2015/04/25 - 2015/04/25
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bakanekoさん
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最近妄想じみた旅行記になっていますが、筆者妄想により現実逃避をしております。
桜井を出て、とうとう本日の最終の地当麻寺に着く。12時である。朝5時過ぎに起き、疲労がたまり始めている。駐車場を探すが、寺より遠い公営の観光駐車場は・・・・600円ほどで高い。役人の考えそうなことである。それに臆せずどんどん寺のほうに進み、東門までくる。すぐそばに民営の駐車場があり500円である。この値段なら、ここで妥協する。ほぼ満杯であったが2分ほど待って入れた。3時間以内に戻ってくださいということでした。
さて中之坊という寺の庭が良いとの前情報なのでいこうとする。
後から「おい」 私「うぎゃあ。なんでこんなところに土門先生が・・・」
私の勉強不足であった。この撮影に行く前に、土門拳 風景という中古本をアマゾンで買った。家に帰ってからすぐ、配達されてきた。よくみるとなんと土門先生はここで竹の作品を撮っているのである。すばらしい画である。そのためこの妄想劇場に急遽登場になってしまった。
土門「ここのぼたんはいいぞ。アップだ。しっかり撮るんだ」
私「いやですよ。アップだけなら、どこにきたのかわからんですよ」
土門「タイトルに撮影場所をつけておけばよい」
私「・・・・・・」
人は連休前ですが、少し多いような感じでした。年寄りが多い気がします。
中之坊 http://www.taimadera.org/
當麻寺最古の塔頭で、熊野権現が現れた場所に役行者が道場として開きました。もとは「中院」とよばれ、中将姫の師である實雅や、弘法大師の弟子となった實弁などの高僧が住房としました。
中将姫さまの守り本尊である「導き観音さま」を本尊として祀り、信仰を集めています。大和三名園の一として名高い庭園「香藕園」(史跡・名勝)や、中将姫さまゆかりの宝物などを収蔵する霊宝館が公開されています。春の牡丹は特に有名です。
庭園に入る前に、中将姫さまの剃髪堂の前でご本尊・導き観音さまと五色の紐で繋がる結縁のお参りをしましょう。
書院の一部ではお抹茶をいただくこともできます。
150枚もの壮麗な絵天井で知られる写佛道場では、當麻曼荼羅に描かれるみほとけを描き写す「写仏体験」ができます。
その後、うろうろすると西南院
入場料300円もいいが、そこの住職の奥さんであろうか「ええ写真を撮ってくださいや」 その仏のようなお言葉に引かれに入ってしまいました。のんびりとした昔の大和の心に触れたような気がしました。これにより私は西南院のファンになってしまいました。
西南院 http://taimadera-sainain.or.jp/index.html
當麻寺 塔頭 西南院は、當麻真人国見が麻呂子親王によっ
て草創された萬法蔵院を、白鳳12年 百済の僧正恵潅を導師に
迎え當麻寺として還造した時、坤(裏鬼門)の守の寺院として
創建されたのが始まりで、西塔の別当となった。
その後、弘仁14年に弘法大師が同院に留錫して、曼荼羅堂に於
いて「いろは歌」を御想念になった。
この時より同院は、真言宗となり、法灯は守り続けられ、人々
の厚い信仰を集めている。
同院庭園は、江戸初期に造られたものを、中期頃一音法印によって改修された池泉廻遊式庭園で、天平建築の粋たる 西塔を東側に組み入れ、その優姿を池泉に落し、美しい陰影は絵画そのものであり、他では見ることかできない。又、 庭園の一隅にある水琴窟の妙音は、一時を無我の世界へさそう。春は新緑、夏は驟雨、秋は紅葉、冬は雪とその四季折 々の趣をそえ、さつきや石楠花なども妍を競いて心を遊ばせてくれる庭園である。
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ボタン全開の中之坊
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個人的には額縁写真が好きです。
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土門「もっとアップだ。しかし日の丸写真だな」
・庭園「香藕園(こうぐうえん)」
東塔を借景とし心字池を中心とした桃山期の名庭。江戸時代初期、第111代後西天皇さまの行幸に際し、第4代将軍家綱の茶道指南役であった片桐石州(石見守貞昌)公が現在の姿に改修しました。
内庭と外庭を区切る土塀を低く作ることで、狭い土地に奥行きをもたせる工夫がなされています。
古くから大和三名園に数えられており、昭和9年、奈良県で最初に文化庁の保存指定を受けています(史跡および名勝)。
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ここももう少し、中から外を見る風景を意識すれば観光しやすいと思う。
庭園を回遊しながら後西天皇さまの「御幸の間」をのぞき見ることができます。張壁は曽我二直庵の筆になり、部屋の真ん中に玉座が置かれています。 -
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片桐石州(石見守貞昌)が、私の背中側の茶室を改修した。この庭も改修したかもしれない。ここで茶室の小窓の位置から庭を見る。石州の眼から見た風景。
土門「ウンチクを語るより、風景だよ!!」
私「先生。パーツばかり見てますがな」
土門「だまれ!!」 -
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茶室傍から見る風景。雨のときや雨の紅葉、そして雪のときがよさそうである。
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自分ではこれが好き。
土門「ぜんぜん。気がないな」 -
いつも撮ってるガラス写しこみ。ここのガラスも多少波打っているので昭和の初めくらいかもしれない。
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いよいよ牡丹園
牡丹(ぼたん)の大輪の花は"百花の王""富貴の花"と賞されます。百獣の王の獅子坐に座る大日如来さまへの供花として、唐の都では多くの寺院に植えられました。弘法大師さまもその姿を目の当たりにされ、現世の浄土を感じられたそうです。
當麻寺でもそれに倣い、みほとけの世界の表現として、各僧坊の裏庭に牡丹(ぼたん)を植えています。中之坊では約1200株の牡丹が季節になると色とりどりの花を咲かせます。(4月下旬−5月はじめ頃)
ほかに、てっせん、つつじ、空木、珍しい白藤などをはじめ、あじさいや芙蓉、桔梗など、四季折々に彩りを添え、参拝者の目を楽しませています。 -
傘、傘、傘である。できるだけ花だけを撮らず後に引いて撮るように心がける。
私「土門先生。けらないでください。」 -
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これはなかなか苦労した。後ろに下がり、全景を撮るのだが人がぞろぞろ。揚句に花のアップを撮るおっさんおばはんが動かない。花のアップならどこで撮っても同じやろと思う。
私「土門先生。体当たりはやめてください。」 -
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写仏道場の格天井には、巨匠・前田青邨をはじめ近現代の有名作家による作品が飾られており、その数は150枚にも及びます。庭園(ボタン園)に面した縁より覗き見ることができます。
・道場内では「写経」「写仏」の体験ができます。 -
ひなびた学校のような感じがします
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中之坊出口。大阪人ならわかるへっついさんがあります。言葉の種類は、関東より関西のほうが豊かです。
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住職の奥さんらしき人の話しぶりにまどわされ、西南院へ。大和言葉のやさしさがこころに響きます。大和言葉も地元は結構汚いのですが、京都も同じ。
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西南院入ったところ。
私「どうしたんですか。土門先生」
土門「わしが写真を撮っていた頃はこんな人ばかりだったんだ」
私「泣かないでください。ぶきみだから」 -
東塔を入れて。
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実は、修正してあるがはるか向こうにはブルーシートがかけられていた・・・
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そして額縁庭園になるとおもい抹茶席に入る。
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すばらしい。
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私「土門先生眼がギラギラしてますよ」
土門「庭は、素晴しい」 -
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ということで、
私「先生朝から遊びつかれたので・・・・ここらへんで終わります」
土門「残りも編集しておくんだ。寝るな。一心不乱だ」
私「帰って寝ます」
完
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この旅行記へのコメント (1)
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- 墨水さん 2015/05/02 23:35:32
- 庭を見る。
- bkanekoさん、今晩は。
庭を見る、心で観るは、夢なれど、夢の夢なり、人も夢なり。
墨水。
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