2014/05/25 - 2014/05/25
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frau.himmelさん
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ゆったりとした空間で写真撮影OKというシュテーデル美術館。
3人のシニアたちは嬉しくてバシャバシャ撮りました。
前編は主に中世の宗教画が多かったのですが、後編は19世紀以降の絵画です。
ロマン派、象徴派、写実派、印象派、後期印象派・・・、
私にはどういう分類をしたらいいのかわかりませんが、ともかく絵画史上一番華やかりし頃ですね。
そしてドイツでは避けて通れないのが、『頽廃芸術』。
すなわち、ナチスの台頭により、ヒトラーの意に沿わない「劣悪」「非ドイツ的」とされた芸術家たちの作品は、没収され、焼却され、晒しものにされ、それに頽廃芸術家とみなされた者はナチスに迎合するか、もしくは迫害・亡命の選択を迫られました。
国内に留まったものは活動を禁止されたり、収容所に収監されました。
ユダヤ人の画家の中には強制収容所で殺害された人もいます。
それら頽廃芸術家として烙印を押された画家達の作品をも集めてみました。
ところで絵画が大好きなシニアたち、美術館で放し飼いにされると時間の感覚が全くなくなることに気が付きました。
以後は、美術館・博物館に入場するときは集合時間をきっちり決めて、解散することにしたのは言うまでもありません。
(表紙の写真は、頽廃芸術家とされたマックス・ベックマンの『フランクフルトのシナゴーク(ユダヤ教会)』
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【19世紀絵画】
カミーユ・コロー(1796-1875)
『イタリアマリノの秋の風景』1826 -
カミーユ・コロー(1796-1875)
『イタリア少女の肖像』1870 -
ウジェヌ・ドラクロワ (1798-1863)
『墓場でのハムレットとホレーショー』(1835)
フランスの19世紀ロマン主義を代表する画家。
「民衆を導く自由の女神(1830年、ルーヴル美術館所蔵)」は有名ですね。 -
ウジェヌ・ドラクロワ (1798-1863)
『アラビア的幻想』1833 -
シャルル=フランソワ・ドービニー(1817-1878)
『果樹園の収穫』1876
フランスのバルビソン派の画家。 -
ピエール・ピュヴィ・ド・シャヴァンヌ(1824-1898)
『砂漠のマグダラのマリア』(1869)
19世紀のフランス象徴主義の画家 -
ギュスターヴ・モロー (1826-1898)
『ピエタ 』1867
仏・象徴主義
これがピエタねぇ〜。 -
ジョヴァンニ・セガンティーニ(1858-1899)
『シャーフベルク山の眺め』 -
フェルディナンド・ホドラー(1853-1918)
『エレーヌ・ヴェグレの肖像』(1888)
仏・象徴主義 -
アンリ・ルソー(1844-1910)
『サン=クレの庭園の並木道』1908 -
Lionello Balestrieri 1872-1958)
『ベートーヴェン』1900-1909
ベートーベン? 題名につられました。 -
ピエール・ボナール (1867-1947)
『白と青の縞模様の背景に横たわる裸婦』(1909)
仏・ナビ派 -
モーリス・ドニ(1870-1943)
『朝食』1901
フランスの画家、著述家。ナビ派の一員。 -
モーリス・ドニ(1870-1943)
『沐浴』(1907) -
オディロン・ルドン(1840-1916)
『キリストとサマリア人女性』
仏・象徴派 -
グスタフ・クールベ(1819-1877)
『冬の村の出口』(1868)
仏・写実主義 -
印象派の有名な画家達の作品が続きます。
エドゥアール・マネ (1832-1883)
『クロッケーの試合』(1873) -
エドガー・ドガ (1834-1917)
『オーケストラの演奏家たち』(1872) -
オーギュスト・ルノワール(1841-1919)
『昼食の後』(1879) -
オーギュスト・ルノワール(1841-1919)
『読書する少女』1886 -
クロード・モネ(1840-1926)、『昼食』1868、
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クロード・モネ(1840-1926)
『ザーン川の岸辺の家々』1871 -
【19世紀ドイツ絵画】
カスパーダヴィット・フリードリッヒ(1774-1840)
『霧が立ち上る山脈』(1835ころ) -
ヨハン・ダーフィト・パッサヴァント(1787-1861)
『カリタス:人類愛』1820
地元フランクフルト生まれ。 -
Domenico Quaglio D.J.(1786/87-1837)
『フランクフルトの風景』(1831) -
ルードヴィッヒ・リヒター(1803-1884)
『Gewitter am Monte Serone bei Olevano in den Sabiner Bergen』(1830) -
ヴィクトア・ミューラー(1830-1871)
『森の妖精』(1862) -
ヴィクトア・ミューラー(1830-1871)
『娘時代のベルタ・フォン・ラダヴィッツ』(1863) -
ヴィクトア・ミューラー(1830-1871)
『絹のような毛並みのシャイデン犬』(1863)
まあ、なんてかわいらしい子犬!3人とも期せずして撮っていました。 -
Angilbert Göbel (Frankfurt 1821 - 1882)
『貧しき人』 (1858)
住む家もない路上生活者でしょうか?
貧しくても、優しい母親のそばで眠っている男の子のあの満ち足りた寝顔・・。
涙が出そうになりました。 -
ヴィルヘルム・ブッシュ1832-1908)
リンゴをめぐって喧嘩をしている兄弟(左)と、兄にリンゴをとられて弟が泣いている絵(右)。
何気ない日常風景を切り取ったこんな絵に惹かれます。
ハノーファー生まれの画家、風刺画家、詩人。
絵本なども手がけている。 -
オットー・ショルデラー(1834-1902)
『窓辺に腰掛けるバイオリニスト』 -
ヴィルヘルム・ライブル(1844-1900)
『年老いた農夫と若い娘』1876
ケルン生まれで、主に南ドイツで活躍した19世紀のドイツ画壇の重鎮。 -
フリッツ・フォン・ウーデ(1848-1911)
『婦人の肖像』(1890)
ドイツの印象派の画家 -
フランツ・フォン・シュトック(1863-1928)
『アダムとイヴ』1920-1926 -
【ナチス退廃芸術画家、ユダヤ人画家】
マックス・リーバーマン(1847-1935)
『アムステルダムのユダヤ人地区』(1908)
マックス・リーバーマンはベルリン生まれのユダヤ人。
ベルリン分離派を推奨していた彼は、プロイセン時代は芸術院総裁の地位にあったほどのドイツ画壇の重鎮だったが、ナチス政権が台頭してくると、ユダヤ人という理由でそれらの地位や絵画制作の機会、また作品発表の機会をも閉ざされた。 -
マックス・リーバーマン(1847-1935)
『アムステルダムの孤児院の自由時間』 -
マックス・リーバーマン(1847-1935)
『サムソンとデリラ』1902
これはまた随分現代的なサムソンとデリラです。
ドイツ画壇の重鎮として長い間君臨してきたリーバーマンでしたが、1935年彼の葬儀にはほんの数名の参列者しかなかったということです。
私は10月に彼が眠っているベルリンのプレンツラウアーベルク地区にあるユダヤ人墓地に行ってまいりました。
残念ながら閉まっておりお墓参りは出来ませんでしたが、いつの日かリベンジしたいと思っています。 -
マックス・ベックマン(1884-1950)
『フランクフルトのシナゴーク』1919年。
ベックマンはユダヤ人ではありませんが、その作風からナチスの『頽廃芸術』とされ、徹底的に弾圧を受けます。
また彼はシュテーデル美術学校で1915年から1933年まで教鞭をとっていましたが、その作品を多く収集していたシュテーデル美術館長もまた、ベックマンの作品を多く購入した件で糾弾されました。
ベックマンは美術学校を解雇され、身の危険を感じてアムステルダムに終戦までの10年間身を隠していました。
その後、フランクフルトに戻ることはなく、アメリカにわたり不遇な生涯を終えました。 -
マックス・ベックマン(1884-1950)
『双子の肖像』(1923)
フランクフルトのシュテーデル美術学校で教鞭をとっていたころの作品です。 -
マックス・ベックマン(1884-1950)
『氷の張った川』(1923)
フランクフルト時代に描かれた作品。
マイン川の風景でしょうか? -
マックス・ベックマン(1884-1950)
『サキソホーンのある風景』1926 -
マックス・ベックマン(1884-1950)
『フランクフルト中央駅』1942
フランクフルトを去った後の1942年の作品。
亡命先のアムステルダムでフランクフルトのことを思い出しながら描いたものでしょうか。
画面手前に描かれている黒猫がベックマン自身の仮の姿? -
ケーテ・コルヴィッツ(1867-1945)
『嘆き』1938-1940
第一次世界大戦で二人の息子をなくしたケーテは、母親としての平和運動をしていましたが、1934年から始まった『頽廃芸術』の排斥により、彼女も反ナチス的な作家とされました。
芸術院会員や教授職から去るように強制され、展覧会開催や作品制作など芸術家としての活動を禁じられました。
戦後、ベルリンのノイエヴァッヘに、戦没者慰霊碑として彼女の「ピエタ」だけがポツンと置かれ、見る人の涙を誘っているのはご存知の通りです。 -
エルンスト・ルートヴィッヒ・キルヒナー (1880-1938)
『帽子をかぶった裸婦 』1910(1929)
キルヒナー、有名なドイツ画家です。
「ブリュッケ」や「青騎士」グループに所属。
第一次大戦で兵役に就いたものの精神的に弱く除隊。
1933年頽廃芸術の烙印を押され、そのショックで1938年ピストル自殺を図ります。
悲しい歴史です。 -
エルンスト・ルートヴィッヒ・キルヒナー (1880-1938)
『ヴァリエテ』 -
エルンスト・ルートヴィッヒ・キルヒナー(1880-1938)
『盥周りの二人の女』 -
マックス・エルンスト(1891-1976)
『アキ・シュブメルシュ』1919
ドイツのブリュールに生まれる。
1924年、ナチスに作品を持ち去られ「頽廃芸術展」にて晒しものにされる。
ドイツを逃れ、パリで制作活動を続けていたが、大戦勃発と共に敵性外国人として監禁と解放が繰り返される。
スペイン経由でアメリカに逃れる。
終戦後パリに戻りパリにて死去。 -
エミール・ノルデ(1867-1956)
デンマークに生まれのドイツ表現主義を代表する画家です。
シュテーデル美術館では「エミール・ノルデ特別展」をやっていましたが、私達は疲れ果てそこまで見ることは出来ませんでした。
調べてみると、彼も「頽廃芸術家」としては数奇な経歴の持ち主でした。
なんとナチスの政策に共感し、ナチ党員だったという時期があるのです。しかも彼の水彩画は宣伝相のヨーゼフ・ゲッベルスのお気に入りでした。
しかし、そんな彼でも、彼の描く強烈な宗教画は、ナチスにより「堕落した芸術家」というレッテルを貼られ、一切の創作活動の禁止、美術院から除名という冷たい処遇を受けるのです。 -
アントン・レーダーシャイト (1892-1970)
『アダムとイヴ』(1936)。
ケルン生まれのレーダーシャイトも、ナチスにより頽廃芸術の烙印を押された画家の一人。
身の危険を感じた彼は、ケルンに妻と2人の子供を残し、ユダヤ人の愛人とフランスに亡命。
しかしフランスでもヒトラーの足音を察知した彼はスイスに逃げました。
終戦後ケルンに戻り、1970年に死亡する。 -
そのアントン・レーダー・シャイトをカメラに収めていた写真家がいます。
アウグスト・ザンダー(1876-1964)、写真家。
『写真・アントン・レーダーシャイト』1927
1920年代進歩的芸術家集団で活躍していたザンダーもこの時代の例に漏れず、ナチス・ドイツに睨まれ、私生活に制約が加えられました。
1934年には政治活動していた息子がナチスに捕らえられ、獄死しています。 -
パウル・クレー(1879-1940)
『子羊』1920
スイスのベルン生まれ。
ミュンヘンの美術学校で勉強し、カンデンスキーらが立ち上げた「青騎士」にも参加した。
また、ワイマールのバウハウスで一緒に教鞭をとっていたこともありました。
しかしナチスの台頭によってバウハウスは閉鎖され、作品は「頽廃芸術」の烙印を押され、生まれ故郷のスイスのベルンに亡命しました。 -
マルク・シャガール(1887-1985)
『ラビ:ユダヤ人長老』(1912)
シャガールはユダヤ系ロシア人。
パリで制作活動を続けていた彼は、 1941年第二次世界大戦の勃発により、ナチスの迫害を避けてアメリカへ亡命しました。 -
パブロ・ピカソ (1881-1973)
『フェルナン・オリビエ像』(1909)
ピカソの作品もパリを占領したナチスにより成立したヴィシー政権により、作品を公開することを禁止されました。
スペイン内戦中、フランコに依頼されたドイツ空軍「コンドル軍団」にスペインの小都市ゲルニカが爆撃され強い衝撃を受けます。その時描かれた「ゲルニカ」は有名です。 -
パブロ・ピカソ (1881-1973)
『女の頭』
頽廃芸術!? 納得です・・(笑)
◆
ナチスドイツの頽廃芸術に翻弄された芸術家達、いろんなケースがあるのですね。
没収された絵画や芸術品はどうなったか?
ナチスの高官達が自由に持ち去ったり、外貨を獲得して軍備費などに充てられたケースもありました。 -
ドイツのもう一つの負の遺産、東西ドイツ分断で影響を受けた画家の作品をご紹介しましょう。
ゲオルク・バゼリッツ(1938〜 )
1938年東ドイツに生まれる。
東ベルリンの大学で絵画の勉強をしていた頃、東ベルリンから追放され、西ドイツに逃れます。
そこで彼は、「逆さまの画法」を生み出します。
どうして追放されたのか?
東西の壁崩壊後、彼は自分に関する秘密文書を閲覧したところ、若いころ、スパイ容疑がかけられていたことを知ります。
当時のことですから親しい人の密告によるものでしょう。
そういう抗い難い歴史の背景によって逆さま画法が生まれたというのは、私の穿った見方でしょうか?
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この旅行記へのコメント (15)
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- のりまこさん 2018/07/05 03:48:49
- 初めまして。今日シュテーデルに行ってきたばかりです。
- 明日が帰国日なのでへやでネットをやっていたところこのサイトを見つけました。
これだけのものを作るのは本当に大変だと思います。ありがたいですね。
2014年の夏は私はスウェーデンに1ヶ月弱滞在していたのですが、週末旅でコペンハーゲンまで足をのばしました。北シェラン島にルイジアナ美術館という素敵な美術館があり、そこで『エミール·ノルデ』展をやっており、同じやつですね。大好きな画家の一人になりました。
先月またルイジアナ美術館を訪れたところ、こんどは『ガブリエル·ミュンター』展をやっていました。今回のドイツ一人旅では最初にミュンヘンを訪れ、前回クローズ中で行けなかった「ノイエ·ピナコテカ」と、その時は知らなかった「レンバッハ美術館」にも行くことができました。レンバッハではミュンターが残したカンディンスキーのものなど素敵な作品がたくさんあり大満足でした。
話が長くなりました。すいません。
失礼は承知の上で、いくつか追加で書かせていただいても構いませんでしょうか?
『双子の肖像』というのはちょっと違うかなと。右側はその時のシュテーデル美術館のディレクター(館長さんかな)の奥さん。左側は18才、その館長さんの愛人、後にアシスタントになった。奥さんとこの愛人は実際には会ったこともないし、奥さんはその愛人の存在も知らない。それをわざと画面ですごく近く描いている。二人の間にもちろん親密さなどない。とかいう内容だったと思います。
エルンスト・ルートヴィッヒ・キルヒナー『帽子をかぶった裸婦 』はクラナッハの影響?のもとに描かれたそう。
クロード・モネ(1840-1926)の『昼食』はモネの奥さんと子どものジャンで裕福な様子が現れていますが、当時この大きさでそれを表すのはあり得なかったとか。特別の人たちではないので。
赤いドレスの婦人は前編のだったかもしれませんがアーニョロ・ブロンツィーノ作ではなかったかと思います。
すいません。余計なことを書いて。私も美術館大好きです。昨日はベルリンでまたちょっとだけ「ベルリン絵画館」寄ってこうと思ったら4時間以上も費やしてしまいフランクフルト行きの電車に危うく乗り遅れるそうになりました。
私自身は旅行記は全く書けないので、もっぱら他の人のをありがたく読ませていただいてます。
またお邪魔させてください。
すいません。余計なことを書いてしまって。
- frau.himmelさん からの返信 2018/07/05 20:42:39
- RE: 初めまして。今日シュテーデルに行ってきたばかりです。
- のりまこさん、はじめまして。
コメントありがとうございます。
うわぁ〜すごいですね。とても絵画にお詳しいのですね。
そんな方が私の拙いレポートに目を留めてくださったなんて、恥かしいやらうれしいやら・・。
私は美術には全くのズブの素人。ただ絵画を見るのが好きであちらこちらの美術館を訪れています。
ご存じのようにヨーロッパの美術館では写真撮影がOKのところが多いので嬉しくて、バシャバシャ撮っています。そして帰国してから撮った写真を前にあれこれ調べるのが楽しみなのです。美術館で購入したカタログであったり、ネット情報であったり。
マックス・ベックマンの二人女性の肖像もそんな中の一つです。
随分前の旅行記なので、さきほどその旅行記を見てまいりました。
確かに双子と言うにはあの二人似ていませんね。
のりまこさんのご説明を拝見して、なるほど〜〜と思いました。
双子どころかなんと奥様と愛人!しかも会ったこともない二人を並べて描くなんて、全くの悪趣味ですね。
その他、キルヒナーの「帽子を被った裸婦」がクラナッハの影響を受けたものとか、クロードモネの「昼食」の情景など大変興味深く拝見しました。
またいろいろ教えてください。
それからフォローしていただいてありがとうございました。
これからもよろしくお願いいたします。
今日お帰りですね。どうぞお気を付けてお帰り下さい。
himmel
- のりまこさん からの返信 2018/07/08 01:23:52
- 返信ありがとうございます
- himmelさん、
変な突然のコメントに返信して下さってありがとうございます。
私も美術はずぶの素人なのですが、himmelさん同様美術館を見てあるくのが大好きです。
一人旅の時は誰に遠慮することのなく、時間も気にせず好きなだけ見て回れるのがいいですね。
オーディオガイドがあるときは借りるようにしています。この前のコメントもオーディオガイドで語っていたのをうっすら記憶したものなので正確ではないと思います。フランクフルトはゲーテが生まれたまちなので、ゲーテを描いた絵が2枚ありました。一つは名前はよく覚えていませんが『カンパーニュのゲーテ』とかいうゲーテのイタリア旅行に付いていった?画家さんによるもの。そのオーディオガイドのコメントの最後のところががおもしろかったです。この画家が上手かどうかはゲーテの右足を見ればわかりますとかって。思わず見てみると脚は右足なのに足首の先には左足がついてました。聞きながら一人おかしくて笑ってしまいました。それから地階にいくとアンディ·ウォーホールのカラフルなゲーテのお顔のアップがドーンとかざってありました。それはゲーテが亡くなったアイゼナッハだったかな、にあったゲーテ博物館にも色ちがいも含めて何枚かおいてありました。
今回のテーマは自分のなかでは前半は、ルートヴィッヒ二世関連のお城巡り、建てた3つの城(リンダーホフ城、ノイシュバンシュタイン城、ヘレンキームゼー城)、生まれた城のニンフェンブルク城、育った城のホーエンシュバンガウ城、そしてハイライトはルートヴィッヒ二世がノイシュバンシュタイン城の参考に数日こもったというヴァルトブルク城の『歌人の間』を見ることでした。後半はゲーテ街道めぐり。
himmelさんはとてもたくさん旅行記を書いてらっしゃってすごいですね。ドイツ旅行に付いていった行く前には参考にさせてください。たすかります。
- のりまこさん からの返信 2018/07/08 01:34:41
- ゲーテ博物館はヴァイマールでした。
- > himmelさん、
アイゼナッハはルターハウスでした。失礼しました。
- frau.himmelさん からの返信 2018/07/10 19:25:40
- RE:お帰りなさい♪
- のりまこさん、お帰りなさい♪
時差ボケのほうはもう大丈夫ですか?
今回の旅もとても実りある旅だったようで、のりまこさんの興奮が伝わってまいります。
「二人の女性」像はオーディオガイドでしたか。
なかなか日本語が無いもので、いつもどこでもオーディオガイドは諦めていました。
それに聞きながら歩くと、それに熱中してしまい、つい滞在時間が長くなるという欠点(?笑)が。
シュテーデルのゲーテ像。
私が最初シュテーデルに行ったのは、その「3本足のゲーテ」が目的でした。
そのころラジオドイツ語講座でティッシュバインが描いたそのゲーテ像のことをやっていましたので、一体どんな絵だろうと。
ゲーテとティッシュバイン、二人は仲良しで二人でイタリア旅行もしたそうですね。
「3本足・・」はその時描かれたそうです。
アンディ・ウォーホールのゲーテのカラフルな顔、よく覚えています。
のりまこさんはテーマを持った旅をしていらっしゃるのですね。
今回はルートヴィッヒ2世とゲーテ詣で。素晴らしいです。
ヴァルトブルク城もルートヴィヒ2世に関係がある城だとは知りませんでした。ルター関連の城だとは知っていましたが。
テーマを持った旅、私も大好きです。
ぜひ、のりまこさん、旅行記で発表してください。
いろいろ参考にさせていただきたいことがたくさんありそうです。
himmel
-
- パンジーさん 2014/12/04 00:55:27
- 最強のカタログ。
- himmelさま
長らくご無沙汰をいたしました。
御無沙汰をしている間に himmmelさまは 今年も2回もドイツに行かれ
大変な経験もされたのですね。
帰国されてすぐに回復されて何よりでした。
しかも後でリベンジ旅行に行かれるなんて さすが私の尊敬するhimmelさまです。
シュテーデル美術館は私も去年 初めて行って素晴らしい絵がごろごろあるのに驚いたのです。
フェルメール目当てで行ったら ボッティチェリやクラナッハ、フラ・アンジェリカから印象派の有名どころまで沢山あってびっくり。ベックマンも印象的でした。
なのでhimmelさまのweb美術館を見て大興奮いたしました。
自分で撮ってきたきた写真はいいかげんなのですが、これさえあれば
鮮明に思い出すことができます。
ランチは私も「アドルフ・ワーグナー」へ行きました。
himmmelさまも行かれたとは嬉しいです。
一冊ずつ楽しみにゆっくりと読ませていただきますね。
パンジー
- frau.himmelさん からの返信 2014/12/05 09:31:08
- RE: 最強のカタログ。
- パンジーさん お久しぶりです。
返信が遅くなってごめんなさい。
1昨日忘年会で昨日は二日酔いで1日中臥せっておりました。歳ですねー(笑)。
パンジーさんの足跡を見つけてとても嬉しかったです。
ずーっと更新なさっていなかったので、きっとお忙しいことがいろいろお有りなったのだろうなーと案じておりました。
お元気なパンジーさんのお声(?)を聞けて安心しました。
これからボチボチと旅行記のパンジー節も拝見させてくださいね。
さて、シュテーデル美術館、パンジーさんもいらしゃったのですね。
ホントに素晴らしい美術館でした。
旅行記でご存知のように3人でバシャバシャ撮ったので、枚数だけは半端なく、これをボツにするもの忍びなく2編にまたがってしまいました。
画家の名前とか由来を調べるのもとても楽しかったです。
アドルフヴァーグナーにもいらっしゃったのですね。
とっても楽しいザクセンハウゼンりんご酒酒場、フランクフルトに行って、連れがいたら何となく足が向いてしまいます。
夜などは混んでいて座れないところが難点ですね。
パンジーさんの続編もお待ちしております。
himmel
-
- ハッピーねこさん 2014/11/08 16:02:04
- 学芸員himmelさま
- himmelさん、お久しぶりです。
まずは、秋のドイツ・オーストリアからお帰りなさいませ。
楽しんでこられたことでしょう。ご報告を楽しみにさせていただきます。
さて!シュテーデル美術館!
これまで数回フランクフルトを訪れながら、未だ訪ねたことがありませんでしたが
やはりここは必見の美術館ですね!
前後編とても興味深く拝見しました。
いつか訪ねるときのバイブルです!
ハッピーねこ
- frau.himmelさん からの返信 2014/11/09 10:01:25
- RE: おひさしぶりです♪
- ハッピーねこさん、おはようございます。
> まずは、秋のドイツ・オーストリアからお帰りなさいませ。
ただいま〜!
こちらの旅行記は先のことになりそうです。
まだ前回の旅行記が終わっていませんので(泣)。
ところでハッピーねこさんの旅行記はまだ終わっていませんよね。
それにしても大作になりましたね。
ところどころ見残したところがありますので、これから宝探しの要領で探しだして拝見させていただきますね。
シュテーデル美術館がフランクフルトの定番?、すみません、勝手に私がそう考えたのです。
私的にはゲーテハウスよりこちらのほうがお気に入りです。
すばらしい美術館ですよ。
何度か行っていますが、その度に新しい発見があるというか・・。
ぜひ、機会がありましたらいらっしてください。
バイブルだなんて恐れ多い、その辺に転がっているメモ帳です。
またお邪魔しますね。
himmel
-
- K. H.さん 2014/11/08 14:30:06
- 名画鑑賞?に続き?も素晴らしい!
- シュテーデル美術館の名画鑑賞、後編も興味深く、鑑賞させていただきました。印象派の作品は、国内でも、フランスをはじめ各地の美術館で良く見慣れていて、画家の名、画風も馴染み深い感じがします。ところが、ナチス時代の「退廃芸術」に関する知識は、不覚にも全くゼロでした。旅行記を通して未知のことを知ることができ、好奇心に火を点けられた気がします。わが国でも、戦争中、「敵性」とレッテルを貼り、迫害したり排除したりしたのだから、不思議はありませんが。問題意識を持った上でまとめた旅行記、とても素晴らしいと思います!
- frau.himmelさん からの返信 2014/11/09 09:46:39
- RE: 名画鑑賞?に続き?も素晴らしい!
- K.H.さん おはようございます。
シュテーデル美術館編?に続いて?も見てくださって、コメントもありがとうございます。
大変励みになります。
今回の後編、割と有名な画家の絵画が主だったので、もっと早く投稿できるかと思いましたが、結構時間がかかってしまいました。
頽廃芸術家のことを調べていると、いろいろ面白い事実が出てきて、そこでつっかえてしまったことも何度か・・。
シュテーデルの名画で今回も勉強いたしました。
日本でも同じようなことがありましたね。
軍の意に沿わない画家の絵は、軍に迎合する絵を描かされたり、クラッシック音楽を禁止されたり、敵性語は禁止になったり・・。
それが戦争なんですね。
これからも旅を通して歴史を見つめなおしていきたいと思います。
himmel
-
- jijidarumaさん 2014/11/08 12:29:39
- シュテーデル美術館
- himmelさん
見ごたえのある前編・後編でした。こうして旅行記で絵画などの作品を一度に拝見することが少ないので、驚きました。掲載のご尽力に深謝です。
充実したシュテーデル美術館が、フランクフルトの旧市街の近くにあるという便利さは実にありがたいものですね。
私もかつて見た割に、掲載された中に知らなかった画家も多く(美術音痴で、かつ見てもすぐ忘れる所為で!)、また、ナチスにかかわった歴史的背景などもhimmelさんらしい調べが行き届き、実に興味深いものでした。
ありがとうございました。
jijidaruma
- frau.himmelさん からの返信 2014/11/09 09:32:15
- RE: シュテーデル美術館
- jijidarumaさん おはようございます。
コメントありがとうございます。
私はそっけない足跡だけしか残していなくて、申し訳ありません。
jijidarumaさんのクリスマスマーケットシリーズ、あの中のいくつかのマーケットは私も行ったことがあり、懐かしく拝見しています。
さて、今回のシュテーデル美術館編、jijidarumaさんのお言葉で気が付きました。
今回は絵画だけをズラーリと並べただけで全く他の写真を使っていませんでした。
これも旅行記なのでしょうか(笑)。
私も美術館で見た絵画はすぐ忘れます。
それにいろんな美術館を見ていると、有名な画家の絵を写真などで見ても、これは前にどこでみたのかしら〜〜?と。
だから写真OKの美術館は、私にはボケ防止の強い味方です。
頽廃芸術として烙印を押された画家もあそこに紹介しているのはほんの一部でしょうね。
それらの画家のことを調べていると、ほとんどの人はアメリカなどに亡命していますが、本当にいろんな道を歩んだんだなーってつくづく思いました。
ありがとうございました。
himmel
-
- norisaさん 2014/11/07 17:28:41
- 優雅な名画鑑賞
- frau.himmelさん
こんばんわ。
前回の続きの美術館での名画鑑賞楽しく拝見しました。
優雅な名画鑑賞です!
といってもそれはこちらのことです!?
もちろんfrau.himmelさんも実物を堪能されたわけですが、こちらも臨場感はないものの優雅に拝見しました。
優雅というのは静かな部屋でお茶を飲みながらクッションの効いたリクライニングできる椅子で、という意味です(笑)
私も名画には目がなくて館内巡りが好きですが、これ実は疲れます。
足は棒のようになる(普通に20000歩歩く方が楽な感じ)、背中や腰が痛くなる(歳のせい?!)、のどが渇くなど結構疲労します。
しかし、今日はfrau.himmelさんのおかげで。クールベ、セザンヌ、マネなどをはじめ多くの名画、有名画家がリラックスして鑑賞できました。
おまけにリーバーマンやベックマン(どちらもドイツ系のお名前のようですね)など知らないけれど印象深い画家も知ることができて大満足。
ありがとうございました。
道中いよいよお気を付けて!(笑)
norisa
- frau.himmelさん からの返信 2014/11/08 11:30:52
- RE: 優雅な名画鑑賞
- norisaさん、こんにちは。
いつもコメントありがとうございます。
今回も、前編と後編に分けた長ったらしい旅行記にお付き合いくださいましてありがとうございます。
写真撮影OKだとついバシャバシャ撮り過ぎるのが困りもの。
旅行記にアップする時にはもう少し厳選すればいいものを、年よりは捨てるのが苦手なものですから・・・。
それに本当に美術館って歩きますね。
ただ、こちらの美術館は部屋ごとに座り心地のいいソファーが置いてあるのは助かります。
それにゆったり座って名画鑑賞・・・、至福のときです。
ただ、ステキな奥様が淹れてくださるコーヒーがないのが悲しいー。
norisaさん、羨ましい〜〜。
いやー、本当に美術館っていいですねー。
himmel
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