
2014/11/16 - 2014/11/21
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funasanさん
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ジョホールバル(JB)からマレーシアの首都「クアラルンプール」(KL)まで空路(約50分)で移動する。飛行機はエア・アジア利用で片道122RM(4148円)、預入荷物がなければ92RM(3128円)と安い。高速バスなら約5時間かかるがもっと安い。マレーシアの公共交通機関は非常に発達していてしかも驚くほど安いので助かる。タクシーも比較的安い。
お泊りのホテルは「ルネッサンス・クアラルンプール」(写真)。市内中心部を走るモノレールのブキッ・ナナス駅前に建つ堂々としたホテルである。有名なペトロナス・ツインタワーに近く、毎朝、KLCC公園までジョギングをする。KLに住むような感覚で5連泊する。極めて快適な高級ホテル滞在である。
為替は旅行当時のレート1RM(リンギット)=34円で換算
私のホームページに旅行記多数あり。
『第二の人生を豊かに』
http://www.e-funahashi.jp/
(新刊『夢の豪華客船クルーズの旅
ー大衆レジャーとなった世界の船旅ー』案内あり)
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クアラルンプール国際空港から電車(KLIAエクスプレス)に乗車すれば、ノンストップ約30分でKLセントラル駅に着く。料金は35RM(1190円)と意外と高く、JB→KL間の高速バス約5時間の代金と同じくらいである。外国人用料金設定の気がしてならない。
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KLセントラル駅からモノレール駅まで少し歩き2両編成の可愛らしい車両に乗る。このモノレールは市内中心部を走るので観光に便利である。ブキッ・ナナス駅下車、駅前は車の大洪水(写真)で非常にうるさい。モノレールの乗車料金は2.1RM(71円)と安い。
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この幹線道路の目の前に「ルネッサンス・クアラルンプール」(写真)が建つ。誠に堂々とした建物で周囲を圧倒するが、モノレールのブキッ・ナナス駅に隣接して超高層の「リッツ・カールトン・レジデンス」が建築中である。
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ルネッサンス・クアラルンプールは東西に同じ形の高層ホテルを持ち、レギュラールーム主体の東側「イースト・ウイング」と全室デラックス以上の「ウエスト・ウイング」からなる。私はイースト・ウイングのロビー(写真)に入る。白を基調とした明るいロビーで高級ホテルにふさわしい雰囲気が漂う。
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フロント(写真)でのチェックインの時、リクエスト通りの高層階の眺めの良い部屋かしっかり確認する。このホテルには日本人スタッフ(女性)が常駐しているので、後ほど会いにいく。
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ホテル内のセキュリティがしっかりしていて、エレベーターに乗っても宿泊者のルームキーカードを差し込まないと自分の部屋の階に行けない。14階の廊下(写真)を歩いて部屋に急ぐ。
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そして、期待を込めて我が客室(写真)に入る。部屋の面積は30?とそれ程でもないが、横幅がたっぷりあり正方形に近い。よって広々とした空間が広がる。
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大きな窓からは高層ビル(写真)が林立するのが見える。ここはKLの中心部に近く建築中のビルも多い。まさに急発展してるマレーシアの象徴的な場所でもある。
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14階の私の部屋から円弧を描いてイーストウイングそしてウエストウイング(写真)と続く。見下ろせば驚くほど広いガーデンプール(写真)が見える。
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これはいい!この広いプールで泳ぎ、チェアーに寝転がれば外の喧騒が忘れられる。ここは都会のオアシスになる。一気に気分が盛り上がる。
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窓側のライティング・デスク(写真)。企業のエグゼクティブならここで報告書を作成するのであろう。ただし、インターネットは有線、無線ともに有料である。
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今回は1人旅なので大きなキングベッド(写真)をリクエストした。気になるルームチャージは1泊2名の朝食付きで390RM。これに10%のサービス料と6%の税を含め総額452.86RM(15397円)となった。5泊もすると結構な値段になる。
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客室のアメニティとして無料のボトルの水、コーヒー&ティーメーカー、瞬間湯沸かし器(写真)などがある。室内テレビはシャープ製でNHK放送が見れる。日本ガンバレ!
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バスルーム(写真)は大理石作りであるがやや古い感じがする。残念ながらバスローブはなし。
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窓側にある室内灯の明かりがつかないので修理してもらったら、後でフロント係りが来て、「ご迷惑をおかけして申し訳ありません。これををどうぞ…」と言ってフルーツを持ってきた。心に響くサービス、Good。
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次にホテルの施設見学に出かける。まずはこれから毎日お世話になるフィットネス・ジム(写真)である。これがホテル内とは思えないくらい広くてマシンも充実している。これは驚きだ。
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いつものように「ストレッチ、ジョギング、筋トレ、自転車」と一通り済ませてロッカールームのジャグジーに入る。残念ながら湯の温度が低く快適ではない。やはり日本人(私)には温泉が欲しい。サウナもある。
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お待ちかねのガーデンプール(写真)は実に広くてトロピカルムード満点だ。Good,Good,Goodと心の中で叫びお気に入りのチェアーを探す。
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高級ホテルの専用プールだけあってお客は少ない。いつも好きな場所を占有できる。意外に水が冷たくひと泳ぎしてプールサイドに上がり、温水シャワーを浴びる。
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Tシャツ、短パン姿でチェアーに寝転がれば暑くも寒くもない。プールサイドにはヤシの木(写真)が茂りトロピカルムード満点、極上のリゾート体験ができる。
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プールサイドにレストランもあり、ウエイターに料理の注文をする。マレーシア料理の「ナシ・ゴレン」(写真:41RM、1394円、税・サ込)を注文する。マレー風焼き飯でサテ、鳥の空揚げ、エビせんべいが添えられ、焼き飯の上に卵焼きが乗っている。結構うまい。
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参考までに、ルネッサンスKLホテルのフィットネスセンターは一般利用(メンバーシップ)も可能である。
Day Pass(1日のみ利用)…48RM(1632円)
3か月…590RM(20060円)
6か月…990RM(33660円)
12か月…1880RM(63920円)
入会金等その他の費用は一切ないので、この値段でジム、ジャグジー、サウナ、ガーデンプールの全施設が使える。私の加入している町のフィットネスクラブより安い。 -
ある日の午後、日本人スタッフとの待ち合わせに、ホテルのウェストウィング(写真)に行く。こちらは黒を基調とした重厚感のある内装で白い壁と巨大なシャンゼリアが豪華さを演出している。
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ウェストウィングのロビーラウンジ(写真)も誠に気品のある内装と雰囲気でとてもいい。こういうラウンジを見ると、私はつい入りたくなる。ある日の午後、誰もいないロビーラウンジでコーヒータイムにする。
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年配の男性ウエイターに「カプチィーノ」を注文すると、ルネッサンス・ホテルの見事なロゴがコーヒーの表面(写真)に描かれていた。カプチィーノは濃厚で実にうまい。嬉しくなってウエイターをほめて軽いお喋りをする。
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読書しながら30分くらいしコーヒータイムを楽しむ。そしたらウイエターが「もう1杯、カプチィーノはいかがですか?」と聞いてきたので、追加は無料かな?有料かな?と迷ったが、確認せず「お願いします」と言ってしまった。レシートを見たら2杯分きっちり請求されていた。税・サ込で約50RM(1700円)。KLでの夕食代金に匹敵するコーヒータイムになってしまった。
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さて、フロントに勤務している日本人スタッフ(女性)に案内してもらって、ウェストウィングの客室(デラックスルーム)を見学する。
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客室の内装はイースト・ウイングとさほど違いはないが、部屋の広さは40?と一層広くなっている。テレビはシャープ製。ルネッサンスさん、ありがとう!
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大きな窓とソファー(写真)。こちらはバスローブもあるので風呂上りにここでくつろげば最高だ。
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窓からはKLタワー(写真)が見える。ここの展望台は上ってみる価値がある。
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バスルーム(写真)が一段と豪華で広くなっている。バスタブの他にシャワーブースが独立してある。
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次に禁断の場所に案内してもらう。「クラブ・ラウンジ」である。
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ラウンジ内(写真)はダークブラウンを基調とした家具やカーペットで統一され、非常に重厚な雰囲気が漂う。選ばれた者だけの秘密の場所?
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クラブラウンジ(写真)は早朝の6時から深夜0時までオープンしている。朝は軽い朝食、午後のアフタヌーンティー、夕方のカクテルタイムと楽しみは多い。アルコールを含めてすべて無料で飲食できる。尚、朝食を沢山食べたい客はロビー階にあるビュッフェの朝食も可能である。
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ラウンジアクセスが可能なクラブレベルの客室は通常の料金より約170RM(5780円)くらい高いが、2名の料金なのでお酒の好きな人にはメリット大であろう。
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クラブラウンジは最上階近くにあり、幹線道路側(KLタワー)とガーデンプール側(写真)の両方の眺めが楽しめる。ラウンジ内にいると下界の騒音が全く聞こえない。こんな秘密の場所でのんびりコーヒーでも飲んでみたいものである。
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ある日の夜、疲れていたので外出はやめてルネッサンスホテルの日本料理レストラン「嵯峨野」に行く。軽めの「天ぷらそば」(写真)を注文。日本と同じ味で大いに満足する。しかし、値段(52RM、1768円、税・サ込)も日本のホテル並みである。
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朝食はイーストウイングのロビー階にあるビュッフェレストラン「テンプテーションS」(写真)に行く。
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店内は赤を基調とした内装で残念ながら私好みではない。ウエストウイングにも朝食ビュッフェのレストランがあるが週末のみの営業であった。よって、毎朝、このレストランに行く。
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今回は1人旅なのでマレーシアの新聞「ザ・スター」を持参し、朝食兼読書タイムにする。新聞は情報の宝庫で現在のクアラルンプールやマレーシアの急激な発展の様子や問題点が見えてくる。
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中でも私が驚いたことは、「マレーシアには外国人労働者が610万人も存在し、全人口に占める割合は20%を超える。そして外国人労働者の3分の2が不法労働で緊急事態である」という記事。
写真:私の朝食メニュー -
外国人労働者はインドネシア人が半数以上を占め、その他バングラデッシュ、ネパール、ミャンマー、インド等から出稼ぎに来ており、建築現場や大規模農園、製造業で働く。
写真:私の朝食メニュー -
彼らはいわゆる3K職場(きつい、汚い、危険)に就き、低賃金・重労働をして急激に発展するマレーシアを支えている。そしてマレーシア人は彼らを見下し、そういう職場に行こうとしないという。
写真:私の朝食メニュー -
今やマレーシアはアセアン(東南アジア諸国連合)の優等生で先進国だ。ここからアセアン内部の差別構造が見えてきた。さらに、経済の発展と共にマレーシア内部に格差が広がっている。中国系マレーシア人が不動産の大部分を占有し、ますます富を蓄える一方、マレー系マレーシア人は発展から取り残される。
写真:私の朝食メニュー -
新聞紙上には巨大ショッピングモールのオープン記事や超高層コンドミニアムの開発、販売記事が踊っている。私でも買いたくなるような素晴らしい物件ばかりである。当然、不動産価格は高騰しマレー系マレーシア人にとってはマイホームが遠のく。ブミプトラ政策(マレー系マレーシア人優遇政策)は機能しているのか?
写真:私の朝食メニュー -
マレーシアの人口の中央値は25.1歳。若くて活力みなぎる多民族国家マレーシアから日本の現状を見てみると、人口減少と老化する日本の未来が見えてくる。(どこかのテレビ番組のセリフだ)
写真:ウェストウィングのロビー階にあるレストラン「ボーグ・カフェ」
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