2015/03/28 - 2015/03/29
891位(同エリア1745件中)
にっくさん
「春休みはどこか温泉で、のへ~っとゆっくりしたい。」
またもや年寄り染みた希望を述べる我が娘。
でも季節は春休み、しかも土日。思い立ったのは出発の2週間前。JRの「びゅう」窓口に行った時、こちらの希望通りの宿で残っていたのは僅か3つ。
時期的に料金も割り増しなのですが、他に休みも取れないし、行ったことのない草津温泉を一泊楽しむことにしました~
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 3.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- JR特急
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- びゅうトラベルサービス
-
今回のツアー代金は宿代(夕食、朝食それぞれ1回と都内からの特急代)
大人1人:38,000円 小人1人:102,500円
バス代が往復1人:1200円。・・・・高いっ!!!
大人約4万円ですよ。これだけあれば海外行けますよ(笑) 探せばもっと良いツアーもあったのでしょうが、JRびゅうで当日残っていたツアーで、一番お得感のある奴を選びました。 -
土曜日の9時丁度発の「草津31号」、上野から乗車です。
鉄道旅行の楽しみは、何と言っても駅弁とビール(笑)。上野駅で購入しました。
上段は娘の選んだ「東北海鮮ちらし」。下段は私の「チャーシュー三昧」。現在私は肉食ダイエットをしているのでこのチョイスです。旦那の弁当は甘鯛のなんとか・・
いずれも1,000円越えてました。(1,100円とか、そんな感じ。) -
特急で約2時間30分で「長野原草津口駅」に到着します。(終点ではありません)
駅ではメーテルと鉄郎が混浴でお出迎え。
メーテルさん、ロングヘアは結わえて下さい。入浴マナーですよ(笑)長野原草津口駅 駅
-
さて、長野原草津口の改札です。
電車を降りたらこの人混み・・・改札口も一カ所しかないので、ぞろぞろと並んで駅を出ます。
そこからバスに乗って草津温泉まで。バスの乗車場所は駅のすぐ前なので分かります。
ちなみに、この駅の周辺にはめぼしいお店は何もありません。 -
どんなに人が混在していても、バスは基本、全員が座れるようです。(山間部を走るので立っているのは危険かと思われ)この日のこの時間は大型バスが6台でした。基本、特急草津号が駅に着いて、5分後くらいには出発。
約20分ほど山道を行けば、草津温泉バスターミナルに到着。
写真は草津温泉バスターミナル内。売店や温泉資料館が入ってます。草津温泉バスターミナル 乗り物
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草津バスターミナル前の謎の彫像。
これ、なんのポーズでしょうかね。この彫像の奥に見えるのが足湯です。 -
バスターミナルの外観です。
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バスターミナルを降りたら、一体どっちの方向に進めば良いのか分かりませんでしたが、なんとなく人と同じ方向へ歩いて行きます。
程なく路上に「湯畑」という案内表示が。
ちなみにバスターミナルから湯畑へは、結構な急勾配の下り坂。山間部にあるから仕方ないですね。 -
到着しました!草津の名所「湯畑」
恒例の顔出し看板もキッチリ消化しておきます。 -
この湯量の豊富さ!
これまで色々と温泉を巡って来ましたが、源泉の絶対的な豊富さを目の当たりにしたのは、小学校の時に訪れた大分県の別府温泉以来かも。
また湯の流れのせせらぎ音がメンタルにも心地良さを与えてくれます。
因に、写真右上に、渋めのブンイレブンが見えます。 -
湯畑アリーナのセブンイレブンがこちら。
京都と同じく景観を守る為の条例があるのか、セブンイレブンが茶色一色のロゴマーク。
温泉街の中心部にコンビニがあるのは助かります。観光地価格を意識せず、必要品が手に入ります。 -
湯畑から放射状に伸びる通りの1本、「西の河原通り」を、西の河原公園へ向かって歩きます。
風情ある温泉街。 -
車一台通ればいっぱいいいっぱいの狭い道路。
両側には温泉饅頭や土産物を売る店が建ち並びます。 -
ゆるやかな上り坂を7〜8分ほど歩いて、西の河原公園に到着。
ここは巨大な露天風呂があることで有名な公園。
後ろに見える池?も、お風呂としては整備されていませんが、中はお湯です。西の河原公園 公園・植物園
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な、なんてこと・・・!!!
西の河原公園の露天風呂は現在改修中。リニューアルオープンは5月30日。
大切なことなのでもう一度言います。
「西の河原公園露天風呂のリニューアルオープンは5月30日!!」 -
公園内にあるお稲荷さん。
-
見えている「水溜まり」は全て温泉。
酸性が強いからか、透明度が高くて足を突っ込みたくなります。 -
西の河原・・・きっと「にしのかわら」か「さいのかわら」かは知りませんが、地名の由来は「賽の河原」から来ているような気がします。
温泉地は地獄と称されることが多いですし、この荒涼とした風景にはぴったりだと思います。
たまに小石が積まれていたりします。 -
鬼の茶釜碑
西の河原公園でも、一際高温のお湯が湧き出ていた、鬼の茶釜と言われる場所に建てられた石碑です。
湧き出る高熱の温泉を「茶釜」に例えたくなる気持も分かります。 -
さて、公園から宿への帰り道。
温泉と言えばコレ、と言いたくなるような温泉玉子を食べました。
うーん。草津のお湯で作ったからか、はたまた卵が良質なのか。黄身にコクがあって、凝固具合がものすごくクリーミー。 -
さて、西の河原公園から、「片岡鶴太郎美術館」を冷やかしつつ、湯畑付近に戻って来ました。はい、宿のチェックインが14時からですから、時間を潰しているんですね(当初、西の河原公園の露天風呂に入る予定だったのでorz)
写真は湯畑の隣にある足湯です。 -
もちろん、入る気満々。
こんな時の為に、タオルはいつも鞄の取り出しやすい場所にin。 -
何℃くらいあるんでしょうか。子供は熱くてなかなか湯の中に足を入れられない様子。(私も徐々に慣らしながら足を突っ込みました。)
-
汚い足で申し訳ございません。
ご覧の通り、くっきり色が変わっているのがお分かりでしょうか。
熱かったですけど、足の疲れがぶっとんだ気がします。 -
さて、こちらが本日のお宿。
明治十年創業の「奈良屋」。湯畑から5分とかからない場所にあります。
歴史溢れる玄関にテンションあげあげ。古めかしくて懐かしい感じです。 by にっくさん草津温泉 奈良屋 宿・ホテル
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玄関を直ぐに入って下足場があり、館内は裸足で歩きます。スリッパもありません。
チェックインはフロントではなく「帳場」で行います。 -
客室係に案内されて部屋まで・・・。
お風呂場は写真右側の階段で下った、最下層にあります。 -
そして客室。
オーソドックスな和室。炬燵が嬉しいです。
マンションでフローリングのリビングである我が家には炬燵がありません。我が子はなんとここで炬燵デビュー。
部屋には風呂は付いてません。洗面所とトイレ、それから・・ -
なんとベッドのあるツインの寝室つき。
家族三人なので、和室に布団を敷いての対応のようです。家族三人でジャンケンをして誰が和室に一人で寝るかを決定しました。 -
さて、荷物を解いたら風呂だ風呂!!
ホテルの浴衣に着替え、タオルを持って風呂場へ向かいます。
ホテル内は基本裸足ですが、部屋にはタオルや浴衣の他に、足袋の靴下が用意されていました。 -
「奈良屋」の浴場は、時間によっての男女入れ替え制の大浴場2つと、貸し切り用(別途料金)の比較的小さな浴場が3つほどあります。
いずれも湯畑に流れている「白旗の湯」からの源泉掛け流し。
まずはこの時間、女性用となっている「花の湯」へ。古めかしくて懐かしい感じです。 by にっくさん草津温泉 奈良屋 宿・ホテル
-
「花の湯」の脱衣所。
無料の飲料水が準備されています。
その他はドライヤー、消毒されたブラシ、そして貴重品用のロッカーと脱衣籠の標準装備。 -
内湯はこんな感じです。
草津温泉は駅に「泉質主義」とポスターが貼られていたように、豊富な湯と高めの温度とキツめの硫黄臭が、いかにも「病気に効きそう!!」って感じになります。
一週間くらい泊って、湯治したい・・・ -
露天はこんな感じ。写真右手に、円形の湯船もあります。
街なかの宿なので、目隠しの壁があるので景色は望めません。 -
円形の湯船。こちらは脱衣所の窓からの一枚。
チェックインしてすぐの入浴だからか、他にお客さんはいませんでした。 -
さて晩ご飯。
お食事はお食事所へ出向いて頂きます。
蔵作りの建物のような、お食事所の入り口。 -
お食事所に入ってすぐ、お酒が綺麗にディスプレイされたコーナー。
部屋毎の個室スペースで、掘りごたつ形式のテーブルで頂きます。
部屋で取る食事の方が気兼ねないかな、と思っていましたが、個室になっているから充分気兼ねなく楽しめました。 -
晩ご飯のメニュー(一部)です。
「奈良屋」の口コミを見ると低評価を着けている人は「客室係」の態度の悪さと食事の物足りなさを上げている人が結構いました。
客室係は担当になった人によっては当たり外れがあるのでしょうが、食事はこれで充分だと思った次第。
逆にこれ以上出されても食べられません。 -
こちらが前菜です。
ずわい蟹の錦糸卵巻き、ばくらい、白魚に梅おろし、雲丹に百合根・・
その他、鯛や鮪のお造り、焼物は甘鯛のおきな焼きに筍、寒ブリ大根や酢の物、お吸い物に赤出汁・・・
メインは一つ前の写真にある牛鍋ですが、具にトマトがあるのが新鮮でした(笑) -
さて、腹がはちきれん程膨れましたので、夜は温泉街を散策です。
浴衣の上に丹前を着込み、宿の雪駄を足に引っかけ、夜の温泉街へレッツらゴー -
夜の湯畑。
-
3月31日まで、「草津キャンドルイルミネーション」が開催され、湯畑周辺に幻想的なキャンドルライティングが施されていました。
コンサートなども開催され、私達が訪れたときはハーモニカの優しい音色が空間を包んでいました。 -
温泉街遊興施設の代表選手
射的! 子供が父親に強請っております。 -
と、いうことで子供射的デヴュー。
500円で10発程(うろ覚え)の弾が貰えます。
威力が弱いので、命中しても標的がなかなか倒れてくれないもどかしさ。
この夜の景品は、ディズニーのトランプをGETしたのみでした。 -
射的が終わって、またもや湯畑の周囲をぐるりと一周。
光泉寺の参道の階段もキャンドルでライトアップ。
この後、すぐ近くにある白旗の湯の「将軍お汲み上げの木枠」(暴れん坊の吉宗が江戸に温泉を運ぶためにくみ上げた木枠という説)を見学し、ブンイレブンで酒とツマミを購入して、宿の部屋で一杯やりつつ、入れ替わり風呂を楽しんで就寝。 -
光泉寺のすぐ側にある「白旗の湯」。共同浴場です。
草津に来たら、こうした共同浴場をあちこち経験するのも一興でしょうが、今回は一泊だし、宿の温泉で充分満喫できるので入りませんでした。
そもそも「宿でのへ〜っとする」が今回のテーマでしたのでw -
「白旗の湯」の入り口前にある、将軍御汲み上げの木枠。
写真が切れててすみません。
八代将軍の暴れん坊吉宗が、江戸に温泉を運ぶために使用した木枠、ということになっています。 -
さて翌日。
朝五時半に起床して、男女入れ替わった内風呂にGO!
この時間、女性用になっていた「御汲み上げの湯」は、昨晩見学した白旗の湯から源泉を引いていることから名付けられたと推察。
私達の他にお客さんがいたので、撮影は断念しました。脱衣所から浴室までに階段があるので、お年寄りや体の不自由な方には不便かも。 -
7時半に、昨晩と同じお食事と頃で朝食。
朝からもりもりです・・・サラダ、御漬け物、魚のホイル焼き、刺身こんにゃく、湯豆腐、エトセトラエトセトラ・・・
御飯も美味しかったし、私的には十分満足した「奈良屋」さんでした。 -
朝食後、またまたお風呂入ったり部屋でごろごろ休息したりして、11時にチェックアウト。
バスの発車時刻は13時5分なので、それまで温泉街を散策します。 -
「奈良屋」のすぐ近くにある温泉饅頭元祖の店(らしい)「さいふ屋」さん。店舗前には界隈随一の長蛇の列です。
実は前日、12時過ぎに店舗前を通った時には「本日分は終了しました」の貼り紙と閉められた扉。余程の人気店なのでしょう・・・と思ってこちらでお土産を購入することに。 -
が、こちら個人経営なんですかね・・。
接客は写真の女性が一人で、恐らく饅頭作りもご主人が一人でやられているような感じでした。
行列ができてるのは単にお客のさばきが悪いから。商品がすぐなくなるのは、生産量自体が少ないから、だと思います。
いや、フツーにオイシかったですよ。
でも他店舗との大きな違いはよく分からなかったな。 -
なかなかに美味しかったのが、「湯上がりかりんと」さんで販売されていた「ゆあがりぷりん」
お値段忘れましたが350円くらいしたような・・・
とろっとろでバニラの香りが豊富なプリン。牛乳瓶のようなガラス容器で食べ辛いのが難点。 -
名残惜しけれど、湯畑を後にして草津温泉バスターミナルへ向かいます。
往路は下り坂だったので、復路は当然上り坂。 -
バスターミナルの足湯。
バス発車の時間までまだまだ。 -
足湯、いいですよ・・・
癒されます・・・ -
バスターミナル内での「おかめ」さんで昼食。
もうあちこち歩きたくない心境。 -
草津の名物の一つに「舞茸」があるらしく、舞茸の天麩羅蕎麦を頂きます。
カリカリに揚げられてて美味しかったです。 -
蕎麦が苦手な娘は草津とはなんの関係もない月見うどん。
-
バスの発車時刻10分前に停留所へ行けば、すでに長蛇の列。
これだけ並んでも、確実に座席は確保できるだけのバスが運行されるのだと思います。
さて、わずか一泊の温泉旅行(しかも旅行代金が高い!!)でしたが、当初の予定通り、ゆっくりまったり風呂を満喫することができました。
今度は湯治感覚で長期滞在したいと思う草津温泉。
今まで訪れた温泉のなかで、一番泉質が私好みだったと思います。
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