フラッシュパッカー 一人旅　シェムリアップ・バンコク　4日目(ベンメリア、アンコール国立博物館)

2015/04/01 - 2015/04/07

シェムリアップ３日目はベンメリアです。遠距離はホテル手配のトゥクトゥクより現地ツアーの方が安いので、そちらで向かいました。なお、遺跡の写真は他の方々がたくさんアップされているので、当方は記録目的、少なめです。

〈旅程〉
１日目（2015年4月1日）HND→BKK (NH849)、DMK→REP (FD614)、Bunwin Boutique Hotel泊
２日目（4月2日）小回りコース、Bunwin Boutique Hotel泊
３日目（4月3日）朝日見物、大回りコース、ロリュオス遺跡群、Bunwin Boutique Hotel泊
４日目（4月4日）ベンメリア・ツアー、アンコール国立博物館、Bunwin Boutique Hotel泊
５日目（4月5日）REP→DMK（FD615）、Park Plaza Bangkok Soi 18泊
６日目（4月6日）バンコク市内観光、Park Plaza Bangkok Soi 18泊
７日目（4月7日）DMK→HND（NH848）

エリア シェムリアップ(カンボジア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 徒歩
• 航空会社: エアアジア ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

ベンメリア観光は、現地のネットからVELTRAを通じスケッチトラベルカンボジア／クロマーツアーズの「『天空の城ラピュタ』のモデル?樹木が生い茂るベンメリア遺跡 半日ツアー」を予約、35＄（4,300円）。
朝８時に迎えが来るのでホテルでゆったりと朝食。今日はアメリカン・ブレックファーストを選択。

他のホテルで家族連れ（母親と兄妹）３人をピックアップ、日本語ガイドのソポールさんとドライバーの６人でベンメリアに向かう。
途上で見かけた派手な横転事故。

約１時間でチケット売り場に到着。アンコール遺跡とは別料金で入場料5＄（600円）。ここでトイレも済ませ遺跡に向かう。

先に立って案内するソポールさん。

環濠。ホテイアオイが群生する。花は食用に、茎は乾燥してハンモックなどに編み込むらしい。

参道のナーガ。比較的保存状態の良いナーガが沢山ある。

正門。ベンメリアはアンコール・ワットと同時期に建造された平面展開型寺院。樹木の侵食により崩壊が進み、廃墟感がすごい。

こんな感じ。

ここも。

ここも。

アンパンマンと言われるレリーフ。アンパンマンが苦手な孫が見たら泣き出しそう。

従来は廃墟を自由に上り下りできたが、やはり事故が多かったのと遺跡保護の観点から、１年くらい前にこのような遊歩道が整備され、ここを外れることが許されなくなったらしい、

やはりアンコール・ワットに似ている。

天井も崩落。

チケットにも印刷されている有名なアングル。
写真を撮っていると横から中国人の女が肘でつついてくる。どうもスナップ写真を撮りたいらしい。あまりに無礼なので、「尖閣諸島は日本の領土だ！」と心の中で叫んで、譲ってあげない。

この扉がラピュタの一場面を想起させるらしい。でも、ジブリには興味なく、当然ラピュタも見ていません（キッパリ）！

まるでフィールド・アスレチックのよう。ベンメリアに限っては日本人、中国人、韓国人の団体客が圧倒的に多い。

真っ暗な回廊。こうしたところをクメール・ルージュが宿営地にし、外敵を察知するため周囲に地雷を埋めたらしい。

一番保存状態の良いナーガ。５つ頭。

これまたラピュタを連想させるらしいが、私は関係ありませんから（再度キッパリ）！

木にぶら下がっている黒い袋状のものはアリの巣。カンボジアの人はこれを採って食用にするらしい。

カンボジア版サルスベリの木。たしかに擦ると粉のようなものが出てきてつるつるする。

ホテイアオイの群生。見かけは綺麗だが、地雷が埋まっているかもしれず、迂闊に踏み込めない。

観光を終え、国道６号をシェムリアップに帰る途中、２〜３００メートルにわたって道路両側にこのような屋台が１００軒近く並んでいる。よく見ると、どの店も竹筒のようなものを売っている。ソポールさんに聞くと、赤飯のようなスナック、１個１＄というので車を止めて買ってもらう。

外見はこんな感じ。先端は樹皮の繊維を詰めて塞いである。

鞘は薄いので、バナナの皮のように剥いてかぶりつく。走る車内で片手撮り、ピンボケ御免。

なるほど、もち米の中に小豆が入って赤飯そのもの。なかなかに美味しい。この村の名物とのこと。かすかに肉桂（シナモン）の香りがするのは、たまたま買った店のオリジナルのよう。小腹が空いた時に、おすすめです。

昼過ぎにホテルに帰着。
その後、フロントでトゥクトゥクで昼食の送迎を頼んでいると、若い中華系の男女がやってきてスタッフを捕まえる。今日チェックインして、どうやら明朝の朝日見物の相談をしているみたい。ゲッ、このホテルにもとうとう中国人が来るようになったのかと少しガッカリする。それにしてもこの二人、背も高いしスタイル抜群、英語もうまい。結局、私を含めこの三人でトゥクトゥクに乗り、街に出かけることとなった。トゥクトゥク車内で「中国人か？」と訊くと、「シンガポーリアンだ」と答える。納得。どおりで英語もうまいわけ。快活な振る舞いは東洋人離れしている。日本人は遥か後方に置き去りにされた感じ。この二人とはその後もホテル内で何度か顔を合わせるが、いつも"Hi!!"と挨拶してくれて気持ち良い。

昼食はまたパンニャ・クメール。何を食べたか忘れましたが、ビール込みで９＄（1,100円）。
隣席に幼児連れの欧米人夫婦が食事中。退屈した金髪の幼児が走り回って私にチョッカイを出してくるので、母親に「１歳くらい？」と聞くと、まだ６ヶ月とのこと。ただのヨチヨチ歩きでなく、父親のバッグを引きずったりするのでびっくりする。すると、金髪の母親が「私には日本人の血が混じっているの。だから、この子にも日本人の血が流れている」と言う（もちろん英語で）。二人ともどう見ても欧米人なので、またまたびっくり。

食後は徒歩で国立博物館に向かう。レストラン前のワットポー通り。

シェムリアップ川。この街の眺めに潤いを与えてくれる。それにしても暑い。やはり４０度近いだろう。

アンコール国立博物館。入場料はイヤホンガイド込みで１５＄（1,800円）。

館内の展示物は撮影禁止。ヒンドゥー教の神々の彫像や仏像、レリーフなどが数多く展示され、また映像による解説もあって見ごたえあり。アンコール遺跡を体系的に理解するには良いところ。なにより涼しい。

博物館でピックアップしてもらってホテルに戻り、夕食までまたプールサイドで時間を過ごす。
６時過ぎにお気に入りのパンニャ・クメールを再訪。まだ時間が早いのか、客は誰もいない。

シェムリアップ最後の夜なので、奮発して「紅魚のから揚げ甘酢あんかけ」を注文、もちろんアンコール・ビールも。15.5＄（1,900円）。食べきれないかと思ったが、美味しいのでペロリと平らげる。ここは何を食べても味付けが良い。知る人ぞ知る名店。

ホテルに戻り、まだハッピー・アワーなので白ワインを２杯飲んで就寝。１日の行動パターンが固まってきた。