サンジミニャーノ編の続きです。<br /><br />シエナでは十七のコントラーダのシンボルマークのうち、幾つ見つけられるか楽しみにしていました。シエナに着いた時にはすっかり忘れていて、カタツムリとヤマアラシの二つしか見つけられませんでした。芋虫がみたかったのに。ちょうどオヴィーレ門からサリンベーニ広場あたりが芋虫地区ではなかったのでしょうか。<br />シエナの八つの門のうち三つを訪れましたが、予定していたオヴィーレ門には行けませんでした。ちょっと残念。<br /><br />写真はドゥオーモ内部、入口近くの洗礼盤です。豪華な祭壇などに比べて清楚で印象にのこりました。

中部イタリア小さな街とヴェネチアの旅　その3　シエナ編

3いいね！

2013/03/02 - 2013/03/03

316位(同エリア415件中)

#街歩き

エリア

シエナ(イタリア)

旅行の満足度: 5.0

同行者: カップル・夫婦（シニア）

交通手段: 高速・路線バス徒歩

航空会社: ルフトハンザドイツ航空

旅行の手配内容: 個別手配

3/2
サン・ジミニャーノ8：50発→シエナ P.za Gramsci 10：05着 SIENA MOBILITA 直通バス
（１人　6ユーロ）
ホテルに荷物を置いて早速散策にでかけました。まずホテルに近いサリンベーニ広場から。正面にサリンベーニ宮、右がスパンノッキ宮、左がタントゥッチ宮。
サリンベーニ広場からRossi 通りを進むととサンフランチェスコ教会に出ます。
内部はガランとした広い空間と幾つものステンドグラスが印象的で、壁面はシエナの特徴の白と黒の縞模様です。
中央祭壇のひときわ大きく細密なステンドグラス。
サン・フランチェスコ教会からロッシ通りを戻りバンキ・ディ・ソプラを進んでカンポ広場にやってきました。

プッブリコ宮とマンジャの塔。
カンポ広場は、思っていたより傾斜があります。
これまでに写真などで見すぎたせいか、シエナを代表するカンポ広場に、格別インパクトはなかった。やはり熱狂のパリオの競技や、マンジャの塔に上って俯瞰することで感動が得られるのかもしれません。

手前にフェンスが見えますが何かのイベントの準備をしているようでした。
カンポ広場の「ガイアの泉」です。

マンジャの塔の下の入口を入ってロッジアと中庭を見てからチッタ通りをドゥオーモに向かいます。
シエナのもう一つのシンボル、ドゥオーモです。
気品のある姿と大きなバラ窓のあるファサードの美しさにしばしみとれていました。
白と黒の縞模様が印象的な鐘楼。
ドゥオーモの美しいファサードは両サイドの彫刻が特に見事です。
内部に足を踏み入れるとさらにその美しさに圧倒されます。
白と黒の柱がものすごく印象的です。
床の装飾もみごとです。
シエナのシンボル、狼の絵。
重厚で豪華な祭壇。
細かな彫刻が見事な八角形の説教壇。
小さくて分かりずらいですが、柱の上にずらっと並んだ顔の彫刻。
あとからガイドブックを見てみると「アーチの上に歴代法王の171の胸像が並ぶ」と書いてありました。
右のアーチの上にも顔の彫刻が並んでいます。
床の装飾。
床の装飾。
側廊の中ほどの入り口から入るとピッコローミニ家の図書室です。
美しい色彩溢れるフレスコ画とその下にピウス二世のコレクション、聖歌の楽譜がみられます。
ドゥオーモ北側に位置する洗礼堂。ファサードは未完成だそうですが十分美しい。
ドゥオーモからずっと南に進み、サンマルコ通りの端、サンマルコ門です。
外側から見たところ。
サンマルコ門を見た後サンマルコ通りを戻る途中で、カタツムリのコントラーダのシンボルマークを発見！　ぜひ、いくつかのシンボルマークを見つけたいと思っていたのに今まですっかり忘れていました。
この家はコントラーダの本部ででもあるのか、コントラーダの旗が掲げられています。写真の真ん中ドア横の郵便受け口にもカタツムリの絵がありました。、
サンマルコ通りからチェルキア通りを進むと右にサンタゴスティーノ教会があり、そこからジョヴァンニ・デュペ通りを北に行くと、市庁舎プッブリコ宮の裏、メルカート広場に出ます。今は駐車場になってます。メルカート広場の東側にはずっと緑の菜園がひろがっています。観光客で賑やかな市庁舎のすぐ裏にこんな静かで気持ちの良い場所があるなんて。
写真は駐車場になっているメルカート広場。
メルカート広場からソーレ通りの坂を上がってサンタ・マリア・ディ・セルヴィ教会に来ました。
ファサードは粗い石造りで上部が少し変わった形をしています。
教会の内部です。
教会前からの眺めです。逆光ですが、左にドゥオーモのクーポラと鐘楼、付属美術館、右にマンジャの塔がみわたせます。
本日の遠足の最後、ローマ門が見えてきました。
中世の街歩きの楽しみの一つは『門』です。
分厚い壁で四方を囲まれた、ガッシリした箱型要塞構造の建物でふたつのアーチがあります。
これは内側ですが、厚みがあるので二つのアーチとなっています。
アーチの向こうに外側の門が見えています。
門壁にメディチの家紋がみえます。
ローマ門を外から見ています。外側と内側のアーチはすぐ近くに見えますが40メートルの距離があります。
疲れましたがここまで見に来て良かった。（門好きなので。）
ホテルに戻ろうとカンポ広場近くまで来ると、通り沿いに人垣ができていました。

（写真の右の方にコントラーダの旗が数本立ててあります。この旅行記を編集していて気が付きました。）
しばらくすると自転車の選手が次々と通り過ぎます。朝来たとき何やら準備をしていたのはこのためだったのですね。七月と八月に催されるパリオだけでなく様々な地区対抗の催しがあるようです。
ホテルで一休みしてから近辺を散策します。
ドメニコ教会から聖カテリーナの家へ。

聖カテリーナの家の柱廊。
聖カテリーナの家の内部。
夕やみ迫るカテリーナ通りと交差する Galluza 通り。
聖カテリーナの家を少し下るとブランダの泉があります。
丘の上の町シエナは水の確保に苦労し、地下水路を導き、地上の出口に作られたのがこのような泉です。
ドメニコ教会横のカンポレッジョ通りからの眺めです。
思ったようにうまく撮れてはいませんが、雰囲気のある夜景の撮影スポットです。
夜景を眺めるのに絶好の場所なので、通りにはレストランが並んでいます。
3/3
今日は10：10発のバスでまずアレッツオに立寄り、その後コルトーナに向かいます。
出発前にカモッリーア門を訪れました。
途中でヤマアラシを発見！
堂々としたカモッリーア門、内側から見ています。
フランスに通じるフランチジェーナ街道のシエナ北の門。街道はシエナの街を縦断して南のローマ門からローマに続く。
門の外からは田園風景が見わたせます。

ホテルで荷物を取ってグラムシ広場からバス（ SIENA MOBILITA ）でアレッツォに向かいます。

その4　アレッツオ　コルトーナ編に続きます。