2015/05/01 - 2015/05/01
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Tam-Kさん
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「あす南の島へ旅立ちます。」
ゴールデンウィーク前半、4月30日に「パスポートの更新に行ってきます」とのメッセージに続き、上記の内容をFacebookにアップしてみました。
翌日の早朝に新幹線で姫路駅を出発、その際に再びFacebookに「今日は午前の早い便に搭乗予定のため、先ずは新幹線に乗ります」との書き込み、そして朝9時22分、岡山県宇野港を出航した船上から行く手に望む直島の写真を「まもなく岡山の『南の島』直島に到着します。」のメッッセージとともにアップ、みんなからなかなかいい反応がかえってきました。
直島は、昨年のゴールデンウィークに行って以来、ちょうど1年ぶりの訪問になります。定期的にアートを身近に感じないと禁断症状が出てしまう、、、ようやく現在アートの島、直島を訪れることができました。今回は久しぶりに地中美術館を訪れてみたくなり、世の中がまだ平日の5月1日にここ、直島を訪れてみました。
今回の旅は最初に書いたようなオチャラケから始まりましたが、初めての体験や、出会いなど、実に中身の濃いものとなりました。真っ青な快晴の青空の下。さわやかな島の風を感じながら、島の自然やアートと共に島の人々との触れあい、そして美味しい島の味を満喫することができました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 交通手段
- 船 新幹線 JRローカル
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姫路駅、朝7時過ぎの新幹線で岡山を目指します。
姫路駅では朝食に姫路名物「えきそば」、たまに食べるこの黄色い中華麺のようなそばが何とも美味しいんですね、 -
岡山駅で瀬戸大橋方面、マリンライナーに乗り換えて茶屋町経由、宇野線で終着駅宇野に到着です。
宇野駅はかつて本州と四国を結ぶ連絡船の駅、瀬戸大橋が出来る前は列車もここから連絡船で、車もフェリーで四国の高松を目指していました。また、近くには三井造船玉野もあり、昭和の頃は造船に連絡船、さぞや賑わっていたのではないでしょうか。
また、このうの駅前から三井造船玉野方面への路面電車もあったということ、現在はその路面電車が1両、山あいの住宅地にあった路面電車の駅に保存されているとうことを聞きました。ここもぜひ訪れてみたいところです。 -
宇野港を見下ろす写真家アラーキーの作品、2013年の瀬戸内トリエンナーレからの作品です。
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宇野港9:22発、直島宮浦行きのフェリーに登場、いざ「南の島」、岡山の南、香川県直島を目指します。
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宮浦港へ入港する直前、前方に高松からやってきた高速艇とランデブー、
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無事、直島宮浦港に到着
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先ずは宮浦港に到着後、直島のキャラクター「すなおくん」の町営バス(100円)で本村地区を目指します。この日はゴールデンウィーク中とはいえ、やはり平日のため人も少なめ、バスも立つことなく全員が着席できました。
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本村の農協前に到着、
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先ずは、農協裏の「本村アーカイブ&ラウンジ」へ、ここで家プロジェクトのチケット、1,000円を購入します。
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先ずは本村の街並みをぶらぶら散歩、
ここは小さな路地がたくさんあり、路地の角をまわるたびにアートと出会える、そんな楽しい町並みです。 -
おうちの軒先にたくさんのアート、
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ネコカフェ「にゃおしま」
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本村には屋号が書かれた看板があるお家をたくさん見ることができます。
この看板も直島本村に於けるアートプロジェクトのひとつです。 -
日の光が作る影に文字の部分を透過した光の文字が浮かびます。
これも自然が作り出すアート作品ですね。 -
素晴らしい庭のお家が、日本の美、これもひとつのアートですね。
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ANDO MUSEUM
安藤さんの建築につての展示があります。
安藤さんの建築の特徴ともいうコンクリートの空間は外観からは全く想像することもできない、周囲の家並みとマッチした焼き板壁の木造住宅、しかし一歩中に足を踏み入れるとそこはANDOワールド、内部は地下にまで至るコンクリート打ち放しの空間、特に地下にある外部の僅かな光を取り入れた作品は興味深いものがあります。 -
暖簾プロジェクト
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島にはねこがつき物といってもいいかもしれません。
ここでは人懐っこいねのによく出会えます。 -
京都西本願寺、飛雲閣を思わせる直島でも最大級の建築物、これは直島町役場です。文教地区の小中学校やこの町役場などは、建築家石井和紘さんの設計によりもので、直島建築と呼ばれています。長きに亘って直島の町政を支えてこられた三宅親連町長の思い入れによってこれらの施設は建設されました。
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南寺脇の広場にある藤壺、紫の美しい花を咲かせています。
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では本村の家プロジェクト、まず最初は南寺です。
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元々ここは南寺と呼ばれていたお寺があった場所です。
ここに安藤さんによる全面焼板バリの建築、その内部は大きな空間となっており、光の芸術家、ジェームス・タレルの作品、「Back side of the moon」が展開されています。
真っ暗な空間に壁だけを手がかりに中へ入り、しばし目を慣らすまでの間の約10分、静寂の暗黒の空間で過ごします。すると前方に何やら薄いスクリーン上の光が時間とともに徐々に浮かび上がってきます。
暗闇と静寂の中で体験する不思議な光の作品、この作品は地中美術館にあるジェームス・タレルの作品と合わせて見ると、興味の幅がさらに広がることでしょう。 -
護王神社
直島では神社もアート、杉本博司さんの作品です。 -
拝殿のへの階段がガラスでできています。
このガラス、よく見ると拝殿の寸前のところで途切れ、拝殿とは直接つながっていません。そしてこの階段は地表からさらに地面の下へと伸びています。 -
実はこの神社は、神社の右側から地下へ入る通路があり、その奥で先ほどの地下へ伸びるガラスの階段を地下の空間で眺めることができます。
真っ暗な地下への長い通路を抜けると少し開けた空間があり、その先は水が溜まっています。その正面に地表から伸びるガラスの階段、この地下へと伸び、地表からの光をガラスの中で屈折を繰り返し所々で分校による七色の虹上の光を放ちつつ、光が地下へと届いています。 -
真っ暗な空間から外に出る、そこには青い空と海が目の前に飛び込んでくる。
空と海の境目、これを水平線といいますが、ここでは「海境」という方がふさわしいのではないでしょうか。
杉本さんの写真作品を現実に体験でき、このような部分まで計算されているのなら、とてつもない奥深い作品といえます。 -
角屋 宮島達男
直島本村、家プロジェクトとしてまず最初にできた作品がここ角屋です。
ほん村の街並みに溶け込んだ一件のお屋敷、その玄関を入ると内部は薄暗い空間となっています。土間から座敷へと上がると、座敷の畳が敷き詰められているべき位置に何と水が張られています。暗闇の座敷に水が張られ、その中に無数の赤い数字が明滅しながらカウントが進む、ここにある無数のディジタルカウンター、各々のカウンターはそれぞれ独自のタイミングで数字のカウントを刻み続けます。
座敷の淵に腰掛け、水の中の明滅を繰り返しディジタルカウンターの赤い数字の明滅を眺めます。
ここのディジタルカウンターは、ひとつひとつ島民の方々がそれぞれ自由にタイミングを設定されたものです。この家プロジェクトの立ち上げに際して、従来からある町の中にただ単にアート作品を置いただけでは地域の人々の接点がなく、周囲の人々からは違和感をもとれるだけになってしましまいます。そのような状況で外部から訪れた観光客だけがそこのアートを楽しんでも、地域とのギャップでやがて不満が上がり、このプロジェクト自身短期的なもので終わったことでしょ。ここでは、ディジタルカウンターの設定を地域の人々にゆだねたことでこのプロジェクトと地域の人々との間で関係性ができた。これによって地域の人々も自身が関わったものという愛着もあり、積極的関わる土壌が自然とできる。これによってこの家プロジェクト、長期にわたって持続可能な現在の状況が築き上げられた。ここはいろんな意味で学ぶものがたくさんあります。 -
碁会所
ここは入口を抜けると庭に出て、通路を挟んで両側に座敷あり、それぞれに作品があります。 -
いっちょうば
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石橋
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ここ石橋の名の由来となった裏庭の石橋、裏口からこっそり覗いて見ました。
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mamai 直島バーガー
マイマイ グルメ・レストラン
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直島バーガー + アボガドトッピング、
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この旅行記へのコメント (2)
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- たらよろさん 2015/06/28 18:07:03
- 街全体のART
- こんにちは、Tam-Kさま
直島は数年前に訪れただけですが、
大きなプロジェクトは同じでも、街全体のART作品が細かくみるといろいろ変わっていて、
今度は私も街全体に目を向けてゆっくり歩いて見たいなぁ、、、って感じました。
海とARTの世界♪
美しいですね〜
GWとはいえ、平日だったから?意外と空いているんですね。
ねらいめかも!!!
たらよろ
- Tam-Kさん からの返信 2015/06/28 22:55:41
- RE: 街全体のART
- こんばんは、たらよろさん
直島の本村、ここの街の中は色んなところにアートがあり、角を曲がるとまた新しいアートを発見したり、住人の方とさりげないお話ができたりと、とても心地の良い街です。
カフェなども町中にいくつかあるので、ティータイムを楽しみながらゆっくりと巡るのもおすすめです。
これからだと涼しくなった秋頃にゆっくり行かれるといいんじゃないでしょうか。
Tam-K
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