2014/10/22 - 2014/10/24
211位(同エリア2542件中)
penさん
「函館へお墓参りに行こうかな」と呟く高齢の両親。
久しぶりだし一緒に行こうか、という事に。
どうせならその後、一人でブラブラ歩いてみたいなぁ、と思い
小樽へ寄って帰る事にしました。
今は亡き祖父母の家へ子供の頃は頻繁に訪れていましたが、
その季節は夏ばかり。
冬はスキーをしに行ったりもしましたが、よく考えてみると
秋に北海道を訪れた事がありませんでした。
秋の北海道がこんなにも綺麗だと初めて気が付く旅となりました。
- 旅行の満足度
- 4.0
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-
午前9時、羽田空港へ。
ANAラウンジもビジネス利用が一段落した
時間帯の為、比較的ゆったりと過ごせました。 -
まずは目的のお墓参りへ。
函館山の麓、津軽海峡を見下す丘の斜面に
眠る祖父母の墓前で手を合わせました。 -
久しぶりに祖父母が住んでいた家の辺りへ
行ってみようか、という事に。
市電も新旧 様々のタイプが今は走っていますが、
私の記憶にある車両はコレ!!
懐かしい〜。 -
北海道の生垣でよく見掛るコチラ。
「これ何だけ??」などと母に尋ねながら
懐かしい道を歩いて行きます。 -
昔よく遊びに行った小学校は鉄筋校舎に建て替わっていました。
木造の立派な建物のイメージが強かったのですが
当たり前と言えば、当たり前ですね。
ただ銀杏並木は今でも立派な枝振で迎えてくれました。 -
近くの五稜郭公園まで両親とゆっくり歩いてみました。
観光客はほぼ来る事のない裏口(?)から入ります。
五稜郭城内へ続く橋が遠景から眺められる
意外に良い場所です。 -
東京はまだ紅葉には早い10月中旬。
北海道はすっかり秋色を深めていました。
五稜郭タワー、記憶の中ではもっともっと大きいと思って
いましたが、改めて眺めると自分が小さかったんですね。。 -
城内もすっかり様変わり。
唯一、よく跨って遊んだ大砲を見つけました。 -
宿泊は函館国際ホテルへ。
改めて出掛けるのは両親も疲れるので
ホテル東館8階の日本料理「松前」へ。
昔話に花を咲かせ、美味しく夕食を頂きました。 -
沢山歩いて疲れたという両親は早めに休む事に。
さすがに私は寝るには早いので夜の倉庫街を歩いてみました。
平日という事もあり人影も疎らです。
それにしても寒い!! -
あまりの寒さにホテルのスカイラウンジへ逃げ帰りました・・・。
店内はカップルや女性グループでボックスシートは満席。
立派で広い木製カウンターを独り占めして1杯、2杯、3杯、
4杯、、、ワカランチンとなりました。
窓の外には旧 青函連絡船が係留されとても良い雰囲気です。
同世代の男性スタッフが「昔の函館の街談義」に付き合って
くれて、思いの外楽しい夜を過ごせました。 -
翌朝、「友達に会ってから帰る」という母達とは
ここで別行動に。
早朝、函館駅周辺を散策してみました。
この線路の風景は昔のままです。 -
随分と変わった函館駅や朝市周辺で唯一見付けた
私の中にある函館の風景。
横板で出来た建物から突き出るステンレスの煙突。
何年経っても思い浮かぶ、自分の中の原風景です。
この一角もそのうち無くなってしまうのかなぁ。 -
さてさて、久しぶりの一人旅。
まずは函館駅から札幌へ列車移動。 -
特急「スーパー北斗」3号。
平日だし空いているかな? という
予想に反してほぼ満席でした。 -
函館を出発してすぐに目に入った
旧国鉄の車両。
北海道の鉄道と言えばまずこの車両を思い出します。
野晒しだけど保存して欲しいなぁ、、、 -
「快晴」とはまさにこの事、という空の下
海岸沿いを列車は進みます。 -
長万部で積み込まれる蟹飯弁当を予約して昼食に。
アテンダントさんに予約をお願いすると長万部駅を
出発した後、席まで届けてくれます。 -
札幌駅で在来線に乗り換えてほどなく小樽へ。
大学の卒業旅行以来、ウン十年振りですな。 -
小樽駅のすぐ近くにある「船見坂」へ。
生活動線なのでしょう、結構車が頻繁に通る坂道です。
暫く坂を登って振り返ると小樽港が見渡せました。
写真を撮ろうと何度かポイントを変え行き来したのですが
電線はどこをどうしても写りこんでしまって残念!! -
今日のお宿、ホテルノルド小樽へ。
有名な小樽運河の目の前です。
小樽駅からは雪の無いこの季節で徒歩15〜20分程。
アーリーチェックインをさせてもらい、バックパックを下し、
早速散策へ。 -
ホテルを出て交差点を渡るともう運河沿いです。
噂に違わず沢山の観光客で賑わっています。 -
ある雑誌で「北運河」が静かで散歩に良い、
という記事を見かけたので、北へ向かってみました。 -
「かもめを呼ぶ少女」の像が橋の袂に建つ
北浜橋を通り越し、、、
左手に見える歴史ある趣の「旧 澁澤倉庫」には
カフェが入っとるのか、などと思いながら進むと
広い「運河公園」に辿り着きました。 -
公園の奥の通りには「旧 日本郵船 小樽支店」の
立派な建物が鎮座しております。 -
もう少し先に行こうかと思いましたが、
まだ暖かい日差しに揺れる秋らしいポプラの葉を
眺めていたら、この公園で一休みも良いかな、と。 -
訪れる観光客は少ない場所ですが、何故かみなさん
同じ気持ちになるのか、女性2人は併設されている
二人乗りブランコに暫く揺られて秋の景色を楽しんで
おられました。 -
アジアからの観光客や修学旅行生で賑わう小樽運河と比べ、
北運河沿いはホッと一息付ける場所かもしれません。
カップルや少人数の観光客が静かに散策を楽しむ
落ち着いた場所でした。
(その代わり「これ!!」ってゆうモノや場所も少ないですが) -
今度は方向を180°転換、南方向へ。
観光スポットの「旧 手宮線跡地」へ。
訪れてみたいと思っていた場所ですが、想像していたよりも
ずっと長い区間線路が残っていました。
折角なので端から端まで歩いてみました。 -
随所に残る小樽らしい歴史のある建物。
こうして見ると緩やかな坂の街である事が分かります。 -
また出発点の小樽運河に戻りました。
先ほどとは反対側の橋から一枚パチリ。
さて、北一硝子でも眺めに行くかね。 -
その途中、遠くからでも気が付く黒くて古い家屋。
気になったので行ってみるとカフェです。
築100年以上の商家を改装した「さかい家」さん。 -
レトロな雰囲気の店内で一休み。
みなさん静かに、想い々過ごしてらっしゃいます。
許可を頂いて何枚か写真を撮らせてもらいました。
コーヒーは銅製のポットで御代わりが付いていました。 -
あちらこちら歩き廻り、あっという間に
日が暮れました。 -
小樽はやっぱり寿司だな、という事で
地元の方に人気という魚真(うおまさ)さんへ。
予約なしでフラリと行ってみましたが空いていて
カウンターへ通されました。 -
ご家族で経営しているお店らしく、聞こえてくる
お客さんとの会話は地元の方達が多い様子。
お刺身を肴に一杯飲んでお寿司を食べたかった私には
丁度良い雰囲気のお店でした。
他店と比較してお値段も安く、美味しいお寿司でした。 -
もう少し飲みたいかな、、、と夜の小樽の街を
ブラブラするもどこもお店がやってない。。。
まだ21時だけど早いなぁ、閉まるの。 -
夜の手宮線跡地を酔っ払いながら線路の上を
歩いていると、あまりの寒さに素面に戻る・・・。
きっと営業している地区もあるのでしょうが
探すのも面倒になり今日はお開きに。 -
昼間とは一転、だれもいない小樽運河を独り占めしながら
ホテルに戻りました。
面倒がらずにちゃんとした三脚を持ってこないと綺麗な
夜景は撮れませんね、と反省。 -
翌朝、早起きして昨日は訪れなかった小樽港へ。
着いてみると、昔 大学卒業時に男3人で小樽に来た時、
大酔っ払いしながらこの場所で夜中に雪合戦をした事を
突然思い出しました(汗) -
朝焼けを眺めていると一隻の船が気のせいか
こちらへまっすぐ近づいてきます。
誰もいない薄暗い埠頭で一人でいる中、こちらへ
真っ直ぐに来る船は男性でもちょっと怖いものがありますね。 -
どうやら港湾パトロールの船で、私が観光客で海を
眺めているだけと分かるとクルリと反転、また沖合に
消えて行きました。
あ〜、良かったっす。 -
お昼の飛行機に搭乗する為、札幌へ戻らなくては。
あと1〜2週間もしたらきっと雪が舞う小樽ですが、
今日も秋晴れの一日、遠くの山が燃える様に色付いていました。 -
帰る前に小樽駅から歩いてすぐの三角市場へ。
何件か、早朝から営業している食堂があります。
鮮魚店直営の食堂、「味処 たけだ」さんへ。 -
午前7時少し前、海鮮丼の朝食を頂き
札幌行きの電車に乗り込みました。 -
札幌は2.5時間程時間があるので駅周辺の
有名観光所をザッと駆け足で。
時計台を久しぶりに訪れ、、、 -
大通り公園を散歩して、、、
-
アジアの観光客で溢れかえる
北海道庁 旧本庁舎を抜けて、
北大構内で一休み。 -
札幌駅に戻り、駅舎の変貌ぶりに茫然。。。
大学時代、オートバイで北海道を廻った時、
当時の札幌駅舎の前で寝袋に包まって寝たり
していたのですが、全く景色が変わってしまい
それがどこだったのかも分かりません。
まぁ今ではそんなことしたら怒られると思いますが、
当時は結構そんな人でイッパイでしたね。 -
そうこうしている内に、そろそろ新千歳空港へ向かう時間です。
-
駆け足でしたが、お天気にも全日恵まれ、
秋の北海道の景色を存分に堪能する事が出来ました。
以前訪れた思い出の場所ばかりを巡る旅となって
しまいましたが、変わったり変わらなかったりする
風景を楽しみながら無事に終える事が出来ました。
最後までお付き合い下さりありがとうございました。
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この旅行記へのコメント (3)
-
- taroトラベルさん 2014/11/17 15:07:47
- 綺麗だなぁ、北海道!
- penさん、こんにちは!
旅行記、やっと訪問させていただくことができました。
昔、頻繁に訪れていた場所への久しぶりの散策。
きっと懐かしかった事でしょうね。
今回の旅行記も素晴らしい写真の数々!
北海道、本当に綺麗です。
ステキな場所がいっぱいですね!
海や山の大自然も素晴らしい!
そして、その広大な土地の上に建つ、建築物。鉄道や船。
人々の暮らしが垣間見える坂道。
でもでも、それぞれが、なぜか本州とは違うスケールの大きさというか、おおらかさというか…。
小樽の北運河、観光客でごった返してない分、ゆっくりと歩けそうで、しみじみと秋の小樽を感じる事ができそうですね。
そして、美味しそうなお寿司に、朝から海鮮丼〜!!?
海老がピカピカに光っていて、めちゃくちゃ美味しそう!
やっぱり北海道は食も別格です!
素敵な旅行記、今回もありがとうございました。
taroトラベル
-
- notchさん 2014/11/15 21:31:16
- 朝焼けの海
- penさん,こんにちは。ご訪問&投票ありがとうございます。
秋の小樽の美しい光景の数々,楽しませていただきました。朝焼けの海は本当に美しいですね。海と空の色彩に吸い込まれていくような感覚ですね。気温は冷たいのだろうけど,なぜか温かさを感じるような不思議な魅力を感じました。
実はこの冬,北海道に行こうかと計画しているのですが,小樽を訪れるのが楽しみになりました。ありがとうございました♪
また素敵な写真,楽しみにしています。
notch
- penさん からの返信 2014/11/17 08:02:45
- RE: 朝焼けの海
- おはようございます、notchさん。
こちらこそ、いつもありがうございます。
尾道・瀬戸内海旅行記、とっても素敵でした!!
暖かい日差しの中、思い々に過ごすネコちゃん達。
「グッ」とネコ達に寄ったお写真がとても印象的でした。
しまなみ海道を見下ろす高台から眺める列車が走る景色!!
見てみたいなぁ〜。
実は今年の夏、出雲〜広島、尾道の旅行を計画したのですが、
予約が思う様に取れなかったのと、天候がかなり荒れた時期
だった為、諦めました。
notchさんの旅行記を見せて頂いて、来年こそは!!と思いを強くしました(^^)
北海道旅行を計画されているのですね。
冬は寒いですが、雪景色も綺麗ですよね。
お天気に恵まれ、楽しいご旅行になると良いですね。
また旅行記、楽しみにしております。
pen
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