69年前の戦場へトラック諸島でDIVE！ 水深52ｍの世界！～徴庸船 桑港丸(SAN-FRANCISKO MARU)～

2013/12/28 - 2013/12/28

20日～28日までトラック諸島で計19本潜ってきました。
28日の1本目は徴庸船 桑港丸、排水量5831㌧ 全長117m 最高速力14.3ノット。
1919年(大正8年)3月14日に川崎造船所(神戸)で竣工し、1942年(昭和17年)に海軍に一般徴傭船（雑用船）として徴用され輸送業務に従事。
1944年(昭和19年)2月5日にトラックに入港、そして2月17日～18日のトラック空襲(作戦名ヘイルストーン)に参加した空母エセックスの艦載機の攻撃を受け5名の戦死者をだし18日にデュブロン島(旧名 夏島)の東、水深60ｍの海底に水平状態で沈没。
2012年8月以来2回目の桑港丸。
黙祷の後、急速潜行開始。
2012年8月のダイビングはhttps://4travel.jp/travelogue/10707065
2017年5月のダイビングはhttps://4travel.jp/travelogue/11316955

エリア チュック（トラック）(ミクロネシア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 船 徒歩
• 航空会社: ユナイテッド航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

ありし日の桑港丸。

徴庸船 桑港丸の船型図。
チューク州観光局で購入したDive-Mapより。

徴庸船 桑港丸の沈没状態の図。
これもチューク州観光局で購入したDive-Mapより

ガイドは予備タンクを持って急速潜行！

ポイント名 桑港丸。
平均水深17.2ｍ Max51.6ｍ 透明度Max20m 水温30.1℃
12?タンク背負っての70分のダイビング。
超上級者向きのポイントです。
今回5本目の減圧潜水！
2分弱で船橋付近に到着。

船橋前に鎮座する九五式軽戦車。
ここで水深49ｍ！
他のお客が戦車に夢中のうちに第２船倉へ。

第２船倉へ潜行。

第２船倉に眠るタンクローリー。
水深50.4ｍ！

もう1台のタンクローリー。

滞在1分で第１船倉へ。
減圧潜水でもゆっくりできません。

船橋前のトラックと戦車2台。
ゆっくりしてる暇なし。

サッと流して第１船倉へ。

機雷が見える第１船倉へ潜入。

弾薬箱が多数積まれています。

水深51.6ｍ！

第１船倉から出て船首へ！

空しく左舷をしたままの大砲。
水深46ｍ前後！

ドラマチックモードで１枚。

甲板上で47.4ｍです。

船橋付近へ戻ります。

１３分で浮上開始！

船橋付近から見る中部〜後部付近。
煙突は倒壊しています。
さらば、桑港丸！

浮上速度が遅すぎ減圧に４０分近くかかりました。
しかも船上から吊下してるエアのタンクはOリングからエア漏れで使えず。
先に浮上するアメリカ人のおばさんが使用してたナイトロックス50％のタンクで急速減圧開始。
ダイブコンピューターはエアからナイトロックスへの潜水途中からの切り替えも出来ないので、何もない水面でひたすら待ちました。