2014/08/30 - 2014/08/30
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たびたびさん
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宮古の人気スポット浄土ヶ浜と龍泉洞は、交通の便を考えると「うみねこ復興号」が断然便利です。
浄土ヶ浜は、これが二回目ですが、前回は雨だったし、やっぱりこの二つをセットで回りたいと思い、申し込みました。
浄土ヶ浜は、天気予報ではそうでもなかったのですが、見事に晴れてくれて、白い岩肌の美しさが十分に堪能できました。外海は波が打ち寄せて、波しぶきがすごいのに、湾の中はしずかな海。そのコントラストも浄土を思わせる雰囲気となっているように感じました。
一方の龍泉洞は、総延長約1,200m、高低差約249m。山口の秋芳洞、高知の龍河洞と並んで、日本三大鍾乳洞の一つとされます。
比較すると、まずは、地底湖も含めて、洞窟内を流れる水流の勢いがすごいですね。ここまでの勢いは他の二つにはなかったように思います。あとは高低差。細い隙間をどこまでも登って行くような急階段があって、これも特徴的。登り切ると展望所があって、はるか下に地底湖を見下ろす絶景ポイントがありました。元来た道をそのまま引き返さずに、是非頑張って登ったのは、正解でした。あと、LEDの演出はやや過剰かもしれませんね。。
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これが、うみねこ復興号。
盛岡市内出身のガイドさんだったのですが、盛岡から岩手県内全域から時には東北全県との比較など、よく聞いているとものすごい情報量。最後は、東日本大震災の自分の体験談なども織り交ぜながら紹介いただきました。高校を卒業して数年だということのようでしたが、このレベルまでなるためには、相当の能力と努力が必要だったと思います。心から敬意を表したいと思います。 -
さて、最初は、休憩地の道の駅 やまびこ館。この辺りの道の駅では、いろんなソフトクリームがあって、人気を競っているようで、ここのソフトクリームは、黒豆ソフトクリームだそうです。
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ただ、私は、「がんづき」という蒸しパンみたいなのを買いました。ごまにくるみも入って、素朴な中にもちょっとした工夫。朝飯代わりにおいしくいただきました。
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宮古に出るまでは、この閉伊川沿いに進みます。源流は区界峠。上流付近では、鮎釣りをする人の影がちらほら見えましたが、かつては鮎が大量に取れて、保存に困るほどだったということでした。
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いよいよ、浄土ヶ浜に到着です。
手前の浄土ヶ浜大橋は、浄土ヶ浜全体をはるかに見下ろす絶景ポイントとなっていて、バスの車窓から眺めました。コンパクトな景観が印象的です。こんな景観はここでしか見れませんという説明がありましたが、後になってみても確かにそれだけの景色だったように思います。 -
だんだん下って行きまして、
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ここが浄土ヶ浜です。天気予報に反して、とってもいい天気。
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この、こちらに迫ってくるような岩の感じは、浄土ヶ浜の景色として、今ではかなりお馴染となっていると思います。
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イチオシ
ここは、入江の奥なんですが、
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岩が外海の波を完全にブロックしているので、とっても穏やかな海なんです。
それと白い岩肌も魅力。前回は、雨振りだったので、この美しさは見ることができませんでした。今回は、最高の天気。なんだか、ついてますねえ。 -
少し移動して。
あっちから眺めたり、 -
イチオシ
こっちから眺めたり。
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微妙に表情が変わっていきます。水もきれいだし、わかりますか。
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さらに、歩道を進んで。
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こっちの岩には、松の緑が豊かです。
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いずれにしても、さっきの砂浜とはちょっと趣が違います。
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そして、振り返るとこんな景色。ここを歩いてきたんです。
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ただ、集合の時間も気になってきたので、元の場所に戻りまして。
こちらの浄土ヶ浜レストハウスは、浄土ヶ浜の入江の奥に建つ施設。東日本大震災の一年前にリニューアルしたばかりのところを津波の被害にあったのだそうです。今は立派に、再建されました。館内には、復興の際のボランティア活動の様子などの写真が展示されています。 -
さて、ここから、オプションというみやこ浄土ヶ浜遊覧船に向かいます。オプションですが、ほとんど全員が申し込みをしていました。
これはさっぱ船。青の洞門に向かう船です。 -
浄土ヶ浜遊覧船乗り場に向かう途中の浄土ヶ浜マリンハウス。さっきのさっぱ船の乗り場です。
、、浄土ヶ浜ビジターセンター、駐車場と戻ってくる散策コースもなかなか景色がいい。浄土ヶ浜はポスターにあるアングルだけではありません。浄土ヶ浜マリンハウスの辺りは小さな入り江になっていて、沖合いに白い島が見えるこじんまりした風景ですが、やっぱりそれなりに雰囲気があります。ここは、青のを見るさっぱ船が出ています。 -
天気も良かったし、浄土ヶ浜を十分堪能したので、実はみやこ浄土ヶ浜遊覧船はおまけのつもりで乗りました。
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さて、出発。
40分かかるというのですが、一休みしましょうかねえ。 -
湾を出ると、うみねこがどんどんやって来ました。以前は松島でもうみねこの餌付けをやっていて、けっこう爽快だったのですが、今はやめたんだそうですね。こっちはまだやっていて、貴重になったかもしれません。
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ずっと、後をつけきます。
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ただ、景色を撮るには、
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うみねこはちょっと邪魔かも。
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うみねこを避けるようにして、
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シャッターを切って行きます。
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外海に出ると
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やっぱり波の高さが違いますね。
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さっきの浄土ヶ浜の
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穏やかな景色とは
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一変しています。
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イチオシ
晴れてはいても、波のうねりはけっこうあって、陸中海岸のリアス式海岸にダイナミックに打ち寄せています。
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それにしても、うみねこたちですが、すごい勢い。
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イチオシ
野生の本性むき出しといった感じ。
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平気で餌をやっていますけど、鳥たちは数も多いし、私からすれば怖いくらい。
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必死で餌をついばむ彼らは、かわいいというようなものではないでしょう。
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さて、
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船はさらに進みます。
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これは、ローソク岩。断崖の一角がえぐられて、ローソクのように細長い岩が残ったように見えます。見所の一つではあるのですが、断崖が続く海岸全体がダイナミック。船は近くに寄れなし、ここが特にハイライトという感じではないと思います。
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それにしても、
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変化の多い
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海岸線が
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どこまでも続きます。
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沖合いは、日出島ですね。浄土ヶ浜からも見えていました。角度が違うと、こんな風に見えるんですね。
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船内の説明が続いているんですが、デッキに出ているので、よく聞こえません。
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でも、これが潮吹穴ですか。
説明によれば、潮の高さや波の具合がちょうどよくないと潮吹きにはならないようです。この日は、それなりに波はあったのですが、潮吹きは見れませんでした。海岸から見に来ている人の影もありましたが、その人たちも残念だったと思います。 -
ただ、繰り返しになりますが、どこかのポイントが特にということではない。
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これだけ変化の多い海岸線が
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長く続いていること自体が
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珍しいし、
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それが魅力なんだと思います。
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船員さんが、
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今日は晴れているけど、うねりがある。こんな時の方が、白波が立って、見応えがあるんですよと教えてくれましたが、
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まさに、こうして海の荒々しさをまじかで堪能できるのが遊覧船の魅力でしょう。
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イチオシ
さて、これは、姉ヶ崎。
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まあるい岩には、洞窟もいくつか見えています。
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波が勢いよく打ちつけていますが、
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これに対して、岬の方にはそれをものともしない力強さを感じます。
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船は、沖合いの方へ。
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ここから、Uターンとなるようです。
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さっきの日出島です。浄土ヶ浜では、岩と岩の間から、ちょうど沖合い正面に見えていましたね。こ島の脇は、地層がダイナミック。約1億年前の白亜紀の頃のもので「宮古層」と 呼ばれるものだそうです。
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結局、終わってみれば、浄土ヶ浜よりこっちの遊覧船の方がすごかったかも。浄土ヶ浜に来たなら、この遊覧船に乗らない手はないでしょう。
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浄土ヶ浜ビジターセンターは、遊覧船を降りてから、ちょこっと立ち寄りました。
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浄土ヶ浜の四季を捉えたパネル展示や地場産品の紹介などもあって、ダイナミックな自然を見た後だと、ちょっと落ち着ける。少し口直しのような感じになりました。
これから、宮古市内に戻って昼食タイムです。 -
宮古駅前のキャトル。
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そして、昼食は、宮古駅前すぐにある超人気のお寿司屋さん、蛇の目にします。
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焼きうに丼というのをいただきました。
生うによりも焼いた方が甘みが出るんですとのことでしたが、結果は、イマイチかなあ。なんだか香りが抜けているし、特にうまいというものではないでしょう。ただ、脇役が大勢いて、これをトータルすれば帳尻はあっているかも。回転がいい分、鮮度もいいように思います。 -
昼飯後のデザートは正栄堂。宮古駅から宮古市魚菜市場に向かう途中にあるちょっとレトロな洋菓子屋さんです。
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店内に入ると、想像以上の品数でしたが、目に止まったのはロールケーキ。実はあまり期待していなかったのですが、いや、これうまいです。しっとりしたケーキに、滑らかなクリーム。老舗の味のような積み重ねてきた技を感じました。
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で、宮古市魚菜市場は、宮古駅から歩いて15分くらい。外観ではそんなに大きくない施設だと思ったのですが、
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中は活気があふれていました。
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イチオシ
ホヤ、
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ホタテ、
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うになど、豊かな三陸の海の幸が並んでいて、見ているだけで楽しくなってしまう感じ。宮古では必見のスポットだと思います。
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宮古駅に戻って、
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ここからは、
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三陸鉄道を利用して移動します。
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田老駅までですが、乗ったのはこのレトロ列車。
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三陸鉄道は、経営が厳しいということだったのですが、そんな中で、こんな素敵な列車があったんですね。時々、トンネルに入るといっそうレトロ感が深まります。ほかに、掘りごたつ式の列車もあるのですが、それは指定席となっています。
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さて、田老地区に到着。
巨大な二重の堤防に守られていた田老地区でも東日本大震災では多くの犠牲者が出ました。 -
学ぶ防災ガイドは、なぜ犠牲者が多くなってしまったのかの真実を伝え、防災意識を高めてもらおうという防災ガイドという取り組みがあります。
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堤防の効果を過信してい居たことはあるにせよ、避難していたにもかかわらず、もう津波は来ないと勘違いして、うちに帰った人や高い堤防のためにかえって津波が来るのが見えなかったり、停電で情報が取れなかったことなど。
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なるほどと思うような話がたくさんあって、思った以上にためになったような気がしました。
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ここから、今度はバスで龍泉洞へ向かいます。途中の岩山ですが、中腹の今ではとても人が近づけそうにない場所に洞穴が見えます。太古には人が暮らしていたようなんですが、その頃から、山全体が隆起して、こんな場所になってしまったんだそう。地球の動きって、想像以上にすごいです。
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さて、龍泉洞に到着です。
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ここが入口。
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びちゃびちゃ水の滴る中を進みます。
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ゴーゴーと水の流れる音。
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鍾乳洞の天井も、
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深い切れ込みあがって、
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イチオシ
スケールの大きさを示しています。
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しかし、この水の勢いって、すごいですねえ。
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透明度もかなりのものだし、確かにこれは見に来た甲斐があったというものです。
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そして、さらに進むと、
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ありゃりゃ。
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鮮やかなLEDの照明に照らされて、
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イチオシ
幻想的というか、
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ファンタジーの世界ですね。そのままの姿で凄さを感じるのもいいんですが、少し肩の力を抜いてくれるのも万人向けにはいいのかもしれません。
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奥に進んで、これが最深部の地底湖。
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水中にライトが沈んでいて、
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イチオシ
地底湖の様子がそれなりに見えるのですが、果たして湖底はどこまで深いんだか。これも、龍泉洞の代表的な景観です。
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さて、ここから戻るのですが、帰りはそのまま来た道を帰ってもいいと言われていましたが、せっかくなので上に登りながら帰る道にしました。
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しかし、この登り道。
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狭い空間を
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どんどん登って行きまして、どこまでいくのやら。不安になるくらいの登り道なんです。
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そして、最上部がここですが、今登ってきた相当の高さから、さっきの地底湖が見下ろせるんです。
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ほー、
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これはポスターにも載っていた眺めですね。私のカメラではこれが限界。素晴らしい眺めなのですが、ストレートには伝わらないかも。ちょっと残念です。
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さて、下りの道もおっかなびっくりでしたが、何んとか元の道に合流。
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LEDの辺りです。
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色が徐々に変化していくので、
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イチオシ
いろんな表情を捕えてみようと、
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ここで粘ってみましたが、結局は同じようなものだったかも。地底湖や展望台と比べればお遊びの要素でしょう。
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これはビーナス。雰囲気はありますね。
以上で終了です。 -
龍泉洞の売店では、
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ガイドさんのお勧めのヨーグルトをいただきました。
かつては、この辺りは酪農が盛んだったようですが、残っているのはここだけだそう。しかし、濃厚な味わいからすると、品質は確かです。
そして、私はここでうみねこ復興号と分かれ、今夜の宿の宮古へ向かいます。 -
まずは、龍泉洞から小本駅までバスで移動。ここから、宮古までは三陸鉄道。
待ち合わせの時間があったので、何気なく待合所の壁を見ると、寄せ書きがあって、安倍晋三の文字が。へー、安倍首相はこんなところまで来ていたんですね。これにはびっくり。 -
駅の構内には、復興を見つめてきた写真の数々。東日本大震災の大きな被害を受けた地域であることを改めて実感させられる一コマでした。
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宮古に到着しましたが、もう暗くなっていました。
晩飯ですが、毎度毎度の海鮮は疲れるなあと思って、目に止まったのが中華料理の富士乃屋。味の店と銘打っていましたが、地元ではそれなりに有名な老舗のよう。この日も私が滑り込んだ後は、すぐに満席となって、何人か客を断っていました。 -
酢豚定食をいただきましたが、あれっというほどうまいですねえ。中国人のやっているお店と違って、ちゃんと日本人の味なんですが、まろやかな味わい。これは、地元の人だけじゃなくて、観光客の皆さんにもお勧めです。
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ホテルは、HOTEL BIG WAVE。宮古駅からも見えていて近いのですが、道がよく分からない。かなり大回りをして辿り着きました。聞けば、駐車場の中を通って行くと駅に近いのだそうで、翌朝は駐車場を通って駅まで。確かにかなり近いですが、初めてだとこの道は分かりません。
なお、建物はまだ新しいホテルのような感じだし、部屋も少し広め。きちんとしたホテルだと思いました。
さて、今日はバスに乗っていればOKだったのですが、明日からはいつもの通り、公共交通機関の旅。なんにせよ、本数は限られますから、時間どおりにちゃんと回れるか。しっかり確認して、眠りにつきました。
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