夫婦で行くサッカー観戦旅行＠ドイツ３

2015/04/09 - 2015/04/14

前回に引き続き、夫婦で行くサッカー観戦旅行＠ドイツ３をお届けします。
3日目はアリアンツアレーナにてFCバイエルンの試合観戦です。

登場人物
danna氏＝地図、路線図を読むのは得意だけど話せるのは日本語のみ。
yome＝過去に駅前留学していたドイツ語は最低限の意思表示が可能。

エリア ミュンヘン(ドイツ)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: JAL
• 旅行の手配内容: 個別手配

↑ミュンヘンの朝。

ヴィ ヴァディ ホテル ダウンタウン ミュンヘン ホテル

↑部屋は5階です。

↑ホテルには無料のwifiあり。

wifiが弱いと言う口コミもありましたが、泊まった部屋に関しては全く問題ありませんでした。日本から持参したレンタルルーターよりずっと優秀！

↑朝ごはんを食べに出発です。

その前に、切符を買いに中央駅へ立ち寄ります。
今回の旅行中、ホテルで朝食を食べたのは初日のドルトムントのみ。Vi Vadi Hotelはレストランが好評のようでしたが、一度も利用する機会がありませんでした。

↑ドイツの切符って、どの種類を買えばお得なのか悩みますね。

事前に調べた結果、行動範囲的には多分コレだろうと言うことでTageskarte（1日券）のInnenraumを選択。

ミュンヘン中央駅 (ハウプトバーンホフ) 駅

↑光って見づらいですが、使えるのは現金のみ。

カードも使えるみたいですが、券売機の問題か1日券だからか、このときはダメでした。

↑Gruppen-Tageskarte。

Innenraumで11,70オイロー。Ringe1-4はなんの意味でしょ？？

↑ミュンヘン中央駅内に、見覚えのあるカフェを発見。

日本の通勤ルートで見かけるお店です。まさかこんなところでお目にかかるとは。

↑駅内のライオン。

おなかの白と青のひし形はバイエルン州旗の模様だそうで、そう言えばFCバイエルンのロゴの中央もこの模様が入ってましたね。

↑朝のミュンヘン駅。

でも今日乗る電車はここからではなく、

↑こっち。

地下に潜ります。

↑明るくきれいなミュンヘンの地下通路。

↑ここの券売機にはMVGと書いてありました。

地上で購入した1日券にはMVVと書いてあったし、何が違うのでしょう？？
ミュンヘンの鉄道についてざっと調べてみたところ、
IC・ICE（特急電車）、REなど（中距離電車）、S-bahn（近郊電車）が、今回大変お世話になったDB。U-bahn、トラム、バスがMVV、MVGのようですね。

アリアンツアレーナにはU-bahnでしか行けないので、この日は管轄外のジャーマンレイルパスが使えない、と言うわけです。

↑1日券も打刻機を通すのかと思い入れてみましたが、

微妙にサイズが大きくて入りませんでした。所持していればいいってことかな？？

↑目的地は、Sendlinger Tor駅で乗り換えた先。

↑年代ものの電車がやって来ました。

ドイツの電車の扉は、自動ではなく手動開閉。ICEはボタンを押すタイプでしたが、S-bahnやU-bahnで出会ったのは取っ手タイプ。最初はかなり戸惑いました。

↑Implerstraße駅に到着。

↑地上に出ましたが、あまり人の気配がありません。

↑地図を見ながら歩くこと数分。

↑見えました！Gaststätte Großmarkthalle。

Weißwurst（白ソーセージ）で有名なお店です。
お店に着いたのは9時ちょっと前くらい。店内はまだ空いていて、民族衣装のような出で立ちの店員さんに「どこでもどうぞ！」と言われたので、出入り口のいちばん近くに座りました。
テーブルには「10時から5名予約」と書いてあるので、そのくらいの時刻から混み合うのかもしれませんね。

↑最初に出てくるプレッツェル。

頼まなくても出てきますが、お通し的なものではなく食べた分だけ料金がプラスされます。おなかが減っていたdanna氏とyomeは、カゴに盛られていた4個をぺろりでした(^^;)

↑白ソーセージのお供は本来ビールのようですが、

下戸な夫婦はもちろんコーヒーです。

↑つぼ状の容器に入った白ソーセージが登場。

↑ドイツに来て初めての温かい食事！それだけで嬉しい！

20cmほどのソーセージが中央でくるりとねじってあり、それが1人前。

↑食べ方は事前に調べておきました。

縦にナイフを入れれば、薄い皮は簡単に剥けます。
ソーセージのイメージをくつがえすふわふわの食感はとても美味。さすが午前中しか食べられない白ソーセージ、パセリの歯ごたえに鮮度を感じました。
甘いマスタードソースを付けるそうですが、塩気がけっこう強いのでyomeはそのままでも十分でした。

↑ごちそうさまでした！

レシートをもらいそびちゃって不確かですが、全部で21オイローくらいでした。

↑腹ごしらえを済ませ、マリエン広場へやって来ました。

残念ながら広場のど真ん中で工事中。

↑11時にはまだ早くて、仕掛け時計は見られず。

マリエン広場の観光もそこそこに、ダルマイヤーへ向かいます。

↑ここでお土産を買います。

店内はお客さんがたくさん。1階はチョコレートやお茶系、コーヒーなどのジャンルごとに分かれた売り場のほか、デパ地下のような量り売りの食品売り場もありました。
あれこれ散々迷った挙句、自宅と実家のお土産用に缶入りのコーヒー豆を購入。

↑続いて、FCバイエルンのファンショップへ。

間口は狭いですが3〜4階まであり、ところ狭しとグッズが並んでいました。大混雑の店内でどうにかこうにかユニフォームとマフラーを購入。
試合開催日だけありマリエン広場にはユニフォーム姿のサポーターを見かけましたが、まだ上着が必要な季節だからかチームカラーで「真っ赤になる」ほどではありませんでした。

ホテルへ戻る道中、最終日にフランクフルトで探そうと思っていた家電量販店のサターンを発見。お目当てのDVDを購入できました。

↑コレ。

ブラジルW杯のドイツ代表の全試合が収録されたDVDと、ノイアーが吹き替えで参加しているドイツ語版モンスターズユニバーシティ。

ドイツのDVDが日本で観られるかどうかですが、「リージョンコードは同じだけど映像方式が異なる」とのことで、プレーヤーもTVもソレ対応のものでないとダメだそうです。
わが家のプレーヤーも再生不可でしたが、パソコンで再生しHDMIでつなげばテレビ画面で視聴することができました。

↑お昼ご飯はミュンヘン中央駅の地下通路のお店で。

テーブルの上にヤマサの醤油を発見した瞬間、絶対ここで食べる！と気持ちが固まってしまったyome。

↑注文したのは焼うどん（風）。

Asiagourmetと言う店名の通り、お店のジャンルはあくまで「アジア料理」。
店員さんも日本人ではないので日本の焼うどんとは若干異なりますが、ひとまず胃袋がほっとしました。

食後は、ユニフォームに着替えるため一旦ホテルへ戻ります。

↑danna氏はシャビ・アロンソ。

↑yomeはミュラー。

↑代理店に手配してもらったチケット。

3階4列目の座席番号1と2です。

↑ Fröttmaning駅に到着。

Marienplatz駅から10コか11コ目の、Innenraumの範囲ギリギリにある駅なので何気に遠く感じます。

↑見えてきました、アリアンツアレーナ！

アリアンツ アレーナ スタジアム・スポーツ観戦

↑周りにはほとんど何もありません。

空と地面とアリアンツアレーナ。そんな感じです。

↑スタジアム内での飲食にはプリペイドカードが必要。

チケット売り場に並び、とりあえず20オイローをチャージしました。クレジットカードも使えます。

↑赤くライトアップされるのは夜の試合だけでしょうか？

入り口では、男女に分かれてボディチェックを受けます。「スプレーや香水は持っていないか」と聞かれましたが、カメラなどは止められることなく持ち込めました。

↑座席のブロックは304。

外階段を地上から3階まで登ります。

↑この階段が地味にキツイ(^^;)

↑ようやく304が見えました！

試合開始までまだ時間があるので、飲み食いの前に座席の位置を確認します。

↑座席からの眺め。

ちょっと遠めですが、ほぼど真ん中。1段下は関係者席か何かのようで、テーブルにパソコンが置いてあります。

席を探す際ちょっと迷っていたら一見強面の警備員さんが笑顔で声をかけてくれたので、「Wo ist…」と聞いてみました。
観光地などのドイツの方々は、観光客にとても親切です。こちらの片言のドイツ語にも寛大で、にこやかに接してくれます。

↑まさかの甘いポップコーン。

日本で「普通のポップコーン」と言えば塩味ですが、甘いんですよコレ。ちょっと意表を突かれました。
スタジアムが広いので、わりとあちこちにトイレや飲食店があります。

↑ポメス（フライドポテト）。

↑ファンタ。

コーラは甘くてイヤだとdanna氏が言うので、FantaにするかSpriteにするか迷って発音の通じそうなほうをチョイス。
Spriteは「スプライト」でいいのか「シュプライト」になるのか悩んでしまいました。
ビールだけでなくソフトドリンク類も、カップが特大です。SとかMとかLとかそんなの関係なく、豪快なワンサイズでドン！と出てくるので、2人で1つでも十分なかんじでした。

飲んで食べてトイレを済ませて試合開始30分前に座席に戻ると、同じ列のみなさんはすでにほとんど着席していました。下の段の席には、パソコンの前にお兄さんが2人座っていてます。

↑そのパソコン画面にyomeは興味津々。

俯瞰のピッチに、リアルタイムで動く選手が表示されています。一人一人に黒い丸印が付いていて、コレが選手ごとの走行距離などを出すアレなのでしょうか。

↑ゴール裏の立ち見席。

こうして見比べてみると、ズィグナルイドゥナパルクの立ち見席はやっぱり圧巻ですね。

↑ミュラー…かな？？

↑アップを始めるバイエルンの選手。

ロッベンとリベリが負傷中で先発メンバーが気になるところですが、下の席のお兄さんの手元にはもっと気になるメモが…。

↑背番号と思しき数字が見えます。

嫌な予感がします。
GKの数字、どっからどう見ても1じゃないんですよね。
ノイアーが観たくて来たんです。世界最高峰のゴールキーパーが観たくて、日本から遠路はるばるアリアンツアレーナまでやって来たんです。
なのにノイアーじゃないなんてマジですか(´Д`;)

↑試合開始前には水を撒くんですねー。知りませんでした。

↑いよいよ選手入場です。

↑GKはやっぱりノイアーではありませんでした。

いいんです。うん、いいんです。
めったに生で観られないレイナの先発はむしろ貴重！
ロッベンとリベリも不在だけど、いいんです。その分きっと、ミュラーやレヴァンドフスキの活躍が見られるはずだから！
と、自分を納得させるyome。

↑ピッチに選手が現れました。

↑お兄さんとエヴィアンのボトルの間に並ぶ選手。

↑キックオフです。

↑途中、同時刻に開催中のよその試合状況も伝えられます。

ドルトムントが負けているとお知らせがあるたびに、歓声が響くスタジアム。

地元サポーターの目に、ドルトムントもシャルケも好きでバイエルンも応援しちゃうミーハーな日本人はどう映るのでしょうか(^^;)

↑試合終了。

レヴァンドフスキのドッペルパック、ミュラーの追加得点があり、3-0でバイエルンの勝利。
ノイアーは不在でしたが、ミュラーのゴールを生で見ることができたのでひとまず満足です！

得点したときの、マイクパフォーマンスって言うんでしょうか、コール＆レスポンス的なやり取りがありますよね。選手の名前を3回繰り返すところから現在の点数、最後の「bitte!」までの流れをテレビで試合観戦しながら練習して来たので、スタジアムでもみなさんと一緒になって声を出すことができました。
一体感を感じられて楽しいですね(≧∇≦)

↑甘〜いMilch Kaffee。

試合後、プリペイドカードの残高を使い切るために飲み物を購入。

↑ファンタ再び。

ドイツにはアイスコーヒー的なものがないみたいですね。
前日のドルトムントのFanWeltでも「冷たい飲み物がほしい」と伝えたところ、「冷たいコーヒーはない。あるのは水か瓶のジュース」みたいに言われました。
アイスコーヒーがないとなるとビールの飲めないわたしたちはジュースを飲むしかないわけですが、ファンタが意外に美味いということをドイツで知りました。

↑晴天と旭硝子製の特殊フィルム。

素晴らしいスタジアムで素晴らしい試合を観戦できたことは最高の体験ですが、座席に対しては若干不満が残りました。

全体的にそうなのか、今回座った一帯に限ったことなのかはわかりませんが、座席の間隔（特に前との間隔）がかなり狭くて。
ほぼ中央の自分の座席へ行くにはみなさんに一度ご起立いただき（座ったままではまず無理）、平均台を渡るように足を一直線にして進まないとひとさまの足を踏んでしまうような状態でした。
目の前が一般席ではなかったため足元にクリアパネル的なものが張ってあり、前に足が一歩も出せない状況だったことも、窮屈だった原因かもしれません。
ハーフタイムに席を立たない人も意外と多く、そこを出たり入ったりするのは気が引けるしとても大変でした。

それと、思わぬ誤算だったのが座席の位置。座席番号が1と2だったら、いちばん端っこの席だと思いますよね。でも違ったんです。なぜだかまさかのほぼど真ん中！
本来すっごくいい位置のはずですが、座席の出入りのしにくさを考えると端っこのほうがyome的には良かったなーと思ってしまいました。

あくまでこれは、個人的な意見です。ハーフタイムに席を立たなくても大丈夫！と言う方なら問題ないと思われるので(^^;)

↑試合後、ひとつしかない交通機関は大混雑。

駅へ向かう道（橋？）は大渋滞。駅になかなかたどり着けず、電車にも乗り切れないので1本見送りました。
なんとか乗れた電車も大混雑。普段の通勤電車以上にぎゅうぎゅう詰めになりながら、Marienplatz駅まで戻りました。

↑マリエン広場界隈で夕飯を食べる場所を探します。

↑シュヴァイネハクセも気になるけれど、気分は和食。

ここは満席だったので、他を探します。

↑たどり着いたのは「日本料理 庄屋」。

日本人の店員さんのいるこちらのお店で、ラーメンを食べました。日本語と半熟玉子が郷愁をそそります。

danna氏はドイツ語はもちろん英語も話せない人なので、現地での会話はすべての場面でyome任せ。とは言ってもyomeの英語もドイツ語もたいしたレベルではないので、限界があります。

ドイツの名物料理を食べたいのはやまやまでしたが、yomeも母国語以外で会話をすることにちょっと疲れてしまい、言葉の壁のないお店を選んでしまいました(^^;)

食事の後は、ホテルへ歩いて帰るついでに中央駅に寄ります。

↑参考までに、中央駅のコインロッカーをチェック。

両替機が見当たらないうえ、外見も中も正直あまりきれいではありませんでした。

↑時刻表。

↑翌朝もまたICEに乗ります。

↑中央駅の券売機で帰り分のRail&Flyのチケットを発券しました。

フランクフルト空港駅ではうまく発券できなかったのですが、あとあと冷静に考えてみたらその原因は単純でした。
Rail&Flyのチケット発券には、1人につき2つの専用番号（行きの9ケタ、帰りの9ケタ）が必要で、2人だと4つの番号があるわけです。

時間的に余裕がなくて慌てていた初日は、うっかり間違えて帰り分の9ケタの数字を入力してしまったんですね。そんな単純な凡ミス、落ち着いて考えたら対処できたはずなのに。
手間取っている様子を見てすかさず「例の男性」が近づいてきて、あれよあれよと言う間に助けてくれちゃったので、結果的に有料のご厚意に預かってしまったのがますます悔やまれます(^^;)

備忘録を兼ね、Rail&Flyチケットの発券方法を書き残しておきます。ちなみに、JALのホームページからも、PDFでダウンロードできますよー。

↑Gesamtes Angebotをタッチ。

Rail&Flyってちゃんと書いてありますね。

↑Vorbestellte Fahrkartenをタッチ。

よくよく見れば、ここにもRail&Flyの文字が。

↑ここにも書いてありましたΣ(ﾟДﾟ;)ｱﾗﾏｯ

なーんだ、Rail&Flyの文字を辿ればいいんだ！
ド近眼なので、写真を拡大して気付きました(^^;)

↑で、ここ。

大事なのはここです。
この画面で、行きと帰りの数字を間違えないよう入力すればちゃんとチケットが発券されるわけですねー。
もう大丈夫。覚えました！

↑夜のミュンヘンを走る賑やかなトラム。

行き先のところが「Sonderfahrt」となっているのは、貸切っぽいですね。
ディスコちっくな車内で若者がお酒片手に踊りまくりですよ。

ミュンヘン2日目の夜は、こうして更けてゆくのでした。

この旅行記へのコメント （2）

• kleinさん 2015/09/30 09:42:15

  TSUNEさんへ

  コメントありがとうございます(^^)
  アリアンツでの試合観戦をご検討中なんですね。
  うちも他の代理店にチケットの手配を依頼しましたが、通常のリーグ戦でほぼ同じような価格でした。
  チャンピオンズリーグで25,000円からというのも、決して高くはないのかもしれません。
  リーガエスパニョーラともなると倍近くするらしく、ブンデスリーガは比較的良心的（？）なんだなーと思っていたので(^_^;)
  
  スタジアムでのプリペイドカードのチャージ額は、ビールを飲むかどうかで変わるのだと思います。
  下戸なわたしたちは軽食とソフトドリンクのみだったので、20ユーロでも若干余ってしまいました。
  別のスタジアムでの話ですが、前の席に座っていた現地のカップルはそれこそ浴びるようにビールを飲んでいて、それくらい飲む場合はそれなりのチャージ額が必要ですものね(^_^;)
  
  相変わらず無敵な感じのバイエルンですが、勝手の違うCLはリーグ戦とは違う見応えがありそうですよね！

• TSUNEさん 2015/09/30 07:15:34

  夫婦で観戦、いいですね

  はじめまして、kleinさん。
  私も今度ミュンヘンへ行きますが、その時に試合観戦しようか迷っています。
  というのはチケットが代理店で買うと高すぎることです。
  viagogoというサイトから購入すると1人25000円以上！
  チャンピオンズリーグだからしょうがないのかな？
  それにしてもユニフォーム買って観戦、気合入っていますね^_^
  スタジアム内のドリンクやフードはプリペイドですか、いくらくらいチャージするのがいいのですかね？
  旅行記みるとやっぱり観戦したくなりますね^_^