2002/09/02 - 2002/09/13
17位(同エリア32件中)
エスペラさん
10時頃、事務所に戻り。
お昼を食べた後、私は現地のスタッフの人と、小麦の買い付けに同行した。
今回訪ねたアフガン難民を支援する会(SORA)は、井戸掘りの支援をしているが、現地の人に道具を貸与し、井戸を掘った人に賃金として小麦を提供する方法をとっている。現金では食べ物にならない可能性があるからだという。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 社員・団体旅行
- 旅行の手配内容
- 団体旅行
-
小麦の問屋街
-
ここで働いている人たちは皆ハザラ人という部族。最貧困層に位置するハザラ人は、肉体労働やトイレのパイプ掻きなどの仕事に携わっている。
カーブルのトイレは、日本の和式に似た形だがが、パイプで外に流すようになっている。その外というのが家の前の溝で、ふたのない溝に垂れ流し・・・。お昼になると乾燥してそれが舞い上がる。午後のカーブルの街は悪臭に包まれている。 -
買い付けるのは36t。5552$だとのこと。
どんどん積んでいくかと思いきや、1つずつ重さを量っている。日本と違って、一袋の重さが決まっていないからだという。そのため、監視する人がいなくなるとごまかされたりするらしく、別に凝視するわけではないが、この辺りを離れられなかった。 -
USAと書いてある。当然、アメリカから輸入などしていないから、これは支援物資の横流し品。ある人が、衣料品店にいったら自分が日本から送った刺繍入りの衣服が置いてあったと言っていた。懐かしいやら悲しいやら、複雑な気持ちだったという。
こうした現実に幻滅して支援から手を引く人も多い。しかし、私はこの現実を変えていくために、たとえばだまされながらでも、がんばるしかないのじゃないかと感じた。 -
あいかわらず、働いているのか何なのか分からない人が多い。
-
日本人は珍しいようで大勢のぞきに来る。
-
お茶を持ってくる人もいた。パキスタンでは特に美味しいとは思わなかったが、こちらで飲むお茶のおいしいこと!面白いのは、お茶の時、必ずドロップスが出て、これがまたよく合うのだ。
日本に戻って試してみたが、別にどうってこともなく・・・。乾燥したこの気候のせいなのだろうか? -
イスラム暦のカレンダー。
-
仕事は基本的にのんびりで、3時頃になると一斉にお茶。
結局積み込みは16時頃までかかった。
その後、自動車の調子が悪いということで修理に行く。
市内をラクダが闊歩。 -
部品とオイルの交換が必要との診断。
-
部品やオイルは修理工は持っていない。この辺りは自動車の部品屋が並んでいて、自分で買ってきて、修理工に渡すと直してくれる。
作業はかなり細分化している様子。ぎょっとしたのは、オイルを入れた後、チューブの空気を抜くために、チューブを口に含んで吸い上げていたこと。口に入った分はペッと吐き出し、作業終了。喉頭ガンの危険などありそうで、心配になった。 -
いらなくなった部品はその辺にポイ。
こういう感覚はちょっと理解でない。もっとも、廃品回収などで集めて生活をしている人がいるのかもしれない。 -
鍵屋
-
ナンバープレートを作っているところ。あちこちみてみると、どこも鍵屋さんがやっているようだった。
安いナンバープレートは段ボールでできていた。 -
突然、近くでばちばちという音とともに、火花が上がった。
みるとこの電線が放電して燃えている。それにあわせて店の看板が点滅。
なぜ、電線が地中に埋められているのだろうか?盗難防止のためか?
やがて火が消えると、看板も消えてしまった。 -
18:30頃に事務所に戻る。今日はシャワーを浴びるためカーブルホテルに宿泊することになった。
20:30にカーブルホテル到着。
やっと髪が洗える。非常に乾燥しているので、お風呂に入れなくても、思ったほどは不快感はない。とはいえ、洗濯が全くできないのがかなりこたえた。事務所に井戸はあったが、ひどく濁っていて、ちょっと洗濯する気は起きなかった。
カブールホテル高級ホテルの一つだが、中は、意外と粗末。鍵も真鍮製のむかーしの鍵だった。鍵穴からのぞいてみると、廊下がきれいに見えた。
督永さんからは鍵を鍵穴にさして、半分回すよう指示された。一つは、何かあったときにすぐ逃げられるように。もう一つは、鍵を刺しておけば、外から道具をつっこんで回すのが難しいからだという。荷物はすべてベッドから手の届くところに置く。また、撃たれる危険もあるので、夜は窓のそばには行かないようにとの指示も。
バスルームはとても広いが、バスタブはない。端の方にプールのシャワーのような囲いとシャワーがある。期待通り、お湯どころか、シャワーが出ない。ホースでじょろじょろ頭からかける。 -
泊まっていた部屋の2つほど先から立ち入り禁止になっていたが、外から見て納得。ロケット砲か何かを撃ち込まれたようだ。
-
9月9日、マスードの命日。5時起床。
服を着たまま寝るので、朝の支度もあっという間。
5時半過ぎに外に出るともう明るくなっていた。
それにしても静かで、車も一台もない。
歩いてる人も一人だけ。何か様子がおかしい。
ホテルの人が督永さんから電話だと呼んでいる。行ってみるともう切れていて、受けた人は要領を得ない。電話した方がいいと二人が電話を探しに行こう言い出した。私はホテルから電話した方がよい、動かない方がいいと言ったが、聞く耳は持たず。仕方なく、同室の人と二人で待つことにした。今考えれば、探しに行こうと言った二人は軽いパニック状態だったのかもしれない。
6時過ぎになって、真っ青な顔の督永さんが走ってきた。市内が立ち入り禁止になったため、走ってきたという。カーブルでも顔が知られていて、かつ女性であるため狙われにくいという判断だったようだ。
幸い、電話を探しに行った二人も気づいて合流。車のところまで急ぐ途中、騒ぎが起こっていたので写真を撮ろうとしたら督永さんからひどく怒られた。
爆弾も見つかったらしい。
マスードの命日でかなり緊張したカーブル市内だった。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (4)
-
- 芦花さん 2014/11/23 19:09:06
- こんばんは
- エスペラさま
フォローありがとうございます。
アフガニスタンの旅行記興味深くみました。
アフガニスタンといえば、「君のためなら千回でも」という小説と映画を
久しぶりに想い出しました。とても気に入っていて、映画は複数回DVDで
みました。
いい映画であり、いい小説でした。
- エスペラさん からの返信 2014/11/23 19:51:03
- RE: こんばんは
- 芦花さま、
映画は見ていませんが、いい小説だと思いました。
特に現地でハザラ人とパシュトゥーンの関係など目の当たりにしていると、
なおさらリアリティを持って感じることができました。
> エスペラさま
>
> フォローありがとうございます。
>
> アフガニスタンの旅行記興味深くみました。
>
> アフガニスタンといえば、「君のためなら千回でも」という小説と映画を
> 久しぶりに想い出しました。とても気に入っていて、映画は複数回DVDで
> みました。
>
> いい映画であり、いい小説でした。
>
>
- 芦花さん からの返信 2014/11/24 07:41:36
- RE: RE: こんばんは
- エスペラさま
旅行記でも触れていらっしゃいましたが、ハザラ人の立場は現実なんですね。
タリバン時代についても、さまざまな規制をしていたということですから、
やはり現地の方は、日本や西欧での報道の通り、現地の人にとっては解放
されたということなのかなと思いました。
- エスペラさん からの返信 2014/11/24 08:47:56
- RE: RE: RE: こんばんは
- 芦花さま
もう少し旅行記は続き、その中で触れるつもりですが、
「解放された」と言い切るのは難しい状況下と感じました。
> エスペラさま
>
> 旅行記でも触れていらっしゃいましたが、ハザラ人の立場は現実なんですね。
>
> タリバン時代についても、さまざまな規制をしていたということですから、
> やはり現地の方は、日本や西欧での報道の通り、現地の人にとっては解放
> されたということなのかなと思いました。
>
>
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
エスペラさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
アフガニスタンで使うWi-Fiはレンタルしましたか?
フォートラベル GLOBAL WiFiなら
アフガニスタン最安
1,406円/日~
- 空港で受取・返却可能
- お得なポイントがたまる
4
18