2014/09/14 - 2014/09/15
237位(同エリア927件中)
jokaさん
気づいたらすでに秋。思ったよりぜんぜん旅に行けてないっ!
もうほんとにびっくりしてしまって、準備不足のままとりあえず出発することにしました。
行く先は、これまで何度も計画を立てているのになぜか後回しにしてきた遠野&平泉。交通の便も含め距離感が実に手頃で、「いつでも行ける」という安心感があって、つい延び延びになってたんですね。
旅程自体は2年くらい前からほぼ固まっているし、なんだかんだで結局行かずじまいになるパターンだよな…と危惧していたこともあり、急な旅立ちにはもってこいだと思ったわけです。
が、作成済みの岩手旅行プランにはもう一パターンあって、それが“ラーメン食べまくりプラン”というもの。
盛岡近辺には興味をそそるラーメン屋がたくさんあるんですよね。
最後の最後までさんざん悩んだ挙句、「今回は“オトナ旅”でいこう!」と泣く泣く決断したのでありました……
2日目は平泉散策のあと、福島に寄り道してます。
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今朝は5時に起きて6時15分に出発。15分かけて駅まで。
このくらいの規模の繁華街が一番落ち着く気がする。
盛岡。いい街でした。 -
8時過ぎに平泉着。
わかっていたことではあるけど、駅の観光案内所は9時からなので、マップもバスのフリー乗車券も手に入れられず。
せめて中尊寺の開門が8時30分の時期には8時から開いてくれるといいのに… -
駅前の道をしばらく進むと、突然拓けた土地が目に入ってきました。
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無量光院跡
奥州藤原氏三代秀衡が、京都の平等院鳳凰堂を模して造営したといわれる寺院跡です。
人気面でこそ初代清衡に一歩譲ることの多い秀衡ですが、奥州藤原氏において最大の傑物であったことは間違いなく、もう少し長生きしていれば義経を擁して頼朝と争い、東北の藤原氏、東国の源氏、西国の平氏という三国時代が日本にも訪れていたかもしれません。 -
発掘・保存作業が継続中。
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本堂前あたりから中島跡を見たところ。
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本堂があったあたり。
靄で隠れていますが、背後には金鶏山があります。 -
一時はかなりの部分が水田化していたようですが、よくぞ宅地化されずに残っていたものです。
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少し歩くと右手に休憩所らしき建物が。
まだ開いてはいませんが、マップを手に入れることができました。 -
義経堂バス停前の待合場所。
おそらくご近所の有志の方が飾り付けられているんでしょう。おもてなしの心ですね。 -
階段の先に
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高館義経堂の受付
ですが、無人だったので素通り。 -
管理人さんは本堂前で掃除中でした。みなさんこの場で入場料を払っています。
ここまでほぼ人と会うことなくやってきましたが、この本堂前には2組5人の観光客が。
さすが義経。大人気ですね。
ここは義経が妻子とともに自害した居館のあった場所と言われています。(異説あり) -
当時の高館はこれよりもずいぶん東寄りにあって北上川の浸食で失われているうえ、そもそも義経が襲われた衣河館がここ高館の館なのかもあやふやなので、このお堂自体にはそれほど関心はないのですが、ここから眺める衣川の風景は素晴らしいと思いました。
この例一つとってもわかるように、この時代の東北地方は政治的・文化的にまったくのへき地扱いをされていたこともあって文献資料がほとんどといっていいほど残っていません。そのため、基本的な事柄でも不明な点が驚くほどたくさん存在します。 -
高館義経堂から歩くこと5,6分で中尊寺の参道入り口に到着です。
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月見坂
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まずは本堂にご挨拶。
延暦寺から分燈された“不滅の灯明”があるってことは天台宗か!
と、いまさらそんな基本的なことに気づいたりして… -
御朱印もいただきました。
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不動堂
わたしより年下の建物ですが、現役感というか迫力のある雰囲気がよかったです。 -
金色堂
撮影禁止なのでお決まりの覆堂のショットを。
金箔というよりは、螺鈿や蒔絵の美しさが際立つお堂だと思います。
また、周囲の意匠がきらびやかなだけに、木目むき出しの傷んだ屋根の部分に歴史を感じてかえって惹きつけれられました。 -
讃衡蔵
中尊寺の宝物館です。金色堂の拝観券もここで購入します。
堂内具や副葬品などが多く渋めのラインナップですが、国宝や重文がずらりと並び、見ごたえがあります。 -
旧覆堂
現覆堂ができるまで700年以上に渡って金色堂を守り続けたお堂。重要文化財です。 -
内部にも入れます。
この、中に入れるっていうのがわたしにとっては重要。 -
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重要文化財の能楽堂。江戸時代の建立です。
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見事な“ラピュタ状態”♪
これぞ茅葺き屋根の醍醐味だと思ってます。 -
茅の輪は何度も見てきたけれど、いまだまともにくぐったことがない。
次こそはちゃんと説明文読んでからチャレンジしてみよう。 -
まだ十時半ですが、この後の予定を考えると今しか時間がないので、中尊寺敷地内にあるお店で昼食をとることにしました。
『そば処義家』 0191-46-4369
10:30〜15:00 無休
ふだんこういった思い切り観光客向けの店に入ることはまずないため、ある意味楽しみです。 -
ここにも義経!
まあ、店名が義家なのでそれはよしとするか。
でも泰衡はともかく基衡がいないのは不公平でしょう。どう考えても静御前が浮いてる。
ん?……“静御膳”?!
さてはこのダジャレが言いたくてねじ込んだな。まあ、気持ちはわからなくもない………
しかし奥州藤原氏滅亡のきっかけを作ったにもかかわらず、義経が当地でこれほど人気なのはちょっと不思議な気がしますね。
美化されすぎでしょ。 -
というわけで、“秀衡膳”を。
わんこそばと言っても、平泉、というか岩手南部のそれは“盛り出し”式のなんちゃってスタイル。
給仕の女性が傍らに立ってその都度足してくれる、世間一般の人がイメージする“わんこそば”ではありません。そのタイプの正統派の店は盛岡や花巻あたりにしかなく、しかも数はかなり限られます。
お味の方はまあ見たまんまですが、ホールの女の子が可愛いうえに感じが良かったので大満足です♪
…違うか -
帰りがけに通った駐車場はぎっしり満車。朝一で来といてよかった…
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弁慶の墓
中尊寺の入り口前にあります。
弁慶ゆかりの場所ってあちこちで見かけすぎて、つい眉に唾つけて通り過ぎる習慣がついてしまってます。よく調べてないけどここは本物なのかな?
しかし、さすがの人気者弁慶も、義経と並ぶと若干影が薄いようですね。 -
右へ。
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車の行きかう表通りはそれなりに賑やかですが、一歩裏へ入ると誰もいません。
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人通りは少ないとはいえ民家のど真ん中にキャンプ場を発見!
高度成長期感が満載で、どこか懐かしい感じ。
小学生の頃、よく家族と山にキャンプに行っていた時のことを思い出しました。
今見るとなんだかいろいろと凄いね……
この時はてっきりキャンプ場跡だと思っていたのですが、家に帰って調べてみるといまだ現役の様子。
失礼しました。 -
金鶏山
「三代秀衡が富士山を模して一晩で造らせた」、「平泉の地を守るために山頂に金の鶏が埋められている」などといった数々の伝説に彩られた山。
その知名度に比べてあまりにも残された文献資料が少ない“奥州藤原氏あるある”はここでも健在で、本当のところはよくわからないのが現状のようです。
こちらも世界遺産登録を受けています。 -
ここが登山口。
“山”といっても、実際は標高100m足らずの丘です。 -
高舘で自死した義経の妻子の墓(と言われているもの)
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頂上までひたすらまっすぐな登山道。
距離こそ短いけれど、なかなかハードな登りです。 -
頂上にある塚。
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木が生い茂っていてよく見えません。
硬派な観光地ですね。 -
観自在王院跡
もちろんこちらも世界遺産。
二代基衡の妻が建立したと伝えられる寺院跡。今はだだっ広い公園になっています。 -
釣りをしてました。
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その隣の毛越寺。
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お約束の芭蕉の句碑。
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南大門があった場所から金堂円隆寺跡を臨む。
写メではわかりづらいですが池の中央に島があって、昔はここから島へ、島から対岸へと続く二つの橋を渡って金堂に行くことができました。 -
池を横から見たところ。池の真ん中に島があるのがわかりますか。
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建物こそ残ってませんが、礎石があるだけでかなり想像力が刺激されますね。
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こちらは講堂跡。
中央の土が盛り上がっている部分は仏壇跡だと考えられているようです。 -
中心伽藍、金堂円隆寺跡。
礎石だけでこれだけ楽しめるとは意外でした。 -
鑓水
池に水を引き入れるために造られた水路。平安時代に造られたものとしては唯一残る遺構だそうです。
言われてみれば、縁が滑らかに揃いすぎてるなどの点で人工物だと気づくけれど、パッと見きわめて自然な造形。
いろいろと凝らした技巧が一目ではわからないのがかえって凄いな。 -
この少し盛り上がっているところは、金堂と経楼を結ぶ回廊跡。
回廊の先の木が茂っている場所に経楼(経文を納める建物)があったそうです。
南向きに金堂が建ち、その南西に経楼、南東に鐘楼があって、直角の回廊が金堂とそれぞれの建物を結んでいたため、上から見ると南を向いたコの字型になっていたと考えられています。 -
鐘楼に向かう回廊跡は、現在回遊経路になっています。
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優美な曲線♪
人の手によって造られたものだとよくわかります。 -
右に見切れているのが出島、画面中央が池中立石です。
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枯山水ならともかく池泉回遊式庭園にはまったく興味がないので、もののついでに立ち寄っただけでしたが、意外にというか、実際のところかなり楽しめました。
ここまで完全に人の手で造り上げていると、わたしにとってはほぼ枯山水庭園同様だったのがよかったのかもしれません。
礎石などを手掛かりにして、当時の様子をあれこれ想像するのが刺激的でした♪ -
毛越寺に隣接した広い駐車場からバスで移動。
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達谷窟毘沙門堂
毛越寺からバスで10分弱。 -
坂上田村麻呂が征夷を記念して建てたといわれています。
何度も火災にあっており、現在の建物は昭和になって再建されたもの。 -
岩肌に刻まれた麿崖仏
源義家が馬上から弓筈で彫ったという伝説が残っています。
胸から下は明治時代に崩落してしまったとのこと。 -
毘沙門堂の床下は不可侵の場所で、落ち武者が逃げ込んだ場合、追手は手出ししてはいけなかったとか。
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予定より早く見終わってしまい、バスの時間まで30分もある。
じっと待ってるのが苦手なので次の目的地まで歩くことにしました。
いちおう券売所の方に尋ねると、まっすぐ行けば大丈夫とのこと。 -
峠を越えます。
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平地に出て一安心。
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30分で到着。
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厳美渓
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思ってたよりコテコテの観光地ですね。
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一か所だけえらい行列ができてる。
なんだろう?と思ったら -
厳美渓名物“空飛ぶだんご”でした。
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歩くのが好きなので70分コースにチャレンジ。
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が、だれも見かけない。
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そして、人も見かけないが渓谷も見えない。
ただの町中散歩になってるけど… -
やっと川沿いに戻ってきた。
あれに見えるは長者滝橋。
昭和14年建造で、物資不足の当時、鉄筋の代わりに竹を使って架けられた全国的にも珍しい“竹筋橋”です。 -
橋の上からの眺め。
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橋で折り返してからは川沿いを歩きますが、川側には歩道がないためほとんど意味なし!
退屈なので道なき土手を下って河原に下りてみました。 -
おう!なかなか♪
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近くで見ると迫力あるなあ。
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歩くのも楽しくなってきた。
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ふと見上げるとロープが。
もしかしてここって… -
土手よじ登ってみると、やっぱり……
最初に下りたところにはこんなのなかったのに。以後気を付けます! -
土手上がってすぐのところに『郭公だんご』。
ちょっと迷ったけど、甘いもんはいらないな。 -
厳美渓中心部近くにあるガラスパーク。
昭和を感じさせてくれます。 -
中心部を通り過ぎて5分ほど歩くと御覧場橋があります。
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けっこう揺れました。
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けっきょく45分で出発地点まで戻ってきました。
空飛ぶだんごは依然大人気!
いろんな意味で昭和の観光地だな。
規模と評価はだいぶ違うけど、宮城県の松島でも同じような印象を受けました。
ずいぶん時間が余ってしまったため、40分くらい河原で読書タイム。 -
バスで平泉駅へ。
バスの到着予定時刻と電車の発車時刻に6分の余裕しかありません。
行きのバスが、道が空いてるのにかなり遅れ気味の運行だったので、ドキドキしながら乗ってました。 -
昨日旅した遠野と同様、平泉は知名度が高い割にあまり観光地化されておらず、旅する側の自発性が試される場所だと思いました。
きっちり用意されたわかりやすいコンテンツに身を任せていればいいわけでなく、想像力を働かせて積極的に関わらないと、「ふ〜ん」「へー」で終わってしまう可能性が高い気がします。
特に平泉を訪れる際には最低限の予習は必須でしょう。
無事時刻通り駅に着き、東北本線と東北新幹線を乗り継いで、福島駅で途中下車。 -
駅の地下通路の展示ケースの一つに自衛隊ブースを発見!
不思議な感じ。 -
駅及び駅ビル内はそれなりに賑わっていたのに、駅を一歩出るとほとんど人がいない。
SFの世界みたいでちょっと怖いぐらい…
17時過ぎという時間帯のせいなのか、車社会だから歩行者が極端にすくないのか。はたまた近くで大きなお祭りやってるとか? -
向かうは、通りがかりの人はまず気づかないであろうこの路地の先!
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『満腹』 024-521-3787
16:30〜餃子がなくなり次第終了 火曜定休
新福島名物“円盤餃子”の人気店です。 -
お疲れさ〜ん♪
外には人影がないというのに、店内はほぼ満席の盛況ぶり。 -
円盤餃子 1500円
小さくふわふわで、“焼き”というよりは“揚げ”に近い仕上がり。
脂っぽくないのでサクサクいけます。
こうした小ぶりなおつまみ餃子は大好きなのですが、いつも思うのは全体をもう少し小さくしてもいいから、具の割合を多くしてパンと張ってくれないかなということ。
ワンタンじゃないんだから、皮を食べてる感はいらないんだよな…
あえてわがままを言えばの話です。 -
とはいえ、このままでも十分美味しい。特に酒のつまみにぴったり♪
ちなみに、ご飯系や麺類のメニューは一切ないので、ガッツリ食べたい人には向かないかもしれません。 -
駅まで戻ってきました。
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が、駅には入らず駅の反対側へ。
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街路樹で見慣れぬ鳥の集団が、とんでもない大音量で鳴いていました。
怖いよ… -
『くをん』 024-534-0818
11:00〜15:00 18:00〜21:00
実は『満腹』の前にお目当てのラーメン屋に寄ったのですが無念の早じまい!
というわけで、急きょ食べログで検索して最寄りで最も評価が高い店にやってきました。 -
追いがつを中華そば 650円
美味しくないわけではないけど、まあフツーかな…
つけ麺の評価が高いようなので、そちらにしていればまた違った感想かもしれません。
概して、人口200万人以上の大都市以外でその地の流行ラーメンを食べるとこういう評価になりがちです。ほとんどの場合、東京には同系統でさらにレベルの高い店があるので。
小さな町に行ったときには、地ラーメンを、それもできればある程度歴史のある店でいただくのが正解だと思ってます。 -
新幹線の時間までの暇つぶしに寄った書店で見かけたジャンボポップ。
準優勝おめでとうございます♪ -
3年前の5月に記念すべき第1回目の一人旅で訪れたのが福島県でした。
会津若松では飯盛山に登って栄螺堂見て、ソースかつ丼やら田楽食べて、喜多方には二度行ってラーメン食べまくりました。五色沼もきれいだったな。
今回は夕食に立ち寄っただけでしたが、福島中心の旅でまた来ます! -
19時過ぎの新幹線で東京へ。
わたしにしては珍しく、のんきでのどかな旅でした。
そういう意味では“オトナ旅”という初期の目的は果たせたのではないでしょうか。
次回は初心に返って慌ただしいのにしてみようかな。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
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旅行記グループ 2014年9月岩手《遠野巡りと平泉の旅》
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