2015/04/05 - 2015/04/10
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城壁フェチさん
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長崎に来て4日目、今日は路線バスに乗って、長崎本線沿線を北上。諫早市小長井まで行って、戻りながら7基の古墳と途中諫早水門にも寄り道します。歩いていると面白いモノにも出合えます。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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長崎4日目の朝、今日から単独行動と思うと意外と気合が入ります。こう見えても(どう見えているのか?)一人旅なんて若い頃にたった一回決行しただけ、若干の気負いは有ります。しかしそこは年の功、図太さは若い頃とは雲泥の差。
朝食はシッカリ食べて出動です。 -
今日はホテルの目の前の、諫早バスターミナルから小長井方面へ行く、路線バスに乗ります。
今日の行程は実際どの程度掛るのか、良く判らないので、この時点で一番早い8時40分に乗ります。
朝はそれなりに本数有るけど、日中はやはり1時間に1本しかない。どうなる事やら・・ -
イチオシ
乗り込んだ県営バスの乗客は私と他1名。
こうなると他に気を使う事なく、バスの先頭に陣取り、途中下車したいバス停の名前やら、小長井までの所要時間を運転手さんに聞き込み開始。
運転手さんも珍しい?観光客に気安く答えて、内輪話までしてくれます。
話の内容から・・あら同い年?1年上ですか!どんどん気楽な会話に・・
前方に見えた小山を指して、あれも古墳かもしれんよ・・ア!そこへは行く予定です!
こんな感じで本日の古墳めぐりは快調なスタートです。 -
小長井長門バス停で下車、長門鬼塚古墳を目指します。
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バス停から少し坂道を登れば、信号手前に長戸鬼塚古墳の案内標識が有りました。
諫早市の古墳探訪記で見覚えのある景色です。 -
標識から海方向へ入って行きます。道に向かってキンセンカが綺麗に咲いていました。
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道沿いに進んで行くと視界が開けて、向こうに墓地と古墳らしき小山が見え、更に古墳の案内標識が有ります。
随分丁寧な道案内です。 -
イチオシ
諫早市長門鬼塚古墳 長崎県指定史跡
海に向かって石室が開口しています。
直径約17mの円墳、横穴式石室の全長は11.3m、玄室は長さ4.3m・幅2.5m・高さ3.2m -
諫早市長門鬼塚古墳
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諫早市長門鬼塚古墳石室内部
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諫早市長門鬼塚古墳 線刻画が有る・・線は判別出来ましたが画は良く判りませんでした。
九州の古墳には線刻画や赤い顔料が多く残っているそうです。 -
諫早市長門鬼塚古墳から諫早湾を望む
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諫早市長門鬼塚古墳説明板
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長戸鬼塚古墳から600m位の所に在る、丸尾古墳への道から諫早水門が見えます。
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イチオシ
国道へ出る途中にオモシロ物件発見!
小屋の一部が自動車の顔みたいに成ってます、どうしてこんな事に為って仕舞ったのか?ウケ狙い? -
自動車小屋のオモシロ物件から橋を渡ると、もうそこに丸尾古墳らしき小山が見えます。
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橋の袂に丸尾古墳の案内標識もあり
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鳥居を潜って階段を登れば小さな神社が在り、古墳の墳頂に良くある神社かな?でも案内標識には100mと書いてあったけど、墳頂までそんなに登っていないし・・・此処まで来て見損なったら残念過ぎるので、ネットを検索して確認すると、此処では無くもう少し先の様です。
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神社を出ると崖の上に標識らしきものが見えました。
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まさかの崖っぷち古墳、丸尾古墳です!
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崖下の家を守る護岸とフェンスに囲まれた正に崩壊寸前、崖っぷちの丸尾古墳です。
円墳 前室の横1.7m、高さ1m余。奥室の横2.3m、高さ2.5m、奥行3.3m -
イチオシ
小長井に来て最初の2基の古墳をゲットして、中々良いスタートと満足。次は小長井大峰の大峰古墳。地図上ではチョッと遠そうですが、バスも無さそうなので取り敢えず歩きます。
やはり歩けば良いことも・・トマト風味?!の小長井バス停 -
プロペラ製作所?
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小長井平原バス停はイチゴとメロン!
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クマモンの彫刻も作っているようです。
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国道207号線のすぐ隣を長崎本線の特急車両も通ります!
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この日は昨日までの雨から空気が一変、冷たい強風が吹き、船も激しく踊っています。
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崖には気になる穴を塞いだ後が・・・防空壕?遺跡?
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丸尾古墳から2,5キロ、結局歩き通し疲れを感じたころ、大峰古墳のこんもりが見えてヤッタ〜!
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国道からは大峰古墳らしき案内板が有る事だけは確認できます。
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農道を家のある方へ入って行くと、軽トラのおじさんが出て来たので、古墳を見せて下さい!・・私は此処の者じゃないから中で聞いてみて・・母屋でピンポ〜ン!ピンポ〜ン!返事無し・・ここで諦めてはいられない・・別棟も在ったのでそちらもピンポ〜ン!ピンポ〜ン!・・ハ〜イ!・・若い奥さんが出て来て呉れて一安心。快く許可が出て、大峰古墳を見学することが出来ました!
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大峰古墳 市指定遺跡
後室長3.8m、幅2.1m、高さ3m、前室長2.1m、幅1.9m
前室まで整った中々立派な石室です。ひつこくインターホンを鳴らして良かった! -
イチオシ
大峰古墳
後室の奥壁上部には棚石があり、とても珍しい造りです。 -
大峰古墳
大型で珍しい造りの石室を堪能して、庭に出ると今度は母屋の奥様がいらしたので、丁寧にお礼を言い退散。 -
大峰古墳の南の墓地・・・古墳と思い込み撮ったものの定かではない模様。
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墓地の近くに小さな墳丘が見えて・・小山=古墳と思い込む病は確認しないと気が済まない・・工場の様な所の門近くで人影も無く、古墳の様なら門衛さんにお断りをと思いつつ、墳丘を振り返ると・・・ただの池の水辺の造り?ポンプで水揚げする見本かな?この様な空振りも多々あります(^_^;)
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バスはまだまだ来そうも無いので、その後も更に国道を歩きます。
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くたくたに成って諫早水門の信号まで辿り着き、信号脇に在ったケーキ屋さんを一度は通過しながらも、ケーキも気になるし休みたい・・思い切って入ると窓際に2脚の椅子が目に留まり、ショートケーキを1つ頼んで、半ば強引にアノ椅子で休ませて!と頼み込む。長戸から歩いて来て疲れてしまったと言うと、最初はチョッと厚かましいオバサン!と言った雰囲気だったのが、埼玉から来た古墳オバサンである事を説明すると、ケーキに珈琲を付けてお接待して呉れました。
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イチオシ
この珈琲とケーキで元気回復、諫早水門を目指します!水門まで結構距離在りますよ〜!と心配して呉れましたが、大丈夫!既に1万5千歩も歩いているし、水門はそこに見えるから・・長崎のオモテナシ、素晴らしいです!
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水門閉鎖から8年、今回諫早市の古墳を検索していても、全く水門の事は思い出さず、諫早に来てから漸く諫早水門閉鎖が有ったことを思い出しました。
地図上の雲仙と諫早を結ぶラインの様な表示が、あの諫早水門だったのかと納得。
今朝乗ったバスの運転手さんも此処を通過する時、あれが諫早水門ですよ、あれでも当初の計画の3分の1の所に作ったんですよ!と教えて呉れてました。そんな事も知らずにいて、内心恥ずかしく、帰りに寄ります!と答えたのです。 -
その諫早水門、写真右側が水門の内側。
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諫早水門の上はバイパス道路として利用されています。私的には50年以上も前の食糧増産が叫ばれた時代の公共事業が、時代が変わっても強行されるのは無駄の感が拭えません。中止の決断が必要な事もあるのでは?
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イチオシ
諫早水門の外海側、此処に立った時は冷たい風が強く、吹き飛ばされそうでした。でも問題の多い水門を見に来てよかった。
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水門の内側
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諫早水門から更に歩く事2.5キロ、諫早市高来町の湯江神社を目指します。湯江神社に辿り着くまで既に8キロ近く、それ以上かな?歩いているので歩行速度もかなり落ちて、神社の森が見えるとホッとします。
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湯江神社の鳥居脇に善神さん古墳は有ります。疲れていても古墳が見えると、また力が湧いてきて、古墳の魔力でしょうか(笑)
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善神(ぜんしん)さん古墳 諫早市指定遺跡
現存する玄室は、奥行約2.2m、横幅約3.0m、間口約1.9m、高さ約2.1mを測る。石室内の壁には、ほぼ全面にわたって鋭い金属製の工具によって格子・斜格子・人物・舟・動物が描かれている。線刻画は後世のものかもしれないらしい。 -
善神さん古墳
16体の仏像が祭られていて、奥壁はほゞ見えない。 -
善神さん古墳側壁線刻
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湯江から次の高天町までは6キロ以上有るので、流石に徒歩は無理、バスを待ちます。バス停のベンチで10分余り休めて、ホッと一息。この辺りのバス停は屋根付きベンチありで、疲れた老人向き。
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漸くバスに乗れてホッとすると、窓には長崎おもてなしシールが目に入りました。次のバス停からおばあさんが2名乗って来て、何処に座ろうかね〜と言うので、運転手さんは何処でもお好きな所にど〜ぞ。じゃあ眺めの良い所にしようかね〜! 運転手・もう人生長いから沢山色々見て来たでしょう〜・・と漫才の様な掛け合いに、微笑ましく和やかな車内で、路線バスって良いな〜としみじみ思っちゃいました。
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バスならあっという間に高天町に着き、高天神社も大きな鳥居で直ぐに見つけられました。
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鳥居を潜って、踏切を渡って真っ直ぐ進みます。
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この神社は遠目にも良く見えてラッキー!
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階段を登ってみたら、更に三の鳥居があり意外と大きい神社。古墳はこの上?
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三の鳥居を潜り・・
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登ったら更に大きな広場に為っていて、社殿どころか古墳らしからぬ状況。農協のマークを付けた車が来たので、聞いてみたら”私はこの4月から着任したばかりでこの辺りの事は・・”そうでしたか、自力で探してみます。またもネット検索し直して、状況確認。参道脇に石室露出・・・参道とはこの下のさっき通って来た所・・
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参道の左手の淵に石室発見!尾首古墳です!草に埋もれて参道から直ぐに見えるような状態ではありません。
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尾首古墳 草に覆われ、かなり崩壊した石室ですが、ともあれ発見できて満足!満足!近くの古墳なら発見できなかった時には、次回は絶対に!なんてことに為りますが、諫早は人生2度目は無いでしょう!?取りこぼしは出来ません!
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尾首古墳周辺には、キンポウゲが一面に咲いてとても綺麗です。
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高天神社の一の鳥居へ戻っていると、また特急電車が通過していきます。孫が電車好きなので(バアもかな?)ついついシャッターを押してしまいます。
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国道へ戻ってまた歩き始めましたが、もう午後2時半を回っているし、また休憩したくなり、お昼〜!にします。
ご飯ものやウドン、蕎麦もあったけど、やはり此処はチャンポンで!
途中のバス停で次の時間を見たら、15時20分位のが有った様なので、出てきたチャンポンをパクパク食べて、ご馳走さま〜!
もうこれ以上バスも!見逃せませ〜ん!帰り際に私は埼玉から来た古墳オバサンです!と言って、少し驚かせちゃいました。そしたら、もう少し先にバス停が在りますよ!と教えて呉れました。ありがとうございます! -
乗り遅れまいと振り向き、振り向きバス停を目指しましたが、少し先では無く結構歩きましたよ!でも間に合った!
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本日の最終目的地は諫早城址とそこに在る眼鏡橋に決めていたので、天満町のバス停で下車。
諫早城址へ行く途中にあった、旧諫早街道の新しそうな標識。 -
本明川を渡れば諫早城址です。
此処で何故か電話が掛ってきて、誰かと思えば現地ガイドを務めたMさんです。そうそう尾首古墳に着いた時、Mさんの家は近くのはず、こんな近くに来てますよのつもりでショートメールを入れておいたのです。Mさんは”まだ居たの〜?!”とビックリして、今から行きますって、もう私は諫早城址まで戻って来てるから良いですよ〜!と言ったけど、何処までも付き合いの良い人だ!今日はフラダンスの練習日だったとか。お互いお疲れ様〜といった感じでした。 -
イチオシ
諫早城址に入ると直ぐに眼鏡橋が在りました。本明川の改修で撤去した眼鏡橋を公園内に移設したそうです。城内に眼鏡橋が有るのも良いと思います。
今日は天気も良く、長崎の眼鏡橋より写真写りが良くて更に良かった。 -
この日は諫早高校の入学式だった様で、入学式帰りの高校生?在校生?がこの橋を渡って帰る所でした。
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諫早城址見取り図
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諫早城址は天守閣等の建造物は残っていませんが、石垣や階段が趣のあるもので良い感じです。早くもツツジが咲き始めていました。
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俄か造りの物が有るより、こんな城址公園の方が静かでよいです。
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本明川の川沿いを歩いて行けばホテルなので、重い足取りでの最後の散歩です。
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あら!本明川にも鳳凰古城の様な飛び石が!チョッと低めですが・・
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昔は本明川には飛び石が2ヶ所在ったのが、昭和32年7月の大水害で流失し、その後ドラマで仮設されたのをきっかけに、昭和63年復元したそうです。旅先で見たものと同じものに出合うと嬉しくなります。
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諫早神社 この道も諫早街道
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この道を行けばホテルに着けそうです。
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道路標識の下には諫早のお祭りの様子の二体の像があります。
女性の方は”諫早のんのこ節”・・ハアーあなた百まで わしゃ九十九まで ヤーレ 共に白髪の生ゆるまで ノンノコサイサイ シテマタサイサイ
男性の方は”諫早浮立(掛け打ち) ひょうろうがん どんどん 立て柄帽子 立て柄帽子 息子の子の町行きたげなとの なしまた遅かいろーろ 伴造の橋ガネども釣って 遊んでにゃおんみゃいろーろ
地元言葉のお祭りを彷彿とさせて呉れます。
そんなこんなで本日の万歩計は、2万6千を越えました!私の記録を塗り替えました! アー疲れた!
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