2015/04/05 - 2015/04/10
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城壁フェチさん
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長崎5日目は初じめてのレンタカーで、雲仙古墳めぐりです。諫早市の2基の古墳と雲仙市の7基の古墳。地図を見ていると、雲仙市神代町の鍋島家住宅の表示が気になっていたので、時間が有れば寄ってみようかなと思っていました。地図は私が最初に出合うガイドブックの様なものです。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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長崎5日目にして快晴です!だんだん良くなる天気に古墳めぐりの気分も上々。
西友前の地下道を通って諫早駅西口へ出ると、駅前のニッポンレンタカーが直ぐに目に入り、店内で名前を告げると・・お客様のご予約は有りませんが!もしかしてオリックスさんでは?それならあちらです!って、自分で予約しておきながら、お店を間違えるとは・・オリックスレンタカーに行って、免許証を忘れて送ってもらった事を打ち明けると・・一年に一人くらいは忘れる人が居ますね・・私は一年に一度のドジな人に為って仕舞いました(-_-;) お店まで間違えて、ダブルドジはきっと10年に一人でしょう(・_・;) -
今日最初の目的地の小野古墳は、諫早市小野小学校内に在るので、此処はしっかりナビに入力してシュッパ〜ツ!
小野小学校では職員室のドアを叩いて、近くに居た先生に見学を願い出ると、ご案内しましょう!と親切にも案内して呉れました。
そして私は教頭の○○です、4月に此方に赴任したばかりで、この古墳については未だ不勉強ですが、3月まで壱岐に居ました。壱岐にも沢山古墳が在ります!と仰る・・そうなんです、壱岐には見たい古墳が沢山あるんですよね、でも壱岐まで行く時間が無いのが残念。 -
諫早市小野古墳
1975年に個人住宅造成中に古墳の石室が発見され、小野小学校の敷地に移築復元された小型の石室です。
案内して頂いたお若い教頭先生、ありがとうございました! -
次の雲仙市愛野町の一本松古墳へは、島原街道から小浜消防署を右折、すぎのこ保育園前に駐車。古墳近くにある牛舎を目指すも、畑ばかりで見当たらず、軽トラのおじさんに尋ねると、説明しようと話し始めたものの・・結局軽トラでご案内!狭い農道をクイクイ走り抜け、あっという間にこの標識前。長崎に来て何度目のご親切だろう?
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一本松古墳 直径16mの円墳 玄室・前室・羨道の複室構造の横穴式石室、石室の長さは6.8m
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雲仙市一本松古墳
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雲仙市一本松古墳 天井石が失われているので、石室内は大分土が入って、奥壁の石も埋もれれています。
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雲仙市一本松古墳 奥壁側から見た図
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光西寺を目指して登ってきたら、この道を登って一本松古墳の標識を見つけられたのに、知らない土地でのチェックポイントの下調べの甘さが出てしまいました。
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次も島原街道を北上し、雲仙市吾妻町平江名の信号を右折。此処はストリートビューで確認してあったので、間違えずに曲がれました。
直進すると意外とすぐに守山大塚古墳が見えてきます。
4世紀初頭の長崎県本土内では最大級の前方後円墳。現存長66m、後円部径45m、高さ7.2m、前方部幅15m、高さ2.5m -
イチオシ
雲仙市守山大塚古墳 北側から見ると前方後円墳の形が良く見えます。写真の左が前方部、右が後円部。
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守山大塚古墳のすぐ横には、小さ目の丸塚古墳があります。どちらも現代の墓地に覆い尽くされています。なのである意味保護されています。
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次の柿ノ本古墳は島原街道を更に進み、瑞穂町のローソンを右折したのが大きな間違い。一本先のセブンを曲がれば良かった・・奥に入り過ぎて、似たような墓地の在る丘陵に行ってしまい、30分位彷徨い場所違いに漸く気付き、少し戻るとこのネットで見慣れた風景に出合えて、またまたホッとした所です。
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雲仙市柿ノ本古墳 市指定遺跡
径12m円墳、玄室は、奥行2m、幅1.4m、長さ1,6mの羨道の横穴式石室。天井石は失われている。 -
雲仙市柿ノ本古墳 石室構造図
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雲仙市柿ノ本古墳 相当な草に覆われていますが、夏に為って仕舞ったら更に草丈も伸びて、見付けられないかも。今は未だ蚊などが居ないので、五月になると古墳探索限界です。
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雲仙市柿ノ本古墳 手前が奥壁側 石室としては小振りなので、天井石が残った完全な状態では、却って入り込むのも大変だったかも!?
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雲仙市柿ノ本古墳 墓地群南端の木の下です。
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イチオシ
次の雲仙市国見町へ向かう途中、神代町に入ると旧鍋島家住宅の案内板が見えたので、やはり立ち寄る事にしました。
草の生えた舗装されてない公営駐車場が一応あったので、駐車して散策します。
こういう茅葺き曲屋の家が有ったので、寄って良かったと思いました。 -
水路や家の石垣が城壁みたいで、雰囲気あります。
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こちらの石垣は群馬県小幡郷武家屋敷で見た、喰い違い郭の造りに似ています。
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形が不揃いの石垣も良いですね。
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一般開放されているらしい家屋が、一棟在りましたが、開放日では無かった様で庭からチョッとだけ・・
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イチオシ
旧鍋島家長屋門
佐賀鍋島藩神代領領主・鍋島氏の、鍋島陣屋跡。雲仙市のホームページでは平成26年2月から建物内部を公開と為っていますが、この日こちらに居た末裔らしき人に、声を掛けましたが、見学不能のお返事でした。 -
佐賀鍋島藩神代領領主・鍋島邸
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佐賀鍋島藩神代領領主・鍋島邸 ソテツが南国九州らしさを感じます。
建物見学が出来なかったので、見学も入口止まりで・・他に観光客も無く、私一人では何だか不法侵入者の様で、そそくさと退散するのみ。 -
ソテツ
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イチオシ
佐賀鍋島藩神代領領主・鍋島邸の石垣に蔓植物が絡まりこんな感じも素敵です。
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屋敷の脇道を登ると鶴亀城跡の標識がありました。
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その坂を登ったら・・鶴亀城跡は野菜のビニール栽培中でした!
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鍋島藩街歩きは30分程で終了し、次の多比良町へ向かいます。この時期鯉のぼりが良く泳いでいますが、この辺りは鯉のぼりと共に幟旗も立てて、五月の節句のお祝いも盛大な感ありです。
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多比良駅前から国見高校方面に順調に来て、高下古墳を探して多比良小学校周辺で迷い込み、一旦あきらめて広域農道交差点に在る、そば幸多比良店に・・気が付けばもう午後2時、休憩しながら周辺地図をチェックし直さないと・・休憩する事に気を取られお店の写真を撮る事はスッカリ忘れてました(-_-;)
昼食後はそば幸から目と鼻の先の金山古墳へ。来迎舎国見斎場の目の前に案内板が有ります。 -
案内板の奥の草むらへ入って行くと、十分にに草を被って半壊?それ以上の金山古墳がありました。
6世紀中葉の横穴式古墳 雲仙市指定史跡 -
国見町金山古墳 雲仙市指定史跡
普通古墳探索には懐中電灯必携と言われていますが、此処は草刈り鎌必携と言った感じです。 -
広域農道を島原方面へ進み左折後、ギリギリ駐車できそうな神社入り口へ。こんな時は借りた車が軽自動車なので場所を摂らずに済みます。
少し戻って道端に居た大分ご高齢のお爺さんに古墳がこの先に在りますか?と聞き込むと・・うんうん!と肯きます・・解かって肯いてるのかな〜?疑心暗鬼ながら畑道を進むと原口古墳の案内板があり・・お爺さん解かっていたんだ!疑って失礼しました! -
案内板から小道を下って行っても古墳無し!
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原口古墳(八反田古墳)案内板のすぐ後方の小さな祠の下に、石室が露出していたのです。
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原口古墳(八反田古墳)天井石が失われて、上から覗くと石室両サイドに屍床と言われる遺体を安置する場所が見えます。
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原口古墳(八反田古墳)奥壁側から玄室入口方向を見る。屍床が両側にハッキリ見えます、我が家の近くの吉見百穴にもこれと同じものがあり、親近感?が湧く・・チョッと変ですかね(笑)
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原口古墳と高下古墳は同じ村道沿いなので、この道を案内表示を探して車で行ったり来たり、結局中高下公民館に駐車して高下古墳を探します。
古墳がすんなり見つからない時でも、道路際にフリージアが咲き乱れているのは救われます。 -
国見町の石垣も鍋島邸の所と同じ造りで、お気に入りの城壁風!
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と彷徨っていると、漸くこんな小さな高下古墳案内板が見つかりました。中高下公民館のお向かいさんです。
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案内板の在る家の窓際で声を掛けると、お仕事中の奥さんが愛想良く見学許可を呉れました。
高下古墳(鬼の岩屋) -
国見町高下古墳(鬼の岩屋)県指定史跡
6世紀中葉
横穴式石室、全長6.3m、玄室長3.3,幅2.8m -
国見町高下古墳(鬼の岩屋)県指定史跡
傾いて仕舞っていながらも立ち入り禁止の立札に・・ -
イチオシ
国見町高下古墳(鬼の岩屋)県指定史跡
恐る恐るロープをまたぎ遠慮気味に覗いて・・ -
国見町高下古墳(鬼の岩屋)県指定史跡
石室横の隙間からも覗いて見ます。封土も無く半壊した石室ですが今日一番の石室だと思いました。 -
またまた足場が立派な鯉のぼりに車を止めてパチリ!
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広域農道を更に進み、平山古墳の案内板を通り越してしまい、Uターン。
広域農道から左折してから20分、またまた迷いあぐね・・ -
諦めかけたころ、畑に居た奥さんに・・この辺りの平山古墳をご存知ないですか?・・古墳はそれですよ!って畑の反対側にフェンスに囲まれた平山古墳が!
その奥さんが畑から降りて来て、フェンスの扉を開けて案内して呉れたのです。 -
イチオシ
島原市平山古墳
円墳、6世紀後半 横穴式石室、玄室長2,幅2,高2m
今回の古墳めぐりのシメが平山古墳と為りましたが、今まで半壊状態の古墳が多かった中、最後に結構状態の良い古墳に出合えました。 -
石室内部も中々広く、草に覆われた国見町の金山古墳もこの様な古墳だったのではないかとの事です。
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ア!石室内から外を写したら・・案内して下さった奥さんの足が・・記念になります。
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折角案内して呉れたので、そして長崎の古墳の見納めなので、色々な角度から取り敢えず撮って見ました。・・左側壁
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島原市平山古墳説明板
古墳めぐりの最後も地元の人に助けられ、長崎の人々の優しさに感動しました。 -
午後5時も過ぎ、大分時間が押しているにも拘らず、多比良港近くで車を止め、有明海の干潟かなと思いカメラに収め。
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丁度出港したフェリーは何処へ行くのか?
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いよいよ夕暮れ時となり、このレンタカーで諫早へ急がねば!
しかしこの時午後5時20分、しかし雲仙愛野町で道を間違え、気が付けば1?余り戻って仕舞い、さっき此処通った〜(-_-;)その後も諫早に入っても、ナビさんがとんでもない所へ案内して呉れるし、何とかオリックスレンタカーに辿り着いたのが閉店間際の午後8時!普通1時間の経路を何処をどう走っていたのか?レンタカーのお店の人も、心配そうにお店の外に出てました(-_-;)
今日はヒヤヒヤのレンタカーで最後がとても焦りましたが、それでも下調べした古墳を残さず見られて大満足!
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