08.中央アジア＋モンゴル、ちょこっと中国の一人旅ー08乗継ぎ時間を利用して杭州街歩き

2014/07/18 - 2014/07/28

中央アジアの旅行から日本への帰国については、トルコ航空によるビシュケクからウランバートルへフライトがあることが判明し、キルギスからモンゴルへとダイブ。そしてウランバートルから関空まではユナイテッド航空のマイレージを使用し手配した。

ウランバートルから北京へは夕方発の中国国際航空で飛び、北京をよく早朝に飛び立ち杭州へ向かい、杭州を夕方発って関空へと戻ることにした。北京から直接関空へのフライトを抑えることもできたが、杭州にはまだ一度も訪れたことがないので、わざわざ遠回りして杭州に立ち寄ることに。

とはいえ、杭州での滞在時間は数時間のみ。杭州の空港から西湖まで往復2時間の所要時間がかかるため、実質西湖付近での滞在時間は1時間もない。観光するにはあまりに短い時間ではあったがそれでもささっと西湖の雰囲気を味わえただけでも経由した価値はあった。

エリア 杭州(中国)

• 旅行の満足度: 2.5
• 観光: 3.5
• ショッピング: 2.5
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー ヒッチハイク 徒歩 飛行機
• 航空会社: 中国国際航空 ウズベキスタン航空 JAL エア・アスタナ ANA アエロフロート・ロシア航空 ターキッシュ エアラインズ
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: ブッキングドットコム

モンゴルのウランバートルから関空まではユナイテッド航空のマイレージを利用して手配。ウランバートルを中国国際航空(CA)で夕方に出発し、北京に20:40に到着。翌早朝のCAで杭州に飛び、夕方の全日空で関空へ帰国する。

ウランバートルから北京に向かう中国国際航空はほぼ満席状態。意外にも！？定刻通りの出発。

北京までは約二時間のフライト。機内食は簡素なものだった。

日中に到着するといつも大混雑の北京首都国際空港だが、21時を過ぎると利用客も少なく、殆ど並ぶことなく入国審査を済ませることができた。
さて、翌朝のフライトまでベンチで寝ようか、悩んだが、一階にある時間制簡易宿泊施設に。

その簡易宿泊施設。レセプションでは英語が通じず、筆談。日本人が中国を旅行するとき、言葉が通じなくても漢字で筆談である程度会話ができるのは非常に助かる。
残念ながらシングルは満室だったので、ダブルベッドルームを利用。7時間だったか、８時間で400元。クレジットカードは利用可能。

部屋にはシャワー、トイレはあるものの冷房もなく、ただ寝るだけの感じ。

冷房がない代わりに、扇風機は設置されている。私が宿泊した7月下旬は扇風機を可動させなくても、普通にねることができた。

テレビがあり、「コニカ」とアルファベットで書いているようにみえ、へーテレビを製造してたんだ、と思いテレビに近づいてよくみると・・・

これって、「コニカ」じゃなくて「コンカ」じゃん！
空港にこんなパクリ製品が置かれてるなんて驚きだ。

早朝5時40分に宿泊施設をチェックアウトし、ラーメン屋で食事。

朝早いのでターミナル内も人が少ない。ただベンチでは夜を明かす結構な数の人が横たわっていた。

北京では杭州までのフライトをチェックイン。６時過ぎには国内線の保安区域にはいる。そんな早朝でもブランド品店は時間帯を感じさせない雰囲気で営業していた。

搭乗ゲートに行くと、すでに杭州行きの機材がスポットに駐機していた。

杭州行きのフライトの案内表示板。

中国国際航空の杭州行きのフライトはほぼ満席に近い状態でのフライト。

杭州までは1時間55分のフライト。機内食はコンチネンタルミールとお粥から選択。私は後者を頼んだが、けっこう美味しかった！

お粥にザーサイと味付けゆで玉子がついている。

杭州蕭山国際空港には定刻に到着。意外に大きな空港で驚いた

杭州蕭山国際空港 (HGH) 空港

国内線ターミナルから国際線ターミナルを望む。市内中心部の武林門からのバスは、国際線ターミナルを経由し国内線ターミナルに到着するが、空港側から市内に向かうときに国際線ターミナルからもバスが出ているのかは不明。

空港の時間制簡易宿泊施設。これがあるなら、昨日のうちに杭州まで飛んでここで泊まれば良かった。

国際線ターミナルと国内線ターミナルは繋がっており、荷物預かりは国内線ターミナルにある。

国内線ターミナル二階にある荷物預かり。電子機器は預かって貰えないので、パソコンを持ってる人は、持ち歩かなければならない。

国内線ターミナルの一階にあるバスの時刻表とチケット売り場。市内中心部は武林門行きなので、「ウーリンメン」と言えば簡単にチケットを購入できる。運賃は20元。

バス乗り場には電工掲示板に行き先が明示されているので、武林門行きを探そう。バスはないので15〜20分間隔に乗客が集まり次第出発する。

国内線ターミナルを出たところにバスターミナルがあり、市内中心部と結ぶバスも発着している

武林門行きのバス。

バスは駅を経由し、中心部へと向かう。

中心部までは空港を出発し一時間位で到着するが、朝夕はラッシュアワーがありそうな雰囲気。

バス乗り場付近のようす。

武林門のバス乗り場に到着。西湖はここから約一キロ超離れた場所にある。

バス乗り場にはチケット売り場売り場があり、空港行きはここで購入する。

バス乗り場付近はこれといって見所はない。

バス乗り場から西湖へ行くには、まずバス乗り場のある体育場路通りを渡る。

この大きなビルに向かって横断歩道を渡る。

横断歩道はこんな具合に二段階になっている。

体育場路通りを渡ったら、武林通りを真っ直ぐ歩く。

西湖まで延びる武林通りに繋がる路地。

バルコニーは出窓式のマンションが多い。。治安面を考慮か。

時々こうしたお洒落な路地もある。

バス乗り場から西湖まで一キロ以上離れているのでこうしたカフェで休憩しながら歩くのも良いかも。

カフェが多く、思わず入りたくなる。

バス乗り場付近から西湖までバスも走っている。

でも歩いたほうが町並みを楽しめて面白い。あ、ピザハット！

こっちにはケンタフラチキ！

屋台もあったが、あまり美味しそうに感じなかった。。

石造りっぽく見せる建物。赴きがある。

窓の雰囲気もソカイ地のように感じる。

杭州の町並み

西湖付近まで達すると、こうしたレンタサイクルがある。バス乗り場付近にレンタサイクルがあると非常に助かるのだが。。。

約20分歩きようやく目の前に西湖が見える。

自分の場合、西湖の滞在時間は一時間もなかったので、レンタサイクルするのも勿体なく、周辺だけを散策することに。

西湖は中国では風光明媚な場所として、観光の人気が高い。西湖をぐるりと囲むように遊歩道が設置され、多くの観光客が歩いている。

そして西湖の楽しみと言えば舟遊び。昔の詩人たちや貴族になった気分になるのだろう。しかし私にはとても舟遊びをするような気にならなかった。

何故なら空はPM2.5で薄汚れ、西湖の色彩は茶色い空よりも更に汚れた感じ。更に異臭もある。

下水も流し込んでいるのだろうか。とにかく汚れがひどい。これではせっかくの舟遊びも台無しだ。

西湖の周辺は多くの観光客で賑わっているのだが・・・・

昔中国に訪れた時、こんなに環境が悪かったかな。少なくとも空はもう少し明るかった気がする。

自分には環境破壊で興ざめでしかなかった。もちろん周辺にある寺院など魅力あるものも存在するのだろうが。。

山々も見え静かにさざ波が寄せる西湖は、その昔明媚な場所であったであろう片鱗を垣間見ることはできる。

もうひとつ感じたのが、西湖は広いのでレンタサイクルは必須だわ。

今回西湖周辺を滞在できた時間は僅か一時間にも満たない短いもの。寺院群に行くことができなかったのは残念だ。

それと西湖に訪れるなら、春秋の方がよい。夏は非常に蒸し暑く、不快指数もたかい。

周辺にはレストランや喫茶店、露店が立ち並ぶ。

旧家を利用したレストラン？？

西湖には島も浮かび、石橋で繋がっている。

周辺には大きな邸宅のような建物が多い。昔は本当に良かったのだろう。

空港には14時過ぎに戻り、荷物の整理をしながらチェックインを待つ。杭州には一度訪れるだけで十分かな。。

杭州から関空までの最後のフライトは全日空。
今回の旅行では
関空→羽田; 日航
成田→モスクワ; アエロフロート
モスクワ→タシュケント; アエロフロート
タシュケント⇔ウルゲンチ; ウズベキスタン航空
タシュケント→アルマトイ; エアアスタナ
アルマトイ→ビシュケク; エアアスタナ
ビシュケク→ウランバートル;トルコ航空
ウランバートル→北京; 中国国際航空
北京→杭州; 中国国際航空
7航空会社、11フライト、飛び回った

杭州蕭山国際空港は意外と大きな空港で、シンガポールからシルクエアのフライトもある

保安区域の店舗の数は少ないが、保安区域は利用客にたいして敷地面積が広いのでベンチも多く、利用しやすい。

個人的には国際線ターミナルはこじんまりとはしているが、規模的には大連よりも大きく、コセコセした感じもなく、印象は悪くない。

関空行きの全日空の機材がスポットに駐機する。

新しい機材だが、パーソナルテレビがないのが残念。中国線では乗り込んだ後に30〜1時間待たされることがあるので、そんな時にパーソナルテレビが装備されVODで見れる状態になっていると暇つぶしができて助かる。実際に今回のフライトも1時間近く機内で待たされることになった。

関空までの約2時間のフライトで配膳された機内食。なかなか美味しい。日本の味付けなので、機内食を食べると、嗚呼旅は終わったんだなーということを改めて実感。

長崎上空まで戻ってきた。関空まであと1時間。

この旅行記へのコメント （2）

• ムロろ～んさん 2014/10/04 16:12:25

  オシャレな街並み！

  worldspanさん
  
  こんにちは、ムロろ〜んです。
  中国の杭州に行かれた旅行記を拝見しました。
  私も語学留学で杭州へは一度行ったことがあります。街並みを歩くなんて良いですよね。
  私もこういうところで喫茶してみたいなぁと思いますよ。
  
  古い家を利用した喫茶店で湖を見るなんて洒落ているなぁと思ったのですが、ちょっと湖が汚れているのですね。
  私が旅した時もちょっと？？？と思いましたが、ごみが落ちてて臭いが？ビックリです。
  
  北京も杭州も空港が本当にきれいですね。
  レストランやホテルがあるのでこれらの設備があると我々旅人にもおお助かりですね。
  ただ、頼むから時間通りに飛行機飛んでくれ〜と願うのですが、思うようにいかないのが残念なんですよね(-_-;)。
  
  
  ムロろ〜ん(-人-;)

  worldspanさん からの返信 2014/10/04 21:54:29

  RE: オシャレな街並み！

  ムロろ〜んさん
  
  コメント＋投票ありがとうございます。
  中国の空港って本当に大きくて綺麗だと思います。ハード面ではそれなりに形にはなっているのですが、ソフト面があまりに脆弱すぎなのと、トランジットに時間がかかったり、飛行機がまともに飛びなさすぎなので、全体的にはホンマに使いにくいですよね。もう少しまともに飛行機が飛んでくれて、しかもトランジットも円滑に行ってもらえればもう少し中国でのトランジットも考えるのですが・・・。
  今回の杭州からのフライトも結局飛行機に乗り込んで一時間近くも足止め・・・。時間に余裕がなければ乗り継ぎがあると恐ろしくて利用できないですよね。。。
  
  worldspan