大雪山国立公園の日本一早い紅葉を訪ねて

2014/09/28 - 2014/10/02

日本で一番早く美しい紅葉が見えると云う大雪山国立公園の旭岳山麓と層雲峡のトレッキングを楽しんできた。8月末に旭岳と層雲峡のビジターセンターに問合せをたら例年見ごろは９月末から１０月初旬との事でピーク時の満室を危惧して９月初めにホテルと飛行機の手配をした。その後再度ビジターセンターに確認をしたら今年は冷え込みが早く紅葉も1週間程度早くなりそうとの事だったが予定どおりに出かけた。

＊ 旭岳温泉周辺：ロープウエーの姿見駅まで上がったが生憎雲が低く雨が降り出し風も強くなりガスが出て視界は悪く旭岳はもとより景色は何も見えなかった。視界が効かない中ごつごつしたアップダウンの旭平、姿見の池自然探勝路1.7kmを歩いた。帰路はロープウエーには乗らずに登山道3.6kmを天女ヶ原を経由して旭岳温泉まで下った。大きな溶岩の急な山道で苦労しながら下り森林限界を過ぎるころから白樺林やウルシの紅(黄)葉の中をホテルまでトレッキング。
翌朝は快晴でホテルの前からも頂上付近に初雪が残る旭岳がはっきり見えた。予定を変更して再度旭平、姿見の池自然探勝路トレックへ。今日は五か所あるどの展望台からも大雪の山々がはっきり眺望できた。残念なことには紅葉は既に終っていた。ロープウエーで下山して層雲峡へ向かう。
途中で大雪山の伏流水が湧き出る旭岳源水で湧きたての天然水を飲み、東川町の道の駅でソフトクリームを賞味し英気を養い層雲峡へ。
＊層雲峡：層雲峡ビジターセンターで情報入手。こちらもロープウエーで登る黒岳5合目辺りは既に紅葉は終ったとの事。代わりにレンジャーにビデオで大雪山国立公園の四季折々の自然を解説をしてもらった。
翌朝朝食前に石狩川に沿った両岸に溶岩が固まり垂直に亀裂が入った岩の柱が連なる柱状摂理といわれる岸壁と今が見ごろの山の紅葉がモザイクのような渓谷の散策路を流星の滝と銀河の滝まで(3km)を散策。この景観を大町柱月が層雲峡と命名したとの事。
＊紅葉谷散策路：レンジャーが今年は10年ぶりに紅葉の色付きが良くしかも今一番の見頃と教えてくれた散策路を紅葉滝まで700m急な山道を登った。ナナカマドの実と葉の赤、カエデ類の黄、橙、赤、白樺の黄等々自然界の色の素晴らしさを実感した。ラッキーだった！もっと紅葉を楽しみたかったが時間が無く札幌へ向かう。
＊札幌：30数年ぶりの駅前はすっかり様変わりし東京の都心と同じように高層ビル林立して全国チェーンのお店や飲食店が目立った。北大構内、旧県庁舎、時計台、大通り公園は昔の儘で懐かしかった。

エリア 層雲峡(北海道)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: レンタカー ANAグループ JR特急
• 旅行の手配内容: 個別手配

雨が降り霧が出て視界不良の第五展望台の「愛の鐘」

翌朝は快晴で大雪山の山々や東川町や旭川市まで見渡せた。

鏡池に映る旭岳と噴気孔の向こうの向こうの旭岳。

標高2,291mの旭岳。

大雪旭岳源水（湧きたて天然水無料で飲み放題）

層雲峡の柱状節理と紅葉

層雲峡

紅葉谷

紅葉谷

紅葉谷

急な山道を登ると可愛らしい紅葉滝に着いた。

ナナカマド

団扇のような大きな紅葉(名前？？？？）

アメリカの州議事堂のような「北海道庁旧庁舎」