マッサンゆかりの地と義経伝説の神威岬を訪ねてぐるり積丹半島一周ドライブ　前編

2014/11/10 - 2014/11/11

　人気のＮＨＫ朝ドラ「マッサン」のモデルとなった竹鶴政孝・リタ夫妻のゆかりの地余市町ニッカウィスキーと義経伝説で名高い景勝地神威岬の二つをメインに、岩内〜仁木〜余市〜神威岬〜神恵内〜泊〜岩内と、時計回りににドライブしてきた。
　晴れていれば積丹プルーと称されるコバルトブルーの澄んだ海が見られたであろうが、あいにくの雨天模様で、それは叶わなかった。
　月曜日と言う平日、雨模様、観光には不向きな初冬と悪条件ぞろいであったが、それが幸い？して、ニッカウヰスキーを除いては、観光客が大変少ない、静かでのんびり、じっくり楽しむことができた。
　翌日は、朝からピーカンの晴天。これは昨日のリベンジ、積丹ブルーを見て来なければ積丹半島の良さは分からないと思い、岩内〜神威岬、片道５０?のドライブに出かけた。

エリア 余市(北海道)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 自家用車

「出発地岩内町の道の駅」
　本日の天気は雨のち晴れ、ドライブには不適だが、のち晴れに淡い期待をかけて岩内町を出発。当然、出発時は雨。

「仁木町のカラマツの黄葉」
　出発しておよそ３５分ほどで仁木町に到着する。
　果物畑の中の道を走ろうと国道５号線から外れてすぐに現れれたカラマツの黄葉である。

「余市町道の駅と宇宙記念館」
　ニッカウヰスキー工場のすぐそばには、余市町の道の駅「スペース・アップルよいち」がある。
　名前の通り、余市町出身の毛利衛さんの業績をたたえて創られた余市宇宙記念館「スペース童夢」と道の駅が合体したものである。
　月曜日と言うことで、スペース童夢は休館、道の駅も閑散としていた。

「ニッカウヰスキー工場」
　余市道の駅のすぐそばに、今売り出し中のマッサンの故郷ニッカウヰスキー工場がある。
　石造りの正面玄関は歴史的建造物であり、入るとすぐに見学受付があって、ガイド付き見学、自由見学の好きな方を選ぶことができ、どちらも無料である。

「ニッカウヰスキー工場蒸留所」
　ウイスキー工場の代表的な光景と言えば特有の形をしたポットスチルであろう。余市の工場では、火力の強い石炭による直火焚き蒸留であると言う。

「旧竹鶴邸」
　マッサン・リタ夫妻が生活していた住宅が復元されて工場内に建っている。

「旧竹鶴邸の内部」　
　中は一部公開してあり、二人のゆかりの生活用品などが展示されている。

「マッサンとリタ　エピソード①　リタ、君の作る日本料理は本当に一級品だよ」
　リタは政孝のために一生懸命に日本料理をマスターした。
　正月には竹鶴家伝統の丸餅と大根の輪切りとブリの入った雑煮を作った。
　特に、漬け物やイカの塩辛は政孝の大好物の一つであり、リタ自慢の一品であった。
　夜はふたりでよくウイスキーを愉しんだ。
　リタはお酒が強く、飲んでも平然としていたほどであった。

「マッサンとリタ　エピソード②　再会した妹にリタは『ワタシ　エイゴ　ヘタニナリマシタ』」
　妹ルーシーがスコットランドから来日した。
　二人の姉妹は３０数年ぶりの再会で、手を取り合って喜んた。
　リタは楽しそうにはしゃぎ、妹ルーシーに沿ったそうである。
　「ワタシ　エイゴ　ヘタニナリマシタ」と笑った。
　日本に来て約４０年。彼女はもう日本人になりきっていたのである。
　

「試飲室の様子」
　見学コースの最後にはニッカ会館があり、ここでは各種ウイスキーやワイン、ジュースなどの試飲ができる。また、直売所もあって、余市蒸留所限定の貯蔵年数・タイプの異なる原酒やグッズなどを売っている。

「ローソク岩」
　余市を出て２９９号線を北西に７?ほどのところの滝ノ澗トンネルの余市側出口の沖合にローソク岩がある。
　天に向かってまっすぐにそびえる高さ４９ｍの巨大な岩は、地元では色々な伝説が伝えられている。ニシンが群をなしてやってくると、ウロコが岩に張り付きローソクのように光ったといわれている。
　旧道の近くに立っていたのですぐそばで見られたが、今では遠くから眺めるしかできない。

「セタカムイ岩と慰霊碑」
　ローソク岩から、滝ノ澗トンネルを抜け、更に豊浜トンネルを抜けた所にセタカムイ道路防災記念公園がある。
　１９９６年、この公園のすぐ近くの豊浜トンネルで崩落事故が発生し、巨大な岩石がトンネルを押しつぶし、運悪くトンネル内を走行中の路線バスと乗用車が巻き込まれ、高校生を含む２０名の尊い命が失われた。その犠牲者の霊を祭った慰霊碑が建立され、事故概要やトンネル防災に関する展示コーナーも作られている。

「セタカムイ岩」
　公園の左手には高さ８０ｍの巨大なセタカムイ岩が見える。
　セタカムイとはアイヌ語で「犬の神」という意味で、漁に出た漁師が暴風雨にのまれてしまい、浜で主人の帰りを待ち続けた飼い犬が遠吠えしたものがこの岩となったと言う伝説がある。
　ここからはセタカムイ岩が東方に位置している為、セタカムイ岩越しに昇る朝日を眺める名所にもなっている。
　

この旅行記へのコメント （1）

• maggiさん 2015/02/08 20:56:24

  　初めまして、孝遊子さま

  　初めまして、孝遊子さま。
  マッサンを見て余市に行きたくなり、たどり着きました。
  夢の地、北海道。たくましい方々の生活する土地ですね。
  
  ニッカウヰスキーの工場を見ることができて、とても幸せです。
  ありがとうございます、
  私はマッサンのお話のはじまりの大阪住吉区に住んでいます。
  余市、海も素晴らしですね。
  
  行きたい行きたい北海道。４トラの情報、楽しみにしております。
  これからもよろしくお願いします。