2014/12/24 - 2014/12/24
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サラワク州の州都クチン訪問の数日間は、「のんびりしようね。」が合言葉の旅。
ゆったりと、クチンの街歩きのほかには、借りてある車で郊外巡りの日帰り旅も数度。
車で回ってみたのは:
クチンの北郊外にあるダマイ・ビーチや、バコ国立公園入口となるバコの村、それにムアラ・トバスの港町。
一番遠かったのが、クチンから見て北西にあるグヌン・ガディン国立公園周辺。
あとは、クチンから見て南西にあるインドネシアとの国境近くの村セリキンあたり。
はじめは、もっと遠いシブまで泊りがけで行ってみようかの案も出たけど、≪のんびり旅≫のコンセプトに反するから取りやめにしたのよね。(;^ω^)
道の状態や整備の程度が気になりましたが、上記の行ってみた限りの場所への幹線道路は車道や標識が整備されていて拍子抜けするほど。
どこも快適に舗装された道筋で、要所要所には標識も出ているし、売店付きガソリン・スタンドもありました。
この編では、サラワク川北岸にあるマルゲリータ砦や、更に北の郊外にあるダマイ・ビーチ、バコ国立公園入口となるバコの村、それにムアラ・トバスの港町の様子をまとめようと思います。
表紙の画像は、青山厳(青山岩)という中国寺院境内から見たムアラ・トバスの港町。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
これは、クチン市街地の道標。
道の名前がマレー語と中国語で出ています。
古晋というのは、クチン市の中国語表記。 -
さて、今日のSUR SHANGHAIたちは、表紙にも書いたように、サラワク川北岸+クチンの北郊外をレンタカーで回ってみようと思います。
これは南岸から北岸に向かう道筋。
クチン市を西から東に流れているサラワク川。
イスタナ(王宮)やサラワク州議会議事堂がある中心部あたりには橋が無いので、車で北岸⇔南岸を行き来すると、上流側の橋を使っても下流側にある橋を使っても結構遠回りになるんですよ。
でも、道も標識もよく整備されているし、≪街をみんなできれいにしましょう。≫のスローガンも出ているだけあって清潔! -
幹線道路の要所要所には、売店付きガソリン・スタンドもあって、飲み物やお菓子程度は購入できます。
市街地を出て郊外巡りをするなら、給油のほかに飲み物くらいは多めに用意して行きましょう。
この時はクリスマス期間中で、シェールのガソリン・スタンド付属の売店前にはサンタさんも立ってました。
今日は走り始めだから、給油は無し! -
サラワク川北岸の道。
標識にはクチンの名所(笑)になっている猫博物館の名が出ていて、SUR SHANGHAIたちも行きましたが、その様子はクチンの猫関連の写真をまとめた下記の別編でご紹介しています。
猫好きの方はご覧ください。(*^。^*)
★サラワク州のんびり旅 (2) −クチン(猫)の街は本当に猫の街なのか?
http://4travel.jp/travelogue/10970151 -
上記の理由で、猫博物館はこの編では扱わず、このまま同じサラワク川北岸にあるマルゲリータ砦へと向かいます。
できたら、現在はサラワク州元首公邸になっているイスタナ(王宮)やサラワク州議会議事堂そばも通ってみようか。
…と、走るうちに、ゲート奥にその姿が見えて来たイスタナ。
え、ここ、このまま通っていいの? (◎0◎)
結果、フェンスの向こうのイスタナを横に見ながら通れましたが、あんまりカメラを向けては不審者に思われるかも、と写真は撮らずじまい。 -
イスタナ(王宮)前を通り過ぎると、次に見えて来たのはサラワク州議会議事堂。
今日は議会は開かれていないみたい。
ゲートが閉まってるよ。
よって、ここも遠巻きにぐるりと回ってマルゲリータ砦へ。 -
ちょっと道に迷ったりしましたが、車で横付けできたマルゲリータ砦。
マルゲリータ砦へは、サラワク川南岸からだとヒルトン・クチン近くから渡し舟+徒歩でもアクセス可。
砦すぐそばに小さな無料駐車場あり。
オープン時間は、月〜金曜日が9:00〜16:45、
土・日・祝日が10:00〜16:00。
見学は無料です。
このマルゲリータ砦は、元々は1879年に海賊の侵入を防ぐために造られたもので、それを建てたのはと言うと…、 -
…かつてのサラワク国の二代目白人王チャールズ・ブルックで、砦の名のマルゲリータは妻の名前を取ったのだそうです。
これらの肖像は、マルゲリータ砦の中に展示してあったもの。
ちなみに、初代白人王は、イギリスの探検家だったジェームズ・ブルック。
チャールズはその甥にあたるそうです。
ジェームズ・ブルックについては、下記のウィキペディアのページでどうぞ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%83%E3%82%AF -
マルゲリータ砦内に展示してあった、マルゲリータ砦全体の模型。
物見台のついた城壁で囲まれた中庭があるのね。
できたら、塔にも上ってみたい。
あとで行こうとしたら、閉まっていてがっかり。 -
マルゲリータ砦内の展示。
チャールズ・ブルックによって建てられたこのマルゲリータ砦に最初に翻ったのはブルック家の旗(画像上部の旗)。
その後、第二次世界大戦の日本軍占領時代には日章旗、戦後は植民地統治者の英国のユニオンジャックと続き、今ではサラワク州の旗が出ています。 -
マルゲリータ砦内。
模型にあった中庭に行ってみようと思ったら、フェンスが閉じられて立ち入り禁止。
塔の上に続く出入り口も締め切られてました。
う〜ん、残念! ここからサラワク川南岸が見たかったのにな。 -
フェンスの隙間から覗いてみたマルゲリータ砦の中庭。
物見台へ続く通路も歩いてみたかった…。
あそこからもサラワク川がよく見えるだろうに。 -
マルゲリータ砦の中庭と物見台。
扉に髑髏模様が描いてある。 -
マルゲリータ砦とサラワク川北岸の間にある緑地。
ちょっと下りて行ってみると…、 -
…かつてのサラワク王国の王家だったブルック家に嫁いだ女性たちの墓碑も。
イギリスの探検家だったジェームズ・ブルックが初代白人王になったのも数奇な運命と言えるけれど、そのブルック家の一員になった女性たちにとっても、今からは想像も出来ない日々の連続だったんじゃないだろうか。 -
マルゲリータ砦の塔部分を見上げてみる。
出入り口の上には、ブルック家の紋章がいまも残っていた。 -
イチオシ
マルゲリータ砦から駐車場へ出て来ると、サラワク州魏会議事堂が目の前。
もうちょっと近くに寄ってみようか。
でも、不審者と間違われても嫌よね。
ここからの眺めで我慢。 -
さて、クチン北郊外へ出てボルネオ島北部の探索を続行。
クチンから北へ30kmほどのダマイ・ビーチへと行ってみます。
やはり整備がいい道を北上。
ボルネオ島と聞いて、もっとワイルドでハラハラドキドキの道筋を想像するとはずれますよ。
今渡っているのは、サラワク川支流の一つのサントボン川。
クチンを横切って西から東へ流れるサラワク川と違って、南から北へと流れて南シナ海に注ぎます。
向こうに見えて来たのはサントボン山?
間違っていたら(;´・ω・`)ゞごめんなさい。 -
SANTUBONG(サントボン)の村が近づくと、一緒にダマイ・ビーチの名前も出ていた標識。
ダマイ・ビーチはサントボン山がある半島の西側の浜辺。
クチンから見ると30kmほどの北郊外にあります。
ダマイ・ビーチにはリゾート・ホテルが数軒。
サラワク・カルチュラル・ビレッジという観光地もあるんです。
SUR SHANGHAIたちは、そのうちの一つのホテルとビーチにお邪魔してみます。
●注: ホテルによっては、非宿泊者の敷地内立ち寄りが有料の所もあります。 -
ダマイ・ビーチにあるリゾート・ホテルの一軒、ダマイ・ビーチ・リゾート。
ここは、非宿泊者でも無料で立ち寄れました。
敷地はビーチに直結。
敷地内にはやはりプールがありました。
SUR SHANGHAIたちは、プールサイドで飲み物休憩。
これはもちろん有料です。 -
ダマイ・ビーチ・リゾート前に広がる南シナ海の浜辺。
ちょうど引き潮の時間帯で、波打ち際は大きく後退。
う〜ん、これが透明な水だったらよかったんだけどな。
ボルネオ島から南シナ海に流れ込む川はミルク・コーヒー色だから仕方無いね。 -
ダマイ・ビーチ・リゾートのロビー。
クリスマスの飾り付けがしてあった。
ボルネオ島のサンタは、手漕ぎボートにプレゼント満載でやって来るらしい。
(*^。^*) -
お次は、バコ国立公園がある別の半島へ。
クチンから見ると、北北東へ30km足らず。
その途中には、クチンから行ってもダマイ・ビーチから行っても、1002号線沿いに工業地帯が延々と続く地区もあって、それまでののんびりした風景とは全く違った街並みも見られました。
ここは、サラワク川が南シナ海に注ぐ場所にあるMUARA TEBAS(ムアラ・トバス)の港町。
漁村と交易港が混在している町でした。
この画像は、漁村の桟橋や魚の加工工場があるあたり。 -
ムアラ・トバスの町で見つけた青山巌(青山岩)という中国寺院山門。
町のどん詰まりの漁村としての桟橋や魚の加工工場そばにありました。
有料駐車場もあって、料金は2リンギット。 -
サラワク川が南シナ海に注ぐムアラ・トバスの港町。
青山巌(青山岩)のお寺さんの階段の途中で振り返って見た様子。
この画像だと、奥がサラワク川上流方向。
画像に見えている大きな青い建物は魚の加工工場。
漁村としての桟橋もいくつか写っています。
その合間には、海鮮料理屋さんもありましたよ。 -
イチオシ
サラワク川が南シナ海に注ぐムアラ・トバスの港町。
青山巌(青山岩)のお寺さんの階段の途中でまた振り返る。
今度は、郊外の工業地帯まで見えたサラワク川沿い。 -
イチオシ
サラワク川が南シナ海に注ぐムアラ・トバスの港町を見守るように、小高い丘の中腹にある青山巌(青山岩)のお寺さん。
もうすぐ本堂という場所に、名前と同じ位どっしりとした青山巌の文字が。
あれ? ちょっと日本風の石灯籠なんか置いちゃって。 -
青山巌(青山岩)の境内から見下ろしたサラワク川。
この画像だと、外洋の南シナ海は画像左手方向。
ここで南シナ海と接しているサラワク川は、クチンの街で見たのと同じ川とは思えないほど幅が広い! -
青山巌(青山岩)の境内には、金色の大きな仏足印が。
形も簡略化されているし、あんまり派手で、はじめは仏足印とは気付かなんだ。(;^ω^)
これは、足裏を格子状に区切って、中に蓮華などの印が入っているもの。 -
これが青山巌(青山岩)の本殿。
すでに200年の歴史がある中国寺院で、元々はサラワク川の河口にたどり着いた中国系移民の人々が、この場所で感謝を捧げたのが始まり。
1994年から2000年にかけての大改築で、現在見る姿になったのだそう。
道理で、その極彩色がまだまだ色濃いし、装飾の絵柄もどことなくモダンな雰囲気。 -
イチオシ
青山巌(青山岩)の本堂入口を守る四天王。
これも、色形が随分モダンだわ〜。
左から順に、
龍を持った広目天、
傘を持った多聞天、
琵琶を持った持国天、
そして、剣を持った増長天。
警護のお役目、お疲れさまです。 -
青山巌(青山岩)の本殿内部。
中国寺院の極彩色で彩られた内部は、聖域と言うより、俗世の願望成就の願掛けの場と言う雰囲気がある。
(失礼な言い方でしたらお許しを。)
手前には、玉皇大帝と言う神様だけが見えていますが、そのほかには航海の安全を守ると言う媽祖の像など、いろんな神様が祀られていました。 -
青山巌(青山岩)のお寺さんがある丘を下りて来て、行ってみたのはムアラ・トバスの町の桟橋。
これは、青山巌からも見えた魚の加工工場そばの桟橋。
漁村や海鮮料理の店も隣接しています。 -
桟橋脇には、干潮の時間帯にはすっかり干上がってしまう小さな入り江があった。
泥の上に取り残された小舟が、満潮になるのを待っている。
向こうに見えるのは、サラワク川上流方向と工業地帯。 -
イチオシ
ムアラ・トバスの港町の桟橋。
先っちょまで行くと、サラワク川の終点の南シナ海が見えた。
また一つ、川の終わりを見たボルネオ島北部。
あ、さっき行った青山巌が丘の中腹に。
あそこなら、丘に守られて南シナ海の海風や波の影響をまとも受けなくて済むよね。 -
桟橋の先っちょから振り返ると、桟橋を魚網の繕い場所にして陣取っている人も。
黙々と仕事に励む姿が、生真面目。
干潮で干上がった入り江の奥には、高床式の民家が密集。 -
ムアラ・トバスの港町から10kmも離れていないバコの村にも行ってみた。
バコの村は、サラワク川支流のサントボン川河口にあって、バコ国立公園へ行き来するボート乗り場やそのターミナルがあります。
画像で見えているのがその施設。 -
SUR SHANGHAIと知り合うよりもずっと前に、バコ国立公園へ行った事があると言う旦那。
今回はその公園までは行かないんですが、当時もやはりバコの村からボートに乗って行った気がするというので寄ってみたサントボン川沿い。
この画像に写っているのは、公園行きボートではなく、対岸へ行き来する渡し舟です。 -
バコの村を流れるサントボン川。
昔の風景を思い出しつつ、旦那が言うには
「う〜ん、こんな感じだったかな。前は対岸に家が無かった気がする。」
ま、もうずっと前のことなんだから、景色に変化があるのは当然かも。
でも、次の一言にはびっくり。
「ここで水遊びしていたら、ワニがす〜っと泳いで行くのが見えたんだよ。」
え〜!こんな人家もある場所で!(◎◇◎)
でも、これは今でも本当のことで…、 -
…バコ国立公園行きボートが出ているターミナルにも、ワニの生態に関する啓蒙ポスターが。
ボルネオ島に住むワニのほとんどがイリエワニ。
サントボン川河口のように、淡水と海水が入り混じる入り江に好んで棲むイリエワニは凶暴な性格で、人畜を襲うこともあるんだそう。
ひゃ〜! 旦那、よく襲われずに済んだね!ふぅε-(´ωノ|┬ -
バコ国立公園行きボートが出る桟橋にも、≪危険! ワニ!≫の標識が。
このサントボン川河口だけではなく、ボルネオ島ではワニにご用心。 -
バコの村に出ていた小さな市場。
魚屋さん部門には、男の子が店番で立っていた。
おうちのお手伝いよね。
もう慣れているらしくて、お客さん相手のやり取りもお会計もお手の物。
欲しい魚はあるけれど、ホテルには自分のキッチンが無いからごめんね。 -
そろそろクチンの街に戻ろう。
道の整備も、標識の整備もできていて、迷わず戻れました。
もうすぐクチン市街地という所で見たものは…、 -
…あれ? あれって料金所よね。
ボルネオ島にも有料道路があったんだ? (◎0◎)
どこからどこまでの区間だっただろう。
いくら徴収されたかな。
数リンギットだったような気がする。 -
戻ってきたクチン市街地。
ここは夕暮れになってからやって来た旧裁判所敷地にあるカフェ兼バー。
サラワク川南岸のこのあたりは、こうしたクチンの史跡の建物が多い場所。
別編でまとめてご紹介します。
さて、今日のボルネオ島北部のドライブの感想は:
ボルネオ島北部の道っていうと、ジャングルに囲まれたワイルドな悪路を想像していたけど、幹線道路沿いに限ってはそれはもう過去のこと。これからは、その道路網ももっと整備されて行くんじゃないかな。
別方面の道も、クチン滞在中に通ってみよう! -
さてさて、今宵はクリスマス・イブ。
あんまりそういうイベントは気にかけないSUR SHANGHAIとその旦那ですが、上掲の画像のカフェ同様、旧裁判所敷地内のMAGENTAというレストランに行ってみました。
中国風に東南アジアの雰囲気も盛り込んだインテリア。
イブの食事はコースのみと言うことで、エビのカクテルから始まってクリスマス・プディングで終わるお料理をいただきました。
右下の画像は、メインのロースト・ターキー。
ちょっと量がお上品過ぎて、旦那は物足りなかったみたい。(ノ∀`)
それでも、今日のドライブも楽しめたし、メリー・クリスマス!
クチン周辺ののんびり旅はまだまだ続きます。
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