2014/12/24 - 2014/12/24
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SUR SHANGHAIさん
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クチンは、東マレーシアのボルネオ島北西部にあるサラワク州の州都。
街の名前になっているクチン(KUCHING)は≪猫≫の意味。
その謂れは、この土地に果物のマタ・クチン(=ロンガン)の木がたくさん自生していたからとか、
最初にこのあたりに入植したインド人のコーチン(=港)というヒンドゥー語が訛ったものとか、
言葉そのままの通りに猫が多かったからとか言われていて、定説はないんだそう。
ただ、現在では猫の街のイメージが定着していて、街のあちこちに猫の像があったり、8月には猫祭りも行われているそうです。
12月の訪問だったのでお祭りは見られませんでしたが、クチンの街は本当に猫の街になっているかどうか見て回ろうと思います。
表紙の画像は、クチン郊外の村で見かけた猫。一心不乱に爪とぎをしてました。
※備忘録: クチンに滞在した数日間に撮った写真のうち、猫に関するものはこの日の旅行記にまとめます。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
クチンは、表紙でも言ったようにボルネオ島北西部にあるサラワク州の州都。
街を東西に貫いて流れるこの画像の川はサラワク川。
商業地区や見所が集中していてにぎやかなのはその南岸で、北岸にはこの画像のサラワク州議会議事堂のほか、イスタナ(王宮)やマルゲリータ砦が点々と並んでいてのどかな風情。
そんな街の様子は別編でご紹介することにして、この編ではクチンの街のイメージとして定着している猫の姿を追ってみます。 -
クチンの街で泊まってみたのはプルマン・クチン。
やはりサラワク川南岸のにぎやかな地区近くにあって、最寄の有名ホテルはヒルトン・クチン。
ヒルトン・クチンへもサラワク川のほとりにも徒歩2,3分と言う立地。
SUR SHANGHAIたちがいただいた部屋からは、サラワク川、市街地、それに郊外の山々まで広々した眺望。
そのホテルでさっそく出会ったのは、カフェ・シャ。
フランス語のCHATの名前どおり、猫マークがそのシンボル。
店名の直訳は猫カフェですが、実際の猫ちゃんがいるわけではありませんでした。
(。・w・。) ププッ -
サラワク川南岸沿いには遊歩道があって、朝夕のお散歩が楽しめる場所。
サラワク川クルーズが出ていたり、対岸へ行き来する渡し舟もあるので、行ってみるといいですよ。
その遊歩道の傍らの緑地で最初の猫群像を発見。
場所は、中国歴史博物館やJames Brooke Bistro & Cafeというお洒落なお食事処のすぐそば。
通りかかる子ども達がその頭や背中を撫でて行くらしくて、赤く禿げたように変色しているのがちょっと可哀想。 -
上掲の画像の猫群像そばにあった猫博物館紹介のプレート。
クチン(猫)という名の街だけあって、今でじゃ猫関連の展示がある博物館があるんですよ。
場所は、サラワク川北岸の市庁舎内。
この旅行記の最初に出したサラワク州議会議事堂より川から離れた丘の上にあります。
公共の足の便は無いようなので、タクシーでどうぞ。
SUR SHANGHAIたちは、レンタカーで郊外を回る際に行ってみました。 -
これが、サラワク川北岸にあるクチンの市庁舎。
モスクのドームとピラミッドを組み合わせたような独特の外観。
建物基部に無料駐車場あり。
え〜、ここにほんとに猫博物館があるの? -
サラワク川北岸にあるクチンの市庁舎。
一般に公開されている部分には、行政紹介があったり、ゴミは分別しましょうの公告が。
そのパネルにも猫の絵柄が使われていました。
右下の画像の紋章は北クチン特別市の市章で、ここにも可愛い白猫が登場。
さすが猫の街、クチン! (^◇^)
ちなみに、クチンは北クチン特別市と南クチン市に分かれていて、市長さんも二人いるんだそう。
その境界線はほぼサラワク川のようですが、南岸でも繁華な中心部は北クチン特別市の管轄らしくて複雑。
南クチン市の紋章にも、猫の紋様があるんですが、それはこの旅行記の中盤でご紹介します。 -
イチオシ
サラワク川北岸にあるクチンの市庁舎内。
猫博物館はどこに?と通路を辿るまでもなく、その入口を発見。
これだけ派手な入口だと、見落とす心配なし!
オープン時間は9:00〜17:00。
祝日はお休みです。
入場は無料ですが、内部の撮影は有料。
携帯電話のカメラだと3リンギット、デジカメは4リンギット、ビデオ・カメラは5リンギット。
この猫博物館は地元の人にも人気のようで、親子連れなどが出入りしていました。 -
クチン市庁舎内の猫博物館。
入ってすぐの場所には、エジプトの猫の女神バステトらしき像がたくさん。
猫のミイラもあると言うことでしたが、見つけられなかったのでスタッフに聞いてみたところ、サラワク博物館に移されたとのことでした。 -
クチン市庁舎内の猫博物館。
やはり入ってすぐの場所には、記念撮影スポットがあって、猫になりきれるという寸法。
地元の家族連れが、入れ替わり立ち代り、顔を覗かせてパチリパチリ。
この時はクリスマス期間中だったので、猫ちゃんたちはサンタの帽子をかぶってました。(笑) -
クチン市庁舎内の猫博物館。
学術的な展示は少なくて、最初は世界各国の猫モチーフの置物などがずらり。
おなじみのキティちゃん、ドラえもんの姿ももちろん混じってます。 -
クチン市庁舎内の猫博物館。
日本の猫に関するコーナーもあって、招き猫が並んでいたり、浮世絵に描かれた猫の紹介、それに…、 -
…昔懐かしいなめ猫コーナーも。
流行ったのはいつだったかなあ、と調べてみたら1980年代初め。
「知ってる、知ってる!」と言う方は、お年がばれますです。(;^ω^) -
クチン市庁舎内の猫博物館。
気温によって変わる猫の座り方のイラスト。
ボルネオ島にあるクチンなんだから、もっと暑い時期にグダ〜と伸びている様子も描いてほしかったな。 -
クチン市庁舎内の猫博物館。
他界した愛猫にお墓を造ってあげる飼い主もいますというのを紹介したコーナー。
日本では、お寺で戒名も付けてもらう人もいます、と出ていました。 -
クチン市庁舎内の猫博物館。
もちろん、ミュージカルのCATSのポスターもあったり。
ただ、猫関連グッズが、脈絡無く雑多に展示してあるだけのコーナーが多いのは残念。 -
クチン市庁舎内の猫博物館。
なぜここに『アンネの日記』で有名なアンネ・フランクの写真があるのかと言うと、彼女がアムステルダムの隠れ家に移る前にはモールチェと言う猫を飼っていたから。
残念ながら、モールチェは隠れ家には一緒に行けなかったんですよね。
。゚(゚´ω`゚)゚。ピー
このコーナーには、アンネのほかにも、数々の有名人と猫との関係が簡単に紹介されていました。 -
クチン市庁舎内の猫博物館。
野生の猫の生態紹介のコーナーもあったり。 -
クチン市庁舎内の猫博物館。
ロボット猫の骨格も展示してありました。
なんだかちょっと怖い…。 -
クチン市庁舎内の猫博物館。
出口前のお楽しみは、お土産品販売ブース。
ここで猫モチーフのお土産を探してみるのもいいですよ。
SUR SHANGHAIはマグネットを数個購入。 -
クチン市庁舎から出て来て、ちょっと丘の下を見下ろしてみた様子。
周辺はきれいに緑地化されていました。 -
クチンは、猫の街のイメージが定着した街。
泊まったプルマン・ホテルでもらった市街地の地図にも、猫の像のある場所が記されていました。
最初に行ってみたのは、サラワク川南岸のサラワク・プラザそばの三叉路。
ヒルトン・クチンから歩いて行っても2,3分程度。
お父さん猫とお母さん猫が寄り添って、周りで子ども達が戯れている構図の群像が噴水になって置かれてました。
う〜ん、いまひとつ写実的じゃないし、かと言って可愛くデフォルメされているわけでもないのよね。
どうせなら、もう少し表情に工夫が欲しいかな…。 -
上掲の画像の猫群像から、さらに東へ数百m。
小さなロータリーには猫の柱と言うヒンズー教寺院にもあるような柱が立っていて、その基壇を白猫たちが守っています。
柱の頭を見てみると、やはり白猫と天秤はかりを配した紋章が見えていますが、それが南クチン市の紋章。 -
上掲の画像の猫の柱があるあたりの町並みは、まるでシンガポールのカトン地区のよう。
パドゥンガン通りには、にぎやかな色合いのショップ・ハウスが軒を連ねた中華街の一つになっています。 -
そのパドゥンガン通りで最初に見かけた本物のクチンの猫ちゃん。
ご機嫌が悪かったようで、陰険な上目遣い。
ジロリ! -
金網フェンスが張られた軒下に入り込んで眠りこけていた猫ちゃん。
どうやってそこに入れたのかな? -
この真っ黒猫ちゃんは身重?
大きなお腹をズルズル引きずるように歩いていて、最初は猫じゃない別の動物かと思ってしまった。
でも、下水溝を覗き込んでいるその姿を上から見ると、やっぱり猫ちゃん。 -
イチオシ
これは、クチン郊外に足を伸ばした出先の村で見かけた猫ちゃん。
初めて見るSUR SHANGHAIたちに物怖じもせず、ヒョイと柵の上に飛び乗ると、ガシガシガシガシ爪とぎ開始。
この柱がこの猫ちゃんの専用の爪とぎ器?
時々柱に抱き付いて匂いを嗅いだりして、気持ちよさそうな爪とぎタイム。
かわいい〜。(〃▽〃)ポッ -
やれやれ、爪とぎも終わったぜ、ε-(。・д・。)フー という風情。
よく見ると、この猫ちゃんの尻尾はやたら短い。
マレーシアの猫ちゃんは、ボルネオ島だけでなく、尻尾が折れ曲がっていたり、とぐろを卷いたような形だったり、中途半端に短かったりすることが多いんです。
最初にマレーシアを訪れた90年代には、魔除けのために人為的にわざわざ奇形にしているなんて聞いたことがあったけど、ほんとかなあ。 -
爪とぎが終わって、急にシリアスな顔付きになった。
さっきまでの「爪とぎ、極楽〜、極楽〜。」なんてうっとりしていた顔とのギャップが大きすぎる! -
クチンのシャコタンと猫ちゃんの取り合わせ。
首の周りが赤剥けになっているのは皮膚病?
マレーシア以外でも、蒸し暑い気候の場所だとよく見かけるのよね。
助けてあげたくても、旅行でちょっと寄っただけの場所だとそれもできず。
ごめん。 -
イチオシ
オートバイの駐輪場で見かけた猫ちゃんたち。
画像奥のバイクの陰から出て来た猫ちゃんがこの辺りのボスらしい。
どっしりと落ち着いた物腰で、手前の猫ちゃんはたじたじの図。 -
上掲の画像と同じ駐輪場。
白猫ボスにお目通りをしに来たらしき、若い猫ちゃんがいた。
挨拶はしっかりね! -
二匹連れ立って、やって来た猫ちゃん。
夫唱婦随じゃなくて、婦唱夫随のカップルらしい。
二匹の様子を見ていると…、 -
…「ガン、付けてんじゃねえよ!」とでも言うように力強い「にゃー!!」の一言。
目力もあるねえ。
パートナーを守ろうと言う気概に満ちている。
でも、自分たちの方からこっちに近寄ってきたんだよね。(。・w・。) ププッ
この猫ちゃんも、尻尾の形がいびつだね。 -
その婦唱夫随の猫ちゃんを見ていると、奥さんのほうがやっぱり格上。
奥さんがゆったり寝ころんでいる端っこの方をそお〜っと歩いて来るのは、上掲の画像でSUR SHANGHAIを威嚇した猫旦那。
さっきの目力もどこへやら、おどおどそろそろ。
で、奥さんが気だるそうに「何よ〜。」と振り向きかけると、ピタリと動きを止める。
達磨さんが転んだ!じゃないでしょ! 。゚(゚^∀^゚)゚。 -
屋台食堂が集結したホーカーズ的市場の床で眠りこけていた猫ちゃん。
テーブルの下だからまだいいけど、誰かに踏まれたら大変だよ。
ツンツン突いても爆睡続行。
「ボクに危害を加える人間なんていないさ。(´-ω-`)グーグー。」 -
イチオシ
夕食で入ったレストランに出没した猫ちゃん。
優雅で毛並みもよかったけれど、やはり尻尾が奇妙。
ぷっつりと切られたように短くて、先っちょが絵筆の穂先のようにパサパサ。 -
夕暮れになって戻ってきたクチンの街。
猫の柱がライトアップされていて、陰影ができた猫ちゃんの顔の怖いこと!
旦那が、「俺に撮らせろ。」というのでカメラを預けたら、左手の猫ちゃんが画面の外に。(;^ω^)
旦那はメカには強いけど、写真を撮るのは下手、というのがまた証明された。
猫の街と呼ばれるクチンに滞在した数日間、本物の猫ちゃんを見かけたのはそれほど多くはなかったけれど、この旅行記でご紹介したとおり、個性のある猫ちゃん揃い。
やっぱりクチンは猫の街なのかもね。
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