はじめてのハワイ③《キラウエア火山・マウナケア山頂と星空観察ツアーレポート》

2015/01/13 - 2015/01/22

ハワイ島の目的は、キラウエア火山とマウナケアに行くこと。
大好きなTV番組、コズミックフロントに時々登場するマウナケアのすばる望遠鏡や今も活動をしている火山を是非見たかったので、今回はレンタカーを借りず、ツアーに申し込みました。
１日でこの二つを回るツアー、満足しました。

参考
ツアー会社 MERIDIAN Hawaii Tour
http://www.meridian-hrt.com/
ハワイ島の色々なツアー
http://www.enjoyaloha.com/hawaiiactivity.html#ocean

エリア ハワイ島(ハワイ)

早朝、ツアー会社のBigな車にピックアップされツアー開始!!
ハワイ島を南周りで巡ります。
コナからR11を南下して、まずはコナコーヒーのお店に。
今年のハワイ島のお正月は天気が悪かったようで、標高の高い山には雪が降ったそうです。

ロイヤル・コナ・コーヒー工場&博物館

トイレ休憩もかねてコナコーヒーのお店に。

このピーペリーはとても貴重なコーヒーで、滅多に出ないもののようです。
普通はコーヒー豆をみると真ん中に溝があり、２個の豆がくっついているのですが、この豆は中央にへこみがなく１個で豆の形をしている変わりだね。貴重なので高いようです。
お土産にはガイドさんお薦めのコーヒーを購入。
帰ってから飲んだけど、いつもは砂糖をいれるけど、コナコーヒー100％はブラックでおいしです。
ハワイ島のお土産に是非！

何処までも続くまっすぐな道を南下しながら、ガイドさんからコーヒーの歴史を聞きました。

明治の日本では長男以外は家を次ぐことが出来なかったので、次男や三男は海外で入植し、開拓して自分の土地を持ち一肌あげようと、日本からハワイ島ヒロ付近に入植したようです｡
しかし、日本人たちは日々の暮らしもままならぬ低賃金でサトウキビのプランテーションで働かされ、長年苦労を重
ねた頃、コナでコーヒーの栽培が始まったそうです｡
その頃、プランテーションのシステムは壊れ、地主から土地を借りて農産物を納める仕組みに代わりつつあった為、日本人たちの一部はコナへ移り住み、借地ながらも畑を持ちコーヒーを栽培して地主に豆を納めながら再起を図り、いまのコナコーヒーがあるようです。
ほんとに日本人ってすごいです。

ハワイ島最南端の、サウス・ポイント

サウス・ポイントはアメリカ合衆国の最南端で、巨大な風車が見えます。ウインドタービンは日本の三菱製｡

プナルウ黒砂海岸

溶岩のビーチがこんなに黒いとは思いませんでした。
ハワイの海は本当に透き通ったきれいな海です｡

ガイドさんから「運が良ければ会えるから」と言われ歩きだすと、ビーチの中央付近に4頭の亀が！

大きい♪

陸に上がった野生の亀を見るのは初めてです。
興奮しました。
15フィート以上は近づいてはいけない決まりがあるように、大切に保護されているので、このように出会えるんだなと、改めてハワイの良さを感じます。

キラウエア・ロッジ・レストラン

キラウエア火山を見る前に昼食です。
火山国立公園の料金所をすぎ、整備された森のなかにある、ガイドさんお薦めのレストラン。

ここのハンバーガーが美味しかった。毎日新鮮なお肉から作るので、数量限定のようですが、ジューシーでほんとに美味しかったです。
レストランの家具や雰囲気も良く、ショップで売られているアクセサリーやカーボーイハットも個性的です｡

サーストン・溶岩トンネル

シダや南国の植物が生い茂る坂を降りた所にトンネルの入り口が現れ、ワクワクしながら中へ。

パワースポット

私たちはわからなかったのですが、ガイドさんが教えてくれた場所では、白やカラフルな色のボールのようなものが見えるそうです。
ツアーに参加していた別のご夫婦は見えたそうです。

駐車場への帰り道、周りの植物の説明をしてくれました。

このシダハワイ島固有のようで、映画ジェラシックパークのnewバージョンでもこのシダが出ていて、ハワイ島で撮影があったようです。

溶岩ウォーク

ガイドさんお薦めの場所で溶岩ウォーク。
チェーンオブクレーターズロードを見下ろす高台を、ガイドさんのあとをたどって見晴らしの良い場所へ。

過去に溶岩が流れた時の姿のまま、冷めて固まった溶岩を間近に見れるのは感動です。

溶岩大地を歩くときは注意が必要です。
溶岩の下は空洞に成っているところがあり、踏んだとたんに穴にはまり鋭利な角で怪我をするようです。

この場所に立つと水平線が弓なりになっていて、地球が丸いことを実感します。
ダイナミックな地球の営みを肌で感じることができるハワイ島は感動の連続です。

いよいよメインのキラウエア火山です。

トーマス・ジャガー博物館

世界遺産、キラウエア・カルデラの中で噴煙が昇るハレマウマウ火口。
見るだけなら「噴煙が昇ってる」と思うだけですが、ガイドさんが居るといろんな話が聞けるので、凄くいいです。
メリディアンのChiakiさんは関西人で、話がうまいしネタが多い。レンタカーじゃなくツアーにして良かったと、つくづく思いました。

スモーク・ベット
日本の温泉地のように湯気が昇るスモーク・ベットを覗くと熱い蒸気が。
前に子供が落ちて大火傷をおったそうです。
自己責任の国だから、落ちた方が悪い。
旅行保険に加入していましたが、囲いのなかに落ちたので、保険は出ず、莫大な入院代を請求されたそうです。
そういえばカナダの妊婦さんが流産しかけてハワイで入院、出産して億単位の入院代のを請求されたとネットで読みました。その時も保険は色々と口実をつけて支払われなかったそうです。

ビック・アイランド・キャンディーズ

前半戦のキラウエア火山を堪能してヒロのビック・アイランド・キャンディーズでお買い物｡
店内から工場が見学できます。

素敵ならっぴんぐのチョコレートやクッキーは種類も多く、迷ってしまいます。
今回はここで全てのお土産を購入。
クッキーを買いましたが、珍しく評判が良かったです。
ワイキキのアラモアナに支店ができました。

楽しいガイドChiakiさんとも、もうすぐお別れです｡
後半戦マウナケアのガイドさんの車に乗り換えるためにR200を北上します。
標高が上がるに連れて雲のなかに入ったらしく雨が降りだしました。
マウナケア山への入口で待ち合わせですが、着いた頃には真っ青な空に残雪の残るマウナケア山が出迎えてくれました。

オニズカ・ビジター・センター

オニズカビジターセンターで写真を撮るのを忘れました。
写真は保護してる貴重なので植物です。（名前忘れました）

このセンターまでは舗装されているので、景色を楽しみながら登ってきます。
高度順応をかねてお弁当を食べます。中身はお寿司。
ビジターセンターの中は、ここにしか無いようなお土産グッズや宇宙の成り立ちのビデオ上映をしていたり、お菓子やコーヒーを売っています。レストランはありまませんでした。
外に大きな望遠鏡がセットされていて、太陽の黒点やコロナを見ることができました。
参考までに オニズカビジターセンター
http://www.ifa.hawaii.edu/info/vis/visiting-mauna-kea/visitor-information-station.html

オニズカビジターセンターを出ると、未舗装の道をエンジンをふかして数十分登ります。
頂上に近付く、とお正月に降った雪が斜面に残っていました。
地元の人がスキーやボードをもって滑りに来ているらしく、板の後が残っていました。
天文台が建ち並ぶ場所で車を降りると、マウナケアが雲海に影を落としていました。

今日は朝から天気が良く、最高のサンセットです。
マウナケア山頂の標高は4205m。日本の富士山でさえ3776mです。おまけに、ここまで車でこれるなんて、ハワイ島恐るべし｡

憧れのすばる望遠鏡は、左端です。
次回は天文台の中を見学するツアーに参加しようと思います。

参考までに 《すばる望遠鏡
http://subarutelescope.org/Information/Tour/Summit/j_index.html

ツアー
http://www.enjoyaloha.com/activities/subaru.html

ハワイは海辺でも山の上でも夕日が綺麗です。
忙しい毎日を送っていると、夕日を眺めて過ごすことなど殆どありませんが、旅に出るとそんな時間を楽しむことができます。

日が暮れだすと、付近の望遠鏡が姿を表します。

ハワイ島に望遠鏡があるのは、地元の人たちの協力あっての事のようです。
街の明かりで観測の障害に成らないような工夫をしているそうです。

サンセットが終わると、われ先に山を下ります。
これも車のライトで、観測の邪魔にならない配慮です。
オニズカビジターセンターにつく頃には、星が出始めていました。

少し降りたところで星空観測です。
時間がたつにつれて星の数が増え、天の川もはっきり見えます。
驚いたのは、数分ごとに横切る衛生が、はっきり見えることです。
流れ星も「を〜〜！」と声をあげるぐらい大きいです。

ガイドさんの話が、また面白い。
主人いわく「絶対星が好きでハワイに来たひとだよ」と言わせるぐらいに詳しい。このガイドさんも関西人でした。
星空観測も首がいたくなるまで、堪能しました。

ホテルまでは2時間弱のドライブです。道は真っ暗なので皆爆睡していました。
１日で走行距離500km以上、標高差4000m以上で、ぐるっとハワイ島一周です。
一つ一つの場所は20分前後の見学でしたが、そのくらいでないとBIG Islandなのでまわりきれません｡

このツアーいいです！！

参考までに 《MERIDIAN Hawaii Tour
http://www.meridian-hrt.com/