2015/05/02 - 2015/05/03
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トンガリキさん
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成都から8時間かけて丹巴(ロンダク)までやってきました。丹巴の町は、小金川、大金川、東谷川、格什扎川の四つの河が合流して大渡河へと名前を変える場所に位置しています。今回は丹巴の町の郊外にある、甲居、中路、梭坡の村巡りにやってきました。いずれの村も川に面した山の斜面に位置しており、その村には屋上の四隅に突起を設けた独特の様式の民家が軒を連ね、敵を監視する見張り台として建てられた石積みの塔が村の中に点在するという非常に風光明媚な所です。この日に訪れた甲居藏寨は、欧州のミニチュアのお城のような民家が山の斜面に数多く点在し、「中国で最も美しい村」と称されているだけあって村の雰囲気もとても良く、泊まった民宿もホスピタリティあふれる非常に良い所でした。
以下、日程です。
5/1(金)関空→南京→成都
5/2(土)成都→巴朗山峠→丹巴→甲居藏寨
5/3(日)甲居藏寨→岳札郷墨爾多寺→曲登沙寺→中路→梭坡→丹巴
5/4(月)丹巴→小金→双橋溝→四姑娘山(長坪村)
5/5(火)四姑娘山(長坪村)→成都
5/6(水)成都→南京→関空
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丹巴の街の西側にある西河橋を渡った所にいる乗合のミニバンをチャーターし甲居藏寨に向かいます(60元)。この日の宿泊は甲居藏寨の民宿に泊まる予定です。
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ミニバンに乗り込むときに、さくらんぼの実を売りに来ましたが、買わずじまい。その後、民宿でもらいましたので、買わなくて良かった。
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3時半頃に丹巴を出発。甲居藏寨の村は大金川から400mほど上がった所に位置しています。
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対岸にそびえる険しい山肌。
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大金川の峡谷。左手に甲居藏寨の村が広がっています。
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村の入口で入村料50元を支払い、予約している民宿まで車で村の中の細い道を進んでいきます。ミニバンの運転手には翌日のチャーターもお願いして、朝8時に迎えに来てもらうようにしました。
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こちらが予約していた民宿の「甲居藏居安カ家駅站」。中国倶楽部ホテル予約のサイトで予約しました。C-tripのホテル予約ができなかったため、この中国倶楽部ホテルのサイトを利用しました。C-tripほどでは無いですが、掲載のホテルも結構あり、日本語のサイトなので今後利用の機会が増えそうです。
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甲居藏居安カ家駅站の入口。一室180元に食事が一人40元かかり、二人で総額260元でした。
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玄関の上部に掲げられているマカラ。
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宿のおばあさんが出迎えてくれました。民家の脇の木に成っている木の実を取っておすそ分けしてくれました。先ほど丹巴の町で売られていたさくらんぼです。ほのかに甘くて、美味しかったです。
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これがそのさくらんぼ。桜の花の咲く季節は美しいことでしょう。
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甲居藏居安カ家駅站の中に入ります。中庭があって周囲に居室が建てられています。中庭に面した右側の扉の部屋が我々の居室です。
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部屋の壁と扉には、吉祥などの図柄の彫刻が施されていて、その周囲には極彩色の絵柄がびっしりと描かれています。
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吉祥の図柄の描かれた部屋のドア。その左にはとうもろこしがぶら下げられています。
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部屋の内部。天井にも吉祥の図柄が描かれています。シャワー・トイレ付の部屋でしたが、お湯は出ませんでした。
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吉祥図が描かれた極彩色の窓枠。
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この民居の壁や窓枠には、このような図柄がいくつも描かれていて、見ているだけで楽しくなります。
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その絵の横には動物の頭と、とうもろこしが、ぶら下げられていました。
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この民家は3階建てで、一階と二階に居室があり、最上階に望楼を有しています。木の柱を削っただけの階段を登り、泊まる部屋の屋上に上がりました。
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陸屋根の四隅には白い突起を載せた造りをしており、現地では「ロウツェ」と呼ばれています。厄除けのために造られていて、東西南北四方の神を表しているそうです。
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最上階の望楼。
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タルチョーが風に吹かれて旗めいています。
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屋上から中庭に面した宿泊する部屋を見下ろします。その向こうには甲居蔵寨と谷が広がっています。
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民居をバックにして、宿のおばあさんを撮らせてもらいました。
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甲居藏寨の散策に出かけます。
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ウシが道の真ん中で寝そべっていて前に進めません。
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甲居藏寨の一角。小路の奥に逆卍が描かれていたので行こうとすると、右手の建物の屋上から犬が吠えまくってきたので進めませんでした、
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吠えまくってきたのがこの犬。
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石積みの壁には、陸屋根の四隅に建てられている突起と同じ三角形の図柄が描かれています。
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この民居の玄関に取り付けられたマカラは壁画が立派でした。
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玄関だけでなく家屋の四隅にもマカラが据えられていています。
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そのマカラには雨除けのための板が取り付けられています。
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改装して間もない民居。白、赤、黒色のコントラストがとても美しいです。
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甲居藏寨の特徴的な民居。
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甲居藏寨の民居。
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民家の壁は、上から紅、黒、白の順に塗り分けられていて、その上には厄除けを表す白い突起が四隅に設けられており、そこにタルチョーが掲げられています。
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タルチョーに並んで掲げられていた五星紅旗。村の中でこの旗を掲げる家は少なかったのですが、丹巴までの幹線道路沿いは、五星紅旗を掲げる民家が数多くありました。
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工事中の民居。
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大小の石を敷き詰めながら壁を作っています。
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小路の休憩所で座っていた村のおばさんを撮らせてもらいました。ギャロンの女性は頭の飾りが特徴的で、この飾りをしている人は結構いましたが、服装は洋服を着ている人が多かったです。
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小路からの甲居藏寨の風景。
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タルチョーはためく甲居藏寨の民居。
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車道まで歩いて行き、近くにある展望台にやってきました。大金川沿いの山の斜面に甲居藏寨の民居群が点在しています。
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山の斜面に広がる甲居藏寨の民居群。
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甲居様式の民居が緑あふれる木々と段々畑の中に点在しており、とても美しい風景です。桜が満開になる春の時期はさらに美しい風景となることでしょう。
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屋根の上に白い突起とタルチョーを掲げた甲居様式の民居群。
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山の斜面にへばりつくように建てられた民居群。
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段々畑の中に点在する民居群。
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夕食はこの宿でいただきます。同宿の中国人観光客と一緒にいただくようです。
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おばあさんが酥油茶(バター茶)を作っています。あまりバター臭さが無く、あっさりとして飲み易かったです。
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7時半ごろに食事の用意ができたので、四川省の西昌から車で来た5人の中国人観光客と一緒にいただきます。労働節の三連休を利用して丹巴と康定を周るそうです。中国人の彼が持参してきている紹興酒や、宿の旦那の米酒などで乾杯しながら、彼らと楽しい夕食となりました。
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これが宿の夕飯。卓に置ききれないほどの料理を作ってくれて、どれも非常に美味しい料理でした。特に地元の野菜を使った料理が美味しかったです。量が多すぎて皆で食べきれず、最後はかなり残ってしまいました。
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この夜は満月が明るかったので、彼らと一緒に月明かりの下での散歩に出かけました。街灯など当然なく月明かりだけが頼りですが、ライトなど付ける必要はないくらいの明るさでした。
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早朝、宿の周辺を散歩。民居の屋上でサンが焚かれていました。
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逆卍の小路を歩こうとすると犬に吠えたてられて、この日もその場所に行きつくことができませんでした。
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朝食は饅頭とおかゆとゆで卵の中国スタイルです。
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西昌の方々とここでお別れです。ここから車で10時間くらいかかるそうなので、気を付けて運転して帰って下さい。
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8時に迎えに来てくれたミニバンに乗って出発します。昨日、巴底と中路、梭坡を周る予定でいて、巴底までの距離が遠いので450元で手を打ちました。しかし、この日になって我々の気が変わり、巴底の代わりに岳札郷の墨爾多寺と曲登沙寺に行ってもらうようにお願いしたところ、距離はさほど変わらないので450元でないとダメの一点張り。交渉する時間ももったいないので、この金額で手を打ち、まずは村の高台にある甲居藏寨の展望台に行ってもらいます。
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昨日の展望台よりも甲居藏寨の民居群の広がりを感じます。
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甲居藏寨。
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甲居藏寨。
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甲居藏寨。
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甲居藏寨を後にし、丹巴を経由して岳札郷の墨爾多寺と曲登沙寺に向かいます。
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