アフガンは歌わない（４）　パグマン

2002/09/02 - 2002/09/13

カブールの事務所で時間を過ごすが、皆退屈してきて、外に出たがる。もちろん、外に安全の保証はない。
督永さんと相談をして、市内よりは安全な、パグマンに行くことにした。
パグマンはカブールの西20キロほどの場所で、旧王離宮で現在もカーブルの人たちが水遊びに来るところ。やや標高も高く、市街地に比べると涼しい場所だった。
この辺りはサクランボなど、果樹で有名な土地で、小林豊さんの「せかいでいちばんうつくしいぼくの村」（ポプラ社）のモデルになった場所。実はこの旅には小林さんも同行していた。
パグマンのあとは、カーブルの水源という場所に向かった。しばらく走っていると、日本人のスタッフはここから左だと言い張るが、現地の人はそうではないと。こういうときは絶対現地の人は譲らない。結果、明らかに間違った、道とも言いにくいところを突っ切って、ダムに続く道へと。
水源といいながら、ダムは内戦で破壊され、水は少ない。水の代わりに置かれたのが無数の地雷だった。

エリア カブール(アフガニスタン)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 社員・団体旅行
• 旅行の手配内容: 団体旅行

高台からパグマンの付近を眺める。

水があるとわずかに緑が広がる。

思ったより人が多かった。

おそらくお墓。
イスラームでは土葬にする。

絨毯を敷いて本格的な避暑の人も。

現地の人はなぜかよく足を洗っていた。

日本の支援などで修復が行われている。悪いことではないが、何か順序が反対のような気もする。

カーガダムだったと思う。

乾期ということもあるが、水はほんのわずか。

赤い柱で道が作られているが、その外は地雷原。

柱のところはすべて地雷。

丘の上までずっと埋められているということだった。

トーチカもあった。