2014/12/20 - 2014/12/21
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0712302hさん
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今年の旅納めは京都。
何となくhpを見ていて、何となく見付けた「京都・嵐山花灯路(はなとうろ)」。
嵐山周辺で行われる冬のイベントで、今年で10回目を迎えます。
2014年は、12月12日(金)〜21日(日)の午後5時〜午後8時半。
期待以上の美しさに感銘を受けた私。
来年の3月6日(金)〜15日(日)の午後6時〜午後9時半には東山周辺で同様のイベント「京都・東山花灯路」が予定されています。
3月中旬は超の付く繁忙期。
でも、行きたいなあ。
行こうかなあ。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 新幹線 JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
家を出るときには大雨。今年は雨旅ばかりなので「やっぱり!」。
博多駅から7時08分発の新幹線で京都へ。
ホテルは四条烏丸。
錦市場を通って河原町まで歩く。
おにぎりが美味しそうだったので、購入。あとで調べたところ、お米屋がやってる中央米穀、というお店のようです。
商品を渡すときに「おおきに」。
今回の旅で何度も耳にした「おおきに」。
何だか聞き慣れないなあ、大阪もこんな感じだったけ?と思うのも当然、京都の「おおきに」は、“き” にアクセント。大阪の「おおきに」とは違うんだそう。
この言葉、若い人はあまり使わなくなった、という話も。
柔らかい雰囲気をまとった「おおきに」。なくなってしまうにはあまりに惜しい。 -
河原町から阪急電車で嵐山へ。
-
何年ぶりだろう、嵐山。
大学時代に友人と訪れて以来なので随分昔の話。
雨が降り出した。
残念ながら、雨雲が私と一緒に九州からやって来たらしい。
昨日までの天気予報は曇り時々雨だったのに。嘘つき。 -
ぬかるんだ道を亀山公園の頂上展望台まで歩く。
今年は、屋久島で、尾道で、上高地で、ハンガリーで、オーストリアで、何度思っただろう。「晴れてれば綺麗だったろうなぁ」。
最後まで雨の旅、2014年。 -
竹林の小径。
隣国の方々がワイワイと写真を撮りながら通り抜けてゆく。
ノンノン。
ここは笹の葉が擦れる音を心地よく感じながら、いにしえの時代へ想いを馳せる場所なんだよ…と心の中で呟いてみたりする。 -
世界最大手のガイドブック 「Lonely Planet」 Japan版の表紙もココ。
-
天龍寺。庭園参拝券500円。
1994年(平成6年)世界文化遺産に登録。
大方丈の軒下で雨宿りしながら、ガイドブックで次の目的地までの道順を確認。
空は低くて暗いし、雨は強くなる一方。
靴はちゃんと防水スプレーしてきたから大丈夫だけど、デニムのひざ下は雨に濡れて冷たく、重い。
テンション急降下(T_T)。 -
トロッコ嵯峨で力尽きた。
こんな所でグダグダ時間を潰すのは本意ではないけど、動く気にならないくらい雨脚が強くなってきた。風も出て来た。
あと5分、あと10分…と雨が止むのを待っていたけど、止む気配全くなし。
暇に任せて調べると、18時までの降水確率は90%!
あ〜、待ってても無駄だな。
ようやく諦めがついて、大雨の中、清涼寺へ。 -
「京都嵯峨 春秋庵 京都嵯峨本店」に寄り道しておかきを購入。
店員さんたちが気の毒そうに「雨が降り出しちゃいましたね〜」。
ライトアップを見に来た、と言うと「明日はいい天気みたいだけど。夕方には上がるといいわねぇ」。
「気をつけて行ってらっしゃい」という言葉に背中を押されて、再び雨の中へ。
大覚寺では、黒猫がお出迎え。 -
誰もいない大沢池。
本当に誰もいない池のほとりで一人、池を眺める。
雨雲が空を暗く覆い、北風が冷たく吹く中、ぽつねんと眺めても全然楽しくない。
10分が限界。
これまた人通りの全くない道をとぼとぼと戻る。 -
清涼寺横の豆腐屋さんにはさっき通ったときもお客がひっきりなしに訪れていた。
店構えに歴史を感じる、地元の人に愛されているお店のようだ。
「今、食べられるもの、ありますか?」
と尋ねると、「出来立ての油揚げ、ありますよ」とのこと。
1枚221円(税込)。
紙に包んだ温かい油揚げに小さなお醤油付き。
店先にある木のベンチに一人腰掛け、早速お醤油をかけて頂く。
サクッ、ジュワーと口の中に広がる香ばしい大豆の香り。
何て美味しいんだ。人目も気にせず一気食い。
創業150年以上続く「嵯峨豆腐 森嘉」の油揚げ。ごちそうさまでした。 -
雨の二尊院。入場料500円。
傘に当たる雨音が随分小さくなってきた。
あと少しで止みそうなんだけど。
手を合わせて「雨が止みますように」とお願いしてみる。 -
「どうぞ中にお入り下さい」の言葉に誘われて、本堂へ。
裏にそびえるのは小倉山。
「小倉百人一首」と呼ばれるのは、ここが藤原定家が百人一首を撰した場所だったから。
「小倉あん」も中国から持ち帰った小豆の種子を小倉山付近で栽培、それに砂糖を加えて煮詰めた餡を天皇に献上したことからこう呼ばれるようになった。
石段を上ると、二条家や四条家など天皇家に近いと思われる墓が並んでおり、目立たない(少なくとも私の中では目立っていなかった)ながらも由緒あるお寺だということを初めて知る。
時折響く、ししおどしの「カン!」という音がとても心地よい。 -
17時ちょうど、一斉に灯りが点った。
そして、ほぼ同時に雨が止む奇跡。
お願いが通じたようだ(≧∇≦)。 -
「灯りと花の路」には約2,500基の露地行灯を設置。
昼間、嵯峨公園で電気の点検をする人の姿を見かけた。主催者の方か。
そのお陰で、柔らかい優しい光を楽しめる。感謝。 -
落柿舎(らくししゃ)。
夜間特別入庵 17時から20時30分。入庵料200円。 -
常寂光寺(じょうじゃっこうじ)。
夜間特別拝観 17時から20時30分。拝観料400円。 -
ライトアップされた竹林の小径は、幻想的な空間。
土日は混雑を避けるため、西行き一方通行。
残念ながら、この美しさを言葉で正確に表現するだけの能力が私にはない。 -
あの時の感動を写真で伝える能力も私にはない。
-
「十軒会 あったかおもてなし」のおでん。500円。
冷えた体に温かいおでんが染み入る。 -
宝厳院(ほうごんいん)。
夜間特別拝観 17時から20時30分。拝観料 600円。
中には、アルバイトと思われるダウンを着込んだ若い女性数人(ただ立ってるだけ。さぞかし寒かったろう!)と、わずかな拝観者のみ。
桂川沿いの道を通って渡月橋へ。橋は一方通行。 -
最後に中之島公園から渡月橋を見て一日目は終わり。
どうでもいいけど、中之島公園には今年から京都市公衆無線LAN「KYOTO Wi-Fi」が設置されたらしい。
無線LANに関しては後進国ニッポン、全国的規模で今後も増えていくといいけど。
阪急嵐山では、阪急電鉄協賛で振舞酒ならぬ振舞アップルティを提供中。
冷え込みが増す中、「温まって行って下さい」「どうぞ」と笑顔で声を掛ける社員の方?アルバイトの方?。
熱々の甘いアップルティ、美味しかったです。
最後まで心も体も温まるおもてなし、どうもありがとうございました。
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