2014/11/23 - 2014/11/25
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funasanさん
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プトラジャヤ・マリオット・ホテル滞在2日目はホテル内でのんびり過ごす。午前中はラウンジでの朝食、朝の散歩、部屋での読書、午後はラウンジでのティータイム、フィットネス・ジム、ガーデンプール(写真)、スパ、そして夜はラウンジでのカクテルタイムとロビーラウンジでの生演奏…、このように観光旅行せずともお楽しみは続く。プトラジャヤ・マリオットでのひと時の王様生活はとても快適だ。2泊では短い。
為替は旅行当時のレート1RM(リンギット)=34円で換算
私のホームページに旅行記多数あり。
『第二の人生を豊かに』
http://www.e-funahashi.jp/
(新刊『夢の豪華客船クルーズの旅
ー大衆レジャーとなった世界の船旅ー』案内あり)
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目覚めの朝、カーテンを開けると外はもう明るい。昨夜は熟睡できとても気分がいい。
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私は興奮しやすいタイプなので外国のホテルでは眠れない時(寝つきが悪い、夜間に何度も目が覚める、等)もある。
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日本を出発して今日で11日目、マレーシア1人旅が慣れてきたせいか、夜は熟睡でき体調がすこぶる良い。さっそく熱いシャワーを浴びて心身ともにすっきりする。
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そして、迷わず「エグゼクティブ・ラウンジ」(写真)に行く。ここで本日の朝食をとるのである。
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混んでいるかな?と思ってラウンジに入室してみると意外にすいている。窓に近い明るい席(写真)を確保して、「さあ、朝食だ!」
注:朝食タイムは6:30〜10:30 -
最初に何があるかビュッフェ・カウンターを全部見てみる。スモークサーモンと4種類のハム(写真)コーナー
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サラダコーナーとして、青菜(レタス、サラダ菜)、パプリカ、キュウリ、インゲン、オニオン、オリーブ、レモンがある。
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チーズ(写真)の種類が多いのが嬉しい。ナッツ類、ドライフルーツ、そしてパン各種。
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常夏の国だけあって、フルーツ(写真)は沢山用意されている。
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クロワッサン、デニッシュ、マフィン、ケーキ等、スイーツ系も充実している。
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これらを取り合わせて私の朝食(写真)にする。1人での食事はつまらないのでラウンジに置いてあるマレーシアの新聞「The Star」を読む。
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ホットディッシュもあり、オムレツ(写真)はスタッフに注文する。年配の貫録のある男性スタッフ「イスカンダル」さんが何かと声をかけてくれる。
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新聞を読み、イスカンダルさんとお喋りをし、1時間ばかりラウンジで朝食タイムを過ごす。しかし、いつまで経ってもラウンジ内(写真)は静かである。理由を聞いてみると…。一般客用のビュッフェ・レストラン「Zest」でも朝食OKなのでそちらに行っているのでは、という返事だった。納得!
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朝食後、ホテル玄関(写真)を出て、少し朝の散歩にでかける。
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道路に沿って背の高いヤシの木が植えられ、いかにも南国らしい雰囲気がする。ホテル前の遊歩道(写真)を歩く。グリーンの芝生が美しい。
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マリオットホテルに入る交差点の反対側は少し丘になっており、綺麗に整備された道路が続く。この道路はプライベートな敷地「ダイヤモンド・ヒル・マレーシア」に入る道であり、立派な守衛室(写真)が建っている。
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私は勝手に入っていき、守衛に挨拶する。「Good,Morning」そして、マリオットの客でマリオットホテルの写真を撮りたいので少し中に入っていいか聞いてみる。「OK,OK」そして、上記のような写真を撮った。手前はゴルフ場ではなく単なる湿地帯で、長靴がないと入れないほど水分が多い。
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写真を撮った後、ガードマンに「Thank you」と言って少し話しかける。私が日本から来たと言うと、彼は笑顔で喋りはじめる。
写真:マリオットホテルのフロント -
彼は確かに英語で喋っているはずであるが、実に聞き取りにくい。出身国を聞いてみると…。彼はインドネシア人だった。
写真:ホテルのロビー階にあるカフェ -
守衛室に男性3名、道路掃除中の男性1名、合計4名が働いている。彼らはインドネシア人(2名)、ネパール人、ベトナム人だった。
写真:隣のホテルIOIに通じる単なる通路 -
貧しい国からアジアの先進国マレーシアに出稼ぎに来てマレーシアの単純労働を支えている。一方、セキュリティ万全な「ダイヤモンド・ヒル」には裕福なマレーシア人(恐らく中国系)や外国人が住んでいるのであろう。高級住宅地「ダイヤモンド・ヒル」の守衛室からアジアの差別構造が見えてくる。
写真:ホテルロビー階から地階を見下ろす -
ある本によればマレーシアの外国人労働者の割合は「トルコ系移民等外国人労働に依存するドイツ」と同じくらいという。
写真:特設会場 -
マレーシアは先進国になる前に、先進国のドイツと同じ外国人労働に依存する産業構造になってしまった。「ここに大きな問題点がある」と、ある識者は指摘する。
写真:ホテルのロビー・ラウンジ(ライブ演奏あり) -
マレーシアは2020年までの先進国入りを目指して快進撃中である。しかし、来年はマレーシアにとって厳しい年になるかもしれない。
写真:ロビー・ラウンジの外にあるガーデン -
新聞「The Star」によれば、2005年以来、マレーシアの歳入の3分の1がオイル、ガス分野で最近の原油価格の下落により大打撃を受ける、と。原油価格1バーレル100ドルで来年度の予算を組んでいるので現在の60ドル台では大幅赤字となる。
写真:ホテルで一番大きなビュッフェ・レストラン「Zest」 -
ひるがえって日本はラッキーだ。日々、ガソリン価格が下がり、物価もそれほど上がっていない。急激な円安による輸入物価上昇分を原油価格下落で相殺している。次に「円安+原油価格上昇」がきた時、日本は本格的なインフレになる。(素人の経済予測)
写真:ロビー・ラウンジ前の滝 -
朝食、散歩、ホテル内見学を済ませ、部屋(写真)に帰ってくる。まだ、午前10時頃、今日は何もする予定はなくたっぷり時間がある。この余裕がいい。「朝風呂、仮眠、読書…」何もしない贅沢を味わう。
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午後、再びラウンジ(写真)に行きコーヒータイムにする。最近(2014年11月)の円安(1ドル=119円、1RM=34円)は海外旅行者にとっては強烈な逆風である。
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クアラルンプールやプトラジャヤのスターバックに入ってカフェラテを注文すると税・サ込で約12RMかかる。これを1RM=34円で換算すると408円にもなる。アジアを安く旅行するメリットが為替面でなくなってしまう。
写真:ラウンジのドリンク・コーナー -
よって、スイーツ(写真)食べ放題、ドリンク飲み放題のラウンジはメリットが大きい。
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参考までに、私はマリオット・リワードの熱心な愛好者でマリオット系列のホテルに何度も宿泊し、マリオットポイントを集めている。集めたポイントは無料宿泊その他に利用できる。飛行機のマイレージのホテル版である。
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プトラジャヤ・マリオットはカテゴリー2のホテルなので集めた4万ポイントを使えば無料で5連泊できる。
写真:私のコーヒータイム -
さらに、マリオット・リワードのエリートメンバー「ゴールド」「プラチナ」になると客室の無料アップグレードやエグゼクティブ・ラウンジ(写真)へのフリーアクセスという特典までついてくる。
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よって最低価格の1万円ちょっとでプトラジャヤ・マリオット(2名ツインルーム)に予約すれば、アップグレードされた高層階の部屋に宿泊し、エグゼクティブ・ラウンジで朝、昼、夜、飲食し放題となる。しかも、アルコールも無料…。
写真:フィットネス・センター -
集めた4万ポイント放出すれば5連泊とも無料宿泊、無料飲食となる。一夜にして平民が王様・女王様になれる。これは凄い!
写真:ガーデンプール -
しかし、そのハードルは高い。ゴールドメンバーになるためには年間50泊以上、プラチナメンバーは年間75泊以上、マリオットリワード系列のホテルに宿泊しなければならない。これはキツイ!
写真:ガーデンプール -
ジムでしっかり汗を流し、ガーデンプールで泳ぎ、最後にスパ(写真)のジャグジー、サウナ、シャワーで締める。午後の時間帯はこれだけで終了してしまう。
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夕食はラウンジで取るのであるが、ホテル内のレストランを見学しに行く。フロント横の通路を入った所に「イタリアンレストラン&ピザ・バー」(写真)がある。
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店内(写真)は落ち着いた雰囲気でなかなか良い。
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フロント・ロビー階に非常に大きな中国レストラン(写真)がある。天井が高く大宴会場になるレストランである。プトラジャヤのコンドミニアムに住んでいる日本人シニアカップルが食事をしていた。(レストランスタッフからの情報)
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日本料理店「みどり」(写真)もある。チェックインした日曜日の夜は「和食ビュッフェ」をやっていた。寿司、刺身、その他、日本料理の数々がカウンターに並ぶ。日本人として嬉しい限りだ。注:シェフはマレーシア人
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ラウンジでのカクテル・夕食の後、ホテルから出て近くにある「IOIシティ・モール」(写真)に行く。ホテルから徒歩10分くらいで着くので便利である。
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この新しい巨大なシティ・モール(写真)は私がプトラジャヤ・マリオットにチェックインする1週間前にオープンした。来年1月には13のスクリーンを有する映画館もオープンするという。また、IOIシティ・モールまで鉄道を引いてくるようロビー活動もしているという。実にエネルギッシュである。
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シティ・モール中央に巨大な「アイススケートリンク」(写真)が出現した。常夏のマレーシアにアイススケート?これには驚いた。
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これは本当の氷か?少々疑念があったのでリンク入口まで行ってスタッフに聞いてみた。「リンクは本当の氷でできているんですか?」「Yes!」入場料は平日大人23RM(782円)、週末・祝日28RM(952円)。オリンピックサイズのリンクでこれからマレーシアのフィギュアスケートやアイスホッケーの練習会場になるという。
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本日は月曜日、しかも夜9時を過ぎているにもかかわらず多くの若者や若いファミリーがスケートを楽しでいる。ギャラリーも多く楽しそう。そういえば私も子供の頃(小学生)よくスケート場に行って1日中遊んできた思い出がある。もう50年以上前のことである。
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シティ・モールの中には新規オープン(写真)のカフェやレストランが並ぶ。中でも目に付くのが、日本料理店である。スケートリンクの目の前に日本料理店「東京キッチン」と「いちばんぼし」が店を構えている。しかも2店並んでスケートリンクに対面している。
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先進国入りを目指すマレーシアの人達の消費意欲は強い。近代化の象徴たる「ショピング・モール」に並ぶ商品やレストランの料理は意外と高い。彼らの懐(フトコロ)具合は大丈夫なのだとうか?と少し心配になる。
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新聞「The Star」によれば、マレーシアの世帯所得(1か月当たり)の中央値は
低所得グループ(下位40%)…1852RM(62968円)
中所得グループ(中位40%)…4372RM(148648円)
高所得グループ(上位20%)…9796RM(333064円)
高所得グループの1か月の世帯所得が30万円以上、これには少々驚いた。結構もらっているな〜、という気がした。このレベルに達しない日本人世帯はかなり多いのでは? -
海外に出ると為替レートに敏感になる。2014年12月23日中日新聞の記事「日銀発表の日本円の実質実効為替レートが69.51となり、現在の1ドル=119円の実力は1ドル=300円程度だった約42年前の水準まで下がっている」これには驚いた。日本円の対外的な実力・価値が1970年代初頭にまで落ちている。これはショックだ。
長期にわたる日本のデフレと海外のインフレ、このギャップを埋めるだけ円高にならないと、日本円の海外での購買力は維持できない。現政権はとんでもない為替政策(円安誘導)をしている。
写真:一番星のメニュー「いちばん御膳」(58.9RM)
(注)税・サを含めれば約2323円となる。 -
この先、日本経済が益々弱くなり更なる円安が進めば「仕事のない日本人がマレーシアに出稼ぎに行く」という事態が起こるかもしれない。かって読んだ山崎朋子の名著『サンダカン 八番娼館』の再現だけはやめてもらいたい。
写真:ホテルの夜のロビー・ラウンジ周辺
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