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<br />2015年1月20日 3 日本有数の野天風呂につかりながら暁天に槍ヶ岳を仰ぐ<br /><br />今晩の宿は、「穂高荘山のホテル」。<br />高山からの連絡バスが出るまで、1時間強の待ち時間に、国分寺通りを歩く。<br /><br />一昨年に比べ、沿道の店はどう変化しているか。<br />歩いている人の表情は・・・。<br /><br />街の様子を観察することは、私の旅の一番の楽しみと言っていい。<br />50歳代、60歳代、「タウン・ウォッチング」と名付け、趣味の一環にしていた。<br /><br />海外の旅でも、「タウン・ウォッチング」は、重要な要素だ。<br />その町の一番豊かなところと、一番貧しいところを見たいと、心掛けている。<br /><br />その状況を比べながら、町の問題点や、過去・現在・未来を推し量る。<br />推量がどれだけ当たっているかも問題だが、推量するという行為に意味があると思う。<br /><br />私は土木技術者なので「町にどのように投資すれば、どのように変化するか」が課題なのだ。<br />それから、街の空気・文化風土、住む人の気質などを推論するのも楽しい。<br /><br />「タウン・ウォッチング」の一方法として、町を南北あるいは東西に縦横断することも多い。<br />バスや路面電車で、小さな町ならば歩いて・・・。<br />台北の街を、二日がかりで縦断したこともある。<br />そのことで、町の年輪を探す。<br /><br />その町がどのように発展してきたか、これから発展するであろうか。<br /><br />高山の国分寺通りは、この街で一番多く通った道なので、またやって来た。<br />高山の良さのひとつは、古い街並みの落ち着きを残していることだが、これは町の宝であり、しっかり守って欲しい。<br /><br />鍛冶橋のたもとで、昔からやっている焼き団子を買い、立ち食いする。<br />昔の味わいを楽しみながらも、味がどのように進化しているかを、確かめたいのだ。<br /><br />町を歩いて、初めてやって来たころの素朴な味わいが発見できず、観光ズレやマンネリ化が懸念される。<br />中学生が散歩姿の見知らぬ客の私に挨拶してくれた城崎では、町中に客をもてなそうとするチームワークのようなものを感じた。<br /><br /><br />昨日は荒れ模様だった様子で、雪も数十センチ積もったらしい。<br />雪下し風景も、ボツボツ見られる。<br /><br />私が暮らしていた金沢の、昭和18年豪雪が思い出される。<br />当時、中学一年生。<br />暗い道を、横から吹き付ける雪と戦い、腰まで雪に埋まりながら通った寒稽古。<br /><br />雪で道を見失い畑の隅にある下肥の桶に落ちた友達もいたが、地下足袋がビショビショに濡れて、足の感覚を失ったものだ。<br />「それでも戦地の兵隊さんの、敵弾を潜りながらの行進に比べれば・・・」と、考えながら、雪に向かって黙々と歩いた。<br /><br /><br />「穂高荘山のホテル」まで、一時間あまりの行程だった。<br />雪道に、あまり速度を落とさずに走るバスに驚く。<br />凍結防止剤をしっかり撒いているのかも知れないが、タイヤも進歩したのだろう。<br /><br />ホテルの一番の魅力は、日本一広いという野天風呂。<br />昔は歩いて下りたものだが、最近小型の自動ケーブルカーで運んでくれる。<br /><br />朝5時に誰もいない浴槽で、星を浴びる。<br />やがて空は青みを帯び、槍ヶ岳のシルエットが遠くに浮かぶ。<br /><br />そのほかホテルの魅力ポイントは、玄関わきの広いサロン。<br />ここでコーヒーを淹れてくださったおばあさんは、とても温かかった。<br /><br />奥にも足湯、そして薪がチロチロ燃える素敵なサロン。<br />窓から見える、松明に飾られた雪景色が幻想的だ。<br /><br />平湯大滝、凍結した姿が珍しい。<br />台湾からの団体、二三十歳の若い人が目立つ。<br /><br />2015.2.5片瀬貴文記<br />

2015年1月20日 3 日本の宝観光都市高山をタウン・ウォッチング

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2015/01/20 - 2015/01/21

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ソフィ

ソフィさん


2015年1月20日 3 日本有数の野天風呂につかりながら暁天に槍ヶ岳を仰ぐ

今晩の宿は、「穂高荘山のホテル」。
高山からの連絡バスが出るまで、1時間強の待ち時間に、国分寺通りを歩く。

一昨年に比べ、沿道の店はどう変化しているか。
歩いている人の表情は・・・。

街の様子を観察することは、私の旅の一番の楽しみと言っていい。
50歳代、60歳代、「タウン・ウォッチング」と名付け、趣味の一環にしていた。

海外の旅でも、「タウン・ウォッチング」は、重要な要素だ。
その町の一番豊かなところと、一番貧しいところを見たいと、心掛けている。

その状況を比べながら、町の問題点や、過去・現在・未来を推し量る。
推量がどれだけ当たっているかも問題だが、推量するという行為に意味があると思う。

私は土木技術者なので「町にどのように投資すれば、どのように変化するか」が課題なのだ。
それから、街の空気・文化風土、住む人の気質などを推論するのも楽しい。

「タウン・ウォッチング」の一方法として、町を南北あるいは東西に縦横断することも多い。
バスや路面電車で、小さな町ならば歩いて・・・。
台北の街を、二日がかりで縦断したこともある。
そのことで、町の年輪を探す。

その町がどのように発展してきたか、これから発展するであろうか。

高山の国分寺通りは、この街で一番多く通った道なので、またやって来た。
高山の良さのひとつは、古い街並みの落ち着きを残していることだが、これは町の宝であり、しっかり守って欲しい。

鍛冶橋のたもとで、昔からやっている焼き団子を買い、立ち食いする。
昔の味わいを楽しみながらも、味がどのように進化しているかを、確かめたいのだ。

町を歩いて、初めてやって来たころの素朴な味わいが発見できず、観光ズレやマンネリ化が懸念される。
中学生が散歩姿の見知らぬ客の私に挨拶してくれた城崎では、町中に客をもてなそうとするチームワークのようなものを感じた。


昨日は荒れ模様だった様子で、雪も数十センチ積もったらしい。
雪下し風景も、ボツボツ見られる。

私が暮らしていた金沢の、昭和18年豪雪が思い出される。
当時、中学一年生。
暗い道を、横から吹き付ける雪と戦い、腰まで雪に埋まりながら通った寒稽古。

雪で道を見失い畑の隅にある下肥の桶に落ちた友達もいたが、地下足袋がビショビショに濡れて、足の感覚を失ったものだ。
「それでも戦地の兵隊さんの、敵弾を潜りながらの行進に比べれば・・・」と、考えながら、雪に向かって黙々と歩いた。


「穂高荘山のホテル」まで、一時間あまりの行程だった。
雪道に、あまり速度を落とさずに走るバスに驚く。
凍結防止剤をしっかり撒いているのかも知れないが、タイヤも進歩したのだろう。

ホテルの一番の魅力は、日本一広いという野天風呂。
昔は歩いて下りたものだが、最近小型の自動ケーブルカーで運んでくれる。

朝5時に誰もいない浴槽で、星を浴びる。
やがて空は青みを帯び、槍ヶ岳のシルエットが遠くに浮かぶ。

そのほかホテルの魅力ポイントは、玄関わきの広いサロン。
ここでコーヒーを淹れてくださったおばあさんは、とても温かかった。

奥にも足湯、そして薪がチロチロ燃える素敵なサロン。
窓から見える、松明に飾られた雪景色が幻想的だ。

平湯大滝、凍結した姿が珍しい。
台湾からの団体、二三十歳の若い人が目立つ。

2015.2.5片瀬貴文記

旅行の満足度
4.0
観光
4.0
ホテル
4.0

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  • 高山国分寺にて

    高山国分寺にて

  • 高山国分寺

    高山国分寺

  • 高山国分寺

    高山国分寺

  • 高山<br />国分寺通り

    高山
    国分寺通り

  • 高山<br />鍛冶橋に積もった雪

    高山
    鍛冶橋に積もった雪

  • 中華そば<br />鍛冶橋

    中華そば
    鍛冶橋

  • 高山道端の雪

    高山道端の雪

  • 高山の裏道

    高山の裏道

  • 木の枝の雪

    木の枝の雪

  • 高山の街

    高山の街

  • 暮れゆく<br />雪の山

    暮れゆく
    雪の山

  • 穂高荘<br />山のホテル

    穂高荘
    山のホテル

  • 山のホテル<br />山小屋風ラウンジ

    山のホテル
    山小屋風ラウンジ

  • ラウンジの隣にある<br />足湯

    ラウンジの隣にある
    足湯

  • ホテルの庭<br />夜の雪景色

    ホテルの庭
    夜の雪景色

  • ホテルから<br />露天風呂までの<br />小型ケーブルカーの終点駅

    ホテルから
    露天風呂までの
    小型ケーブルカーの終点駅

  • 野天風呂から槍ヶ岳を望む

    イチオシ

    野天風呂から槍ヶ岳を望む

  • 野天風呂から見た槍ヶ岳

    野天風呂から見た槍ヶ岳

  • 槍ヶ岳連山

    槍ヶ岳連山

  • 朝まだきの奥飛騨

    朝まだきの奥飛騨

  • 道路から見る野天風呂

    道路から見る野天風呂

  • 早朝のホテル

    早朝のホテル

  • ホテルの朝食

    ホテルの朝食

  • 雲に隠れる槍ヶ岳<br />ホテルのロビーから

    雲に隠れる槍ヶ岳
    ホテルのロビーから

  • ホテルの足湯

    ホテルの足湯

  • 広々した<br />ホテルのロビー

    広々した
    ホテルのロビー

  • 凍った<br />平湯大滝

    イチオシ

    凍った
    平湯大滝

  • 平湯大滝を<br />訪ねる人々

    平湯大滝を
    訪ねる人々

  • 平湯大滝を<br />撮影する人々

    平湯大滝を
    撮影する人々

  • つららが長い

    つららが長い

  • 一服

    一服

  • 飛騨牛まん

    飛騨牛まん

  • 平湯を囲む山々

    平湯を囲む山々

  • JR高山駅前

    JR高山駅前

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