冬のオランダ＆ベルギー芸術紀行2015/2①今宵はグランプラスに抱かれて

2015/02/09 - 2015/02/15

恋をしたのは去年の９月。
ＬＡＸで見かけたそれはとても美しかった。

ブルー×白の鮮やかな機体。
たっぷりとしたボディライン。
王冠のマークが示す王立航空会社の誇り。

そんなＫＬＭに「乗ってみたーい！」からの
オランダ＆ベルギー行き。

大瀑布で濡れまくり飛行機遅延に翻弄された
前回の中南米の旅とは趣きをかえて
今回は芸術の香り高く、格調高くイキまーす。

旅の予定はこちら↓
■１日目　新千歳→羽田　品川泊
■２日目　品川→成田→アムステルダム
　　　　　→ブリュッセル泊
□３日目　ブリュッセル→ブルージュ
　　　　　→ゲント→ブリュッセル泊
□４日目　ブリュッセル観光
　　　　　→アントワープ→ハーグ
　　　　　→アムステルダム泊
□５日目　ザーンセスカンス
　　　　　→アムステルダム泊
□６日目　アムステルダム観光→
□７日目　成田→ＴＤＬ！→羽田→新千歳

エリア ブリュッセル(ベルギー)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 観光バス 徒歩
• 航空会社: KLMオランダ航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: 阪急交通社

仕事を終えて新千歳空港へ。
冬場の道民トラベラー誰もが恐れる「雪」
イケるか？成田、が心配で、今回は前泊。

新千歳空港ではコカコーラベアが
ようこそ！北海道へ･･･とお出迎え♪
これから旅立つんだけど、ま、いっかー。
akepi「48」がなくって残念だが。

久しぶりの（でもないか？）ＪＡＬ。
雪まつり中だけど、そー、混んでない。
で、安心の定刻出発は、さすが。

安心すると、新たな欲望が湧き上がり
･･･ＡＮＡの新制服見たかったわ、なんて
思ったりなんかもして。

22:40羽田空港到着、からの品プリ。
24時近いってのにチェックインする人で
行列のできるフロント。恐るべし、東京。

品プリイーストタワーのお部屋は
旅心も萎える古さ＆狭さ。

翌朝、成田エクスプレスに乗って
牧歌的風景を眺めながら成田へＧＯ！
朝、早いってこともあってガラガラ〜。

第１ターミナル、北ウィング到着。
時を経ても変わらない北ウィング。
･･･なぜだろ？なんだか泣ける。
love　is　the　mystery
不思議な力で♪

さて、今回めでたく初搭乗のＫＬＭ。
キレイなブルーだー。ジャンボ機だー。

ちょっと大韓航空に似てなくもないが。

離陸１時間後にドリンクサービス。
普通にナッツは袋のまま。
ええ。エコノミーですしね。

皆さんの旅行記を見て、ＫＬＭってば
ビールが500缶♪と喜んでいたところ、
細っっ。これはまさかの250缶。もー。
少ないんで３本いただく。

お食事タイム。鶏のなにか。
北米系の飛行機に比べると充実してるわー。

味もさることながら、デルフト焼き風の
パッケージとかミッフィーデザインとか
なかなか楽しい。
プラコップも自転車の柄でカワイイ♪

11時間のフライト。
卒業旅行のメンズがたくさん乗ってて
座席廻りの平均年齢、低すぎ〜っ。

日本語版は少ないながら映画は豊富、
テトリスはないけどゲームも多様。
ドリンクサービスもちょいちょい来る。
いーぞー。ＫＬＭ！

そこにゴマ油の香り高くビーフン登場。
ハイネケンに恐ろしく合うっ。
中国福建省とオランダのコラボ。

オランダ、スキポール空港到着。
オランダ語での発音は「スヒップホル」
って、ローマ字そのまま読み？

この後もよく見たオランダ語併記は
なかなか難問で？？？だった〜。

･･･からの、４時間のバス移動で、っても
爆睡であまり覚えておらず、とにかく
ラマダ ブリュッセル ウォルウェ到着。

モダーンな内装はいい感じだけど
ベッドの距離が近すぎ。
仲良しお友達との友情が愛に変わらないよう
嬉しはずかしコーフンの一夜をすごす。

おはようございます。朝ゴハンです。
ツアー用のブッフェは、コストの問題？
マナーの問題？で別コーナー。
品数も控えめだし、ちょっと傷つく。

量を大胆不敵にいただいたので、
まあ、いーんですが。

ちなみに一般の皆様はこちら。
おしゃれカットのフルーツなどあり、
誰が剥いたか、茹で卵のカラがオフ。
至れり尽くせりってやつ。

8時を過ぎてようやく明るくなった外。
写真はホテル外観。いたって地味。

最初はブルージュへ。

中世の建物が軒を連ねるヨーロッパ有数の
古い町並み。運河も静かに流れる。
ああ、川の流れのように。

歌ってる場合ではなくペギン会修道院。

黄色の水仙が咲いているイメージだけど
この時期はまだ芽吹いたばかりで、
クロッカス？と言ってる人も。
ここは水仙だってばー。

ペギン海修道院前「愛の湖」の
おいしそうな、いえ、大きな白鳥。

町を縦横に縫う運河。
冬なので運河クルーズはお休みらしい。

階段状のかわいらしい破風で飾られた家並。
赤の窓枠が小粋なチャームポイント。

ビール、レース、チョコが有名なベルギー。
ビールは800以上の銘柄があるそうで
ここはドゥハルヴマーン醸造所。

akepi48入国の噂を聞きつけて
ただいまビールを増産中〜。がんばれー。

ベルギーレースで出来た街の地図。
レースの匠、渾身の作。

聖母教会を通り過ぎて
北のヴェネツィア、屋根のない美術館など
絶賛されてるブルージュ歴史地区を
ブラタモリならぬブラアケピ〜。

マルクト広場にイク前に聖血礼拝堂。
２階にあがって礼拝堂へ。

小さいけど、木組みの天井など、
なんとも独特な雰囲気。
ちょっとこわ〜。

ここでは聖血の遺物が見られる。
金の装飾のついたガラスの筒に入っているのが
聖血がついた羊の革。で、赤いんです、これ。
2000年以上前の話でしょ、赤いって、どー？

お祭りで見た妖怪タコ娘より怪しい･･･。

聖血礼拝堂のあったブルグ広場からの
マルクト広場。右側は郵便局だそーで。

切手代360円もしたのに、半年を経ても
届かないペルーの郵便事情と比べて
どーなんでしょ？オランダは。

かなり広いらしいマルクト広場。
この日は水曜日で、マーケットだらけ。
マルクト＝マーケットだけに。

向こう側に、昔、ギルドハウスだった
切妻屋根の建物が見えた。

馬だまりには出番を待つお馬さん多数。

ここで自由時間。全員がチョコ買いに走る。

どの店も、食べて♪と試食攻撃がハゲしい。
王室御用達の有名店も1個丸ごとくれちゃう。

スイーツ部門苦手の辛党には軽い拷問。
･･･た、助けて〜。

ベルギー限定、苺のチョコディップ。
ゴディバのチョコをまとった苺たち。

苺アメになっちゃう苺とは格が違う?
それとも単なる幸運か。

王室御用達プラリネ考案のノイハウスは
車両進入禁止、のように見える。

ノイハウス店内。
3代目のジャン・ノイハウスさんが考えた
プラリネはナッツにとろりと飴を絡ませて
チョコの中にとじ込めたもの。いやん。
チョコレート業界の画期的発明。ブラボー。

ピエールマルコリーニ。
マカロンではなく、ここはあえてチョコでの
バレンタインディスプレイ。

日本未上陸のお店もたくさんあったようで
チョコ好きにはたまらないエリア。
皆さん大人買いしてた。

ベルギーの伝統菓子、キュベルドン。
内側にトロッとしたフルーツシロップが
詰まった砂糖菓子。だそーです。
可愛いちゃあ、可愛い。

ここはやはりレース屋へもイッテみる。
良質の亜麻がとれたので発展した
ベルギーレース。

専門店ロココはお休みでした。残念。

マルクト広場に面したレストランで昼食。
こちらもハートの
バレンタインディスプレイ。

ここではもちろんベルギービール。

お料理は、得意の指さし英語で
ビーフシチューとプレーンオムレツ。

オムレツ、でかっ。
モンサン風の儚げなやつではなく
母さんがちゃちゃと焼きましたけど、なにか？
みたいな豪快さ。

チョコの甘さを打ち消す大量のフリッツ。
普通に「イモ」うまし。
このあとゲントへイッて羊を見ます。

イモ腹を抱えゲントに到着。
羊をみるといっても、ジンギスカンになる
それではなく「神秘の子羊」という、
それはそれは有名な祭壇画を観に行く。

途中、絵を描いたファン・アイク兄弟含む
親せきご一同様（だったか？）の像。

街のシンボル、聖バーフ大聖堂。
豪華な説教台に目が行っちゃうけど、
必見はファン・アイク兄弟作「神秘の子羊」

ツアーの日程表を見た時、なんじゃそりゃと
思った素振りなど見せずに厳かに進む。

神秘の子羊のレプリカの前で
ガイドさんの説明を神妙に聞く。

レプリカは撮影OKながら、シャッター音が
憚られるほどの圧倒的な迫力があって･･･
ではなく、誰も写真を撮らないので
撮りづらいわー的遠慮からのスルー。

修復中ながら、本物の方はガラスの中に
厳重展示されており、なかなかのものでした。

なにかタッセイカンを得られぬまま
聖ハーグ大聖堂を出て街歩き開始。

サイクリングポリスマン登場。って、
日本でも警察官はまだ自転車に
乗ってるんだったか？
熱い正義感は同じでも、オシャレ感が
微妙にちがうよね〜。

釜山に比べて「自撮り棒」率は
圧倒的に少ないながら「愛の南京錠」率は
とっても高い。
レイテ川にかかる小さな橋にも愛の誓い。

聖ニコラス教会裏手にあるＭＡＸは
ブリュッセルワッフル発祥の店。

軽くてサクサクの焼き立ワッフルがあって
皆さん美味しく食べてた。
〜からのブリュッセルへＧＯ！

ブリュッセルでは、まず市庁舎左側の通り、
触ると幸せになれるというブリュッセルの英雄
セルクラースの像を触りに。

ちなみに女子の大敵、太ももなんかに
できちゃう、あれは「セルライト」。

グランプラスはまだ今いち暗さに欠けたので
ギャラリー・サンチェベールへ
イッてみる。

1847年に完成したヨーロッパで最も古い
ショッピングアーケード。
天井はガラスになっててキレイ。

老舗カフェや有名ショコラティエなどが
軒を連ねる。カラフルなギモーヴも。

ベルギービールのお店のビアグラス。
それぞれの銘柄にオリジナルグラスが
あるそう。思い切って揃えちゃう？

などと見ているうちにいい感じの暗さに。

グランプラスはお店やレストランがぎっしり
軒を連ねる「世界で一番美しい広場」。
これはスゴイ！豪華絢爛。

市庁舎の塔。
彫像の多さで美しさが傑出。

96メートルの高さの塔の先端には
ブリュッセルの守護聖人、
大天使ミカエル。

ブリュッセル市立博物館。

ブラバン公の館。

11世紀からの歴史を誇るグランプラスでは
王位の継承、法律の布告、
さまざまな儀式が行われてきたそう。

ユゴーは「世界で最も美しい広場」、
ジャン・コクトーは「絢爛たる劇場」と
称えたとか。

あなたならなんて？

貧困なボキャブラリーゆえ名文句など
思いつくはずもなく、失意をかかえて
グランプラスに面した「ＰＡＯＮ」で夕食。

最初にベルギービール。
神聖ローマ皇帝カール５世のビールを頂く。
アルコール度高し。しみるわー。　

キュウリがでかい以外、
特筆すべきものは何もはいっていない
普通のサラダ。

でもたぶん普通って大事。
なぜなら次には･･

普通を超えたバケツ一杯のムール貝登場。
この量で一人分。続いて山盛フリッツ。
食べても食べても減らない。

デザートはワッフルの･･･破片。
ムール貝とフリッツで満腹でしたが
大変おいしく頂く。もう、やけ気味。

レストランを出ると
黒さを増した夜のグランプラス。

すばらしー。
今宵このままグランプラスに抱かれて･･は
さすがに寒くってやってられませーん。
早々に、撤収！退散～！

明日はアントワープ。
ネロが見たかったルーベンスを観に。

②へつづく

この旅行記へのコメント （4）

• comodoさん 2017/10/11 16:21:08

  やっぱり素敵☆グランプラス

  akepi48さん　はじめまして。
  
  オランダ・ベルギーの旅行記、楽しく拝見しました。
  
  ブルージュの中世の古い街並み、運河、魅力的な街ですね。
  有名どころのチョコレートも美味しそうですし。
  行ってみたいなぁといつも思っています。
  
  akepi48さんが行かれた頃はやはり寒いのでしょうか。
  皆さん、完全防備されていますね。
  
  akepi48さんは海外だけでなく国内もたくさん行かれているんですね！
  これから少しずつお邪魔させていただきます。
  
  フォローさせてくださいね。
  よろしくお願いいたします。
  　　　　　　　　comodo

  akepi48さん からの返信 2017/10/11 22:59:37

  RE: やっぱり素敵☆グランプラス

  comodoさん、こんばんは☆彡
  
  はじめまして。
  コメントいただきありがとうございます。
  
  ２月のベルギーは
  とても寒かったですー。
  写真を見ると空がどんよりしてますね。
  グランプラスは寒くって
  長くはいられないほどでした。
  
  でもなんだか寒いほうが
  似合う気がしませんか？
  あまり考えずにその時期に
  行ってしまった負け惜しみですが。
  
  国内は、東京への出張時に
  そこから色々行く、というパターンです。
  今年は自然に親しむ機会が多く？
  屋久島など訪れましたので、
  宜しかったらご覧くださいね。
  
  こちらこそよろしくお願いいたします。
  
  akepi48

• cheriko330さん 2015/02/25 22:40:42

  ライトアップのグランプラス

  akepi48さん、 予告通り 早かったですね。
  
  写真もきれいだしコメントも楽しい！！
  一枚一枚 見ながら そうそうとか ここは見てなかったわ〜とか
  楽しみながら拝見しました。
  KLMのプラコップ 変わってないですね。可愛いです。
  成田発はジャンボなんですね。
  
  今回 スィーツ部門頑張りましたね。
  ライトアップのグランプラスきれいです。
  ツアーながらも 短いフリータイムに楽しまれた様で
  何よりです。
  
  ところで、akepi48さんって 熊だったのですか？ 千歳の AKEPIとは？？
  
  続きの、フランダースの犬、ゴッホ、フェルメール… 楽しみです。
  
  cheriko330

  akepi48さん からの返信 2015/02/27 00:14:56

  こんばんワン。

  cheriko330さま
  
  いつもありがとうございます。
  cheriko330さんのタイムリーな旅行記アップと
  アドバイスでとても楽しい旅でした♪
  
  スイーツ部門は頑張りましたが、
  ブルージュの運河クルーズがなかったので
  窓辺のワンちゃんに会えなかったのが残念かなー。
  
  新千歳空港の熊は、赤いボードのところが
  ローマ字で名前やメッセージが入力できるようになっていて
  カップルなど　TARO＆HANAKO　とか入力して
  記念撮影をしてたところで撮りました。
  
  数字もないし、こだわりの？小文字表記のところ
  大文字しかなくてなんだか雰囲気違いますね。
  
  さて?も７割がた出来ていて
  フェルメールはお薦めの額なし、頑張ったのですが、
  表紙の写真としてはどーかなー、と
  考えているところです。
  
  ではまた！
  
  akepi48