【震災前】中年男のネパールひとり旅　その６　世界遺産「古都パタン」

2014/09/27 - 2014/10/05

※ネパール震災で犠牲になられた方々のご冥福をお祈り申し上げます※

ネパール震災の半年前、カトマンズ・ポカラ周辺を一人旅してきました。震災前の記録を残すため、また自分の記憶に残すために旅行記を書かせていただきます。

表紙の写真は、震災前の「パタンのダルバール広場」です。
残念ながら、ここに写る寺院のほとんどが、2015年の大地震で倒壊してしまいました。

エリア パタン(ネパール)

• 旅行の満足度: 2.0
• 観光: 3.0
• ショッピング: 2.0
• 交通: 2.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: タクシー
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

古都パタンは、首都カトマンズから南へ３kmの場所にある世界遺産の街。タクシーやレンタサイクルで簡単に行くことができます。入場料は500ルピー（約550円）。

9月26日午後、私の宿泊しているタメル地区の「ホテルバイシャリ」からタクシーでパタンに到着（タクシー代、500ルピー：約550円）。

ただ、パタンは次の旅行記で紹介する古都バクタプルに比べると寺院は少なく、ほとんどがこの「ダルバール広場（王宮広場）」に集中しています。
この写真だけ見るとバクタプルよりも綺麗な街に見えますが、古都の魅力としてはバクタプルのほうが１枚も２枚も上手でした。

【ニュース映像より】
上の写真とほぼ同じ場所を映した震災後のニュース画像。
一番手前の、一番美しい「クシュリナ寺院」は倒壊を免れたようですが、その後ろの寺院は全て倒れているのが分かります。

クシュリナ寺院。17世紀に建てられた、石造りの寺院。
２階にクシュリナ神、３階にシヴァ神、４階にブッダがまつられている、パタンのシンボル的な寺院です。

クシュリナ寺院の奥（北側）には、18世紀に建てられたハリ・シャンカール寺院とジャガナラヤン寺院がありました。

残念ながら震災で倒壊してしまいました。

ダルバール広場の東、王宮の庭では、ちょうど牛がお肉にされていました。

ネパール最大のお祭り「ダサイン」の最中で、お祭りの生贄にされたものだと思います。

牛は、この場所で生贄の儀式に処されたのだと思います。

パタン最大のクンベシュワール寺院。

パタンの街はあまり観光地化されておらず、１本裏道に入ると閑散としています。

ゴールデンテンプル、細い路地にあり、場所が分かりにくく、ちょっと迷って発見。

仏教とヒンズー教が合わさった寺院です。日本でいう神仏混合みないなものか？

その名の通り、金色に輝くゴールデンテンプル。

ロカ・キルティ大僧院。
内部は閑散としていました。

ガネーシャ寺院。
ゾウの首を持ったシヴァ神の息子、ガネーシャ神がまつられています。

古都パタンは、残念ながらダルバール広場周囲のいくつかの寺院以外は見どころも少なく、１〜２時間で回れてしまいます。

帰りはタクシーではなくバスでカトマンズまで戻ろう、とバス乗り場に向かったのですが…。

今日は、ダサインのお祭りで祝日だそうで、バスも全て運休なのだと…。
仕方がないので帰りもタクシーで、カトマンズのホテルまで帰りました。

次の旅行記では、カトマンズ盆地のもうひとつの古都「バクタプル」に行きます。
http://4travel.jp/travelogue/11005661

この旅行記へのコメント （2）

• あいぼんさん 2015/05/08 23:37:25

  震災

  バルティーゴさん、こんばんは。
  
  私もかれこれ十数年前にパタンもバクタプルも訪れました。
  でも昔過ぎてパタンやバクタプルまでどうやって移動したのか
  思い出せないです。おそらくバスだったのかなあ。
  こういうローカルバスって、微妙にぼってきますよね。
  私も何度やられたことか。
  でもまあいっかって思える金額なんですけど。
  
  バクタプルの方が建物はすごかったけれど、
  パタンの田舎くささが気に入っていた記憶があります。
  狭い路地に風情があってよかった気がするのですが、
  そんな景色ももう見られなくなってしまったんですね。
  震災前との比較、とても興味深かったです。
  
  そんなにたくさんの建物が倒壊しているとは知らず、
  ちょっと無関心すぎました。
  ポカラは大丈夫なんでしょうか？
  
  続編楽しみにしています。
  

  バルティーゴさん からの返信 2015/05/10 00:06:20

  RE: 震災

  あいぼんさん
  
  ネパールも行かれたことがあるのですね。さすが元バックパッカー。
  
  今回のネパール旅行は、帰国直後は、一昨年のチベット旅行に比しインパクトが無かったため旅行記を書く予定ではなかったのですが、今回の地震を受け、書こうと思い立ちました。
  読んでいただき、嬉しいです。
  
  ちなみに、ニュースによるとポカラの建物は地震の影響は無いようです。
  http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150508-00000076-san-asia
  ただ、観光産業に頼っている国ですから、観光客がしばらくは減ってしまうと、多くの人が困るでしょうから、心配ですね。
  
  では、続編、頑張って少しずつ書きます。