩坐像の安置されている弥勒堂には、行列ができています。
待っている間に撮った丹生官省符神社（にうかんしょうぶじんじゃ）へ上がる石段です。

幕間からの弥勒堂です。
天文９年（１５４０年）の紀の川の大洪水に、この弥勒堂だけは残りました。
ここからは、撮影禁止ゾーン。
秘宝弥勒菩薩、なんと素晴らしい仏さまでしょうか。
ガラス越しでの拝観になりますが、神々しさが伝わってきます。

弥勒堂をでて、弥勒堂の前方にある拝堂を回り込んだ庭にあるのが、この石碑。
慈尊院が世界遺産に登録された時につくられたもので、平山郁夫画伯による筆です。

ちょっと隠れたところにある、鐘楼です。

そこからの風景。
右に弥勒堂、左は拝堂です。

石楠花が。
ちょっと時期を過ぎているかな。

丹生官省符神社（にうかんしょうぶじんじゃ）への石段の下には、多宝塔が。
前回来たときは、再建工事中でした。

石段を上がります。
途中には、石の鳥居が。

その石段をすこし上がったところの右にあるのが、この町石。
これは１８０町石。
高野山への参道の出発点で、この約３ｍの石柱は、１町（約１０９ｍ）ごとにたてられていて、高野山の伽藍まで１８０本、そこから奥の院御廟まで３６本たっています。

石段を上がるとすぐ朱色の鳥居です。

手水舎、龍さんが首を出している感じ。

石段を下りていきます。

すぐそこは紀の川なのですが、川面は見えませんね。

石段の途中に、あざみが咲いています。

山門あたりの見事な石塀と五輪の塔。
さあ、昼食の場所、山荘天の里に出発します。

天の里、ここから大型車両のバスは入っていけません。
昼食は、フレンチと和食を融合させた創作コース料理とのこと。

見事な風景。
水田の水がきれいで、風景を映しています。
作家の白洲正子さんの「隠れ里」にもでてくる、高野山のふもと、天の里の風景です。

山荘天の里、レストランの裏に、宿泊のためのコテージが３棟（６室）あります。

すがすがしい風景です。
乗ってきた観光バスが向こうに見えます。

壁にはアンディ・ウォーホルのモンローが。

富士山の絵も。
棟方志功作の、版画も飾ってあります。

まずは、色々な野菜と魚介類のマリアージュです。

続いて、打ちたて十割蕎麦が。

鯛とオマール海老のポワレ　青さ海苔の白ワインソースです。

３種のパンとサラダが、メインと同時に出されます。

どれも美味しい料理です。
量が欲しい方には、少ないかもしれませんが、このくらいが良いですね。
デザートを待つ間、天井の幾何学模様をパチリ。

自家製ケーキとコーヒーです。

バスの出発まで、まだ時間があるので周辺を散策。
ツバメの巣から、顔を出しているツバメさんです。

ガラスアートを撮ってみました。
高野山に出発します。

この期間、高野山のなかは観光バスの駐車（待機）ができないようで、観光バスの乗降場所が決まっていて、そこでバスをおります。
そのうちの一つが、金剛峰寺のまえの駐車場。
そこから鐘楼（六時の鐘）が見えます。

高野山内は徒歩での見学・参拝になります。
このクラブツーリズムの旗をついていくことに。
まず目指すのは、金剛三昧院です。

（その２に続く）

この旅行記へのコメント （2）

• ガブリエラさん 2015/05/19 11:25:13

  高野山、行かれたんですね！！！

  のーとくんさん☆
  
  おはようございます♪
  
  １２００年記念で、秘仏公開の高野山、むっちゃ行きたいのですが、お遍路途中で、お礼参りで１０月に行くので、お写真で拝見させていただき、とても嬉しいです！
  
  クラツーのバスツアー、なかなかいいですね♪
  少しでも待ち時間を少なくするために、順番を入れ替えたり、添乗員さんの力量でしょうね(*^_^*)
  
  ハルカスで素敵なお仏像、いっぱい拝見できましたが、高野山で見ると、きっとまた違う印象なのでしょうねヽ(^o^)丿
  
  ガブ(^_^)v

  のーとくんさん からの返信 2015/05/20 05:37:16

  RE: 高野山、行かれたんですね！！！

  ガブリエラさん
  おはようございます。
  いつもありがとうございます。
  そんなんです、行ってきました。
  本邦初公開の金堂のご本尊、薬師如来さま、そして慈尊院の弥勒菩薩さま、素晴らしかったです。
  このツアー、慈尊院にもまわるというところから選んだのですが、そのおかげで高野山では少し時間がなく、霊宝館に行けなかったのが残念です。
  でもいろいろ配慮していただけた、バスツアー、満足です。
  わーっ、お礼参りを予定されているんですね。
  楽しみですね。
  
  のーとくん