1974/08/17 - 1974/08/20
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ノスタルジアさん
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今から41年前の昭和49年7月23日から3月7日までの225日間かけて
ナホトカ航路、シベリア鉄道を往復してヨーロッパ、モロッコを
船、列車、バス、ヒッチハイクで旅しました。
高所恐怖症なので飛行機には現在まで一度も乗った事がありません。
乗り物による移動距離は60,806.8キロ、地球1.52周でした。
観光白書によると昭和49年の日本人の海外旅行者数が200万人、
平成24年度は1849万人、40年ほどで10倍近くなりました。
そんな当時の旅行の資料と写真を少しづつアップして行きます。
今回は、スイスの日本人の人気の高いグリンデルワルド。
一番行きたかった所の一つです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
-
旅行記の周辺地図
-
昭和49年8月17日から3泊したグリンデルワルドのユースホステル
ルツェルン発8時過ぎの列車に乗ってグリンデルワルドには
正午過ぎに着いた。
ユースホステルのチェックインを済ませた後、早速村内を歩いた。
アイガー、ウエッターホルン、シュレックホルンが村内のどこからも
眺望出来る素晴らしいロケーションだった。
しかしここも暑い、アイスクリームを2度食べた。
明日の登山鉄道ユングフラウヨッホへの切符の購入と駅の時刻表を確認して
夕方ユースホステルに戻った。 -
昭和49年8月17日から3泊したグリンデルワルドのユースホステル
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昭和49年8月17日から3泊した
グリンデルワルドのユースホステルのスタンプ -
昭和49年8月17日
グリンデルワルドのユースホステルの部屋から
アイガー北壁を眺めて
ユースホステルの部屋からはアイガー北壁が眼前に迫っていた。
余りにも近いので駆け登れそうに見える。
ここなら1日中眺めていても飽きないだろう。 -
昭和49年8月17日
グリンデルワルドのユースホステルの部屋からの
アイガー北壁
ここのユースホステルは定員100名だが、ほとんどが日本人だった。
勿論、ツアー客などいなくて夏休みを利用しての学生もいた。
日中暑くて汗もかいたので夕食前にシャワー室に行ったが混んでいた。
日本人は浴びる時間が長いのでなかなか空かない。
3度目に行ってみたら誰もいないので、今の内にと浴びていたが、
5,6か所有るシャワーを誰も使っている気配がない。
その時、「シマッタ!」と気付いて素早く服を着て、急いで食堂に行ったが
ドアが施錠され手遅れだった。
楽しみにしていた夕食は無しになった。
チェックイン時にスタッフから「夕食に1分でも遅れて来たら
夕食は食べられない、時間厳守で。」と言われていたのだった。
夕食は6時からだったが、5分程遅れた。
そこへユースホステルまでの登り坂を
ハアーハアーと激しく息遣いさせながら帰って来た日本人女性2人連れと
「そこを何とか。」とお願いしたが、駄目だった。
頑として受け入られなかった。勿論、夕食代は返って来ない。
仕方なく一緒にスーパーまでお互い愚痴を言いながら夕食を買いに行った。
ここのユースホステルは食事が美味しいとの評判であったので、
次の日から5分前にはドアの前に立って待っていた。
実際、美味しい料理だった。 -
8月17日
クライネシャイデック〜ユングフラウヨッホ往復切符
39スイスフラン3,781円 -
昭和49年8月17日
クライネシャイデック
ユングフラウ標高4158mの前で
グリンデルワルド(標高1,067m)7時18分発の始発の登山電車はアプト式鉄道を
ゆっくりと登りクライネシャイデック(標高2,061m)に7時53分に着いた。
標高差1000m、全長6.4km、軌間80cm、最大傾度25%。
-
昭和49年8月17日
眼下にグリンデルワルドの村
クライネシャイデックからの登山電車は最初は緩やかな草原を登って、
8時13分にアイガーグレッチャーに着いた。標高2,320m。
ここから先は7.1kmの間、最後までトンネルでアイガーの直下を
通っている。 -
昭和49年8月17日
アイガーバンドから魔のアイガー北壁を見る。
8時31分アイガーバンドに到着。標高2,865mで5分間停車。
ここで降りてアイガー北壁に向かってガラス窓があり、幾多の
アルピニストの命を奪った魔の北壁を見る事が出来る。
時には遭難者の救助に利用される事もある。 -
昭和49年8月18日
ユングフラウヨッホ メンヒの前で
トンネルは1896年に起工して、この7.1kmのトンネルを掘るのに
16年を要し、1912年に完成した。
ヨッホは山の鞍部の意で、ユングフラウヨッホ駅は標高3,454mの
トンネルの中にあり、地下道を通り抜けると展望台に出る。 -
昭和49年8月18日
ユングフラウヨッホで
背後に聳えるのはユングフラウ(標高4,158m)、ヨッホ(標高3,454m)
標高差704m
ところが展望台に出て見ると霧が深くかかっていて、
全く何も見えない。その上、大変寒い。身体が凍りそうである。
下界ではあんなに晴れていたのに。
一緒に来たユースホステルの仲間とレストランで時間を潰しながら
視界を晴れるのを待った。
時々、交代で展望台に行って様子を見たが、相変わらず霧の為視界が全く
効かなかった。
その間、何組かの日本人ツアー客が来たが、後のスケジュールの為、
泣く泣く下山して行ったのだった。
こちらは折角高い電車賃を払ったのだから晴れるまで
とことん待とうと云う事になった。 -
昭和49年8月18日
ユングフラウヨッホの展望台に立ち右手にユングフラウ、左手にメンヒ、
この間にヨーロッパ最大の全長22kmのアレッチュ氷河がある。
レストランで高い昼食を食べて、12時半頃、展望台に出ると、
陽光がまぶしく雪、氷に反射していたのである。
眼前にメンヒ(標高4,099m)が、ユングフラウ(標高4,158m)が
そしてアレッチュ氷河が、雄大なパノラマ風景として迫っていた。
待って良かった。待った甲斐があった。その時、ただそう思った。 -
昭和49年8月18日
ユングフラウヨッホ スフィンクステラス メンヒの前で
展望台で楽しんだ後、案内板に従って地下道を進み、エレベーターに
乗りスフィンクステラス(標高3,573m)に昇った。 -
昭和49年8月18日
ユングフラウヨッホ スフィンクステラスから
テラスからはユングフラウ連峰はもとより遠くフランスのジェラ山脈や
ドイツの黒い森が見えた。 -
昭和49年8月18日
ユングフラウヨッホ スフィンクステラスからメンヒ
スフィンクステラス(標高3,573m)、メンヒ(標高4,099m)
標高差526m -
昭和49年8月18日
ユングフラウヨッホ スフィンクステラスからメンヒ -
昭和49年8月18日
ユングフラウヨッホ スフィンクステラスで -
昭和49年8月18日
ユングフラウヨッホ スフィンクステラスで -
昭和49年8月18日
ユングフラウヨッホ スフィンクステラスで -
昭和49年8月18日
ユングフラウヨッホ スフィンクステラスで
ユースホステルの仲間たちと
70年代の当時の若者の髪型が面白い。 -
-
昭和49年8月18日
ユングフラウヨッホ スフィンクステラスから -
昭和49年8月19日
グリンデルワルド 夕食に間に合わなかったM.Tさんとフィルストで
背後の山はウエッターホルン(標高3,701m)。
ウエッターホルンとは「雨ヶ峰」の意で、ベルン山岳地方の北東の
最前線にあたり、この山が雲に包まれていたら当分天気は回復しないと
いわれている。 -
昭和49年8月19日
グリンデルワルド 同じく夕食に間に合わなかったM.Tさんとフィルストで
標高3,701mとさほど高い山ではないが、どっしりと広い台座の上に
山頂が載っているという感じで、その台座の稜線は垂直に近い。
スイスを象徴する山の一つである。 -
昭和49年8月19日
グリンデルワルド フィルストで
-
昭和49年8月19日
グリンデルワルド
午前中、3人でスーパーマーケットで午後から眺めの良いフィルストへ。
その後、青白く神秘的に輝くウエッターホルンとシュレックホルンの間に
ある氷河の麓まで行って見ようか、と云う事になった。
すぐ近くのように見えたが、歩き始めるとこれが結構遠くて
道は大変険しく、2時間半ほど掛かってようやく
たどり着いたのは4時頃だった。
氷河といっても只の氷であった。 -
昭和49年8月19日
グリンデルワルド -
昭和49年8月19日
グリンデルワルド
氷河から溶け出した澄み切った水たまりに手を浸けると凍りつきそうになった。
飲んでみると結構美味しかった。 -
昭和49年8月19日
グリンデルワルドで両替
20ドル5,700円1スイスフラン97.61円 -
昭和49年8月20日
グリンデルワルド 爪切りの買い物レシート
3.25スイスフラン314円 -
昭和49年8月20日
グリンデルワルドで両替
20ドル5,700円1スイスフラン96.61円 -
昭和49年8月17日〜19日
ルツェルン〜ユングフラウヨッホ〜グリンデルワルドまでの移動距離164.8キロ、
横浜港からグリンデルワルドまでの移動距離12,803.2キロ
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