2015/04/29 - 2015/05/02
265位(同エリア1051件中)
しげじんさん
富山のような地方にいると海外旅行は手軽ではないが,それでも国際便はある。
就航先は,ソウル,台北,上海,大連。
ソウル,台北は渡航済みであるが,残念ながら残る中国はあまり興味がなかった。
しかし,調べてみると,大連の近くに北朝鮮との国境の町“丹東”という都市があることを知った。
興味深い。行ってみたい。
そんな思いの中,GWの休暇と就航日が合致した。
家族の理解を取り付け,GW中にも入りそうな仕事をかわしながら,何とか渡航することが出来た。
初めての中国体験と北朝鮮の人々の生活を垣間見て,十分に見聞を広められた旅となった。
行程は以下のとおりで,今回は■部の紹介。
1日目 ■富山(11:55)⇒大連(13:30)
■大連観光,(泊)大連賓館
2日目 ■大連⇒(高速バス)⇒丹東
□虎山長城,鴨緑江,(泊)丹東中聯大酒店
3日目 □鴨緑江
□丹東⇒(高速バス)⇒大連
□星海広場,(泊)大連星海假日酒店
4日目 □大連(7:40)⇒富山(10:55)
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- ホテル
- 2.5
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- エクスペディア
PR
-
さあ出発。
富山の空の玄関口「富山きときと空港」。
奥の建物が国際線ターミナル。 -
事前に行程表を作成。
想定される費用の試算と共に旅の重要な指針。 -
出発11:55の2時間前に到着すると,ちょうどチェックインが始まっていた。
-
聞こえてくる言葉は中国語ばかり。
見た感じ日本人は5人ほど。
中国人は,なぜ富山のような田舎に来るんだろう? -
カウンターで「到着便の遅れのため15分出発が遅れる」との説明。
なお,今回はWebサイトで検索し,Expediaでチケットを購入した。
富山⇔大連という価格競争ゼロ区間なので,どこも同じような金額。
Expediaが最安値で86,260円と決して安くはなかったが,何故か往路のみビジネスクラス予約。
なお,直前に確認すると,往復エコノミーで11万円近くまでになっていた。
「本日ビジネスは二人ですので,お好きな席を」と言われたので,右窓側を指定。 -
ビジネスクラスなので,ラウンジチケットを頂いた。
-
富山空港にもあったラウンジ。
-
ラウンジ内。
小ぢんまりとして出発前に少し休憩できる程度。 -
フリードリンクだが,アルコールはない。
軽食・おつまみもなし。 -
富山きときと空港の国際線待合ロビー。
以前より広くなった気がする。 -
出発1時間前には搭乗口に。
遅れは更に5分増大。 -
遅れてきた到着便。
あれが,折り返すんだな。 -
今回は3泊4日だが,ホテルを転々とすることから,荷物は最小限にした。
このリュックのみで,中身もスカスカ。
上着は替えなしで,下着は洗って着回す予定。
あとは,カメラと充電器があればOK。 -
搭乗開始。
ビジネスクラスなので優先的に搭乗できた。 -
ビジネスクラス。
前方に8席のプレミアムシート。
なお,この便にファーストはない。
カウンターで「ビジネスは二人」と言われたが,後ろの席にカップルが二組座る。
オーバーブッキングの振り替え?と思っていたら,食事は弁当だったので,きっとそうなんだろう。 -
搭乗直後,「プレゼントフォーユー」とスリッパをくれた。
-
スリッパが入っていた袋も手渡されたが,中に靴ベラが入っていた。
-
身長173cmの私が足を伸ばしても,前に何とかつま先が付く広さ。
-
まだ,搭乗者がドンドン入ってきている状況の中,直ぐにお茶が出された。
-
離陸してしばらくすると,クロスが敷かれた。
-
オーダーで,「オレンジジュースorアップルジュースorウォーター?」と聞かれる。
「ビア」と言うと,にこやかにOK。 -
ご飯は,シーフードにした。
しかし,ご飯パッサパサ。
炊いて半日乾燥させた感じ。
見た目とは裏腹に,美味しくない。
2本目頼んだビールをCAさんが注いでくれたのが嬉しかった。 -
パンもあったけど,パサパサ。
-
デザートも,うーん。
なお,左側のはアイスに見えるが,芋のような物。
中国はやはり冷たいもの食べないんだなぁ。 -
食後のコーヒー。
これは,まあまあ。 -
しかし,日本発の便なのにアナウンスは日本語一切なし。
モニターはあるが,イヤホンなし。
そして,中国系航空会社なので,北朝鮮上空を飛ぶかと期待していたが,モニターで航路図を表示することはなかった。
終始映画を流していたので,航路は確認取れず。
残念。 -
上陸間近。
-
遅れは取り戻し,5分くらいの遅延で大連到着。
良い天気だ。 -
搭乗してきた便。
何故かポリスが待ち構えていている。
その後,係員に促されて前方のバスにに乗車。 -
しかし,ほとんどのお客さんは違うバスに乗っている。
-
乗客3人でバスは出発。
外国人用?
結局,分乗の理由は不明。 -
空港に入るとポリス多く,なにやら厳戒ムード。
けれども入国審査は無事完了し,初めての中国に足を踏み入れる。 -
ゲートを出ると,多くの人が出迎え。
-
まず,現地通貨を得なければ。
事前検討では,現地で2万円程度かかる予定(ホテルは,クレジットカード払いで別)。
そこで,2.5万円分の元に換金することとした。
空港はレートが悪いことは分かっていたが,全く持っていないので換金するしかない。
少額だけで,あとは市内換金もできるが,空港では1回あたり50元の手数料がかかる。
少額換金は損した気がするので,全額ここで換金。 -
本当に手数料50元。
本日の為替レートは,19.1円≒1元なので,1000円近く取られてしまう。
2.5万円は1192元に変わった。
50元分上乗せしても,20.1円≒1元の換算。 -
空港を出た。
閑散としているが,直ぐにタクシーの客引きに絡まれる。
「ノーノー」と言いながら逃げるが,バス乗り場が分からない。 -
きっとこのバスだが不安。
おじさんに声をかけるが,会話が成立せず。
誰かに電話し始めた。 -
日本語が分かるオジサンがきて,ポケットから出てきたこのチケットと10元を交換。
-
大連空港を後にする。
ここまで手こずってしまい,予定より1時間近く遅れてしまった。
目指すは,今晩のホテルがある中山広場。 -
バス内では,ガイドのお姉さんがいて,大連の地図をくれた。
-
観光案内なのか。
言葉が分からないが,長時間一生懸命説明していた。 -
街が見え始める。
高層ビル多い。 -
友好広場に差し掛かる。
中山広場の降り方が分からないでいると,ガイドのお姉さんが何やら聞いてきた。
持参の「地球の歩き方」で広場を示しても日本漢字は伝わらず。
そこで,先ほどもらった中国漢字表記の観光地図で示すと,分かったようで運転席側に戻っていった。
ちなみに,バスの中でも後ろの席の人に話しかけれられた。
日本人と現地の人の見分けは困難なよう。 -
大連駅を通過。
-
お姉さんが,何か言ってきた。
どう見ても広場でないが,降りなければならなさそう。
降りるとバス停名は,「中山広場」だった。
良かった。
てっきり広場に隣接して降りると思ったが,少し離れたバス停だった。 -
看板に従い広場を目指す。
-
間もなく広場が見えてきたが,あいにくホテルは対岸のようだ。
しかし,広場に渡る歩道がない。 -
と思ったら,バンバン車が横切る中,横断していく人がいる。
急いで,横をついていく。
この後,幾度もこのスタイルで道路を渡った。
それだから,常に街中にクラクションが鳴り響いている。 -
広場中央。
歴史ある広場から近代的なビルが見える。 -
ハトもいるのどかな光景。
-
本日宿泊する「大連賓館」。
日本統治時代に満州鉄道直営のヤマトホテルとして建てられた歴史と由緒ある建物とのことで予約した。
古いので310元と比較的安価。 -
1909年着工,1914年竣工と石版で紹介がある。
-
豪奢なエントランス。
-
当時の写真も掲載してある。
-
日本語が少しできる兄ちゃんがフロントにいた。
部屋は,422号室。
ここで初めて,デポジット制度を知る。
310元のはずが500元取られたが,良く分からずOK,OK。
今日は丹東行きのバスを予約するので,明日何時出発か決定しなければいけない。
朝食時間が極めて重要。
兄ちゃんに朝食時間を尋ねると「9時」だと言う。
HPでは7時になっていたので,「7時ではないですか」と聞くと,「7時は早い,8時かな。」と言い出す。
もう当てにならないので,楽しみにしていた中国粥の朝食をあきらめて,早々に丹東に発つことにした。 -
内部は,かなり暗い。
そして,昭和の雰囲気。 -
4階の館内図。
-
部屋の扉も古めかしい。
-
扉を開けてギョッとした。
誰かのスーツケースがある!と思ったら,フットマッサージ器だった。 -
部屋の雰囲気。
かなり古めかしい。
確かに歴史的価値を加味しても低価格を納得。 -
バスもボロい。
タイルの欠落を透明なコーキングで埋めてある。
せめて白色にすればいいのに。 -
早速街へ。
丹東行きのバスを求めて勝利広場へ向かう。 -
人だかりができている。
どうやら,チケット売り場のようだ。 -
2015年4月現在の時刻表。
計画では,ホテルで7時から朝食を取って(8時は無理なので)9時発の便を予定していた。
しかし,事情は変わったので7時発にすることにした。 -
とにかく人がごった返していて,どこに並べば良いのかも分からない。
その傍で,「ダンドン,ダンドン,ダンドン」(ダンドン=丹東の中国語発音)と大声を上げている兄ちゃんが何人もいる。
そのうち,一人が「ダンドン?」と聞いてきたので,「ダンドン」と言うと,車のキーを見せてきた。
こりゃヤバいと思って「ノーノー,バス」と言って逃げた。
取り敢えず,列に並んでみた。 -
窓口で自分の番になって,「トゥモロー,ダンドン,AMセブン」と言ったが,怪訝な顔をされる。
この旅で分かったが,大連では日本語はもちろん英語も全く通じない。
言葉が通じないのは本当に恐怖である。
幸い日本人は漢字が書けるので,「丹東,4/30,7:00」と紙に書いて,看板の83元が払える100元札渡した。
写真のチケットが出てきた。
お釣りを貰おうと待っていたが,お釣りを渡そうとする雰囲気がない。
説明もできないので諦めて立ち去る。
どうやらガソリン代が16元上乗せされるよう。
それでも99元なので,おつりくらいくれてもいいのに・・・。
いずれにしても,チケットは無事確保できた。 -
次の目的地は,上野駅がモデルという大連駅へ。
こんな駅前でも,無秩序な横断が許されている。 -
大連駅。
-
古い駅舎の眼前には,近代的なビルが立ち並ぶ。
-
一方,駅の傍らではアジアな感じの屋台が立ち並ぶ。
-
次は,ロシア人街へ。
大連名物の路面電車に乗るために,停車場に向かう。
すると,クラクションと共に人との接触が起こる。
幸いお互いに文句を言い合って事故にまで至らなかったが・・・。 -
それにしても完全に路面電車の専用路線を車が通るのもどうかと・・・。
すぐ後ろには電車が迫っている。 -
到着電車。
本当は,レトロなやつに乗りたかったが,こちらに乗車することにした。 -
前払いの1元支払って乗り込む。
-
ロシア人街には,「勝利橋」で降りなければならないが,一つ先の「民生街」まで来てしまい急いで降車。
しかし,降ろされたのは道路の真ん中。
直ぐ脇を車が走り抜けていく。
良くも悪くも,人と車が共生している街。 -
少し引き返して,ロシア人街にやってきた。
雰囲気が出てきた。 -
平日のためか,ひどく閑散としている。
ロシア人もいないし,観光客も指折り出来るくらい。 -
お土産屋さんも立ち並んでいるが,一人じゃ入りづらく遠目で見ながら街を流した。
-
そのまま,港の方に向かって奥まで進んでいくと,打って変わって生活感激しい街並みとなってきた。
ものすごく寂れている。 -
大連港まで行ってみようかと思ったが,夕方になってしまったため,食事を求めて駅の方へ進路を取る。
大連では,この3輪自動車がたまに走っていた。 -
繁華街から離れると,このようにゴミの散乱が激しく,いかに日本は綺麗か実感できる。
-
緑が広がる場所に出た。
-
どうやら,大連駅の裏側に出たよう。
站北広場らしい。 -
バスのチケット待ちか?
中国でもキチンと並ぶんだな。 -
広場では,こんな遊具も。
しっかりお金を取っていたが,子供の戯れる姿はホッとする。 -
それにしても,土地がたくさんあるのに,高層ビルが多い。
-
駅前に出た。
警察が立っているが,人の無秩序横断は相変わらずで,しかも注意もされない。
何て街だ。 -
屋台で何度も見たイカの鉄板焼き。
何度も買おうと思ったが,結局買わずじまいとなった。 -
吉野家だ!
ちょっと嬉しくなる。 -
夕食調達予定の天津街に到着。
-
この店のカキが美味しそうに見えた。
-
4つで10元。
注文すると,殻を開いて焼いてくれる。 -
ニンニクソースと辛味のケチャップで味付け。
凄く美味しい。
特にニンニクソースがGOOD! -
ライトアップが綺麗で夜までやっているという「大連タワー」に行ってみることにした。
道中のモールのようなところで,この旅唯一の自動販売機に遭遇した。 -
大連タワーが見えてきた。
まだライトアップはされていない。 -
労働公園の奥からリフトで登るようであるが,門が閉められ警備員が立っている。
何故だか分からないが,本日は閉園しているようだ。
言葉が分からないので聞くこともできない。 -
あきらめて,ちょうど近くにありガイドにも載っている「万宝海鮮舫」に行ってみることにした。
大連を代表する店で,豪華な店内の割には価格は手ごろとのこと。
本当に威圧感のある外観。
車がたくさん止まっており,庶民的な人達が出入りしているので安心できそう。
勇気を振り絞って入店。
店の前に立っていた人に指一本出して,一人であることを主張。
店内に案内された。 -
しかし,注文の仕方が全く分からず困っていると,日本語が少しできるお姉さんが案内してくれた。
食材を選ぶらしいが,最初のコーナーは,軒並み300元を超えている。
「しまった!」と思ったが,生簀の方に来ると数十元でリーズナブル。
シャコみたいなのとカキとハマグリを注文した。 -
サラダみたいなものもあったが遠慮し,ビールを頼んだ。
-
宮殿のような階段を上って,2階に案内される。
-
吹き抜けを見下ろせる席に通された。
-
出てきたビールは,常温。
しかし,意外と飲めるもんだということに気付かされた。 -
本日のディナー。
ハマグリの量が半端ない。
しかし,ピリ辛で凄く美味。
手がギトギトになるため,人生初のフィンガーボウルを体験。
シャコは,殻が硬くて唇を切ってしまった。 -
記念に,店員に写真を撮ってもらった。
-
最後にデザートとして,スイカが出てきた。
大連ではスイカを良く見る。 -
1階も豪華。
-
満腹でレジに向かう。
金額が怖かったが,ビール2本飲んで,なんと122元。
これはお得。
大連に行った際にはお奨めです。 -
酔い覚ましかねて,歩いてホテルへ。
途中ローソンを見つけて,嬉しくなって入店。 -
見覚えある商品も微妙に違う。
-
ドリンクも,表示が違うだけでどこかウサン臭く感じる。
-
夜食に,見たことのないスナックを買ってみた。
もちろん,ビールと共に。
このローソンは,ホテルからバス停間の通り道だし,日本人好みの弁当もあったので,明日の朝食はこちらで調達することにした。 -
友好広場が電飾で彩られている。
-
中山広場に到着。
宿の隣は銀行だが,何故か派手なイルミネーション。 -
一方,ホテルは地味にライトアップ。
部屋に戻って,疲れた足を癒すため,備え付けのフットマッサージ器を使ってみた。
なかなか良かったが,終わってから「1回25分 28元」と書かれてあることに気付く。
「知ってればしなかったのに・・・」と思いながら,ただコンセントを差すだけなので,サービスなのかなと思うようにした。
こうして,大連の初日は終わっていった。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
2015年 中国遼寧省3泊4日
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
大連(中国) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 2015年 中国遼寧省3泊4日
0
114