2015/03/23 - 2015/03/23
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belleduneさん
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赤坂葵町と呼ばれて、坂の多い起伏のある高台に建っているホテルオ−クラ東京は、幕末の前橋藩主・松平大和守画商有していたところで、明治になって、大倉喜八郎の私邸となりました。1900年に邸宅の敷地の大半を提供して、大倉商業学校(現在の東京経済大学)を開校しました。息子・喜七郎が東京オリンピックを前に、ホテルの建設を計画しました。設計は谷口吉郎氏、意匠は溝口三郎が主になって行いました。デザインの基本理念は、「日本的建築美の創造」だそうです。世界各国から客をもてなす国際ホテルとして、優れた日本の伝統美を集め、意匠として再現することを目指し、今でも色褪せないデザイン、現代的なものが相俟って、個性溢れる空間を創造しているという。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 交通手段
- 高速・路線バス
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角にある大倉大古館は、大倉喜八郎氏が大正6年(1917)に開館した日本初の私設美術館です。大正12年の関東大震災で当初の建物と美術品の多くを焼失しましたが、昭和3年(1928)に伊東忠太の設計で現在の陳列館が完成しました。
昨年から改装工事で、4年後に完成だそうです。左手はアメリカ大使館で、厳重な警護がされています。 -
ホテルオークラ東京本館へ入ります。昔はここのバーによく飲みにきていました。遠くに虎ノ門ヒルズが見えています。
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本館外観のなまこ壁は、張りつめた瓦の目地に、漆喰で盛り上げたもので、城郭や古い民家で見ることが出来ます。当本館では、平瓦の目地に陶製タイルで埋めるとい手法を使っています。
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左手奥に道路を挟んで、別館が見えています。本館から地下通路で繋がっています。当ホテルは高台にあるため、正面玄関のエントランスホールが5階となっています。中庭はこの裏手になりますが、地形がぐっと下がっているのが、後程の写真で、良く分かります。
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海鼠壁の外観が目立ちます。最上階は、レストランがあるフロアです。別館の最上階には、ペントハウス・スイートのインペリアル・スイート(354平方m)とプレジデンシャル・スイート(231平方m)があります。
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流石に老朽化が目立っています。何回かの改修工事を経ていますが、丸印のところはタイルが?がれています。免震工事もあるし、8月で取り壊されて、新しい本館が完成sルノを待ちましょう。意匠は受け継いで欲しいものです。
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正面玄関の屋根の三角紋様のタイルも随分歴史を感じさせるものになっていますね。近くで見ると流石に補修の後が至る所に見られます。
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玄関から見た大倉集古館
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本館正面玄関
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正面玄関車寄せの屋根部分は、三角紋様で鱗紋と言われています。
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夜になって照明が点くと、きっと印象が変わりますね。
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玄関から別館方向
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本館玄関横のガラス面にはこのように菱形の飾り板が取り付けられています。
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玄関から南棟方向
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玄関を入ると広いエントランスホールです。
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ちょうどソメイヨシノが飾られていますが、ホテルの暖房のため、花が咲いてそろそろ散っているものが多く見られました。
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ホテルオークラ東京のシンボルとも言えるランターンは、オークラ・ランターンの名前で親しまれてきました。古墳時代の飾り玉に見られる切り子型をデザインしたものだそうです。五角形の板を10枚繋ぎ合わせて、切り子型とし、5連繋げて1つとしています。内側に布を張り、和紙のような効果を出しています。
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エントランスホールのコンシェルズデスクの奥の壁は、大理石です。
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エントランスホールは本館の5階になります。
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エントランスホールから4段程階段を下りると、広いラウンジがあります。ラウンジは5階ですが、6階まで吹き抜けとなっているのは、とても気持ちの良い空間です。
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どこかで見た光景だなとずっと考えていましたが、やっと思い出しました。昨年汐留で見た「ピエール・シャローのガラスの家」でした。パリの医師のために設計し、ガラスブロックを使用した建物の2階・プライベートの空間が似ています。
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ゆったりとした間隔で置かれた漆仕上げのテーブルと椅子が梅の花のように、5脚置いてあります。
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ガラス戸、障子、麻の葉紋様という二等辺三角形の組み合わせによる四方連続紋様となっています。単純ですが、極めて巧みな構成紋様なので、女柄として親しまれているそうです。
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朝には、障子越しに窓の外の竹が影絵のように見えるそうです。
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ラウンジにも桜が生けてありました。その上には、屏風様に仕立てた京都・西陣の龍村による綴れ織りが飾ってあります。色絵磁器の大家で、人間国宝である富本憲吉氏のデザインによる四弁花紋様です。蘭の花は、大倉喜七郎氏が好んだ花だったそうです。
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色合いがとても綺麗です。昨日、帝国劇場9階にある出光美術館で、小杉放菴展を見てきた勢か、こういう色合いが好きです。
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その下は、多胡石の壁面です。
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綺麗な波模様ですね。描いたのかと思いました。
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6階の吹き抜け部分
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柱の傍に置いてある行灯風照明器具
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5階エントランス横の壁に生けてある桜
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すぐ横の天井照明は、六角形の中に。
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よく見ると、内側に桟があり、恐らくエアコンの換気孔らしきものかな。
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本館のバー・オーキッドです。別館のバー・ハイランダーへはよく行きましたが、ここは初めてです。
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お部屋も幾つか見せて頂きました。まず、スタンダード・ダブルルームから。
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広さは、30〜33平方mあります。一人だと十分ですね。
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ここのバスルームは、昔のままの大理石で、痛んだ箇所だけ取り替えてあります。
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戸棚の中は珈琲マシーンや冷蔵庫。奥の2つはクローゼットです。引き戸が木の皮が織り込んである手の込んだものです。
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やはりこの頃のホテルの廊下は広いですね。昔のパレスホテルもそうでした。最近出来た一流ホテルは、やはり狭いです。地価のこともあるので、仕方ありませんが...
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6階から下のラウンジを見ています。
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反対側は正面玄関を入ったエントランスホールです。
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上の階に行って、ジュニアスイートは、さっきの二部屋分あります。入ったとたん、ゆったりした空間が広がっていて、ほっとしますね。
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ベットからソファー方向を見たところです。この部屋は59平方まります。
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奥のバスルームも先程の倍あり、広いです。
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ツインのお部屋で、広さは43〜46平方mです。
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この部屋がレディースプランにも使われていて、バスルームが広くなっています。ダブルシンクの洗面台の大理石は当初のままだそうです。
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この壁の大理石も長持ちしていますね。
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ハリウッドツインのこのお部屋は、広さ66〜79平方mあります。入ると直ぐにデスクがあります。
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窓側から扉方向を見たところです。
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リビングとベッドルームは扉で仕切ることが出来ます。
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ベッドルームもゆったりしています。
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ちょっと変わった壁のデザインです。絹のような光沢を持つトチノキと手漉きの和紙を使ってあります。最初、光沢があるので、プラスティックに加工してあるのかと思いました。
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窓は、通りに面していないので、静かです。矢印の政府の建物は、これから取り壊されるそうです。
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目の前のビルのガラス窓に、当ホテルのなまこ壁が映っています。
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部屋を出て、廊下を歩いていると、各部屋の扉横に付いている新聞受けが目に留まりました。和のデザインですね。
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エレベーターホールも広いですね。
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新潟の新発田藩主・溝口家の花紋で、令嬢が大倉喜七郎氏に嫁ぐ時に、五階菱が大倉家の家紋となったため、随所に使用されているそうです。このエレベーター扉の「菱くずし紋様」は、喜七郎氏の向島別邸で使われていた間仕切りの襖のデザインに由来しています。
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地下通路から別館に移動し、1階に上がります。以前よく行っていたバー・ハイランダーヘ行ってみました。以前の記憶では、もっと広いと思っていたのですが、広さは変わらないそうです。記憶というものは、曖昧なんですね。夜になって暗くなると、外の照明で内部が広く見えるそうですが...
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谷口吉郎氏が、陶板画家として著名な棟方志功氏の「鷺群飛びの柵」の使用を申し出ると、新しく5点描き下し、その内の1点をインド産の砂岩を用いた陶板画に仕上げたものだそうです。
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それを谷口吉郎氏がデザインした屏風風壁面に陶板画として仕上げられています。
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別館にもオークラランターンがありました。本館が主に植物をモチーフにしていますが、別館では動物をモチーフにしています。
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