2003/10/10 - 2005/05/05
10位(同エリア111件中)
trat baldさん
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新NGOから始まり一連のUPですが前号でお伝えしたように自分自身のノルスタジアを押し付ける記事です。
HD破損を機に古い時期の写真を紹介するので大した意味はありません、内容も断片的になりますから旅の参考にもなりません。
よろしければ眺めてみて下さい、640x480のサイズからですから画質はかなり落ちます。
現在のフィリッピン・ネグロス島・オキシデンタル州カワヤン地区はバスターミナルも出来た様だし近代化したと信じています、これは古い話です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 2.0
- 交通
- 2.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
- 航空会社
- フィリピン航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
冒頭からタワケ犬の縄張り宣言です、タイと違ったのは極端なエサ不足なので食い物に因る手なずけはかなり出来ました、ただし日中だけネ!
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極端な不足は資源も同じ!新しい電柱が建ったので村人達は中の鉄筋を得るべく解体作業です。
この村に電気が引かれたのは'00年頃だったと記憶してます、初めて訪問時は電気無かったから、、、、 -
村の中央に教会が有ります、この地域はキリスト信仰です。
60Km程南下すると僕には見えないけど線が引いてあってモスリム以外が入境すると安全は保障されません(^o^) -
海辺の貧村は僅かな漁獲が命の綱です、ネグロス島の西南に有るので台風コースからはやや外れていますが遠浅で大した魚は獲れません。
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壁の有る家はまだ裕福な方です、上の写真の家には5人家族が住んでいますから。
屋根も含めてヤシで出来た家は2〜3年おきにメンテナンスしないと倒れます。 -
バレーは多人数で出来る娯楽です、ボールは悲惨な状態ですが無いよりはマシ。
なにしろヒマですから、、、、 -
ヤシも有り過ぎると商品価値が無くなるみたい、むしろ頭上に落下する危険に注意を促されます。
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一応畑もどきです、塩害で大して期待の出来ない中でイモ類を耕作しています。
勿論、中央の家?の人の耕作地です、テレビを手に入れる前に必要な物が有りそうですが、、、立っている竹ざおにアンテナが縛ってあります。 -
砂糖のプラント(ラ・カルロタ)工場が動く日中は停電ですから井戸端会議です。
この村の大半の家にはトイレが有りません、早朝の暗いうちに海辺に一列になってウンチをします。
つまり井戸端会議?は日に二回有ります。 -
壁の無い家では高床に寝ないとヤバイ!
海に向かって前開放だけど時期には強烈な北風が吹くんですヨ、寒くは無いけど、、、、 -
10年以上前ですがこれで普通の暮らしです。
ヤシの木が日光と雨を凌いでくれますが風に乗って来る砂は防げません、竹とヤシで作る家には床は無いけど砂まみれです。 -
30〜40軒の村落を少し離れるとカラバウ(水牛)の放牧場です、地主は存在する様です。
農繁期以外は牛はノンビリできます、死なない限り食べられません貴重な労働力ですから。 -
海辺にもハマナスが育っています、ヤギは放牧されますが牛はヤシ林の中が普通です。
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経済力が有れば砂防の垣根が家を守ります、同時に侵入者を防ぎ地境を確定します。
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富める者と貧しい人は住居が変わります、コンクリートの壁に鉄格子の嵌った窓です。
何と言ってもこの家にはトイレが有ります。 -
メンテナンスが出来ないとこうなります、ここの家のお婆さんは仲良しですが息子の飲酒を嘆いていました。
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マヤマン(金持ち)がコンクリート製の家を建築中ですが数年かかっています。
セメントや鉄筋は注文してから一ヶ月以上かかる時が有ります。 -
女房、子供が無ければこれで十分、すぐに海に出て行けるし留守がすぐ分かる(^o^)
もっとも前述の壁のない家でも続々子供が出来ていますが、、、、 -
コレ造船所です、電気が来たお陰でコンプレッサー、ドリル、溶接機が設備できました。
スクラップではありません、チャンとでは無いけど動きます。 -
更にビックリこれはリゾートホテルです、ヤシの奥が宿泊スペースで高く建っているのは景色を眺めるラウンジです。
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侵入者と砂を防ぐために垣根が張り巡らせて有ります、しかも頼りないヤシの葉をやめて竹に切り替え中です。
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参考のために表通りの看板も添えます、私見ですが一年に10人しかお客が来ない様な気がする。
ネグロス島民ですらココを知らないと思う(^o^) -
ここは僕が滞在した家です、上記のヤシと竹で出来た高床も有りかなと思いましたが色々な意味で外国人には無理とのことでした。
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プライバシーの確保と安全、そして砂防のためにヤシの葉の垣根です、日本人が居る事そのものが危険だから(金?)らしいです。
僕の持論は貧乏と犯罪はリンクしない、心の問題だ!です。 -
村の奥まった場所で海までが20mで表の国道までは200mかな?かろうじて巾2mの道路は砂地ですからトライシクル(サイドカー付バイク)以外はスタックします。
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深さ5mの井戸は完璧に塩水です、汚水は全て垂れ流しですから食器すら洗えない(ioi)
朝の暗いうちに海岸線に一列になってウンチするのは逆に清潔を保つ方法です。
数mの厚さの砂地は全てを吸収しますが当然ウィルス等の細菌も砂の中です、ほぼ自給自足の貧村にインフラは無理です。 -
スポンサーは僕です、10m以上掘った井戸は無償で開放です。
村には他に2本の塩気の出ない井戸が有ります、1/3の村人の洗濯コミュニティが僕を守ってくれました。
食器洗いも可能になりましたから早朝から順番待ちで賑やかい事!
飲み水は買いますがそれ以外はコレで賄えます。 -
子供は井戸の脇でシャワーですが女性にはチャンとしたシャワー室を提供です、午前中はポンプに棒の取っ手を付けますが午後はイタズラ防止で取っ手を外します。
どこの国でも子供はイタズラ好きです、暑いし娯楽は他に有りません。 -
写真の手前に独立したトイレとシャワールームが有りました。
当時10数万の出費でしたが僕自身がトイレやシャワーを服を着たまま海でする事が上手では無かったし、経験上お年寄りや女性を味方に付ける事の重要性は認識していました。 -
シャワールームでは有りません、レストハウスです。
米まではあげないけどふかしバナナは常時準備です、調理も出来るし暗くなれば電灯も点きます。
テーブルとベンチは何時も誰かが休憩していました、調理&食料と清潔を提供して安全保障を貰いました。 -
屋根の有る休憩所を兼ねてサリサリストアも開業です、2ペソの石鹸を2Km歩いて買いに行くのは見るに偲びません。
でも失敗でした、夜に男性たちがウイスキーを飲みながら座談会の会場に使い出しました。
酒飲みはケンカするからね、、、、 -
写真の左側がウイスキーの棚です、昼間のしらふの時には絶対に二度と酔わないと約束するけど家で飲むと奥さんとケンカになるし、、、、、
仕事の辛さや貧しさを考えるとつい許しちゃう、、、、
現金が極端に不足のこの村はツケで売ると回収不能です、代わりに魚か米か労働です。 -
もう子供用の駄菓子に至っては集金不能!可愛くてついあげちゃう。
ハポン、ハポンと言って一生懸命話しかけてきますがビサヤ語はとても無理!タガログ語ですら片言なのに、、、、英語はマニラ在住経験者ぐらいしか通用しない(ioi) -
僕の食事は絢爛豪華!キューピーマヨネーズが見えますか?この頃から生野菜をへっちゃらで食べていました。
村人を交代に招待をしたり子供の誕生パーティーをさせてあげたりしたのでチュネオ(僕)はやさしいハポンです。 -
もう一方の村の在住者を紹介しましょう。
こいつ太ったら自分が食べられちゃう事を知りません、残飯の米粒を第一優先権を持って食べています。
卵を産めば命は永らえますがオスは短命です、や〜人間の世界と一緒ですねぇ〜(^o^)
卵を食べずに雛を孵す村人も居ますが最終形は食料です。 -
コイツはもっと食料っぽい、雛を孵すにしてもオスは一匹でイイ。
この村には放し飼いの犬も居ますがそこいら中を徘徊します、もっとも鶏を襲った犬の運命は悲惨です、障害を負うレベルの体罰が待っています。 -
以外にもアヒルに太刀打ち出来ません、食料調達順位は第二位です。
手に米粒を持っているとクチバシでつついてきます、カワイイけどあくまで食料です。 -
メスや子供は人間に馴染みません、逃げていきます。
もっとも人間の子供に年中追い立てられていますから、、、、子供に負けないオスは余裕でエサを要求します。 -
犬はいくらか手なずける事は出来ますが村落が違うと昼間でも敵意を見せます。
夜は同一集落でも犬側からの認識が無いと危険! -
ブタさんは盗まれないようになのか逃げ出さないようになのか檻の中で飼われます。
子豚で買ってきて大きくなったら(1年?)売ります、僕の見た限りでは繁殖などの大掛かりな事はしません、人間のエサさえ不足気味だから、、、、 -
この子は間もなく命を落とす事になるでしょう、、、、、
人は生きて行くために色々な命を貰っています、ポジティブに言えば食物連鎖の頂点に位置します。
素手なら殆どの動物に適わないのにネ! -
サルが二匹居るわけではありません、右は人です。
造船所のオヤジ暇に任せてサル君の檻は自作です、船に限らず依頼が有れば何でも作ります。 -
カラバウも教育がシッカリ出来ています、飼い主以外が近寄ると警戒行動を取ります。
特に正面から近づくと角を突き立てられる危険が有ります。 -
バカは水牛よりは性格は温厚ですが知らない人が近づく事は嫌がります。
と言うかたった一人の日本人が部外者なんです。 -
干してある米には近づきません、ウッカリ食べようものならヤキを入れられますから。
鶏やアヒルは近づきますが見つかれば蹴散らされます、マジ生存競争です。 -
この子はお仕事中、10m程の長さのカワヤンを10本ほど運んでいます。
日本の竹林と違い一箇所に群生する竹は肉厚も有って丈夫です、建築材料だけでなく全てに使われます。 -
これ位のガキンチョは警戒心は薄く手なづけられる様です。
触れても逃げません、柔らかい草を摘んで与えると手から食べますが親牛が近くで見張っています。 -
似てるけど牛では有りません、ヤギです。
放牧と言っても一応ロープで繋がれて行動半径を制限されています、逃げ出す事は無いだろうけど草を求めて遠くに行くと盗まれるかな? -
ヤギは海岸端の砂地に飼われ牛は塩気の無い土のエリアに飼われるのは理由が有るのかしら?
食べる草の種類なのか居場所は総じて住み分けて居る様です。 -
植物編になります。
植林されたヤシ林は整然となっていますが収穫シーンは見た事が有りません。
竹は重要な産物ですが生えるに任せるという感じです、ヤシだけは目的を持って植えられている様です。 -
海岸の浸食作用で無残な状態のヤシは登るためのステップが切られているので昔は実を取ったのでしょう。
大げさでなく数十年前(数百?)位から侵食が始まりだし今は年間数cmレベルで海岸線が後退しているそうです。 -
熟した実はこんな感じです、中身はもう水分ではありません、石鹸などに使う油分になっています。
ココナッツジュースを飲んだ事は有りますか?緑色の実のうちは白い液体で詰まっています。 -
ヤシ酒って知ってます?葉の根元を傷つけて樹液を竹の筒に集め自然発酵させた飲み物です。
強烈ですよ〜!瓶などに入れて置くと醗酵で泡がブクブク、採取したての竹筒のまま飲むと酸っぱいお酒です、そうとう達人で無いと死にます(^o^) -
バラの一種かも知れません、棘が鋭くて触ると怪我をします、花は香りも有るしキレイです。
-
お金は無いけど心は豊か、鉢植えにして年中花を楽しみます。
雨季と乾季は有るけど年間通じて夏だもんね。
なんせ北緯10度を切ってるもんね! -
この地域の木に咲く花は総じて幹に棘があります、つる草に生える花はそうでもないけど、、、、
-
こんな色も有ります、わざわざ鉢植えにしなくてもと思うでしょうが敷地内が草だらけでは裸足で歩くには不便です。
ここに住む人達の足の裏は鉄板ですが棘はやはり痛いから。 -
キレイでしょ!アジサイに近いかも?ピンクの部分は花ではありません、がくです。
そこから花芯が伸びて白い花が咲きます、アジサイの場合は花は咲きませんがこの植物は花被が存在します。 -
勿論サボテンは元気に育ちます、下の砂地は塩分タップリですがね。
デカイ花が咲きますよ〜。
丁度イイ枚数に仕上がったので第一部は終了!住宅や生活にはインパクト有ったでしょ!
第二部も日本とはかけ離れた写真になります(^o^)
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この旅行記へのコメント (4)
-
- 一休さん 2016/06/11 11:54:07
- 貧乏
- フリッピンには一度も行ったことがなかったので、たいへん勉強になり又、興味深く読ませてもらいました。
貧乏にも上には上があるものですね。
スタック (動かない/抜けだせない) 初めて聞く言葉ですが調べさせてもらいました。
以前聞いたことがありましたがブーゲンビリアの花の赤い部分は花ではないのも確認できました。
一休
- trat baldさん からの返信 2016/06/11 19:24:17
- 今は僕が貧乏になりました。
- 10年前までは自営でしたから金にあかしてロクでも無い事をしていました、年金の大半が国民年金ですからお姉ちゃんに貢ぐためにお金が必要です(^o^)
フィッリピンは懐かしい思い出ですが今の包容力&忍耐力が当時に備わっていれば良かったけれど、、、、現大統領(ミンダナオ出身)の右腕になっていたかも(^o^)
-
- 川岸 町子さん 2015/05/23 19:38:21
- フィリピンでもディープな滞在
- trat baldさん
タイだけではないんですねー。
井戸掘りの件、読ませて頂きました。
すごいですーーー!
どれほど地元の皆さんが、喜ばれたか、想像しましたヽ(^o^)丿ヽ(^o^)丿ヽ(^o^)丿
- trat baldさん からの返信 2015/05/24 09:19:40
- '80年代のミンダナオでも、、、、
- 自身が水での苦労(旅の)が身にしみているんでしょうね、もう記事の作成を急ぐのはやめてコメントを下さる人達への接触に時間を割きましょう(^o^)
町子さんなんかチョー人気のブロガーだけどファンへの対応にどう時間を割いているのかしら?
まだまだ続くフィッリピン編をノンビリ編集するからヒマが有ったら冷やかしてネ!
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