2015/04/29 - 2015/05/02
44位(同エリア241件中)
しげじんさん
富山のような地方にいると海外旅行は手軽ではないが,それでも国際便はある。
就航先は,ソウル,台北,上海,大連。
ソウル,台北は渡航済みであるが,残念ながら残る中国はあまり興味がなかった。
しかし,調べてみると,大連の近くに北朝鮮との国境の町“丹東”という都市があることを知った。
興味深い。行ってみたい。
そんな思いの中,GWの休暇と就航日が合致した。
家族の理解を取り付け,GW中にも入りそうな仕事をかわしながら,何とか渡航することが出来た。
初めての中国体験と北朝鮮の人々の生活を垣間見て,十分に見聞を広められた旅となった。
行程は以下のとおりで,今回は■部の紹介。
1日目 □富山(11:55)⇒大連(13:30)
□大連観光,(泊)大連賓館
2日目 □大連⇒(高速バス)⇒丹東
□虎山長城,鴨緑江,(泊)丹東中聯大酒店
3日目 ■鴨緑江
■丹東⇒(高速バス)⇒大連
□星海広場,(泊)大連星海假日酒店
4日目 □大連(7:40)⇒富山(10:55)
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- エクスペディア
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-
事前に調査し,4:42の北朝鮮側からの日の出を拝もうと思っていた。
一度目覚めた時は,まだ暗かったのでもうひと眠り。
すると,5:40に再び目覚めとなった。
モヤがかかっていたが,既に北朝鮮側に太陽が昇っていた。 -
6:30頃から外を散策してみた。
アジアンなバイク。 -
このくらいの時間から屋台の準備が始まるよう。
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朝早くからお土産売れるのかなぁ。
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中朝友諠橋と断橋と北朝鮮と。
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食事系の店も出てきた。
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30分ほど散策してホテルに戻る。
もらった朝食券。 -
朝食会場。
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ここでは,屋台で何度も見た醤油付けの卵のようなものがあった。
ちょうど食べてみたいと思っていたのでラッキー。 -
これが朝食。
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例のしょうゆ漬け卵だが。なんの変哲もないゆで卵だった。
色に見合わず味も付いていない。
お粥は美味しかったかな。 -
部屋には望遠鏡が備え付けてあるとのことであったが,実際には双眼鏡だった。
でも,よく見えた。 -
ホテル代950元+ビール代10元を清算し,早速街に繰り出す。
今日5月1日は,労働節で中国の祝日のようだ。
ホテル前も飾り付けされている。
昨日より人がすさまじく多い。 -
よって,婦人警官が交通整理している。
警官は,なぜか全員サングラス装着。 -
早速,鴨緑江断橋へ。
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入場料は30元。
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ここでチケット拝見。
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橋の入口に戦闘車が展示されている。
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ここ丹東の重要な観光資源である断橋。
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それでは橋を渡ってみる。
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右側には橋の歴史がパネルで飾られている。
1909年に日本が建設を開始したとのこと。 -
橋の中央部は,大型船の通行時に回転して航路を開ける仕組みになっている。
当時の日本軍の技術力に敬服。 -
そして,1950年11月に,米軍の爆撃によって橋の半分は破壊されてしまった。
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ここが,橋の旋回部。
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先端では人が多すぎて身動きとれない状況。
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ここが爆撃箇所。
鉄骨がグニャグニャになっている。 -
この爆弾でやられたのか?
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鉄骨にも戦争の爪痕。
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すると,中国の遊覧船の向こうから大勢の人が乗ったボロ船が向かって来た。
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何と!北朝鮮も遊覧船を出しているのだ。
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しかも,明らかに中国領域まで侵入している。
だって,橋の上の自分より,はるかに中国側にいるから。
しかし,中国側の人と双方手を降りあって実に和やか。 -
小型の遊覧船もやってきた。
しかし,ボロ船。 -
中国側の遊覧船はデカい。
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ボロ船が近づいてきた。
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中国領土を背景に写真を撮っている。
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記念撮影したいのは北朝鮮の人も同じ。
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ズームで寄ってみると,胸元はあのバッチ?
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さらに,他の遊覧船もやってきた。
もはや,中国側を凌ぐ活発な北朝鮮の観光業。 -
友誼橋では誰か歩いている。
どう見ても民間人だ。
もはや,国境の緊張感ゼロ。 -
と思ったら,中国の遊覧船に引けをとらない北朝鮮の大型観光船がやってきた。
自分は断橋の付け根辺りから撮影しているので,中国船より明らかに中国側を航行している。
しかも,定員オーバー気味。 -
何と!文明の力であるスマホのような物で撮影している。
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また,違う大型船がやってきた。
物凄い数の人が乗って中国側に手を振っている。 -
もう一度遊覧船に乗りたい気持ちが沸々と沸き起こり,60元を払って桟橋へ。
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乗り込んで直ぐに,北朝鮮の遊覧船がニアミスしてきた。
自分も思わず手を振る。
あちらも振ってくる。 -
そして去って行った。
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北朝鮮もメーデーで休日なのか?
昨日より人が多い。 -
川岸でも多くの人かくつろいでいる。
-
ん?
北朝鮮の川岸に浮桟橋が見える。
もしかして,遊覧船乗り場? -
多くの人が歩いている。
きっとそうだ! -
遊覧船に乗り込んでるぅぅ!
もう,感動。
乗船料はいくらなんだろう? -
中国同じく,川縁にも多くのギャラリーの人達。
北朝鮮と言えば,怖いイメージがあったが,歴史と政治に翻弄されながらも,そこで生きる人達は自分達と何ら変わらないんだと思えてきた。 -
岸壁にいた子供に手を振ると,一生懸命手を振り返してくれた。
別に北朝鮮は特別な国ではなく,みんな同じなんだ。 -
今日は,昨日より盛大にバレーボールが行われている。
大会? -
また,北朝鮮の遊覧船がやってきた。
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しかし,相変わらずボロ船だなぁ。
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一方,丹東は,わざわざ鴨緑江沿いに開発を推し進めている。
北朝鮮への国力誇示なのか。 -
巡視船がやってきた。
しかし,国旗を掲げていない。 -
何事もなく去って行ったが,中国側の岸壁では皆が写真を撮っていたので,北朝鮮の巡視船なのか?
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北朝鮮との距離が一気に縮まったようなクルージングとなった。
-
もうすぐ11時。
この街での最後の目的である北朝鮮の方が働くレストランへ。
予定していた「柳京飯店」を探すが見つからない。
この辺りから便が緩くなる。
途中,トイレに駆け込む。
思っていた店は探せなかったが,入口を解放して入りやすそうな店を見つけた。
中を覗くと壁面に写真付メニューが掲げてあるが冷麺の存在が分からない。
店の前に立っていた綺麗だけどキツそうな店員にガイドブックにあった冷麺の写真を見せる。
どうやらあるようなので入店。 -
入って直ぐのテーブルに案内される。
-
しばらく座っていたが,注文を取りに来る様子なはい。
壁面のメニューまで行って,冷麺を指して注文できた。
20元。 -
比較的直ぐに出てきたが,メニュー写真よりかなりショボい。
麺は絡み合って塊になっていたので,かなりほぐしが必要。
味は・・・こんなもんか。 -
店内写真を撮っていると,後ろから肩を叩かれ「ノー」と言われた。
幸い消去させられることはなかった。
店員は北朝鮮国旗のバッチをしているし写真撮影は禁止。
まぎれもない北朝鮮店であると判断し満足。
なお,女性は皆綺麗だった。 -
11:30になるので,鴨緑江沿いを歩きながらバスターミナルに向かうことにする。
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中国っぽい絵を描くおじさん。
上手い。 -
相変わらず,北朝鮮の紙幣や民芸品がいたるところで売られている。
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北朝鮮側もすごい人の数。
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鴨緑江公園では,人々がのんびり時間を過ごしている。
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楽しく学ぶことが多かった鴨緑江。
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年のせいか,かなり足に疲れがきている。
バスターミナルまで約2km。 -
ギリギリの体力でバス停に到着。
こちらが裏口で,ここにバスが並んで止まっている。 -
バスの休憩は1回きり。
バス内でトイレを欲したら最悪だ。
ターミナルのトイレで”大”の順番を待つが,割り込みや順番守らずで自分は抜かされていく。 -
発車5分前。
トイレは諦めてバスに乗車。 -
往路と同じようなバス。
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満席だった。
体がダルい。
疲れか食あたりか。 -
丹東の街は近代的だったが,直ぐに未舗装地帯が広がる。
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途中,世界の名だたる自動車メーカーのディーラーが立ち並ぶエリアがあった。
写真は日産。
この地帯も未舗装。 -
道中は,田園地帯が広がる。
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途中のサービスエリアまではお腹は持ちこたえた。
大連編に続く・・・。
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旅行記グループ 2015年 中国遼寧省3泊4日
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