ちょうど１０年後のバングラデシュ再訪 　２０最終日の２　ショドルガート、ゴアル・モスジット、神学校、パナム・ナガル

2014/11/02 - 2014/11/11

この旅行の実質的最終日（2014.11.10）。後半はショナルガオンにある15世紀建立のゴアルディ・モスジット、隣の小さな神学校、本当の最後は豪華な邸宅群の名残パナム・ナガルの観光です。
パナム・ナガルの観光が終われば、後は夕食をとり、ホテルでシャワーを浴び荷物を整えて空港へ、帰国の途に着きます。

ショナルガオンは、ヒンドゥー語で「黄金の都」と言う意味を持ち、12世紀「セーナ朝」（1070〜1230年）の頃に大きく発展し、「ムガル帝国」（1526〜1858年）時代にダッカに遷都するまでは、東ベンガル（現在のバングラデシュ）の中心都市でした。
当地の重要産業は、近郊で織られたダッカ・モスリンと言われた綿布で、世界中に輸出され、モスリン商人と呼ばれる大金持ちが出現しました。

「ゴアルディ・モスジッド（Goaldi Masjid)」は、15世紀から16世紀にかけて建造されたもので、バーゲルハットのモスク群よりは少し時代が下ります。ムガル時代以前の建築様式を残しており、外壁に残された唐草模様の装飾が有名です。

「パナム・ノゴル（Panam Nagar)」には、50軒余りのヒンドゥー教徒の豪華な邸宅が、狭い道の両側に打ち捨てられたままの姿で建っています。
大金持ちであるモスリン商人の邸宅群は1900年前後に建てられたものですが、1947年に「東パキスタン」（現バングラデシュ）がインド共和国から独立し、イスラム教国として出発したことで、ヒンドゥー教徒である彼らは迫害を受けるのではないかと不安を感じ、インドへ移住してしまったのです。

エリア ダッカ(バングラデシュ)

ゴアルディ・モスジッドの正面
三つのアーチの上部に、四つの唐草模様のテラコッタがあります。

向かって一番左のテラコッタ。

二番目

三番目

右端

内部
大小三つのミフラブがあります。

裏側

この円柱状の部分が、本体から離れています。

このように隙間が開いて、向こう側が見えています。
大きな地震でもあれば、崩壊する可能性があります。
全体的に傷みが進んでいます。
ハゲルハット以降、原型を留めている特に古いモスクであり、
早急な対応が望まれます。

隣の小さな神学校

開けられたドアをはさんで、
お互い予期せぬ「見学」です。

パナム・ノゴル

裏側はこんな風になっている邸もあります。

贅を尽くした、非常に豪華なつくりであったようです。

ぐいぐい前に出てくる子と、
シャイな子の差が面白い。

街外れ

街外れの池は沐浴に使ってたと思われるつくりです。

手の汚れを洗ってあげています。

シュンドルボンでも見たシロガシラトビ（白頭鳶）
（英）Ｂｒａｈｍｉｎｙ　Ｋｉｔｅがいました。
http://avibase.bsc-eoc.org/species.jsp?avibaseid=D89A9DC9963D5DDC

バングラデシュ最後の夕日

バングラデシュの旅行記は今回で終わりです。
ご覧いただいきありがとうございました。

この旅行記へのコメント （2）

• ちびなおさん 2018/11/04 20:54:35

  沢山の旅行記拝見しました。

  私も数日後バングラデシュへ行きます。
  風神さんの様な旅行ができるかどうか分かりませんが
  それなりに楽しんできたいと思っています。
  色々な方の旅行記を見ると、楽しみ方っも違ってくるように思います。
  有難うございました。

  風神さん からの返信 2018/11/04 21:24:38

  Re: 沢山の旅行記拝見しました。

  私のたくさんの旅行記をご覧いただき、また楽しんでいただきありがとうございます。
  バングラは気持ちの休まるところで、また行きたいと思っています。
  ちびなお様のバングラの旅が、安全で楽しい旅になることを、お祈りしています。旅行記のアップも期待しております。