2015/04/12 - 2015/04/16
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しんちゃんさん
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標高3776メートル、日本人の誰からも親しまれる山、富士山。新幹線に乗って富士山が見えると毎回なぜか嬉しくなります。その嬉しさをもっと大きいものにするために近くまで見に行って見ようと思いたちました。
1日目
富士急静岡バスが運行する富士宮周遊定期観光バス『強力くん』午前ルートに乗車して2013年(平成25年)6月に登録された富士山世界文化遺産の構成資産めぐりしました。期待していた富士山は残念ながら雲の中でした。(__)
構成資産とは 世界文化遺産となりうる対象の、すでに国から重要文化財や天然記念物、特別名勝などに指定されたもので、富士山世界文化遺産の構成資産は、山梨、静岡両県合わせて25件。
このうち山梨県側は16件、静岡県側は8件。ほかに両県にまたがる富士山域が1件ある。
静岡県側の8件の内6件が富士宮市にあり、富士宮市内定期観光バス『強力くん』の午前ルートと午後ルートに乗車すれば構成資産の6件回ることが出来ます。
富士宮駅前から土日祝日に出ています。
午前ルート 山宮浅間神社→村山浅間神社→富士山本宮浅間大社…富士宮駅
午後ルート 白糸の滝→田貫湖→人穴富士講遺跡→富士ミルクランド→富士高砂酒造→富士宮浅間大社…富士宮駅
(午後ルートの白糸の滝・人穴富士講遺跡も構成資産になっています)
午後ルートには時間の関係上乗車できませんでしたが、次の機会に乗車して是非とも富士山も見たいと思います。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス 新幹線 JR特急 JRローカル 徒歩
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-
6:45新大阪駅/ひかり→静岡駅/ふじかわ→富士宮駅で下車します。
ふじかわは静岡駅 - 甲府駅間を東海道本線・身延線経由で運行している特急列車です。 -
9:00富士宮駅から徒歩1分の所にある、
富士急静岡バスのバス乗り場で『強力くん』1,000円を購入。
切符を買う為窓口に並んで買いましたが、皆白糸の滝方面へ行くのでしょうか『強力くん』は
なんと!二人だけ。 -
富士山世界文化遺産の構成資産は・・
富士山が「信仰の対象」「芸術の源泉」になった名山という観点の価値の根拠となるものを指す。富士山だけでなく、富士山の周囲にある神社、溶岩樹型、湖沼などがあります。
9:30これから行く3か所が構成資産のどの部分に当たるのか、興味がわきます。 -
9:45富士宮駅を出発したバスは
ほどなく山宮浅間神社に到着。 -
富士山本宮浅間大社の前身、すなわち山宮浅間神社は古くからあるので、
元からある元宮と云う訳です。 -
日本武尊が創建したとされています。
-
『強力くん』はガイドさんが乗務していませんので、
現地ボランティアガイドさんがご案内をしてくださいます。
この石は富士山の溶岩石。 -
籠屋(こもりや)
遥拝する前に身のけがれをはらい、また休憩する場所です。 -
時代を感じる古めかしい建物です。
-
籠屋の先の境内ですが、
本殿に当たる場所に建物がなく・・ -
参道に鉾立石があるだけです。
ほこたて石は「山宮御神幸」の神事で神が宿る鉾を役職の人が左肩に載せ山宮に向う際何回も休むので、鉾は御休石(鉾立石)の上に榊をして安置した石です。 -
鉾立石の先にある古い石階段を上ると・・
-
≪神≫である富士山を直接遥拝するための遥拝所があります。
今は柵があり中には入れませんが、溶岩を用いた石列があり、宮司などの席が決まっていたようです。 -
噴火を鎮めるために山を遥拝していた≪古代の富士山祭祀の形≫が今も息づいています。
生憎雲がかかっていて、神すなわち富士山は拝むことは出来ません。
が、雲がないと・・ -
この様な素晴しい富士山を拝めます。
残念ながらこれは写真です。(-"-) -
約30分、現地ボランティアガイドさんに案内していただきました。
さて、山宮浅間神社の次に行くのは・・山宮浅間神社から『強力くん』で約10分にある・・ -
村山浅間神社です。
山宮浅間神社と同じく「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産の一部として世界文化遺産に登録されている場所です。 -
村山浅間神社は富士宮の浅間大社ほど大きくも有名でもありませんが、仏教とも関わりの深かった山岳信仰の拠点として鎌倉時代から栄えていました。
村山浅間神社は富士山修験道の拠点です。
江戸時代は村山興法寺と言いました。 -
村山浅間神社も
地元ボランティアガイドさんがご案内をしてくださいます。
ボランティアガイドさんはこの地図に載っている昔から居る地元住人の方で、
世界遺産になり急に観光客が大勢訪れるようになり、見かねて案内をするようになったと話されていました。70代の優しそうなおじさんにお世話になりました。 -
では、階段を上ります。
ミツバツツジが満開です。 -
正面に大日如来を祀る大日堂(旧興法寺本堂)が建っています。
最近建て替えられた大日堂です。 -
横に村山浅間神社本殿が並び建っています。
神仏習合時代の形態を留めている場所で、
大宝2年(702)創建で、坂上田村麻呂も参拝・寄進したと伝えています。
12世紀ごろに富士山の噴火が沈静化すると末代上人など山中で修行する人々が訪れ
14世紀初頭には富士山における修験道が成立。この中心となったのが村山浅間神社です。 -
境内にある樹齢千年といわれる大杉のご神木。
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樹齢三百年以上といわれるイチョウの大木。
今はフェンスで近づけませんが下に垂れた気根を乳房に見立てて、母乳の出を願う習慣もあったそうです。見事です。 -
大棟梁権現社
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水垢離場
直ぐそばに富士登山道の村山口があり、ここで身を清めたそうです。 -
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護摩壇です。
火を焚きながら神仏に祈りを捧げる場所のことで、
ここには焦げ痕の残る組木と不動明王の素朴な石像がありました。
今も富士山山開きの日に山伏修験者がここで火を焚いているそうです。 -
村山浅間神社のお堂
この中に仏像が安置されています。 -
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この碑は外国人として初めて富士山頂に立った、英国初代公使ラザフォード・オールコック。
1860年、村山口に到着。この年3月、桜田門外の変が起こっていたため、公使館員ら9人に対し100人の護衛が付いたという。 -
村山口登山道
かつては富士信仰の人々が列をなして登拝していたという村山登山道の入口。
石畳が当時を偲ばせます。 -
村山口登山道
多数の宿坊が並び栄えていましたが、新道の開通で衰退しました。 -
昨年7月の山開きの写真。
予定ではボランティアガイドさんの案内時間は30分でしたが、熱心に話しして戴き1時間も経っていました。
11:30 バスに乗りいよいよ最後の、富士山本宮浅間大社へ行きます。(後編へ)
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