2015/01/19 - 2015/02/01
30位(同エリア142件中)
youさん
待望の南極に、Y旅行がチャーターした耐氷船「オーシャン・ダイアモンド」で行ってきました。南極と言っても、南極大陸から尾っぽの様に出た南極半島とその周辺の島々を訪れただけですが、大自然に圧倒され、素晴らしい感動を味わうことができました。
日程は下記。
1月19日 17時 成田発 アトランタ経由、ブエノスアイレスへ
■1月20日 8時 ブエノスアイレス着 市内観光とランチ
19時ブエノスアイレス発 ウシュアイア着22時 泊
■1月21日 フエゴ島国立公園観光とランチ
16時乗船
■1月22日 終日航海 ドレーク海峡
■1月23日 午前中は航海 午後バリエントス島上陸とゾディアック・ボ ート・クルージング
1月24日 午前 ブラウン・ブラフ上陸とボート・クルージング
午後 ポーレット島上陸予定のところ、流氷で進水できずホェ ール・ウォッチング
1月25日 午前 グラハム海峡クルージング
午後 ポータルポイント上陸とボート・クルージング
1月26日 午前 フォイン・ハーバー、ボート・クルージング
午後 ジュグラー岬とボート・ロックロイ上陸
1月27日 午前 ダンコ島上陸とボート・クルージング
午後 パラダイス・ハーバー上陸とボート・クルージング
1月28日 終日航海
1月29日 終日航海
1月30日 朝 ウシュアイア着 下船
13時 ウシュアイア発ブエノスアイレス経由、
1月31日 アトランタ経由
2月1日 15時成田着
この旅行記は、ブエノスアイレス、フエゴ島観光と、乗船からバリエントス島上陸までを掲載しています。
表紙の写真は、南極半島沖合に浮かぶバリエントス島にて。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 5.0
- 交通手段
- 船
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
PR
-
1月20日 8時 成田からアトランタを経由して約24時間かけてブエノスアイレスに着きます。ウシュアイア行きのフライトは16時予定なので、それまでの時間は、ブエノスアイレス市内観光です。写真は7月9日大通りのオベリスク。
今回の南極行きは、Y旅行の南極チャーター・ツアーを利用します。参加者は、総勢121名、デルタ航空、ユナィテッド航空、アメリカン航空、それに数日前に出発したパタゴニアへのオプション・ツアーグループの4つに分かれて、船の出るウシュアイアに向かっています。
youはデルタ航空グループで31名。全国各地から集まった旅のベテラン揃いの皆さんです。 -
5月広場やカミニート地区、レコーダ墓地等を巡ります。ブエノスアイレスは3年前にパタゴニアを旅したときに観光しましたが、どの観光地もほとんど変化していませんでした。
遅めのランチをとった後、空港に向かいます。
フライトは遅延して、ウシュアイアのホテル到着は23時となります。 -
1月21日 船の出港は16時。午前中のフリータイムはウシュアイアの街を散策します。
岸壁に午後に乗船する、オーシャンダイアモンド号が停泊しています。日本の造船会社が造った8000トンの船ですが、想像していたよりも大きな船体です。 -
ウシュアイアの街の散策の後、フェゴ島観光です。
世界の果てのトロッコ列車に乗車します。
この時点で、列車には、4つのグループに分かれてやって来たY旅行のツアー客全員が乗り込んでいる様です。 -
世界の最果て郵便局へ。
4台のバスに分乗して訪れた約120名の日本人ツアー客で郵便局も海岸も賑やかになりました。 -
フェゴ島の今は短い夏の時期ですが、黄色い花がいっばい咲き誇っています。
-
16時 ウシュアイア港に来ました。岸壁から見上げる船は結構大きく、少しばかり氷山に衝突しても大丈夫のような頑丈な造りの様な気がします・・・。安全な航海を祈ります。
-
さあ〜いよいよ南極に向けて乗船です。船のスタッフらに出迎えられて、タラップをワクワクしながら上ります。♪
-
4階のレセプション。ここでパスポートを預け、部屋の鍵を貰います。
-
youの船室は407号室。相方は関西から参加の同年代のYさん。
当初シングルの船室を検討しましたが、それらは3階の丸窓部屋か、6階の視界が遮られる部屋となるので、4階のスタンダードを選びました。予約は10か月前の3月にしました。
なお、船室は、3階トリプルから7階バルコニー付きスィートまでありますが、代金との相談になります。トリプル船室は4月には満杯になるとか。 -
机と棚、クロゼット、チェアー等2人分用意されています。
-
バスタブ付きの洗面所。
昨年、カリブ海クルーズの時に乗船したノルウェージャン・ジェム(約10万トン)の船室よりもやや小さいですが、なかなか快適な船旅ができそうです。 -
17時 南極に向けて出港です。
デッキからウシュアイアの街を眺めながら、旅の船出の気分を堪能します。 -
6階のデッキ。
ゾディアック・ポートが設置されています。 -
7階のラウンジ。
-
18時 救命胴衣の装着や船内での行動説明会や避難訓練などが行われます。
-
19時30分 3階のレストランにて夕食です。3種類のコース料理が用意されており、シーフードをチョイスします。
ほとんどが日本人乗客ということで、日本人コック2名が同行していて、毎食事はコース料理とは別に日本食も用意されています。 -
席は自由、エクスペディション・スタッフのハドレイさん(右端)、ディプさん(左端)、シェリーさんらテーブルを囲んで親交を深めます。
-
22時 船はビーグル水道を抜けて行きます。夕日が沈んで西の空が茜色に染まります。
-
1月22日 晴れのち曇天 終日航海。
5時 朝陽が東の水平線から登ります。
昨晩は23時過ぎに床に就き、船の揺れがゆりかごとなって熟睡できたようで、外が明るくなる4時頃には目が覚めました。
今頃の南極海付近は、白夜ではないものの、12時過ぎに暗くなり、4時には明るくなるようです。 -
海の難所と呼ばれているドレーク海峡を横断しています。
事前の説明では、約40%の乗客は船酔いする・・・とのことで、念のため酔止薬を飲んでいましたが、予想に反して船の揺れは大きくはないみたいです。船のスタッフに聞けば、この日の揺れは、10段階で4程度とのことでした。 -
ブリッジを見学します。
オートパイロットで航行されています。氷山等に衝突しないように24時間、2人体制で監視しながら運航しています。安全航行で感謝。 -
航海画面。いろいろなデータが表示されていますが、すべて安全に航行するために必要な情報で、一時も気が抜けません。御苦労さまなことです。
-
1月23日 早朝に東の空が朝焼けしましたが以後曇天。 午前中航海
-
航海中は、午前と午後、南極講座が開かれます。船側スタッフによるペンギン講座、日本人講師による南極の自然やエコロジー、南極観測隊や観測基地等の講座に参加します。いろいろと勉強になります。
ペンギンは、全18種類もあるとは知りませんでした。 -
12時 雪が残る島が見えてきました。南極に来たことを次第に実感します。
-
午後の船外活動に備えてボートが下ろされます。
-
14時 4階のメインラウンジに、極地活動に備えて防水・防寒上着(パルカ)や救命着を装着して、各班ごとに集まります。
船の下船口は2か所あり、ボートに乗船する順番が来るまで待ちます。船内の温度は25度程度の適温、この重装備で船内で待つのは、本当に暑さ我慢大会となります。南極に来るのに、うちわやセンスは必需品かも(笑)。 -
下船口に降りてボートに乗り込みます。ボートの定員は10名、波で揺れている上に濡れていて滑りやすいので、ボートへの乗り降りはスタッフの手をお借りて慎重に行います。ボートの上で立つことや歩行することは厳禁です。
誰かが海中に落ちた場合に備えての注意事項などを聞いたあと、いよいよ出発です。 -
船外活動は、最初にボート・クルージングをするグループと上陸するグループに分けられ、それぞれ1〜1.5時間で交代します。一度に上陸する人数を約60名と少なくする配慮です。
-
youの乗ったボートは最初はクルージングです。
島の周辺をまわり、海上から島や動物などを観察します。この日は曇天で波も高く、ボートが移動するたびに冷たい風が顔に吹き付け、飛沫が飛んで、いきなり南極での過酷な気象を体験することになります。ラウンジでのあの暑さ我慢大会はウソのような感じです。
この島は火山でできた島の様で、噴火口らしき尖った岩山が見られます。ここから南方約50Km先には、1970年に噴火したデセプション島があるのです。 -
陸地の岩山にペンギンさんが沢山見られます。この旅で初めて見る野生のペンギン達に、南極にとうとうやって来たかと、気持が高ぶってきます。
-
海の中をペンギンさんが泳いでいます。
-
流氷を間近で観察します。
南極海に浮く流氷は、長い間雪の積層が進んで組織が緻密になった氷の塊。太陽からの光の波長の違いにより、青色成分をより多く反射するからだと・・南極講座で教わりました。 -
流氷のかけらを拾って感触を確かめます。数万年前の空気を含んだ貴重な氷です。船に持ち帰って皆で一杯しましょう・・・話が直ぐにまとまりました。
-
しばらくクルージングしたあと、いよいよバリエンス島に上陸です。
海岸は石ころだらけで桟橋などはありません。スタッフに両脇を抱えられ、ボートから浅瀬に足をつけて岸に上がります。膝付近まで水に浸かりますが、貸与された長靴の上に水が浸入しないように防水のズボンを被せており、無事初上陸達成で〜す。 -
海岸はペンギンさん達で一杯。早速、彼らのお出迎えを受けます。
-
小高い丘を登ってペンギンさん達のルッカリー(集団繁殖地)に行きます。
写真では伝わりませんが、この付近は彼らの鳴き声で騒がしく、しかも養鶏場の様な匂いが漂っているのです。 -
-
1月末のこの時期、ジェンツーペンギン達は子育てに忙しいみたいです。
-
この付近の地面はペンギン達の排出物でドロドロしています。
-
-
-
-
海辺から吹き上げる冷たい風にもめげず、ひたすら立ち続けるペンギン達です。一体何を考えているのでしょうか・・・愛おしくなります。
-
-
-
約1時間ほど丘の上でぶらぶらします。
最終ボートが出る時間なので丘を下って浜に戻ります。 -
ペンギンさんらとのお別れです。浜辺まで見送ってくれました。また逢う日まで(会う日が来るかァ)お元気でね。
-
22時 大きな氷山が船室から見られました。海の中に8割〜9割が沈んでいるので、相当の大きさなのでしょう。こんなのに衝突したらアウトです。安全な航海を祈って外はまだ明るいですが就寝です。
南極(その2)・・ブラウンブラフ上陸とクルージング編につづく。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (4)
-
- dankeさん 2015/10/11 03:59:53
- youさんは南極へ!
- youさん,
感服します、南極へも行かれたのですね。自然って素晴らしいですね。私はあまり船に強くないのでどうだろう〜、でも野生のペンギン🐧さんにあってみたいし氷河も見てみたいです。 youさんは適応力抜群なのですね、揺れがゆりかごのように感じられて熟睡できたとは!
その後氷河で飲まれた一杯はどうでしたか?
- youさん からの返信 2015/10/11 20:00:16
- RE: youさんは南極へ!
- dankeさん
南極の旅行記に訪問頂き有難うございます。
南極は、日本からは40時間のフライトと2日間の船旅と、そこに辿り着くだけでもそれなりの体力、気力がいる特別な場所です。が、苦労して辿り着いた甲斐がある大自然が創る感動的な風景に出会えることができました。
船酔い・・・心配するほどではありません。未知の場所を訪れる期待に酔いしれて、船酔いする余地はないでしょう。是非訪れてくださいまし。
流氷でのオンザロック・・・・何万年も前の空気がピリッ・ピリッと音を立てて浮いてくる〜何ともロマンを感じた一杯でした。
you
-
- pedaruさん 2015/02/08 05:02:03
- 遂にここまで来ましたか
- youさん お早うございます。
とうとう南極まで来てしまいましたね。思えば遠くへ来たもんだ、とはさる詩人の言葉だそうですが、地の果て、というか果ての真ん中といえるでしょうか?
終始、ペンギンをペンギンさんと呼ぶyouさん、野生種に対してそぐわないところが、笑えます。ペンギンの排泄物でドロドロとは、リアリティーを感じます。経験しなければ言えない言葉ですね。
youさんの旅行記はどこが出て来るかわからないところが魅力です♪もう驚きませんよ、こんどは、宇宙だ、と言わない限り・・・・
pedaru
- youさん からの返信 2015/02/08 21:13:13
- RE: 遂にここまで来ましたか
- pedaruさん
ハイ、とうとう南極に行ってきました。日本から飛行機で30時間、船で2日間かかってようやく南極半島に到着します。確かに日本からはとても遠い極地です。
そして、実際に南極に行って見ると、想像を絶する大自然の景観を肌で感じることができ、苦労してやって来た価値があったと感じた特別な場所となりました。
ペンギンさん・・・何せ見ていればその仕草がとてもカワイイのです。ただ、あの独特(あの独特って・・・何や???)の匂いだけは頂けませんが。。。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
youさんの関連旅行記
南極(南極大陸) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
4
50