2.マチュピチュのある国...の首都を散策（首都リマ/ペルー）

2014/11/23 - 2014/11/24

ペルーの首都：リマにステイ。

以前は、テロ国家でしたが、フジモリ大統領以降の功績で、テロは撲滅されています。

ただ、国で一番大きい博物館は、やはり「テロの歴史」博物館。

ちょっとだけ、怖ぇぇ.......ペルーの暗い過去がまだまだ残っています。

エリア リマ(ペルー)

• 旅行の満足度: 3.0

• 同行者: 友人
• 交通手段: 観光バス 飛行機
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

【クスコの郊外】

ペルーといえば我々日本人が知っている以上に.....実は、とっても多彩な国。

マチュピチュの歴史保護区 史跡・遺跡

【クスコの郊外】

リマは今やかなり綺麗な街。

チリ出資（チリはペルーの隣国です）の大きなショッピングモールがいくつもあり自由貿易協定を結んでいる国からの輸入品が溢れています。

クスコ市街 旧市街・古い町並み

【クスコの郊外】

一方で、スペイン統治時代の建物や文化もたくさん残っていますし、民族（スペイン語以外にケチュア語・アイマラ語などのインディオ系言語が存在）も多彩で古代文明が残り、アンデス山脈とアマゾン川が跨がっており大自然にも富んでいるんです～と。

グラウ広場 広場・公園

【クスコの郊外】

動物もたくさん。

鳥類１８２７種（世界一）、魚類１９００種（世界一）、霊長類３５種（二位）、哺乳類４６２種（三位）、両生類４１１種（三位）、蝶類（世界一）なんだそうです。



写真：リャマの子供（その向こうに見えるのは......リャマの敷物....）

アルマス広場 (リマ) 広場・公園

【クスコの郊外】

クスコの山頂のおうちには.....

な.....なんと......屋根に「シーサー」がぁぁぁ＝＝＝！？

プカ プカラ 史跡・遺跡

【クスコの郊外】

ほら.....!!

や....屋根にも........クスコ版「シーサー」...

タンボマチャイ 史跡・遺跡

【リマの高級住宅地：ミラフローレス】

ここは、ミラ・フローレスのお洒落なレストランからの眺め....。

この岸壁には超近代的なモールも。

AC ホテル バイ マリオット リマ ミラフローレス ホテル

【リマの高級住宅地：ミラフローレス】

海岸線は一昨年から続いていた工事も完了し、きれいに整備され....パワーＵＰだそう。

ここは、ペルーで一番、美しい光景が眺められる場所。

ヴィスタ・アル・マール 創作料理

【リマの街中、セントロ地区】

そして、ここはリマ・セントロ地区。

あの風光明媚はミラ・フローレス地区とは雰囲気がガラリと変わります....。

ゴビエルノ宮殿 城・宮殿

【リマの街中、セントロ地区】

そして、そのセントロにある『サンフランシスコ教会（Iglesia y Convento de San Francisco）』は........

ここは....ここは....本当に.......すっごく.......殺気と.........不吉な...... 匂い.....。

サン フランシスコ教会/修道院 寺院・教会

【リマの街中、セントロ地区】

１５４６年から１００年掛けて建設されたそぉ...。

メンテもひどく、教会内に入った瞬間に、埃とカビ臭さでアレルギー性鼻炎を発症しそうです。

リマ大司教宮殿博物館 博物館・美術館・ギャラリー

【リマの街中、セントロ地区】

人によっては邪気や霊気、血のかおり....一歩も近づけないという人もいるようです...。

私の知り合いも....死臭がする.....と言ってました......。

リマ大聖堂 寺院・教会

【リマの街中、セントロ地区】

どろドロどろ......。

ペルー料理館 博物館・美術館・ギャラリー

【リマの街中、セントロ地区】

ゾクゾク.....する.....。

サント ドミンゴ教会/修道院 寺院・教会

【リマの街中、セントロ地区】

教徒を串刺しにする図......おそろしやぁぁぁ......。

中央準備銀行博物館 博物館・美術館・ギャラリー

【リマの街中、セントロ地区】

ヒェェェ―――！！

廊下を歩いていて足元の....側溝を見下ろすと......シャレコウベ......が.....。

骸骨頭部がこちらを見上げていました......。

ラ インキシシオン（宗教裁判所博物館） 博物館・美術館・ギャラリー

【リマの街中、セントロ地区】

な....なんと......

外を歩くと.......こんなデモンストレーションが......

トーレ タグレ宮殿 城・宮殿

【リマの街中、セントロ地区】

どうやら「残酷な闘牛、反対！」のデモンストレーションだったようです。

それにしても、このミラフローレスの風光明媚さに比べて、セントロのドロドロしさ……。

まさに、ペルーと言う国の暗い過去と明るい未来が隣り合わせ……。

アルマス広場 (リマ) 広場・公園

【「あの」日本大使館跡】

さて、ここは日本人には所縁深い場所です。

そうです、くだんの元日本人大使館……。

JW マリオット ホテル リマ ホテル

【「あの」日本大使館跡】

でも、今は「跡」となっています。其処はリマの中でも一等地。でも、あの事件以来、買い手もつかず放置されていたそうです。

そして、正面ドアには、銃痕が今だに……。

クルス デル スール バス系

【「あの」日本大使館跡】

周辺は、本当に高級住宅街。事件発生当時、この周辺の家々は、マスコミやら警察に自分たちの家をレンタルする事で、大儲けした........と言われています。

恋人達の公園 広場・公園

【「あの」日本大使館跡】

ここから犯人たちは、セキュリティーガードをかいくぐり、日本大使館立てこもりに至りました。

日秘文化会館 博物館・美術館・ギャラリー

【「あの」日本大使館跡】

1996年（平成8年）12月17日夜当日は、恒例の天皇誕生日祝賀レセプションが行われていました。

歴史自然博物館 博物館・美術館・ギャラリー

【「あの」日本大使館跡】

翌1997年（平成9年）4月22日の事件解決するまでに4ヶ月間以上も掛かったと記録されています。

おおさか 和食

【「あの」日本大使館跡】

その銃痕を覗くと........中は........さら地になっていました。

日本人ペルー移住史料館 "平岡千代照" 博物館・美術館・ギャラリー

【黄金博物館、リマ】

さて次は私の興味を唆る場所でもあるのですが.....「黄金博物館」。

ここは黄金だけでは無く、銃刀つまり武器博物館にもなっています。

黄金博物館 博物館・美術館・ギャラリー

【黄金博物館、リマ】

私はミリタリーオタクではないので、銃器には全く興味がないのですが、ここには「日本の江戸時代の兜や槍・刀」等もたくさんあり....高校時代に日本史選択の私には.....本当に.....興味が尽きません。

しかも!!これ....見てください！

『昭和天皇から「賜った」刀』ではないですかぁぁ！！！

それが......こんなところに......無造作に......置かれているんですよぉ....！！


※この博物館は、実は写真は禁止です....。

ハンゾウ・ジャパニーズ・クイジーン 和食

【リマの街中】

漸くこの国は政情が落ち着きつつありますが、少し前までは　国内のテロ活動で血塗られた歴史を築いてきたんです。

1990年初頭以降、フジモリ大統領時代に強力なテロ対策を展開した結果、テロ関連犯罪の件数も1992年の2,995件をピークに減少が続き、2012年87件、2013年は57件（暫定値）のテロ関連犯罪が発生し、その内訳は、扇動・宣伝37件、武装行動20件まで減っているそうです。（大使館情報より）


ペルー全体ではクスコ、マチュピチュ、地上絵、チチカカなどインカ文明が点在し、その後のスペイン文化が各所に残り......首都リマに来ると新興地ミラフローレスやそれとは対照的なセントロ地区、またテロとの戦いに明け暮れた足跡、さらには日系人が世界で二番目に多いなど......本当に同じ国かい？と思うほどなんです。


これからまだまだ右肩上がりな気配を漂わす......ペルーでした。




....おわり......

江戸寿司バー (ミラフローレス店) すし