2014/10/22 - 2014/10/22
6377位(同エリア11649件中)
うどんこさん
3日目は知覧特攻平和会館、戦跡めぐりをしてトッピーで種子島へ渡りました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 1.5
- 交通
- 2.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
10月22日(水) 雨
ずっと晴れマークが続く中、唯一今日だけは雨の予報。
でも、今日は知覧特攻平和会館に行って、トッピーで種子島に渡るだけだから問題なし!
トメさんのいわれのあるおもてなし料理は、研修で来ている人たちのおかげで
私も食べられることになったのだけど、条件があって8時20分頃になると
言われたので、散歩がてら知覧武家屋敷まで歩いてきました。
昨日はこっちに着いたのが夕方で、どうせ30分だけしか見れなったので、
武家屋敷にはあまり興味がないこともあり、行くのはやめました。 -
本館の大広間。
ここは実際に特攻隊員が訪れた場所であり、今もそのまま残っています。 -
外に見えるのが、ある隊員がホタルになって帰ってきたといわれる庭。
-
-
中2階にはトメさんにまつわる展示室があって、言えば見せてもらえます。
撮影禁止なので、写真はありません。
女将の講和も聞くことができます。
1時間半もあるというので迷いましたが、タイミングを見計らって途中退出も
可能とのことだったので、30分だけ聞いて部屋を出ました。 -
これが今朝の朝食です。
トメさんが戦後旅館を開いたということで、今でいう大臣クラスのお偉い方が
訪問に来た際、トメさんが出した「おもてなし料理」がこちらです。
ここで問題です。
1.何か足りないものがあるのですが、何だか分かりますか?
2.なぜこれが「おもてなし料理」なのでしょう? -
分かりましたか?
私は、残念なことに分かりませんでした。
では、正解を発表します。
1.お箸
お偉い方の付き人がトメさんに「料理については文句は言いません。
ただ、お箸が出ていません。」と言いました。
トメさんが言った言葉は、「何でお箸が必要なんだ?
どれもこれも手で食べられるでしょ。昔はお箸なんて使わなかった。
そういうことを察することのできる人間になりなさいな。」だったそうです。 -
今回は味噌汁がついているのでお箸も後から出されましたが、
このおにぎり、煮干し、サツマイモが実際に出された料理です。
では、なぜこれが「おもてなし料理」なのか?
「昔はこれだけしか食べられなかった。このことを絶対に忘れてはいけない。」
という意味を込めて出したそうです。
「おもてなし」の本当の意味が分かって、涙が出そうになりました。
ああ、料理でもてなしたのではないんだなって。
写真だと分かりづらいかもしれませんが、このおむすび、と〜ってもと〜っても
ちいさいんです。こんな小さなおむすびを食べるのは初めて。
これだけしか食べられないと分かったら、いつもどおりにガツガツは食べないものです。
トメさんがこの料理に込めた想いが痛いほど分かったこともあって、
ひと口ずつ大事に味わって食べました。
今では食べ物が溢れ返るほどあって、食に困ることなんてありません。
お腹がすいていなくても、暇だと何かを口にするさえことあります。
でも、戦時中はこれだけしか物が食べられなかった。
実際に自分が体験してみて、食べ物のありがたさが身に染みて分かりました。
本来は、生きるために食べてたんだなって。
この朝食が、今までの人生の中で1番おいしく感じた食事でした。
不思議なことに、高価なコース料理よりも、大好きな食べ物よりも、
ずっとずっとおいしく感じたのです。
こんなにもひと口ひと口大事に味わって、ゆっくりと時間をかけて食べたのも、
物が食べられることにこんなにも感謝をしながら食べたのも、たったこれだけの
量でお腹がいっぱいになったのも、生まれて初めての経験でした。
祖父に言われた言葉がふと頭をよぎりました。
「戦時中はろくに食べることもできなかったんだ。だから米粒を一粒も残さず食べろ。」
子供だった私は、毎回ハイハイって思いながらいうことを聞いていました。
でも、この時初めて分かったんです。その言葉の本当の意味が。
経験した者にしか分からないことだって。
実際に体験するって本当に大事だなって思いました。
研修客がいたおかげで本館に泊まることはできなかったけど、研修客がいたおかげで、
私まで貴重な体験をさせてもらうことができました。
富屋旅館に泊まって本当に良かったです。 -
朝食後は、前も行ったけどまた知覧特攻平和会館を訪れました。
それから鹿児島本港へ向かう前にどうしてももう一度三角兵舎跡に行きたくなって、
再度訪れました。 -
こんな階段を上がっていったところにあります。
-
出撃までの間、特攻隊員が過ごしたこの場所で、一人ゆっくりと
考えたかったのだけど、昨日はおじさんがいてできなかったから。 -
明日自分は死ぬっていう時に、ここでどんなことを考えて過ごしたんだろう?
とか、いろいろ考えて過ごしました。
平和会館などに展示されている特攻隊員の顔が不思議だったんですよね、
どうしてもうすぐ死ぬというのにこんなにも穏やかな表情をしているんだろう?
って違和感があって。今の時代にこんな表情した若者はいないのに、って。
私が思うに、心が豊かだったからじゃないかなって。
今は、物が豊かになった分、心は昔と比べて貧しくなっていると思うし。
あとは、自分が犠牲になれば日本は助かる、家族や町の人は救われるって考えて
疑っていなかったから、すがすがしい気持ちでいたのかも、って。 -
本当の理由は分かりませんが、二度と戦争はしちゃいけないって強く思いました。
また同じ事を繰り返したら、この人たちの死が無駄になってしまう。
この人たちの犠牲があったからこそ日本は戦争を放棄する国になって、
今の平和があるんだから、ってそんなことを色々考えてました。
普段そんなこと考えないけど、知覧に来ると灯篭がたくさん並んでいて、
町全体が特攻隊員を弔い、平和を訴えていて、色々と考えさせられます。
多くの人にぜひ一度はここを訪れて欲しいです。 -
レンタカーを返却して、荷物を預かってもらってランチに行きました。
鹿児島ラーメン「豚とろ」!!
ここのラーメン食べてみたかったんだ〜。
行列のできるラーメン屋ですが、平日の13時すぎだったので待たずに入れました。 -
豚とろラーメン¥750
るるぶを見たと言って煮卵をサービスしてもらいました。
チャーシューがとろっとろに柔らかくて、めちゃくちゃおいしかったです。 -
昼食後はレンタカー会社に南埠頭まで送ってもらい、種子島へ向かいます。
-
高速船トッピーに乗車!
今回は周遊券を買いました。
ネットで予約ができるので便利です。
西表港に着いてから宿までは徒歩10分。
雨降ってなくて良かった〜。
スーツケースが重くて、階段を避けて遠回りしたら迷ってしまい、
うろちょろしていたら見かねた人が「迷ってますか?大丈夫ですか?」と
声を掛けてくれて、車に乗せてくれました。
ものすごく分かりづらいところにあって、自分じゃ見つけられなかったかも。
ほんと島の人は優しいです。 -
ここが種子島で泊まる宿「民宿流れ星」
ペンション風な建物で、朝食無料サービス付きで3500円!
だから、送迎なくても文句は言えないか・・・。 -
部屋はこんな感じ。
カギをくれないのでくれと言ったら、中からはロックできるけど
外からはできないから鍵はないって・・・。(^^ゞ
まあ、スーツケースに鍵かけとけばいっか。
と思ったらこの宿、24時間開けっ放しで大丈夫かな?って思ったけど、
昔はうちも田舎だから昼間は鍵かけてなかったし、島だからもっと
大丈夫なんだろうなって思いました。 -
夕食は、港近くの「味処 井元」というお店に行きました。
お刺身定食¥1200
料理も最高においしかったけど、お店の人の対応が親切で温かくてすごく気に入りました。
宿までの帰り道が街灯がなくて真っ暗で、iPhoneのライトアプリを使って帰ってきました。
お風呂の後は外に出て、テラスから空を見上げたら、落ちてきそうなほどの
満天の星空が広がっていました。☆彡☆彡☆彡
流れ星も1つだけど見れて、大満足。
ロマンチックな夜を満喫して眠りにつきました。
→4日目に続く
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