2014/10/15 - 2014/10/15
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y_makotoさん
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普通の会社員が2週間の休暇を取って、貴州省への一人旅。
本来なら、少数民族のお祭りで煌びやかな衣装を撮影し、きれいな写真がいっぱい。
というところでしょうが、実際は10月はどこの村も祭りはゼロ。何もありません。
それでもいい、いつか行きたい、と想いを馳せて数十年、貴州に行くことそのものが夢だったのですから。
行程:鎮遠→凱里→郎徳→西江→肇興→黎平→従江→榕江→茘波→貴陽→黄果樹→安順
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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前日も来た、凱里バスターミナル。いろんなバスがあって、行き先がでかでかと書いてある。この行き先を見るだけで、興奮してくるのですが。とにかくいろんな所に行ってみたい。
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私が乗るのはコレ。従江は、凱里発着だとベスト10には入る大きな町なので、屋根付きの一軍乗り場スタート。
12:00予定通り出発。 -
バスは高速道路をひた走る。高速道路とは恐ろしいもの、今まではほとんど普通の人の目に触れる事のなかったような、こんな山奥の山村まで容赦なくさらしてしまう。
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山岳地帯を走るこのルート、よく言えば天空を翔る道、とでもいいましょうか、なかなか快適なのです(開発の是非はとりあえず置いといて)。ただ、それを上手く伝える写真が撮れていません。残念。
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ケラレが入った写真を使わざるを得なかった。。。
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14:15 高速道路のパーキングで休憩。少数民族のおばちゃん達の露天です。焼芋が多かった。バスの乗客が買っていたが、紫芋だったのでパス。
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美味しそうなんだけどなあ。今日はほとんどバスの中で座っているだけなので、ここは我慢します。
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一応、売店もありましたが。だれも何も買ってない。もちろん店員もいるのかいないのか。
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段々畑も多く見れるようになってきました。こんな山の上の方に高速が作ってあります。
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こんなところで降りて、ぼーっとしてみたいものです。
などと他人事で書いていますが。
途中、何人かの地元の農民の人がバスに乗って来て、しばらくすると降りて行きます。おそらく今まではまる一日かかって山越えしていたような所を、バスに乗ってトンネルひとつくぐれば、あっという間に着いてしまうのでしょう。そんな人たちも乗客になります。なんとも不思議な現実です。 -
ここも少数民族の村です。高速が通るまでは秘境といってもいいような山間の村だったのでしょう。
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ただひたすらに天上の道を行きます。
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凱里を出発して、約4時間が過ぎました。出発からずっと高速道路を走ってきましたが、ようやく一般道に下り、一気に高度を下げたと思うと、川が見えてきました。
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従江の町に入りました。山の中ですが、やはり川の流れがゆっくりとしているところに町が出来てるようです。
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町は都柳江という川をはさんで細々と発展しています。
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町のメインの交差点です。正面が大橋。
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16:30 予定通りに従江バスターミナルに到着。
地図の場所とは違っていて、一瞬不安だったが、結局は500mほど南の町のはずれまで行ったところにあった。中国では、町の発展に伴い、従来のバスターミナルが集中・統合され郊外に移転した事例が特に多い。最近は、そう思って地図は信用しない。でも、あまりに多すぎて今回の旅でも、このあとも悩まされます。
さて、今日の最終目的は、ここ従江ではなく、肇興なのです。この場面での選択肢は2つ。安全策を取って、ここ従江で1泊するか、洛香という村まで移動して肇興を目指すのか。従江で宿を探すにしても、そこそこいい時間になってますし、さてどうしたものかと悩んでいると、 -
バスターミナルの前に、一台のミニバスが停まってました。行き先は、「洛香」と書いてあります。乗れたら乗るしかないでしょう!おそらく1時間に1本ぐらいの便、であればこれは乗れればラッキーなんです。
ターミナルの中で下車するや、表の通りにダッシュ。まだ、いました。運転手は道路に出て、携帯電話中。なので、落ち着いて確認です。バスの外から窓越しに、すでに乗車中の30前後ぐらいの男性に、肇興まで行けるのか聞きます。(たぶん)洛香で乗り換えるようなことを言っており、大丈夫、とにかく乗れ、と言うので乗ることにします。
このように、質問したあと、向こうが「いいから乗れ」「いいから着いて来い」みたいな事がよくあります。結果、目的地に着いた後、さらに本当に行きたい所まで面倒みてくれます。これは中国の人に感謝です、最後まで面倒みてくれるというか、いい意味でのおせっかいやきなんです。日本人も外国人の旅行者には親切ですし、すごく気を使います。でも、中国の人はとことんなんです。この場を借りて感謝感謝です。
というのもあり、あとで振り返ってみれば、今回の旅行もラッキー、アンラッキー多々ありましたが、この件はベスト3に入るくらいラッキーでした。 -
16:50出発。細〜い、とても国道とはいえないような道を、ミニバスがぐんぐん飛ばして行きます。
これはたまたまバスの中から撮った、途中の村の宴会風景。道路沿いの家の前で宴会やってるって、あこがれなんですよ。日本じゃむりだろうなあ。 -
途中の慣洞村という村。なんてことない村だけど、こういう村を見るのは大好き。なぜ?
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二度と見る事はない、
ほとんどの日本人は知らない、
こんなとこにもこんだけの人が住んでるのか、
などなどいろいろありますが、多分全部そうなんです。好奇心オンリーなんですね、たぶん。 -
バスの乗降口。右下、車掌さんの足。左下、私のパック。中央、さとうきび。
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そう、あのさとうきびは、超派手なお姉さんが実家に帰省するお土産でした。
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高速の洛香の入り口を入らずに東に折れると、終点の洛香まではもうすぐ。
と、突然巨大な駅舎が見えてきました。どうやら新幹線の駅らしい。こんなとこまで新幹線を建設中だとは知らなかったし、地図にも載ってない。確かにインフラの開発・建設のスピードはとてつもなく早い。
駅名は「従江駅」とありますが、車で1時間半かかるようなところに駅を作るのもいかがなものか、という気がします。もっとも、目的は肇興への観光客だろうから、ここに作ったのでしょうが。 -
18:20 出発から1時間半、あたりが暗くなってきたと思ったら、唐突に洛香に到着(したらしい)。ってここ? っていうぐらい小さな町です。停まったのは何にもないところ。でも、乗客はみんな降りはじめる。とにかく流れについていくしかない。そして、バスに乗る際肇興に行けるかどうか尋ねた男性を捕まえ、同じ質問をする。するとついて来るように言われる。他になんの情報もなく、ここは腹をくくるしかない。
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バスから降りて、100mも行くと村のはずれに出て、ここにオートバイが数台。このうちの一台に乗れ、ということらしい。安全の為、バイクの後ろには乗らない主義なので、バイク酔いするからイヤだ、タクシーはないのか?と言うが、タクシーはないとのこと。他に選択肢もないのでやむを得ない。まずは値段の交渉。いいなりの10元でOK。とにかくゆっくり行ってくれ、とお願いして、いざ肇興へ。
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念のため、ナンバープレートを撮影し、悪いこと考えるなよ、と一応アピール。
バイクに乗ることの不安はあるものの、地図で見て、距離感と方向感覚はわかっていたので、どこに行くのかという不安はない。 -
距離にして約5km、途中で真っ暗になったが、すぐに綺麗な灯りが見えてきたの安心。10分ほどで到着。普通のバイクに乗ってたので検票所も素通り。これが後で痛い目に合うことになるのですが。
とにかく無事到着、テンションも上がってきた。 -
18:35 肇興着。朝7時に西江を出発してから11時間、途中経路は、予定とは全く違うが、なんとか着くことができ、よかったよかった。
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貴州の少数民族の村の広場には「鼓楼」がありますが、肇興の鼓楼はなんとライトアップされています。まあいいじゃないですか。
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まずは今晩の宿を探さねば。ここで2泊する予定。
観光地化が大分進んでおり、夜でも明るい。村の入り口から反対側まで歩いても10分ほど。数軒の宿屋で聞いてみるが、ほとんど100元以下、Wi−fiも完備されてます。 -
結局、村の最初の広場で一番大きな鐘楼のあるところにある「肇興賓館」に決める。値段が同じなら村の中心がいいなと思ったのと、朴訥とした親父さんが誠実そうだったのが決め手。
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部屋はこんな感じ。清潔感があってなかなかいい。これで1泊80元(約1500円)、大満足です。
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