2015/02/17 - 2015/02/26
3143位(同エリア10807件中)
Yasoさん
以前からアンコール・ワットに行きたかったのでカンボジアへ行きました。直行便がないのでベトナムから入ってみよう,ということでその二ヶ国へ。
プノンペンから飛行機でシェムリアップへ。いよいよアンコール・ワットが近づいてきます。
期待の一方で,「足」を慣れない交渉で確保しなければならない,という不安も付き纏います・・・。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 徒歩 バイク
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
シェムリアップに到着しました!
写真=空港は地方の駅みたいなローカル感が。飛行機から地上に下りて歩きます。こういうのもなかなかいいですね。
みんな空港から出て行こうとしません・・・。ツアーなので下手に外出て声かけられてもなんだから,って事でしょうか。
僕はそういうわけにはいきません。ので,外に出ると当然の様に声かけられます。
どこ回りたいか聞いてくるので「アンコール・ワット,タ・プローム&シェムリアップ」とか答えます。すると「30ドル」と。来たよ・・・。ガイドブックによると相場はトゥクトゥクで1日13ドルとありました。2倍以上じゃ・・・。
相手にならん,と思って立ち去ると次のおっちゃんが出現。「15ドル」言ったらオッケーだそうな。マジですか?裏がありそう・・・。 -
おっちゃん,若者を呼びます。どうやら彼が運転するそうで。
彼のトゥクトゥクまで移動します。「ホンダ知ってる?ホンダだよ,これ」ホントだ,彼のバイク「HONDA」とあります。
「明日は?」「プノン・バケン,アンコール・トム,プリア・カン」「アンコール・トム広いよ,メッチャ広い。プリア・カンは遠いし。だから20ドルね」
出たよ・・・。「じゃ,プリア・カンなし」「アンコール・トムたくさん寺院あるよ。大変だよ」「いいよ,自分で歩き回るから。歩くの好きだから」「10も寺院があるんだよ?歩くの大変だよ?」譲らん・・・。
交渉に超時間かかってる。お金より時間の方が大事って事もあるし。初日15ドル,2日目20ドルで妥協します。
ちなみに彼「ラピュタのベンメリアは?」ときました。映画「天空の城ラピュタ」でアンコール遺跡のベンメリアがモデルとなっていた,というのを僕は最近知ったばかりでした。へ〜・・・知ってるんだ最近のカンボジアの若者は。
写真=シェムリアップ国際空港の付近は何もない感じです -
彼「ヤマモト」という日本人の知り合いがいると言ってました。で「日本のタクシーめっちゃ高い」とか知ってんの!これはヤバい,日本より全然安いやろ,と更に料金をつり上げられるかも・・・(日本語で「タッカイ,タッカイ」言ってました)。
ようやく出発です。相変わらず,風を切るのは気分いい!
写真=空港からアンコール・ワットまでは直線コースで,脇にちょっとした市場がありました -
写真=ふと気付くと前方に,おお!アンコール・ワット!かすかに見えます。そして観光バスの数がすごいです。さすが世界的観光地。
そしたら彼が急にストップ!
「チケット持ってるの?」そうだ,ヤベッ!まだ買ってない!「チケット売場遠いんだよ,5ドルプラスね」ぐう・・・,これは自分のミスか。反論する気が失せました「オーケー,オーケー」と。アンタのがめつさには負けました! -
チケット売場へ。
僕は2日間の観光ですが,2日券はないので3日券(40ドル)を購入します。窓口で何処から来たか聞かれ,写真を撮られます。
少ししてチケットを入手。
おお!顔写真入りのチケット!
そしてアンコール・ワットの入口まで移動します。 -
彼が「昼飯,先?後?」と聞くので,じゃあ食べるかと,すぐそばの食堂に行きます。
注文してから,何とか英語で会話を試みる僕。
「年,いくつ?」「いくつに見える?」「25才」「もうちょっと下」「22才」ビンゴでした。そんな若いのか・・・。
逆に年を聞かれたので「42才」「もっと若いかと,30才かと思った」そうなの?その理由を,彼はジェスチャーを混ぜて説明しました。言葉にすると「笑うと普通は目尻にしわが出来るけど,あなたにはそれがない。だから。」という感じ。へえ〜,なるほど。「サンキュー」です。
ちなみに「いつからこの仕事を?」は通じましたが,答えが分からなかったです(苦笑)。
彼は「カンボジア狭い。日本広い」と言ってました。後にも先にも,日本が広いというコメントは初めて聞いたので,思わず「いや,日本狭いよ」言いましたが,確かにカンボジアよりは広いし,世界にはそう思ってくれてる人もいるんだな,と思いました。
日本の超高層ビル群を「タッカイ,タッカイ」言ってました(笑)。
写真=本場のパパイヤジュースです。ぬるいけど美味しかったです。 -
いきなり彼が「バスルーム行く?」と。はうっ?何事?と思ったら,手を洗う仕草。ああ,なるほどカンボジアではそう言うんだ,と付いて行くとモロ「TOILET」って書いてあるんですけど・・・。
「小」の便器に氷が置いてあったのは何故?
更に彼はトンレサップ湖上に住む人々の話をして「興味ない?」とか,アンコール遺跡のバンテアイ・スレイに「行かない?」と言ってきたり。
時間さえ許せば両方とも行きたいんだけどなぁ・・・。
写真=クメール・フライ・ライスです。普通にチャーハンみたいでした。おかずの鶏の手羽先が味濃くて美味しかったです。暑くて汗出るので,丁度いい感じ。
食べ終わると彼はトイレへ。するとすぐに会計がやってきて,2人分の料金を。ん?これは気前のいい日本人に全部払わせるための作戦か?そうはいくか,僕は金持ちじゃないんだ!(苦笑)と自分の分だけ支払い,後は「彼,彼」と言ったら店員は行ってくれました。
トイレから戻ってきた彼が「僕の分は払ったけど,払った?」と言います。疑い過ぎかなぁ・・・。 -
彼が見学時間を「2時間にする?3時間にする?」と聞いてきます。「3時間」「じゃ3時間後にここで待ち合わせ」ってな感じでいよいよアンコール・ワットへ行きます!
写真=アンコール・ワットの入口前はこんな感じです。この写真の左ちょっと奥で待ち合わせました。 -
いきなり呼び止められます。
なんだよ,アンコール・ワットでも勧誘があるのかよ!と思ったらチケットチェックでした。失礼しました。
写真=西参道入口ですが,人が結構います。ナーガもいます。 -
まず,お堀のスケールの大きさにビックリです。江戸城,大阪城のより大規模です。
写真=「環濠」というらしいです -
西塔門です。
入口の門でこのスケールです。 -
西塔門の入口です。
-
西塔門の中です。
仏像(?)が所々にありますね。 -
窓枠の柱がいい感じのデザインです。
「ドラゴンボール」のカリン塔ってこんなだった様な・・・。 -
イチオシ
西塔門を抜けると,中心部が見えます。
おお!子供の頃から画像,映像で馴染みのある「いわゆるアンコール・ワット」だ!本物だ! -
参道はこんな感じで高くなっています。
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参道脇には経蔵が。
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向こうの方におみやげ屋コーナー,広いなぁ。
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西塔門テラスです。
さて,中心部に入って行きます! -
第一回廊西塔門は工事中です。ここからは入れませんでした。
-
イチオシ
第一回廊西面の南側です。
あの細長い木って「ドラゴンボール」のナメック星で見たような・・・。 -
第一回廊に入ります!
-
第一回廊の中です。
柱が2段階になってます。 -
いろんな所にデバター(女神)が彫られています。
人があまり目を付けない様な,死角になりそうなエリアにも細かい細工やデバターがあったりします。 -
第一回廊の壁画です。
写真は南面ですが,南面に2つの長い壁画があり,各面にあるので計8つの壁画があります。
ただ漠然と観ててもよく分からないですが,運よくツアーの日本語ガイドでもいれば盗み聞きしたのに(笑)。
逆に外国人ツアーのガイドが結構長い時間話してると「邪魔だなぁ」とか思ったり・・・。
ちなみにこのエリアだけ,天井がちゃんと残ってた様です。 -
壁画と壁画の間には,写真の様な出入口があります。
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第一回廊から,第三回廊の塔が見えたりします。ワクワク感が高まってきます。
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東側にちょっとしたストゥーパがありました。
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第一回廊を外から見るとこんな感じです。
ナメック星の木もいい味出してます(笑)。 -
第一回廊の中の壁画がない場所はこんな感じです。
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窓枠の柱が,一本だけになってたり結構抜け落ち状態になってたりしますが,実は・・・。
この伏線,後ほど回収します(笑)。
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第一回廊西面の壁画の一部ですが,ゴチャゴチャ感がすごいです。この感じで1つ50m以上の壁画が8つです(!)。どれだけの人出と手間がかかったのでしょうか。
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次は第二回廊と思いきや,十字回廊というスペースが。その名の通り回廊が十字になってるのですが,仏像が祀られてたりします。
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第一回廊と第二回廊の間に経蔵が。
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イチオシ
だんだん視覚的にもすごくなって来ました。
こんなのを「マトリックス」で見たような。違ったかな?
写真手前の掘られてる部分は「沐浴の池の跡」らしいので,当時は水が張ってあったのでしょう。十字回廊に4つありました。 -
さて第二回廊に入ります!
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第二回廊に入り,ふと気付くと頭上にネットが。ネットには小石が引っかかってます。老朽でボロボロ落ちてくるのでしょうか。
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妙に暗いエリアがありました。
「え?なんでこんなに暗いの?」と思いましたが,単に窓が無いだけですね(笑)。窓は大事だなぁ。 -
第二回廊の中には,仏像が一定のスペースで置かれてましたが・・・。
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みんな首が斬り落とされてました。ナーガの首まで落とされてます。
クメールルージュの仕業でしょうか。 -
写真の様に,第一回廊と第二回廊をすぐ行き来出来る所がいくつかあります。
出入口も窓も多いし,かなりオープンな作りの寺院ですね。暑い所だからですかね? -
第一回廊と第二回廊の間はこんな感じになってます。
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写真=第一回廊東面です。
東には第二の入口があるので,東面は西面に次ぐ豪華(?)な作りになってますね。 -
イチオシ
第二回廊と第三回廊の間にでます。
うおおぉー!「いわゆるアンコール・ワット」の中央塔が間近に!そしてこの階段の高さ。眺め良さそうです。 -
ここにも経蔵がありました。経蔵多いですね。
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写真=第二回廊北面の出入口ですが,それ程目立つ様な所ではないのに,装飾がかなり細かいです。
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デバターがたくさんいますよー。
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第三回廊への上り下りは一カ所だけに制限されてます。人数も制限されてる様ですが,幸い並んでいなくてすぐ行けそうです。
結構,急な階段です。さあ第三回廊へ上るぞ! -
第三回廊に上ると,景色の見え方がかなり変わった印象です。
遠くまで見える様になり,まるで「密林の中にある寺院」だ,と思いました。 -
第三回廊と中央塔が通路で繋がっています。
作りは十字回廊と似ていますね。 -
写真=中央祠堂の様です。
これがあのアンコール・ワットの一番の中央部に祀られているもの?と思うと,何か物足りない様な気もしますが。
まあ,そういうものじゃないですから。やたら派手になられても困るし・・・。 -
写真=第三回廊の北西の塔です。
今まで何度となく画像で見てきた「左側の塔」だ!(笑)目の前まで来たぞ!この下を歩く事になるとは。 -
第三回廊は第一回廊に比べて,結構狭い感じです。
第一回廊,第二回廊と決定的に違う点は,内側にオープンな所でしょうか。 -
写真=第三回廊から西側を見ます。
いい感じですねぇ。向こうに西塔門も見えます。 -
イチオシ
真西から見ると,参道を行き来する人々が,かなり小さくですが見えます。
こちらから西塔門を見てると,改めてアンコール・ワットの中心部にいるんだな,と実感します。
思わぬ所で感慨深くなってしまいました。 -
感慨深くなった直後,中央塔付近でこんな落書きを発見。
「栃木県 大島一郎」?何をしているんだ大島一郎!・・・いやこれは大島氏を陥れようとしている何者かの仕業かもしれない・・・。 -
こんなとこにも仏像が。あれ?これは首が斬られてませんね。最近置かれたものでもなさそうだし・・・。
-
イチオシ
ついに中央塔です!
ここにいた時は気付かず,帰ってから写真を整理していて気付いたのですが,中央塔のてっぺんに針金の様なものが。
恐らく避雷針と思われます。 -
第三回廊を外側から見るとこんな感じです。
-
下りる前に,中央塔に手が届く所まで寄って撮ってみます。
今,僕はアンコール・ワットの中心にいるんだぞ,って感じです(笑)。
近づくと,相当に細かい装飾がされているというのが分かります。 -
さて,下ります。
上から見ると高いな〜。 -
下りは結構渋滞気味でした。
みんな手すりに捕まって,慎重に下りてます。座っちゃってる人もいますね。 -
写真=第三回廊と第二回廊の間の通りです。
この辺で,中国系の一家に写真撮影を頼まれました。今はスマホなんですよね〜。 -
階段が風化していて上りにくそうです。で,あの高さですから危険そうです。やはり制限しておいた方がいいのでしょう。
-
イチオシ
中央塔と第三回廊の2つの塔という「いわゆるアンコール・ワット」を,これ以上はない程近寄って撮ってみました。
-
こんなん柱で支えてる所も(苦笑)。
-
写真=「行列の出来る第三回廊の入口」になってます。
第三回廊,渋滞気味になってそうです。 -
こんな風に,袋に空のペットボトルがいっぱい捨てられてます。
僕が行った日は幸い曇り気味で,雨は降らず暑くもなく,でラッキーでした。 -
待ち合わせ時間まで,残り約30分。
最後に外に出て,第一回廊の外側を歩き回ってみます。 -
こんな感じで広々しています。
人もあまり来ないし,渋滞はあり得ない雰囲気です。
逆にひと気ののない所は地雷の危険が・・・?まあアンコール・ワットは,もう全域で撤去出来てるそうですが。 -
実はここに大量に捨ててあるんです!
と,やっと伏線の回収が出来ました(笑)。
窓枠の柱が,第一回廊の外側に廃棄されていました。 -
写真=東側の出入口である裏参道です。
西側に比べて,明らかにしょぼいです(苦笑)。というか整備するとか,きちんとした参道を作るつもりはないんでしょう。通れればいい,みたいな。 -
イチオシ
写真=東側から見た「いわゆるアンコール・ワット」です。
これがなかなかいい感じです。というより,木に邪魔されない分,西側からよりもいい画像が撮れるかも? -
急に暑くなってきました。
僕が去る頃だったので,良かったといえばそうなんですが,待ち合わせ時間が迫るので急いだせいもあり,結構ノドが乾いてきました。
しかも残り水がない!
ちなみに残り時間は約15分!
写真=北西から見た中心部です。
-
すぐにおみやげコーナーに行き,適当にペットボトルを取り,おばちゃんに渡します。するとおばちゃん,タナに戻してます。は?売ってくれない?
と思ったら,おばちゃん「Cold !」言って手を氷水に突っ込んで,下の方からよく冷えたのを引っ張り出してくれたのです!
いいおばちゃんや!
水とオレンジ系ジュースの2本買いましたが,両方とも冷えてる!
まずオレンジ系を飲みましたが生き返った気分でした。 -
アンコール・ワットを撮る人々を撮ります。
この聖池の前は,池に映る「逆さアンコール・ワット」が撮れるそうで,人気撮影スポットになってる様です。
個人的には,中央塔と第三回廊の4つの塔が5本とも見えるのが,いいなと思いました。
残り10分切った! -
写真=西塔門を抜けました。この時点で残り4分!後は環濠を渡って,待ち合わせ場所へ。ちなみに右側にアンコールバルーンが見えてます。
結局,待ち合わせ場所に着いたのは時間ピッタリ!彼が笑顔で迎えてくれました(笑)。
3時間,最後の水分補給を除けば,休まずずっと見続けていました。自分でも意外な程,気力,体力がもちました(暑くなかったってのもありますが)。
とにかく,アンコール・ワットを堪能出来て良かったです!
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