春秋航空で、関空から天津経由で北京へ行ってみた

2015/05/01 - 2015/05/03

ゴールデンウィークの真ん中に、春秋航空で、関西空港から天津経由で北京へ旅行してみました。
一番安く、北京へ行く方法だと思いますが、あまり、皆さんからの投稿が無かったので、旅行記をまとめてみました。

エリア 北京(中国)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 3.0
• 交通: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 鉄道 タクシー 徒歩
• 航空会社: 春秋航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

〜関空にて〜
　春秋航空の関空でのカウンターは、”Ａ（向かって左端）”です。
　２時間前からチェックイン開始とのことでしたので、２時間半前に行きましたが、すでに中国人団体ツアー客であふれていました。飛行機は小さいですが、係員も少ないので、北米行きのように、２時間半前には、チェックインの列に並んだ方がよさそうです。

〜機内にて〜
　行きは、普通席（座席指定のみ）、帰りは、＋１０００円の足元が広い席（前から３列目）を取りました。
　普通席は、普通のエコノミーと同じシートピッチでした。ピーチやジェットスターのような、４０ｃｍピッチではなさそうです。足元が広い席は、ユナイテッドのプレミアムエコノミー並みの広さで、１７５ｃｍ、９５ｋｇの私でも足を組めました。
　また、機内での電波を発しない電子機器は、今は、日本では、いつでも使用可になっていますが、中国は、離着陸時は使用不可（電源ＯＦＦ）、スマホは、フライトモードでも、常時使用不可となっています。タブレットは、ＯＫ。なぜかはわかりません。
スマホで漫画を見てたら、フライトモードでもダメとＣＡに指導されましたし、離陸時にアナウンスもありました。ご注意ください。
　天津行は、機内販売もなく、着陸前に春秋航空体操があるだけです。帰りの関空行きは、中国人観光者向けの自撮り棒などの機内販売があります。
　乗客は、天津行きは、９９％中国人（日本人は３名のみ）、帰りは、９５％が中国人（日本人は、８名）ですので、中国ローカル便と変わらない雰囲気です。
　機内アナウンスは、中国語、日本語、英語で３回あります。また、入国書類の配布が無いとの情報がありますが、行きも帰りも、配布されました。ただ、日本人が圧倒的に少ないので、あっという間に、ＣＡが通り過ぎてしまいます。

〜天津空港にて〜
　国際便は、天津空港の第１ターミナルへ到着します。地下鉄駅などは、第２ターミナルの地下なので、到着口の税関を出て、右側へ歩きます。第１ターミナルには、地下鉄の表示はありません。第２ターミナルへ入ると、電車のマークと矢印表示があります。
　空港から天津駅までは、３元で、自動販売機でトークンを買います。（トークンは、マレーシアや、台湾の地下鉄と同じシステムです。）
最初に、２号線を選ぶ必要があり、後は、路線図の天津駅をタッチすれば、料金が表示されます。

〜天津駅から高速鉄道に乗る〜
　北京南駅まで、高速鉄道に乗ります。１２０ｋｍ、３３分、６５．５元（１等）
　切符の買い方は、下記の通りです。自動販売機は、外国人は使えません。身分証チェックが、中国人用のみ対応の為。
１．切符を買うためには、列車名と、日時と、クラス（１等、２等）と枚数を中国語で、係員に伝えなければなりません。
日本みたいに、何月何日の何時頃の空いている列車という買い方はできません。端末に、列車名を打ち込まないと、なにも始まらないようになってます。係員は、どの列車が空いているか、混んでいるかは、端末からは、わかりません。
２．乗れそうな、列車の便名を調べる。
　　高速鉄道は、”Ｃ”から始まる列車番号”Ｃ２１００”や、”Ｃ２２４６”です。
　　列車番号は、下記のサイトで、事前に調べました。
　　　中国鉄路客戸服務中心
　　　https://kyfw.12306.cn/otn/
　　切符売り場の上の大きな電光掲示板にも、列車名が出ていますので、メモしておく必要があります。（日本のように、その列車が空いているかどうかはわかりません。）
３．帰りの切符も調べて、一緒に買っておく。（天津駅の何倍も北京南駅は人が多いので、乗りたい列車に乗れないかもしれないため。）
これは、上記のサイトで調べておかないと、天津駅では、表示されていません。

４．切符売り場へ入るのに、セキュリティゲートを通る。自動券売機は、セキュリティの外にあるので、ちょっと迷うが、セキュリティゲートへ入ります。
５．窓口へ並んで、自分の順番が来たら、行きと帰りの列車名と日時とクラスを書いたメモと、パスポートを渡す。
６．係員が、端末へ打ち込んで、ディスプレイをこちらへ見せ、確認を要求される。
７．確認後、ＯＫといえば、パスポート情報を端末へ打ち込んで、名前入りの切符を料金と引き換えに受け取る。
８．切符を受け取ったら、発車待ちのゾーンへのセキュリティゲートを通る。この際、切符とパスポートの提示が必要。
９．発車時間の１０分前に、ホームへのゲートが開く。ここは、切符のみ機械へ通す。（日本の改札と同じ。）
１０．ホームへ上がると、指定席へ移動、落ち着く。

〜北京南駅から地下鉄に乗る〜
　地下鉄の駅は、ホームから降りた同じ階にあります。
　ＩＣカードを買っといた方が便利なので、地下鉄の有人の窓口で、ＩＣカードを買います。
　ここも、中国語しか通じないので、メモを作っておきます。
　ＩＣカードのデポジットが２０元あるので、一通カ（上下を合わせ）５０元というと、デポジットが２０元で、３０元チャージするけど良いか！！！と何度も確認されるので、ＯＫとはっきり意思を伝えましょう。
　これで、切符売り場に並ぶ必要がなくなり、その後の移動がスムーズになります。

＜帰り＞
〜北京南駅から天津へ移動する〜
　北京南駅の乗り口は、３Ｆです。（日本みたいに、乗り口と降り口が一緒の階ではありません。）
　３Ｆへ行くエスカレータには、セキュリティーゲートがあり、並びます。３Ｆでは、発車時間の１０分前まで、ホームが空かないので、ホーム付近で待ちます。

＜天津空港（帰り）＞
国際線は、１号ターミナルですので、出発階（２F）に上がり、１号ターミナルへ行きます。
天津空港は、チェックインカウンターのすぐ横に出国審査カウンターがあるので、チェックインカウンターが、セキュリティエリア内にあります。したがって、２時間前になるまで、セキュリティゲートも前で待つことになります。出発便の画面に、”Now Check In”と書いて
あっても、セキュリティゲートの中には入れません。
出国審査書類は、チェックインカウンターのすぐ後ろにおいてありますので、チェックインの順番を待つ間に記入すれば、効率的です。

国際便の数が少ない（１０便くらい？）ので、出発ゲートでのお店が心配ですが、免税店１店と、キオスクみたいなのが１店、ファーストクラスラウンジ（プライオリティパス可能）が１店あります。
ラウンジは、ソフトドリンクと、インスタントラーメン、クッキーがある程度です。トイレはきれいでした。（写真は、ターミナル１のセキュリティゲートの前です。）